なぜ睡眠が必要か

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なぜ睡眠が必要か

 

睡眠不足が脳の活動に悪影響を与え、思うような行動ができなかったり、間違った判断を下してしまうということはよく知られています。

自動車事故でも睡眠不足が原因と考えられるものが多く、アメリカの調査で、その直前に何時間睡眠をとっていたかが事故を起こす確率に深く関係することが示されています。

睡眠時間が7~9時間の場合、明らかに本人の過失である割合は50%なのですが、6~7時間の場合は55%、5~6時間の場合は67%と増えます。

睡眠時間が4時間以下だった人では94%が本人の判断ミスで事故を起こしていたそうです。

 

こんなことを考え始めると眠れなくなりそうですが、なぜ私たちは眠るのでしょうか。

何か生存にとって有利なことがあるため、進化の過程で寝るようになったはずです。

原始的な性質を残す単細胞生物、例えば大腸菌は眠りません。

栄養分があれば、昼でも夜でも分裂して増え続けます。

軟体動物になると刺激に対する反応が低下するといった眠りに近いものがあり、魚類から上の脊椎動物はほとんどすべて眠ります。

「夜ずっと起きていると生産性が落ちるから」と、言う人がいますが、これは夜眠くなってしまう私たちを観察しての説明であって、進化途中の原始的生物にとって眠ることにどのような利益があったかの説明になっていません。

寝ている間は無防備で、他の獣に襲われて命を失う可能性があるのですから、“生産性が低い”程度のことで眠るはずはありません。

 

眠ると様々な情報が整理され記憶が定着するからだという説があります。

起きていて、外から次々と刺激が入ってくると情報の整理ができず記憶を定着させられない。

夜に寝て情報を整理し、多くのことを記憶しておいた方が昼間の活動に役立つので生存にとって有利になるというものです。

これは一理あるように思えますが、知能が低く、それほど記憶が役立ちそうにない動物(例えばショウジョウバエ)も夜は眠りますから、情報整理のための一休みという説も少し怪しいと思います。

ヒトが寝ている間に情報を整理し、記憶を固定していることは確かですが、それは寝てしまっている時間を無駄にしないように、あとから高等動物の脳がおこなうようになった作業だと思います。

 

もっと単純に、起きて活動している間に脳の神経細胞が放出する有害物質がその周りに蓄積し、その影響で神経細胞自身の活動が妨害され、ついには何もできなくなって眠ってしまうという説があります。

夜寝ることが特別有利に働くというのではなく、危険があっても寝ずにはいられなくなるというのです。

寝ることで神経細胞が活動を停止すると睡眠を誘発していた有害物質(睡眠誘発物質)の産生は止まり、それらが神経細胞のあいだから外に流れ出して濃度が下がると脳は活動を再開します。

これを繰り返すのが睡眠と覚醒だというのです。

大腸菌のような単細胞生物では、排泄した有害物質が周りら拡散するのでこのようなことは起きません。

睡眠は脳という神経細胞の集合体を持つようになったことによる行動という説です。

「老化と脳科学 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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生活改善による老化防止③

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生活改善による老化防止③

 

<カロリー制限>

 

多くの動物種を使った実験から、食事のカロリーを20~50%減らすと寿命が延びて老化に伴う病気になりにくくなるということが示されています。

 

カロリーが不足すると、細胞はエネルギー効率を上げるためにオートファジーというやり方で機能の衰えたタンパク質や細胞小器官を分解して新しいものに作り替え、それが細胞の若返りにつながるようです。

 

人間にカロリーを20~50%減らした食事を与え続けたら人権問題になりますから、そうした実験はできませんが、我々と同じ霊長類のアカゲザルを使った実験はあります。

アカゲザルはかなり長生き(寿命約30年)なので実験は難しく、論文はこれまで二つしか出ていません。

2009年の論文は、“カロリーを減らすと寿命が延び、老化による脳の萎縮が改善された”と報告していますが、2012年の論文は、“カロリーを減らしても寿命はそれほど延びない”と報告しています。

これらの実験では餌の種類やカロリー制限を始める年齢も異なっているのですが、一番気になった違いはカロリー制限をしない群れ(対照群)の餌の食べ方です。

2009年の実験で対照群は餌を食べ放題でした。

2012年の実験では必要な量だけしか食べさせていません。

二つの実験の結果は“カロリー制限で寿命が延びて脳の萎縮が改善される”のではなく、“飽食が寿命を縮め脳の萎縮を早める”ことを示しているのだと思います。

食事の基本は腹八分目です。

腹八分目というとカロリー制限のように聞こえますが、丁度と思っていてもつい食べ過ぎてしまうのが人間の性なので、八分目と思って食べるそれが適量なのです。

食べすぎだけはしないように気をつけましょう。

 

<肥満と寿命>

 

多くの調査を見ると、太りすぎはもちろん良くないのですが、痩せすぎの人も寿命は短いという結果が出ています。

ある程度細身なのは良いのですが、それを超すと良くないのです。

その理由は分かっていません。

痩せている人の中には、何らかの持病を持っているなどして、不健康な人が含まれている可能性がありますが、そのような人を統計から外しても寿命は短いという結果が出ます。

では一番良いのはどのあたりなのでしょうか。

 

BMIという肥満の程度を表す指数があります。

これは体重(kg)を身長(M)で2回割った値で、例えば、体重が70kgで身長が1.7mの人のBMIは70÷1.7÷1.7で24.21となります。

体重は体積に比例し、体積は「高さ」×「幅」×「奥行」です。

身体の幅は身長にほぼ比例しますから、体重を身長で2回割るということは体積を「高さ」と「幅」で割ったようなもので、出てくるのは「奥行」に比例する値、すなわち腹の出具合を示すものとなります。

 

アメリカの国立研究所が使っている定義ではBMIが18.5以上25未満を標準、25以上30未満を前肥満、30以上を肥満としています。

これまでBMIは標準(18.5以上25未満)が良いとされていましたが、最近はやや太め(25以上30未満)の方が長生きするという結果が出ています。

世界中でおこなわれた調査結果をまとめた論文によると、標準の人と比べて25以上30未満の人の方が生存率は6%高く、65歳以上に限ると10%も高くなるそうです。

 

デンマークの論文には1970年代、1990年代および最近の調査から明らかになった最も長生きする人のBMI値の変遷が載っていました。

1970年代は23.7、1990年代は24.6、そして最近は27.0がもっとも長生きという結果でした。

この論文でも年齢で分けた結果を載せており、60歳以上に限ると最も長生きなのは27.3で、ここでも歳をとったら少し太り気味の方が良いという結果でした。

ここ20年で最適BMI値が大きく上昇した理由は、デンマークの医療制度が充実していて、肥満に伴う病気があっても治療によって長生きできるようになったためと述べています。

 

ただし、単に長生きするというのではなく健康寿命(自立した生活を送れる期間のこと)を比べると、BMI値が標準の人の方が前肥満の人よりわずかですが、長いという報告があります。

このあたりは微妙です。

標準値の一番上24.9と60歳以上の人の最適値27.3の中間をとって26ぐらいが良いのかもしれません。

身長170cmの人だと体重は75kgです。

バランスの良い食事を摂り、適度な運動をして固太りというのが良いと思います。

「老化と脳科学 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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生活改善による老化防止②

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生活改善による老化防止②

 

<日常生活での運動>

 

ガーデニングや家庭菜園も軽い運動としておすすめです。

毎朝早く起き、庭や畑を見て回り、草花や野菜の手入れや水やりをすると、身体を動かすことになるうえ、四季折々のきれいな花で癒されたり新鮮な野菜を食べられたりするので一挙両得です。

 

<長時間同じ姿勢は良くない>

 

全身の細胞に酸素と栄養分を行き渡らせるためには同じ姿勢を長時間続けないことも大事です。

同じ姿勢でいると血液が滞る部分ができてしまうからです。

集中して本を読んでいたりすると1、2時間座ったままになりがちですが、30分に一度は立ち上がって動き回りましょう。

立ち上がると、足先と心臓との高さの差が大きくなるので、足先に行った血液を元に戻すために心臓は強く収縮します。

それによって、足先だけでなく滞っていた他の部分にも血液が流れ、酸素と栄養分が供給されます。

 

<頭を使おう>

 

次に知的活動ですが、パソコンでおこなう脳トレなども脳の老化防止に役に立ちます。

「ニューロレーサー NeuroRacer」というビデオゲームは、曲がりくねった道を運転しながら目の前に示されるシグナルに応答するという二つの仕事を同時におこなわせるもので、このゲームを毎回1時間、週3回、6ヵ月間おこなった60~85歳までの高齢者は記憶が良くなり、注意力を持続する能力も改善したという研究報告があります。

新しいことに挑戦し、それに集中すると脳のネットワークが強化され老化防止に役立つようです。

 

特別なゲームをしなくても、本を読んだり、日記を書いたり、クロスワードパズルを解いたりするだけでも、海馬に刺激を与え、ボケを防ぎます。

加齢とともに、海馬の機能は落ちていくばかりですが、使えば使うほどその落ち方のスピードを遅くすることができるのです。

 

<人付き合いも必要>

 

強いストレスは海馬にとって良くないのですが、緊張感がまったくない日常というのも実は良くありません。

他人との付き合いはストレスになりますが、海馬に適度な刺激を与えてくれます。

 

ボケ防止にはキョウイクとキョウヨウが大事とよく言われます。

キョウイクとは教育ではなく“今日行くところがある”ということ。

キョウヨウも教養ではなく“今日用事がある”ということです。

家から出て買い物をするとか人に会うということが大事なのです。

手持ちの服とのコーディネーションを考えながら買い物をするとか、クラス会や以前の職場のOB会などに出席して昔の話をすると、記憶を呼び起こすために海馬を使います。

これが良いのです。

 

趣味やスポーツを通じて、これまでとは違うグループに属してみるのも新たな刺激になって良いでしょう。

スポーツ関係のグループなら運動もできて一挙両得ですが、あまり運動が得意でないという人はトランプ、囲碁、将棋、麻雀などのグループも良いでしょう。

定年を機に昔やっていた仲間とバンドを再結成する、外国語の勉強を始める、絵画、陶芸の教室に通うというのも良いようです。

知的好奇心を絶やさない生活が大事です。

「老化と脳科学 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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生活改善による老化防止①

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生活改善による老化防止①

 

常に脳を使って衰えさせないようにし、運動と適切な食事により全身の細胞に十分な栄養と酸素を与えて、“海馬神経細胞の活性を低下させる物質の放出を抑える”ことをおすすめします。

毎日の暮らし方に注意するだけで良いので、お金もかかりません。

こうした生活をするだけで認知症の危険は3分の2に減ると言われています。

 

飼育環境がネズミの海馬神経細胞の増殖や記憶能力にどう影響するかを調べた論文には、頻繁に「environmental enrichment(EE)」という言葉が出てきます。

これはネズミに良い環境を与えるということで、具体的には広々とした空間に遊びに使えそうな玩具や自由に走れる回転かごなどを置き、いろいろ考えたり自発的に運動できるようにしてやることです。

そのような環境に置くと大人のネズミでも海馬神経細胞が著しい増殖を示し、学習能力も上がるそうです。

運動は血液循環を良くして全身細胞の老化を抑えるので有害物質の放出が減り、海馬神経細胞を増殖させます。

考えさせることは神経細胞ネットワークの再編を促すので、新たに生じた神経細胞がネットワークに組み込まれます。

その逆に、狭い檻の中に閉じ込めておくといった悪い環境のもとでネズミにストレスを与え続けると、海馬神経細胞の増殖は止まってしまうそうです。

これらの実験結果は私たちがどのような生活をすべきかについてとても良い示唆を与えてくれます。

 

<身体を動かそう>

 

まず運動ですが、血液の循環を良くするには身体にあまり負担がかからずリラックスしておこなえる散歩のような軽い運動が良いでしょう。

激しい運動をすると、私たちの身体は血液を集中的に筋肉へ向かわせるようになっていて、胃や腸などには血液が行かなくなるからです。

これでは全身細胞の老化を抑えることにはなりません。

 

散歩時間に関しては多くの研究者の意見がほぼ一致しています。

週に150分ほど、できれは毎日20分から30分間、少し速足で散歩するのが良いようです。

散歩も一人だとつまらないので誰かパートナーを見つけると良いでしょう。

折々に咲く花や飛び回っている鳥の話をしながら歩くと楽しく歩けます。

リラックスして気分良く歩くことが血液循環のためには大事です。

 

<緑の中を歩く>

 

気分良くという意味では、交通量の多い道路わきの歩道より、広々とした草地や林の中を抜ける道を歩いた方が良いだろうと誰でも思うことですが、どこがどうなって気持ちが良いのかを調べた結果というのがあります。

その実験では38人の人たちを二つに分け、一方は静かな丘と林の中を、もう一方は車の往来が激しい幹線道路わきの歩道を約5Km歩いてもらい、そのあと車で大学病院に連れ帰りMRIという手法で脳内の血流が活発になった部位を観察しました。

 

血流が大きく変化したのは、前頭葉の中で、左右の脳半球が向き合った内側面の下部の領域でした。

その部分は物事をくよくよ考え、うつ病や引きこもりとなるようなときに活動する部位として知られていました。

静かな丘と林の中を歩いた人たちはその部分への血流が減っていた、すなわちそのようなネガティブな思考が抑制されていたのです。

「老化と脳科学 より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

アルツハイマー認知症の方々の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。

 

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炎症反応と病気

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炎症反応と病気

 

炎症反応とは、細菌などから身体を守るために白血球が活性化され、仲間を呼び寄せて攻撃することなのですが、侵入した細菌に対する攻撃のように急性のものと、穏やかでじわじわ進む慢性のものがあります。

実は、この穏やかに進む白血球の攻撃が認知症アルツハイマー病だけでなく様々な病気の原因と考えられているのです。

そうした病気の例をいくつか紹介します。

 

<動脈硬化>

動脈血管の内側に“かさぶた”のようなものができるのが動脈硬化で、血液の流れを妨げるため心筋梗塞脳梗塞を引き起こします。

このかさぶたにはコレステロールが多く含まれるので、血液中のコレステロールが血管に沈着してできると考えられてきましたが、実は血管壁にできた傷に白血球が集まり、それらが血液中を流れてきたコレステロール顆粒を細菌と間違えてのみ込み肥大化したものでした。原因は炎症反応だったのです。

 

<Ⅰ型糖尿病>

食後に血糖値が上がってもインスリンが分泌されず、いつまでも血糖値が下がらないのがⅠ型糖尿病です。この原因は、インスリンを作る膵臓の細胞を白血球が間違って攻撃して、インスリンを作れなくしたためでした。これは自身の細胞に対する炎症反応です。

 

<関節リュウマチ>

関節の腫れや痛みは炎症そのものですが、原因は白血球が間違って自身の関節細胞を攻撃したためです。

 

<アレルギー>

花粉や食物に対してアレルギーになるのは、身体にとって害のないこれらの物質に免疫タンパク質と白血球が過剰に反応するためです。これも一種の炎症反応です。

 

オメガ3系脂肪酸と炎症反応

 

これらの病気に共通する特徴は、“白血球が過敏になり”自分自身の細胞あるいは害のない相手を攻撃することです。

治療に使われる抗炎症薬は、白血球が仲間を呼び寄せるときに使う物質を合成できないようにして、過敏になった白血球の活動を抑えます。

抗炎症薬ではありませんが、オメガ3系脂肪酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、アルファリノレン酸(ALA)も白血球を呼び寄せる物質の合成を抑えるので、それらを多く含む食品を食べると、上記で述べたような病気を防ぐ効果があると考えられています。

EPADHAは青魚やサケに多く含まれ、ALAは亜麻仁油やナッツに多く含まれています。

魚を多く食べ、時々ナッツをつまむようにしていると、動脈硬化やリウマチだけでなく、認知症アルツハイマー病も防げるかもしれません。

「老化と脳科学 より」

 

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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?

顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。

それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。

わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。

動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。

虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。

そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。

このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

 

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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アルツハイマー病の原因

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アルツハイマー病の原因

 

老化に伴い脳の海馬の機能が低下し、新しい記憶の形成がうまくおこなえなくなるのが認知症ですが、アルツハイマー病の初期症状も記憶の形成障害です。

そのため、アルツハイマー認知症と呼ばれますが、一般的な老化による認知症との大きな違いは、進行がより速く人格の変化も伴う点です。

遺伝的な問題により若いうちから病変を示す人が少数いる一方で、多くの人は生活習慣や環境といった要因が絡まりあって高齢になってから発症します。

理由はよくわかっていませんが発症率は女性の方が2倍ほど高いそうです。

脳内では、海馬とのつながりが深い側頭葉の内側部にある嗅内野に最初の病変が現れ、さらに海馬や他の部位へと病変が拡大していきます。

 

神経細胞ネットワークが壊されるわけですから、“脳内で何らかの炎症反応が起こり、それによってミクログリアが活性化されることがアルツハイマー病の原因”ということでは多くの研究者の意見が一致しています。

見解が異なるのは、炎症反応を誘発するメカニズムです。

アミロイド仮設ではアミロイド斑あるいはアミロイドβミクログリアを刺激して活性化すると考えていますが、別な炎症反応誘発物質によりミクログリアが活性化されるという説もあります。

その場合、アミロイド斑はミクログリアの異常活動によって作られてしまった副産物であり、直接の原因ではないということになります。

 

ある病気の本当の原因を特定するのは非常に難しいものです。

アルツハイマー病はウイルスの感染が直接の原因で、アミロイド斑はその結果だと言う研究者もいます。

アルツハイマー病の患者には歯周病の人が多いので、歯周病菌がミクログリアを刺激していると言う研究者もいます。

しかし、多くのアルツハイマー病の患者の脳にウイルスや細菌の感染が見つかったとしても、それだけでは証明になりません。

アルツハイマー病になる過程で脳の防御機構が弱まってウイルスや細菌が侵入したかもしれないのです。

直接の原因であることを証明するには、健康な人にウイルスや細菌を感染させてアルツハイマー病になることを示さないといけません。

動物実験でそれを示すことができたとしても人間で同じように起こるとは言えません。

 

胃潰瘍の原因の一つが胃の中に生息するピロリ菌であることを明らかにしてノーベル生理学・医学賞を受賞したオーストラリアのバリー・マーシャル博士は、自分自身でピロリ菌を飲んで胃潰瘍になることを示して自説を説明して見せました。

胃潰瘍なら治療は可能ですが、アルツハイマー病は治療法がないので、そのような実験をする訳にはいきません。

 

いずれにしても「脳内での炎症反応」というのが、最近の認知症およびアルツハイマー病研究ではキーワードになっています。

 

※炎症反応は、白血球が異物を飲み込んで分解する反応のことです。脳内にもミクログリアという白血球のような細胞があり、神経細胞ネットワークのつなぎ替えによる再構築や老廃物の分解をおこなっています。

炎症反応を支持する研究結果がいくつかあります。リウマチの治療薬として炎症を抑える薬剤が使われるのですが、このリウマチ治療薬を飲んでいる人はアルツハイマー病になりにくいということが以前から知られていました。アミロイド斑を作りやすいネズミにさらに遺伝子操作を施して炎症反応を起こしにくくしたところ、アミロイド斑が出現せずアルツハイマー病の症状が現れなかったという報告もあります。

最近注目されているのが、細胞から放出されたアミロイドβを除去する作用のある脳間質液の循環における異常です。その循環に問題があるとアミロイドβがいつまでも脳間質液から除去されないため、アミロイド斑ができてしまうのです。

「老化と脳科学 より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

アルツハイマー認知症の方々の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。

 

ビタミンB12について?

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細胞を人為的に若返らせると

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細胞を人為的に若返らせると

 

私たちの身体は受精卵という一個の細胞から作られます。

その細胞が分裂・増殖して神経、筋肉、骨、内臓、皮膚といった様々な細胞になるのです。

木の幹Stemから枝が分かれ、その先に葉がつき花が咲くというイメージから、受精卵は幹細胞(Stem細胞)と呼ばれます。

京都大学山中伸弥教授が作り出したiPS細胞の特徴は、条件によって網膜の細胞や心臓の細胞というように、いろいろなタイプの細胞になりうる点です(多能性Pluripotent)。

iPS細胞という名前は細胞の性質が受精卵が分裂し始めた初期のころの多能性幹細胞(Pluripotent Stem細胞)に非常に近いことからつけられました。

iPS細胞の最初に書いてある小文字のiはinduced(誘導した)という単語の頭文字で、人為的にそのような状態にしたという意味です。

いくつかの遺伝子を人為的に活性化することにより、普通の細胞を初期の幹細胞に近い状態に戻したのがiPS細胞なのです。

山中教授はそのために必要な遺伝子群を明らかにしたのでノーベル賞を授与されました。

 

 私たちの細胞内でそれらの遺伝子群を活性化させれば、細胞を若返った状態にできる可能性があります。

ところがネズミを使ってそうした実験をおこなうと、分裂が活発になり過ぎて“がん”になってしまいます。

そこで、アメリカ・カリフォルニア州にあるソーク研究所の研究者たちは、この遺伝子を外部からの薬剤でコントロールできるようにして短い期間だけ活性化させる方法を編みだしました。

老化が異常に早く進む早老症と呼ばれる病気のネズミを使って実験したところ、がんは発症せずに臓器の機能が改善し、細胞老化の兆候である分子の出現も減ったそうです。

正常な歳をとったネズミを使って実験した場合は、筋肉と膵臓に傷を負わせた時の修復が、何もしなかったネズミと比べて早くなったと述べられています。

 

ただし、こうした実験はあらかじめ遺伝子に細工をして、外部からコントロールできるようにしておかなければならないので、人間でおこなうことはできません。

薬だけで細胞を若返らせることができたらよいのですが、それはなかなか難しそうです。

「老化と脳科学 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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