ストレスで苦しい毎日に内関指圧

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ストレスで苦しい毎日に内関指圧

 

悲しくつらい気持ちのときや、気持ちが落ち込んで眠れないとき、苦しくて誰かに話を聞いてもらいたくてしかたがないとき、そんなときは「内関」を指圧しましょう。

 

内関は心臓を包む心包(しんぽう)の経路にあるツボ。

心を落ち着かせる作用があります。

緊張しがちな人は、内関に目印の点を書いたりシールをはったりしておき、いつでもすぐにそこを押さえられるようにしておくと、それだけで安心できるはずです。

 

数に集中しながら内関を「いち、に、さん、し、ご」と押し、「いち、に、さん、し、ご」と抜くのを何回かくり返していると、気持ちが穏やかになってきます。

眠れないときに、目をつぶって羊を数えると眠れるといいますが、人間は数に集中しやすい性質があります。

内関指圧も数に集中して続けていると、沈んでいた気持ちから離れることができます。

押すときは手首を少しそらしぎみにすると効果的です。

 

あおむけになってゆっくり押していると、だんだん眠くなるので、眠れないときにもおすすめです。

また、内関は自律神経を調整するツボなので、乗り物の酔い止めにも効果があります。

 

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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。

細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。

細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12の働き

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小さな疲れをためないための毎日の生活「深い呼吸」

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小さな疲れをためないための毎日の生活「深い呼吸」

 

私たちは、ふだんは無意識に呼吸をしています。

呼吸には、浅いところで行う胸式呼吸と、横隔膜を使って深く息を吸い込む深呼吸の2種類があります。

呼吸が浅い人は、メンタルが弱くなっていく傾向にあります。

深呼吸をすると苦しい、途中でやりにくくなる人は、精神的に疲れている人が多いのです。

 

東洋医学では、呼吸は肺と腎の両方で行うと考えます。

肺に空気をしっかり入れる力、そして肺の空気を体の下まで引っぱってくる腎の力、この二つがよい呼吸をするために必要です。

生命力が弱く、体調がすぐれない人は、腎の力が足りないため、深い呼吸ができずに浅い呼吸になります。

肩で息をしているような状態です。気持ちが落ち込んでうつぎみの人も腎が弱くなっているので、深い呼吸ができません。

 

1日1回でいいので、深呼吸を意識して行うことが大事

 

元気で過ごすために、深い呼吸を毎日意識して行いましょう。

キラキラした「清気」を鼻から吸い込み、体の中がきれいな空気で満たされ、体が透明になっていくイメージで、吐くときは体の中にある濁った気を全部口から出すイメージで行いましょう。

自律神経にはこうしたイメージ力が非常にたいせつ。

よい気をとり入れてめぐらせることで、健康や長寿を得るという、東洋医学の「導引」の考え方と同様です。

 

まずは7秒から始めます。最初に軽く吐いて体の中をからにしてから、7秒ゆっくりと鼻から吸います。

そして7秒かけてゆっくりと吐きます。これを3分間続けます。うつぎみだと胸が広がらず7秒でも苦しいことでしょう。

 

7秒ができるようになったら、14秒、21秒、30秒と長くしていきます。

14秒の深呼吸を2~3分続けるだけで、想像以上に疲れるはずです。

筋肉も使うので、ダイエットにもなります。

21秒の深呼吸では、肩甲骨も開くので、脳もすっきりします。

30秒になるとかなりきつく感じるでしょう。

慣れてくれば、30秒かけてゆっくり吸い、30秒ゆっくり吐くことができるようになります。

 

1日1回、とくに時間を決めなくてもよいので、この深い呼吸を実践してください。

なんだか疲れたなあと思ったときや、何かしている合間に深呼吸を思い出すとよいでしょう。

夜に負荷をかけると眠れなくなるので、夜寝る前だったら1分程度にします。

風が通らないようなところでは、よい気をとり入れられないので、できるだけ清潔な場所で行うようにしましょう。

 

横隔膜のかたさをとるのは肩甲骨で

 

深い呼吸ができるか否かは横隔膜が関係しています。

横隔膜は息を吸うと緊張して張り、吐くとゆるみますが、かたくなって動きが悪くなると、肋骨を押すと痛むようになります。

東洋医学でいう胸協苦満(きょうきょうくまん)の症状です。

こうなると、ストレスを感じやすく、うつ症状になりやすくなります。

 

横隔膜のかたさは、肩甲骨を動かすことでとることができます。

まずは両手を指先からひじまで前で合わせ、上を向けたまま、ひじをできるだけ高くあげてみましょう。

ひじがあごの高さより上にあがれば、肩甲骨がよく動いているということ。

これができないと横隔膜の動きが悪くなっています。

 

毎日気づいたときに行っていると、だんだんあがるようになります。

肩甲骨の動きがよくなってくると、肩こりもよくなって、首にいく血流量もふえて頭もすっきりしてきます。

さらに呼吸が楽になって、気持ちも前向きになります。

 

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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素とも協力し合うので一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12の働き

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小さな疲れをためないための毎日の生活「眠る」

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小さな疲れをためないための毎日の生活「眠る」

 

すごく疲れているときに、たっぷり寝る時間があるにもかかわらず3~4時間で目が覚めてしまう。

これは疲れすぎて「眠る力」が不足している状態です。

寝続けるためにも体力が必要。

しかし運動能力と同様に、年齢とともに睡眠力も落ちてきます。

高齢者が早く起きてしまうのはこのためです。

 

健康な体を維持するために、よい睡眠はとてもたいせつです。

人によって短時間睡眠で大丈夫という人もいるでしょうが、一般的には7時間前後の睡眠時間が必要とされています。

とくにたいせつなのは、日付が変わる前に眠ること。

陰が極まる深夜0時前に眠りに入ると、たくさんの陰分を吸収して深い眠りに入ることができます。

 

おなかを温めてぐっすりと眠る

 

生命エネルギーである「気」は、1日に体を50周していると考えられています。

日中は体表を25周しながら、さまざまな邪気が侵入してこないようにバリアを張る働きをしています。

そして夜の時間帯には、体内を25周して、体のさまざまな部分を修復します。

この夜の時間帯に、しっかりと睡眠をとって体を休めないと、修復作業が十分できずに、それが翌日に疲れとなって残ってしまうのです。

 

日々の疲れを残さないよい睡眠をとるためには、寝る前におなかを温めることをおすすめします。

おなかを温めると気が充実して、眠る力が出てきます。

体の中心線を温めると、気持ちを落ち着かせる効果もあります。

 

温め方は、おなかの上に蒸しタオルやカイロを当てると簡単です。

さらに興奮作用のないお茶などを飲んで体の中から温めると、よく眠れるようになります。

プラスして中脘に手を当てて呼吸すると、おなかにたまった息で指圧効果が生じ自律神経を安定させるので、深い眠りを得られます。

 

おへそ周りはストレスの巣

温めればストレスも緩和できる

 

おへそ周りは大事なツボがあるので、ここを温めると、よく眠れるだけでなく、たまってしまったストレスの発散にもなります。

 

おなかを押して拍動があったり痛みがあるときは、東洋医学では「瘀血」と診断します。

瘀血とは、よどんだドロドロした血液のようなもので、ストレスがたまっている人には必ずあるものです。

 

原因は冷えからくることが多く、瘀血の人はさわるとひやっとするほどおなかが冷えています。

冷えるとおなかがかたくなり、おなかから「くの字」に曲がって自然に下を向くようになります。

そんな下向きの姿勢になると、ストレスに対応できません。

ふだんならがんばれることががんばれなくなる、ふだんだったらくじけないようなひと言で今日は心が折れる、そういうときに、おなかに手を当てると冷えていることに気づくはずです。

おなかが冷えていると体の免疫力も心の免疫力も下がってしまうのです。

 

温かくしておくと血は固まらないですむので、とにかくおなかを温めましょう。

おなかの周りのツボは中脘、天柩、関元。

中脘は胃のど真ん中、天柩はエネルギーがたまる場所、関元は元気がせき止まるところです。

この部分を温めると、前身の血のめぐりがよくなって、さまざまな不調の回復が早くなります。

しっかりとツボの位置が分からなくても、おへそを中心に温めれば大丈夫。

温かい手で押さえるだけでも楽になってくるでしょう。

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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素とも協力し合うので一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

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小さな疲れをためないための毎日の生活「食べる」

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小さな疲れをためないための毎日の生活「食べる」

 

東洋医学では、不調があらわれたときに、「食べられるか」「食べられないか」を重要視します。

それは生きるためには「食」がたいせつで、食欲があるうちは大丈夫、食欲がなくなったら要注意と考えるからです。

食事によって病気を予防・治療する食養生が発達したのもこのためです。

 

生まれたときから体に備わっている生きる力を「先天の精」といいますが、これに対して、食べることから得るエネルギーは「後天の精」といいます。

この後天の精は、先天の精を補充する力を持っています。

後天の精を体内にとり入れることで、体は疲れても、回復して再び元気に動き続けることができます。

 

後天の精が体に蓄積できていないと、心身にさまざまな不調が起こります。

忙しいと毎日の食事をおろそかにしがちですが、食こそが、毎日の生活でいちばんたいせつにしなければならないことなのです。

楽しみながら、おいしくいただくことが精を養います。

 

<中脘(ちゅうかん)>を押しながら息を吐き、消化器系をととのえる

 

朝、起きてすぐは、おなかがすいていない、昨晩のお酒が残っている、食べたものが消化しきれずに朝ごはんが食べられないという人も多いことでしょう。

朝ごはんは1日のエネルギーの源、朝ごはんを食べるのと食べないのでは雲泥の差がつきます。

朝は食欲がなく、朝食をとれないという人は、朝起きてすぐに布団の中で「中脘」のツボを押してみましょう。

 

中脘は胃袋を動かすツボ。

ここを親指で押しながら息をフーッと吐きます。

1、2、3、4、5と数えながら押して、1、2、3、4、5と数えながらゆっくりと圧を抜きます。

これを3回くり返すと、胃が動き出し、朝ごはんが食べられるようになります。

 

五味をバランスよく食べる

 

病気の予防や未病を改善するために、ぜひ食事で意識してほしいのが、「五味」です。

これは、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味(しおからみ)の5種類の味の特性のことです。

 

五味はそれぞれ特有の作用があり、五臓の肝・心・脾・肺・腎と関連しています。

たとえば肝が弱っているときには酸味のあるものを食べるとよいとされ、肝が弱っているときには、酸味のものが自然にほしくなります。

肝は、筋肉と関係があります。

運動したときに酸っぱいレモンやクエン酸などをとると元気になるのは、理にかなっています。

 

よい食事とは、毎回の食事に五味がすべてそろっている食事です。

五つの味をそろえるとなると負担に思うかもしれません。

料理で全部そろえなくても、梅干しを添えたり、みそ汁や緑茶を飲むなどして、足りない味をプラスすればよいのです。

無理をすると続かないので、ある程度の手抜きは許容しながら、まずは五味をそろえる食事を心がけましょう。

 

旬の食材を食べることもたいせつです。

旬の食材は、栄養価が高く、よい「気」をたくさん含んでいます。

暑い夏には体を冷やすきゅうりやトマト、寒い冬には体を温めるねぎやしょうが、というように、旬の食材は、一年を通して健康に過ごすために役立ちます。

 

《五味の作用》

 

酸味(すっぱいもの)

・筋肉を引き締める収れん作用があり、汗や尿がもれ出ないようにする働きがある。

・酢、梅干し、トマト、かんきつ類、いちご、キウイなど

 

甘味(甘いもの)

・滋養強壮や精神的な緊張をゆるめる作用があり、体を元気にする働きがある。

・さつまいも、とうもろこし、大豆、米、かぼちゃなど

 

苦味(苦いもの)

・余分なものを排出させる解毒作用があり、体内の熱を外に出す働きがある。

・セロリ、ゴーヤー、緑茶、たけのこ、ピーマンなど

 

辛味(辛いもの)

・滞っているものを発散させる作用があり、気・血の流れをよくする働きがある。

・ねぎ、しそ、しょうが、とうがらし、さんしょうなど

 

鹹味(しおからいもの)

・かたいものをやわらかくする作用があり、便通をよくする働きがある。

・みそ、しじみ、えび、海藻類、かになど

 

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「深い疲れをとる自律神経トリートメント より」

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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素とも協力し合うので一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

また、ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12の働き

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健康寿命を延ばす最後の一押しとは

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健康寿命を延ばす最後の一押しとは

 

健康寿命は食生活と運動、喫煙などの生活習慣、受け継いだ遺伝子のタイプ、人種による体質の違い、医療水準や医療制度、健康と医療に関する知識など、多くの要因が重なり合って決まります。

アメリカの心理学者エレン・ランガー博士の研究が明らかにしたのは、そこに、心のありようも加わるということでした。

考え方が寿命に与える影響については研究が始まったばかりですが、健康寿命を延ばす条件がいくつかそろったところで最後の一押しとなったり、体力が落ちたときに下支えしたりする可能性は十分あります。

 

診察のとき、「悪いところがあちこち出てきちゃってね。歳も歳だし、しょうがないね」と不満そうに言う人がよくいます。

もう人生も下り坂なのだから、これからは悪くなる一方だろう。

あきらめるしかないじゃない。という意味でしょう。

言葉は悪いのですが、体調不良を歳のせいにして、「だから、何もしない、できない」と言っているように聞こえます。

 

そんなときは、「体は道具と同じで、しっかり手入れすれば長く使えます」と答えることにしています。

職人さんにとって道具は何よりも大切なものなので、一日の作業が終わると時間をかけて丁寧に手入れします。

仕事は翌日も、その翌日も続いていくからです。

長年使いこんだ道具は古さを感じさせず、使いやすく手になじみ、つやつやした木目や刃が美しさを放っています。

 

20歳若くなった気持ちで生きるというのは、「明日もあさっても人生が続く」と考えることです。

まだ先があるとなれば、体調不良を「仕方ない」で片付けるわけにはいきません。

食生活や生活習慣に気を配り、必要に応じて治療を受けて、体をしっかり手入れすべきでしょう。

5年後、10年後には大きな違いが生まれます。

これこそが健康寿命を延ばすということなのです。

 

「百活」は一日にしてならず

 

 100歳、110歳を超えても元気な人は共通の生活習慣を持っていますが、他にも似ている点があります。

体調が実際によくなる習慣を見つけると、気軽に日々の暮らしに取り入れて、何年、何十年と続ける柔軟性と真面目さです。

 

「人間は習慣の生き物である」というように、人生を作り、人生を変えていくのは習慣の力です。

健やかに長生きしたいなら、健康寿命を実現した人の考え方もまねてください。

繰り返し行うことで、いつか自分の習慣になったとき、年齢を重ねるのが楽しくなるでしょう。

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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年齢を忘れて過ごすと体が若返る?

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年齢を忘れて過ごすと体が若返る?

 

心の老化と体の老化が固く結びついていることを示した研究があります。

アメリカの心理学者エレン・ランガー博士が1979年に実施したもので、「時計の針を巻き戻す実験」と呼ばれています。

具体的にいうと、博士が巻き戻したのは「心の時計」でした。

 

70代の人々を2つのグループに分けて、それより20年前にあたる1959年のアメリカを忠実に再現した建物のなかで、それぞれ一週間過ごしてもらいました。

部屋の装飾や日用品は20年前の製品で、テレビ、ラジオからは20年前のニュースが流れます。

このうち一方のグループは、自分は1959年に生きていると考えて行動し、会話することが求められました。

1959年を改めて体験したことになります。

もう一方のグループも同じ建物に滞在しましたが、こちらは実験が行われた1979年に生きる参加者らが過去の思い出にひたるプログラムになっていました。

 

滞在が終わらないうちから、どちらのグループの参加者にも変化があらわれて、食事の準備、後片付けなどを熱心に手伝うようになりました。

自分のことは自分でやろうとする姿勢が出てきたのです。

それだけではありません。

滞在終了後の検査では、滞在前とくらべて、いずれのグループも聴力と記憶力が上がり、握力が明らかに強くなって、健康的な形で体重が増えていました。

そして、20年前をあらためて体験したグループの63パーセント、過去の思い出にひたったグループの44パーセントで知能テストの結果が向上しました。

 

とくに体験グループは視力まで回復し、関節がやわらかくなり、来たときはステッキを使っていたのに、帰りはステッキがいらなくなった人もいたそうです。

実験の前後で撮った写真を、この実験について何も知らない協力者に見せたところ、体験グループの全員が若返っているとの回答が得られました。

 

20年前の自分に戻ったと思い込むことで、体と心の若さがよみがえったのでしょうか。

信じられないような結果ですが、ランガー博士は、「私たちの限界を決めているのは体ではなく、ものの考え方だ。自分の健康について、頭のなかで限界を決めてしまわないことが大切だ」と述べています。

 

この実験には不十分な点もあります。

目に見えない心の状態をどこまで正確に確認できたかわかりませんし、参加者は全部で16人でした。

科学的な研究としては少な過ぎます。

そして、もっと大きいのが、その後、同じような実験が行われていないことです。

医学研究の世界では、何度実験を繰り返しても同じ結果が出ることが重要です。

1回だけでは、勘違いとか偶然だった可能性を否定できないからです。

 

博士によると、この実験は昔の小道具を集めて「20年前の世界」を作り上げるのに巨額な費用がかかるために、繰り返し行うのが難しいとのことでした。

現代ならコンピューター技術を活用するなどして、違う形で実施できるかもしれません。

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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百寿者は考え方が根本的に違う

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百寿者は考え方が根本的に違う

 

百寿者の傾向として、いやなことがあっても気持ちを切り替えて、おおらかに前を向く人が多いのは確かです。

「健康・体力づくり事業財団」の「全国100歳老人の1/2サンプルの横断的研究」では、百寿者の約8割が、「毎日気分よく過ごせる」「将来に不安を感じていない」と回答し、「さびしいとは思わない」も約6割いました。

きわめつけは、「これからのことに夢や希望を持っている」という人が男性は3割以上、女性も14パーセントいたことです。

100歳を超えてなお、将来に夢を抱いているのです。

 

これと対照的だったのが、内閣府が平成29(2017)年に成人男女1万人を対象に実施した「国民生活に関する世論調査」の結果です。

一般国民のうち、現在の生活に「悩みや不安を感じている」人は3人に2人にのぼり、何が不安かとの質問には、「老後の生活設計」「自分の健康」「家族の健康」などがあがりました。

 

一般の国民と百寿者の回答が大きく違うのが印象的ですが、ここにも百寿者の長寿の秘密が隠れています。

 

人生に目標を持つことと死亡率などの関係について、日本とアメリカで別々に実施された10件の調査結果を総合的に分析する研究が行われました。

参加したのは平均年齢67歳の13万6000人を超える人々です。

すると、「人生に目標を持っている」と回答した人は、そうでない人とくらべて、7年以上にわたる調査期間中の死亡率が17パーセント低いことがわかりました。

他の研究からは、「人生に前向きに取り組んでいる」と回答した高齢者は脳梗塞の発症率が半分であることが示されています。

 

考え方を変えるのは単なる気休めではなく、健康寿命を実際に延ばします。

困難にみまわれても、「大丈夫、何とかなる」「これからもっとよくなる」と未来に目を向けることを習慣にしてください。

 

史上最高齢で亡くなったジャンヌ・カルマンさんも数々のエピソードを見る限り、自分で人生を作り上げた人でした。

若いころにご主人を亡くし、娘さんにも先立たれましたが、有利な年金制度を探し出して経済的にも社会的にも自立した生活を送り、お酒を楽しみ、フェンシングに挑戦し、晩年に寝たきりになっても歌うのが大好きだったそうです。

120歳の誕生日には、こう話しています。

これまでしっかり行動してきたから、人生に悔いはないわね。本当に幸運でした」

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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