赤ワインは健康長寿の薬か?

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赤ワインは健康長寿の薬か?

 

少し前に、赤ワインが動脈硬化を防ぐと話題になりました。

フランス人は肉やバターなどの動物性脂肪を多く摂取しているのに、心筋梗塞狭心症などの心臓病による死亡率がヨーロッパで一番低いとされ、それは赤ワインをたくさん飲んでいるからだというのです。

具体的には、赤ワインに多いポリフェノールという物質が動脈硬化を起きにくくすると説明されていました。

 

理屈としては間違いではありませんが、日本は心臓病による死亡率がもともとフランスより低いため、心臓病の予防を目的に赤ワインを飲むのはちょっと変なのです。

また、ポリフェノールは赤ワインだけでなく、果物、緑黄色野菜、コーヒーなどにも豊富に含まれています。

赤ワインにこだわる必要はありませんし、普通に食べてさえいれば、ポリフェノールが不足することもないでしょう。

 

それより問題なのはアルコールの害です。

飲酒量の多いフランスは肝臓がんによる死亡率が欧米でも高く、男性に限るとアメリカの5倍にのぼります。

 

さらに、2018年にはフランスで認知症と飲酒の関係を示す論文が発表され、社会に衝撃を与えました。

認知症患者およそ110万人の生活習慣を分析したところ、認知症の発生が飲み過ぎと関連するのは明白で、飲酒によって認知症の発生率が3倍高くなっていました。

とくに65歳未満で発症する若年性認知症に限ると、57パーセントの人が慢性的に重度の飲酒を続けていたことが判明しています。

 

過去には、ワインを1日に3~4杯飲む人は認知症になりにくいという調査報告があったことから、ワインは認知症予防に有効と考えられていました。

しかし、その後の研究で、ワインを飲む習慣を持つ人は野菜や果物を多く食べ、おおむね健康的な食生活を送る傾向があることがわかりました。

そうなると、認知症になりにくいのはワインのおかげとは限らないことになります。

 

 新しい論文を受けて、フランスの専門家らはワインを含むアルコールの過剰摂取の危険性を警告しており、「ワインの飲み過ぎが最大の認知症リスク」という声も上がっています。

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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積み重なった生活習慣が寿命を変える

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積み重なった生活習慣が寿命を変える

 

東北北部と北海道の特徴は20~69歳の平均歩数が少ないことです。

冬は雪に閉ざされるからでしょう。

少し意外ですが、平均歩数は大阪、神奈川、東京などの都市部のほうが多いのです。

運動不足は肥満を招きます。

民間企業が実施した肥満度の調査では山形が全国一で、東北6県がすべてトップ10に入っていました。

 

そしてタバコです。

男性の喫煙率のデータを見ると、東北北部は喫煙率も低いとはいえず、高いほうから10~20位あたりに散らばっています。

さらに、2016年の国税庁の統計によれば、成人一人のあたりのアルコールの消費量は東京が1位、続いて九州南部と沖縄、そして東北各県がずらりと並んでいます。

東京の飲食店には全国から人が集まるので別として、九州南部と東北には飲酒の伝統があることがわかります。

 

その結果、日本人の三大死因のひとつである脳血管疾患のうち、もっとも多い脳梗塞による死亡率は、秋田を筆頭に東北各県と山陰などの日本海側、そして長野が上位を占めています。

これに対して東京、愛知、神奈川などの都市部は少ないですね。

 

2017年に発表された厚生労働省のデータでは、糖尿病による死亡率も青森が1位で、死亡率がもっとも低い愛知とは2倍以上の差がありました。

糖尿病は動脈硬化を起こして脳梗塞心筋梗塞を招きますし、大腸がん、肝臓がんなどの発生率を高めます。

糖尿病と脳梗塞健康寿命を大きくそこなうため、このどちらも少ない愛知の健康寿命が長いのも納得できるような気がします。

 

なお、糖尿病全体の約90パーセントが大人になってから発症する2型糖尿病なので、ここでは2型糖尿病を「糖尿病」と書いています。

 

がんはどうでしょうか。

がんの発生には生活習慣が深くかかわっています。

アメリカで行われた研究から、がんで亡くなった人のうち、その原因が生活習慣を含む環境要因と考えられる人が約70パーセントにのぼることが示されています。

すべのがんによる死亡率について、2014年から2016年の平均値をみると、高いほうから青森、秋田、北海道の順でした。

これに対して、がんによる死亡率が低かったのは平均寿命が長い長野と滋賀です。

長野の人は、脳梗塞になってもがんにはなりにくいようです。

 

日本人の死因第1位はがんなのですから、がんによる死亡率は平均寿命に大きく影響するでしょう。

ここには食生活、運動、喫煙習慣など、がんの発症とかかわる要因だけでなく医療の受けやすさや健康診断受診率、健康知識、治療に対する考え方など、がんの発見と治療にかかわる要因も関係します。

 

長野の例が示すように、生活習慣に何かひとつ問題があっても、それだけで平均寿命が大きく左右されることはありません。

平均寿命は、問題がいくつも重なることで、じりじり短くなっていくのです。

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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塩分摂取量と寿命の相関関係

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塩分摂取量と寿命の相関関係

 

これまでに行われた多くの調査をもとに、以前から指摘されていたのが、「長寿者が多い地域の人は、大豆、魚などから蛋白質を十分摂取し、緑黄色野菜をしっかり食べる傾向がある」ことです。

緑黄色野菜は、ほうれん草、春菊、にんじん、プロッコリー、かぼちゃ、トマト、ピーマン、アスパラガスなど、色の濃い野菜のグループで、ビタミン、ミネラルを比較的多く含むのが特徴です。

 

日本は島国とはいえ、昭和の終戦後まで、魚の摂取量は地域ごとにばらつきがありました。

海辺の人は昔からたくさん食べていましたが、冷蔵技術、輸送技術が発達していなかったために、海から離れた地域にはなかなか届かなかったのです。

緑黄色野菜も同様で、寒冷地では冬場は野菜を育てることもできません。

雪に閉ざされて新鮮な食材が手に入りにくく、魚も野菜も、干したり、塩漬けにしたりして保存し、少しずつ食べました。

調味料の種類が限られていたこともあり、こういう地域は塩分の摂取量が多くなりがちでした。

 

平均寿命の伸び縮みが目立つのが東北地方です。

厚生労働省は5年ごとに都道府県別の平均寿命を公表していますが、青森は男性が9回連続、女性も4回連続で最下位です。

2017年に出た統計によると、男性は低いほうから青森、秋田、岩手、女性は青森、栃木、茨城、秋田、福島、岩手で、東北地方に共通の問題があることを思わせます。

 

厚生労働省のデータを見る限り、こんにちでは東北地方の野菜の摂取量は決して少なくありませんが、漬け物を含む数字なので、新鮮な野菜をどれだけ食べているかはわかりません。

 

では塩分摂取量はどうでしょう。

20歳以上の男性一人あたりの塩分摂取量を都道府県別に4段階で示した日本地図によると、青森をはじめとする東北と、甲信越、北陸の各県は色が濃くなっています。

他の統計で見ると、一人あたりのインスタントラーメンの消費量も全国一で、これに東北と日本海側の県が続いています。

青森の消費量は飛び抜けて多く、もっとも少ない沖縄のちょうど2倍食べています。

 

塩分を摂り過ぎないようにと味噌汁をひかえる人がいますが、味噌汁一杯に含まれる塩分が1.3~1.5グラムであるのに対し、一般的な醤油ラーメンの塩分は8.1グラムにのぼります。

それに加えてラーメンには脂肪も多く入っていますから、食べ過ぎれば血圧が上がるだけでなく、動脈硬化も進むでしょう。

雪国の厳しい暮らしを背景にした味の好みを変えるのは簡単ではないようです。

 

塩分の摂り過ぎは胃がんの発生を促すことも知られています。

実際に、胃がんによる死亡率は、高い順に秋田、鳥取、青森、山形、新潟で、塩分の摂取量が多い地域と大部分が重なります。

 

ところがです。

 

じつは長野も塩分摂取量が多く、男性は全国3位、女性は東北各県をおさえて1位です。

それなのに胃がんによる死亡率は低いほうから3番目で、平均寿命は全国トップクラスなのです。

これをどう考えたらよいのでしょうか?

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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都道府県寿命ランキングから見えてくるもの

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都道府県寿命ランキングから見えてくるもの

 

日本人の平均寿命、健康寿命に地域差はあるのでしょうか。

2017年末に厚生労働省が発表した統計によれば、男性の平均寿命がもっとも長いのは滋賀県で、続いて長野県、京都府奈良県でした。

女性は長野、岡山、島根、滋賀の順でした。

全体として見ると中部から西にある府県が上位に来ているものの、6、7位くらいまではほとんど差がない団子レースです。

 

これらの府県はさぞ健康寿命も長野だろうと思いきや、意外なことがわかります。

平均寿命と健康寿命の順位は必ずしも一致しないのです。

たとえば長野は平均寿命が男性2位、女性1位ときわめて優秀ですが、健康寿命になると男性がまさかの20位、女性は27位です。

このあと述べるように、脳梗塞による死亡率は東北各県が上位を占めるなか、長野も9位に入っています。

 

この逆もあります。

健康寿命が男女とも3位以内に入っているのが愛知と山梨です。

ところが平均寿命に目を向けると、愛知は男性が8位なのはよいとしても女性は32位、山梨は男性が20位で女性が18位です。

男女合わせると、両県とも全国のまんなかあたりに落ち着きます。

 

結局のところ、日本は全体として平均寿命も健康寿命も長いので、全国平均より上位の都道府県については、細かく順位をつけて比較しても、あまり意味がないのかもしれません。

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

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古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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日本人の平均寿命はなぜ延びた?

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日本人の平均寿命はなぜ延びた?

 

平均寿命を決める要因はたくさんあります。

そのなかで、日本人の平均寿命が終戦後に急速に延びて欧米先進国を次々に追い抜いたきっかけは、子どもの死亡率の低下でした。

 

1947(昭和22)年には1000人あたり76.7人の子どもが生後1歳までに亡くなっていました。

その後、肺炎、胃腸炎結核をはじめとする感染症の予防法と治療法が開発されたことで、1980(平成28)年には2.0人まで減っています。

これにつれて日本人の平均寿命が大きく延びました。

 

こんにちでも、医療が行き届かない途上国では、感染症や出産時の事故で小さな子どもが死亡しており、たとえばアフガニスタンや、アフリカにあるマリ、ソマリアなどの国では、生後1歳までに亡くなる子どもが1000人あたり100人を超えています。

 

しかし、これだけでは日本人の平均寿命が欧米先進国を追い越した理由を説明できません。

感染症対策は先進国でも広く行われたからです。

 

医療に関して日本独自の要因として考えられるのが、会社や自治体、学校などで実施される健康診断と、だれもが一定の自己負担で必要な医療を受けられる国民皆保険制度です。

事業所検診は1947(昭和22)年に、そして国民皆健康保険制度は1961(昭和36)年に始まりました。

このどちらも国民にひとしく医療を提供するためのしくみであることに気をつけてください。

 

医療を受ける機会が不平等だと国民全体の平均寿命を延ばすのは大変です。

これに対して日本には、社会的地位や経済力、年齢、性別にかかわらず、医療の恩恵を広く国民に開放するべきだという考え方が古くからありました。

健康保険にしても、戦前にはすでに70パーセントの国民に適用されていたようです。

こういう下地があったからこそ、感染症に対する医療の進歩をテコにして平均寿命をぐっと押し上げることができたと考えられます。

 

そして、医療の他にもうひとつ、日本人の健康を長く支えてきたものがあります。

それが、農林水産省がいう「日本型食生活」です。

 

炭水化物、蛋白質、脂質のバランスが取れた「理想の和食」を達成できたのは1980(昭和55)年ごろのことです。

しかし、それまでの時代も、日本人の体質の弱みを補うような食事ができていました。

日本人は多くの病気の原因となる内臓脂肪がたまりやすいのですが、経験と観察を通じて、内臓脂肪がつきにくい和食を追求してきたからです。

長年にわたり、健康に留意する伝統があったからこそ、日本は一気に平均寿命を延ばすことができたのです。

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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高齢者の体が若くなっている

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高齢者の体が若くなっている

 

課題はあるにしても、現状において日本が長寿国家であるのは間違いありません。

ここで改めて整理しておくと、平均寿命とは、今年生まれた0歳の赤ちゃんが平均してあと何年生きられるかを予測したものです。

その時点での年齢ごとの死亡率をもとに複雑な計算を行って、厚生労働省が5年に1回、「都道府県別生命表」として公表しています。

 

現在生きている人が平均してその年齢まで生きられるということではありませんし、その年に亡くなる人の平均年齢でもないので気をつけてください。

厚生労働省が2018年に発表した日本人の平均寿命は、女性が87.26歳、男性は81.09歳で、男女とも過去最高を更新しました。

 

人口を全体に対する65歳以上の人の割合を高齢化率といい、これも日本が世界一です。

世界銀行による2017年のデータで27.05パーセントですから、4人に1人が65歳以上ということになります。

2位以下はイタリア、ポルトガル、ドイツの順でした。

日本で高齢化が進んでいるというときは、だいたいこの数字を根拠にしています。

 

100歳以上の長寿者、いわゆる百寿者にしぼってみるとどうでしょうか。

2017年の敬老の日の時点で、百寿者は日本全国に6万8000人近くいます。

人口10万人あたりの人数を海外と比較すると、1位は日本で48人、次いでイタリアが44人、アメリカ22人で、この3ヵ国が飛び抜けているというデータがあります。

 

先にWHOの最新データで、日本人の健康寿命は74.8歳で世界2位だと述べました。

海外の高齢者とくらべ、年齢が同じなら日本の高齢者は元気だということです。

では、日本の昔の高齢者と比較するとどうでしょうか?

 

厚生労働省は65~79歳の人を対象に、握力、上体起こし、床に座っての前屈、目を開けた状態での片足立ちなどの体力テストを実施しています。

すると、過去19年間で、男性も女性もほとんどの項目で得点が上がっていることが明らかになりました。

たとえば目を開けての片足立ちは、75~79歳の男性の平均が約44秒から約58秒に、女性は約36秒から約56秒に伸びています。

 

また、70歳以上の高齢者について、食事、排泄、入浴などの日常の行為を自分で行えるがどうかや、知的好奇心があるか、社会に積極的に参加しているかなどを13点満点で評価する調査でも、この20年で男性はおおむね0.8点、女性にいたっては約2点も向上しました。

 

適切な支援が必要な高齢者も無数にいますが、さまざまなデータを総合して考えると、高齢者の体は20年で7、8歳若くなったといわれています。

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html

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寿命を決めるのは食事か遺伝か

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寿命を決めるのは食事か遺伝か

 

×「理想の和食」で誰でも長生きできる

〇「理想の和食」長生きできるとは限らない

 

体質とは何でしょうか。

体質は遺伝によって決まる部分と、生活習慣や環境の影響を受けて変化する部分が固く組み合わさってできています。

人の集団としての人種においても、遺伝と生活環境に共通する部分が多ければ、よく似た傾向があらわれます。

 

島国で暮らす日本人は他の人種の人と交流したり、結婚したりする機会が多くありませんでした。

同じ遺伝子を受け継ぎながら、日本の気候風土のなかで生きてきたことで、日本人の体はこの土地に適応し、「日本人の体質」と呼べるものが作られました。

欧米人はもちろん、アジアの他の地域の人とも異なる独自の体質です。

 

そのなかで、おそらく日本人の長寿の鍵となっているのが、動脈硬化になりにくいことです。

動脈硬化とは、簡単にいうと、血管の内側の壁に脂肪がべったりくっついて血管が狭くなり、血液が流れにくくなることです。

進行すると脳梗塞心筋梗塞を招きますが、日本は昔も今も心筋梗塞が世界でもっとも少ない国のひとつです。

動脈硬化は、キーワードの一つとしてちょっとおぼえておいてください。

 

日本人に動脈硬化が起きにくいのは、遺伝と、魚を食べる習慣のおかげと考えられています。

では、魚を食べさえすれば海外の人も動脈硬化を予防できて、長寿になれるかというと、そういうわけではないでしょう。

 

獲れる魚の種類も、魚が育つ環境も国によって違いますし、体質には、食生活の他に、遺伝、生活習慣、気候風土などが大きな影響をおよぼします。

寿命を実際に延ばすには、医療水準や医療制度も問題なります。

 

日本人の長寿はこれらの要因が重なって達成されたものです。

「理想の和食」がよいにしても、それだけで平均寿命を延ばせるわけではありません。

 

×寿命は遺伝の影響が大きい

〇特殊な例を除くと、遺伝の影響は少ない

 

「長寿の人は親や兄弟姉妹も長生きしていることが多い」という話は昔からあり、寿命が長くなるような何らかの遺伝子が存在するのではないかといわれてきました。

イギリスで18万人以上を対象に行われた調査からは、両親のどちらかが10年長生きするごとに、子どもの死亡率が平均で約16パーセント低くなるというデータが得られています。

親が長寿だと子どもも長生きする傾向があることが確かめられたわけです。

他の調査結果から、遺伝が寿命に与える影響を約25パーセントと推定した研究もあります。

 

イタリアに住むある一族は、遺伝子に突然変異が起きたことで寿命が延びていることがわかりました。

動脈硬化の発症にかかわる遺伝子にたまたま変異が起きて、これが生存に有利に働いているようです。

ただし、これはごくまれな例です。

 

そもそも、「長寿の家系」といっても遺伝とは限りません。

家族は血がつながっているだけでなく、生活習慣も似てくるからです。

毎日同じ食べ物を食べ、親がタバコを吸うのを見て、子どもも何となく喫煙する。

こういう環境にあれば、親と子の寿命が似てもおかしくないでしょう。

 

2018年には、遺伝そのものが寿命に与える影響がこれまで考えられていたより少ないことを示す新しい論文が発表されています。

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html

https://www.endokoro.com/

※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!

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