思考をプラスに転じさせるコツ

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思考をプラスに転じさせるコツ

 

うつ病の人の認知を変えること」の重要なポイントは、思考法に「プラス思考」を織り込めるようにすることでしょう。

 

エジソンの有名な言葉があります。

 

「人生で失敗したことは一度もない。1万通りの『うまくいかないやり方』を発見しただけだ」

 

そういう考え方をすれば、「マイナスの自動思考」には陥りにくくなります。

とにかく「やってみよう」という姿勢や考え方に何とか持っていくのです。

 

認知症でもうつ病でも、興味が減退し、積極性がなくなるという症状が出ますが、「でも、やってみよう」という方向です。

 

飲食店でも、「知らない店は、おいしくなかったら嫌だから行かない」という発想、思考ではなく、「まずい店でもいいじゃないか。まずい店を新たに発見した、と思えばいい」「まずかったら、途中でやめて、ほかの店で食べればいい」と考え方をフレキシブルにする。

それができれば、積極性も生まれるでしょう。

 

いい年をして、「若い人が行くような店には行かないほうがいい」と考えがちですが、どんどん「若い人の店」「若い人が行くようなところ」に行ってみるといいと思います。

 

行ってみるまでは、「きっと嫌な思いをする」とためらうのですが、試しに行ってみると、意外に面白いことに気づいたりするものです。

 

日曜日の繁華街をぶらついてもいいし、夏なら海水浴場やプールに行くのもいいでしょう。

すごく気分転換になりますよ。

 

水着も持って行って、生まれ変わったような気分になれば、抑うつ気分が吹き飛ぶかもしれません。

 

もし、それで「嫌な思い」をしたら、家に帰って笑い話にでもして、家族に対して聞かせるといいのです。

「人生でめったにない貴重な経験をした」ととらえれば、プラス思考に近づいていけます。

このようにいろいろ試すことは前頭葉の老化予防、つまり感情の老化予防にもつながるのです。

「「脳が老化」する前に知っておきたいこと より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

ビタミンB12は、悪性貧血のみならず神経や免疫系にも効果があることが明らかになり、高齢者のうつや認知症の予防等に利用されています。

高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

 

ビタミンB12について?

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「心の病気」から「脳の病気」になったうつ病

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「心の病気」から「脳の病気」になったうつ病

 

うつ病は、「心の病気」と考えられてきました。

 

患者に何らかの精神的な異常があるとき、その人の心に問題があるため異常が起こっていて、病気となって発症していると思われていたのです。

 

1950年代くらいまでは、アメリカでは精神医学の主流の学派は「精神分析」でした。

その頃は、もっとも科学的な精神医学は「精神分析」だとされていました。

 

その人の無意識の世界を探索して、体や行動、心理に起こっている異常について、本人の気づかない無意識の世界に原因があるのではないかと探っていたのです。

 

しかし、現在は、うつ病は「脳の病気」だという考え方が主流です。

 

「心」に病があることは変わらないのですが、その心の病の原因が具体的にどこにあるのかというと、「脳の機能」に問題があるのだ、と考えられるようになったのです。

 

1950年代後半に抗結核薬である「イソニアジド」や抗ヒスタミン薬である「イミプラミン」という薬でうつ病が改善することがわかって以来、うつ病は「脳の病気」と認識されるようになりました。

 

その開発初期にはメカニズムがわかっていませんでしたが、「薬で治るのだから、生物学的な要因で精神疾患が起こっているのだろう」と医師たちが考え始め、精神科の臨床現場での研究対象は、それまでの哲学的な精神分析から生物学的な精神医学にシフトしたのです。

 

1960年以降には「脳科学ブーム」のようなものが起こり、うつ病などの精神疾患を「脳の働き」の観点から追究する研究者が増えてきました。

 

現在では、治療にあたって心理面にウエイトを置いている精神科医でも、「脳の機能」には着目せざるを得ないという状況です。

少なくともほとんどの精神科医は薬物治療を行います。

 

うつ病の治療は、心のトラブルを治すために、薬を使って脳の機能を正常化しようとする、という治療になったのです。

「「脳が老化」する前に知っておきたいこと より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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老人性うつに気づく3つのポイント

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老人性うつに気づく3つのポイント

 

認知症の兆候と間違えられることがよくあるのが、高齢者のうつ病です。

 

うつ病認知症のいちばん大きな違いは、「うつ病は早期に治療すればよくなる」けれども、「認知症は進行を遅らせることはできても、治すことはできない」ということです。

そして、認知症うつ病が同時に進行する場合もあるので、注意が必要です。

 

認知症はじわじわと進行するので、あわてて対応しなければ、と思う必要はありません。

 

それに対して、うつ病は、家族でも本人でも、症状に気がついたら、できるだけ早期に治療をしたほうがいいという点で、まったく異なっています。

 

それにもかかわらず、高齢者のうつによる変化は、家族がそれに気づいても「年のせいでせしょう」と思ってしまいがちで、本人も「年だからじゃないか」とボケの初期症状と誤ってしまうことがあるのです。

 

高齢者のうつ病の特徴は、次の3点です。

 

1.ある時期に急に変化する

 

高齢になると、外出するのが億劫になったり、それまでは毎日化粧をしたり、身繕いに気をつけたりする人だったのに、化粧も身繕いもしなくなる、という兆候があります。

その変化は、認知症でも進行するにつれて起こることがあります。

 

以前は、いろいろな趣味があってよく出掛けていたのに、いつの頃からか出不精になった、という長い間の変化は、家族もあまり気づきません。

認知症の場合、じわじわと変化が起こるからです。

 

しかし、うつ病の場合は、その変化がある時期に急に起こります。

場合によってはある日、突然起こるのです。

認知症の場合は「いつからですか」と聞いても、「さあ、いつごろからでしたか、よくわかりませんが、今はそうなりましたね」というケースが多いのですが、うつ病だと急激に起こります。

 

そして、もう一つ、認知症と異なる点は、外見上もかなり変化することです。

表情、顔つきがガラリと変わる人が多いのです。

高齢者がうつ病になると、急に「10歳くらい老けた」感じになることがあります。

認知症の場合は、表情も症状も本当に長い時間をかけて変化するので、家族は変化にあまり気づかないことがよくありますが、うつ病は短期間に大きく変化するので気づきやすいのです。

 

2.本人に「もの忘れ」の自覚がある

 

病院の「もの忘れ外来」には、「最近、父がもの忘れが多いのですが、認知症でしょうか」と訪れる人がいます。

 

その場合、認知症の当人は「あまり気づいていない」という状況で、家族と一緒に来院することがほとんどです。

自分では「最近、もの忘れが増えた」ということにさえ気づかないのが、中期以降の認知症の特徴です。

 

それに対して、うつ病の場合は、本人が「自分に変化が起きている」ことを気にして、自ら来院するというケースが目立ちます。

うつ病だと自分自身に起こっていることが心配になって訪れるのです。

 

3.食欲や睡眠に変化が出る

 

うつ病の人は、抑うつ気分とともに、食欲が急に減少したり、逆に異様に食欲が増したりしますが、そのことにも自分で気づくことが多いのが特徴です。

 

一般的には、うつ病だと食欲がなくなることが多く、逆に認知症の人は、症状が進むと食欲が増進することが多いという傾向があります。

 

うつ病は、基本的には「食欲減退」が一つの特徴といっていいでしょう。

 

もう一つは、うつ病の兆候として「不眠」があります。

 

自分では眠りたいのに、夜中に何度も目が覚めてしまうという場合、うつ病を疑ってみる必要があります。

これは高齢者だと当たり前に思われがちですが、急に起こった場合はうつ病の可能性が強いのです。

 

認知症の場合は、まったく反対に「よく眠れる」という人が多い傾向があります。

ロングスリーパー」といいますが、家族が心配するくらいよく眠るようになるのです。

 

高齢でうつ病になると、「早くお迎えがくるといいのに」といったことをいう人が時々います。

とくに肉親、配偶者などを亡くすと、「早くあの人のもとに行きたい」といったりします。

 

だれでも「家族の死」に直面すると、気持ちが落ち込むのは当たり前です。

そのため、「落ち込むが、生活は何とか保てている」という場合は、それだけでは「うつ病ではない」と診断されます。

 

しかし、それに加えて仕事も家事もできなくなった、生活がほとんど保てなくなった、という状態が続いたときは「うつ病が強く疑われる」のです。

 

ただ、「自殺したくなった」など、自殺企図の症状が続くようだと、深刻な事態になりますから、早めに精神科に相談したほうがいいことは間違いありません。

「「脳が老化」する前に知っておきたいこと より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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「声を出す」「人と会話をする」ことの効能

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「声を出す」「人と会話をする」ことの効能

 

現在、アルツハイマー病の新薬として開発されている薬品のほとんどは、アミロイドβの蓄積を防ごうとするものです。

動物実験の段階ではうまくいくのですが、人間ではなかなか効果が見られず、市販されるには至っていません。

それどころか莫大な研究費をかけた大手の製薬会社のいくつかが開発を断念しています。

 

アミロイドが蓄積するのを止める、という発想は比較的シンプルなのですが、それがうまくいかないという理由には、実は、それが脳の老化の本質との関わりがあるせいではないか、と考えています。

つまり、本質的な老化は止められないのです。

 

アルツハイマー認知症になりやすいかどうかは、遺伝的要因が大きいといわれています。

親がアルツハイマー認知症の有病者だと、子どももなりやすいといことです。

完全な遺伝ではなくても体質が似るのでしょう。

 

ただ、「頭を使っている人、日常生活でいろいろな作業、思考を行う人ほどボケにくい」という傾向はあります。

 

CTなどで脳の状態を見ると、発症しそうなくらいに脳の萎縮が進んでいるのに、日常生活では頭脳明晰という人もいます。

 

同じくらいの脳の萎縮の人を比較してみたら、日常的に脳を使っている人さほどボケていなくて、そうでもない人はかなりボケが進んでいる、知能テストをしても明らかに差が出る、という例もあるのです。

 

頭を使うといっても、とくに高度な使い方というわけではなく、経験上いちばん効果が高いと感じているのは「人との会話」です。

 

人と話すと、自分で考えて話をして、それに対して人から反応が返ってきて、さらにやり取りをするという作業になるので、脳を強制的に働かせることになります。

 

このとき、「声を出す」ということがポジティブ(効果的)なようで、担当しているアルツハイマー病の患者さんの中に、以前から趣味で「詩吟」を続けている人が何人かいるのですが、この人たちは進行があまり目立ちません。

 

詩吟でなくても、おそらくカラオケで大きな声で歌う、みんなで歌うというのも効果が見込めるでしょう。

仲間がいればワイワイ楽しめてよりよいのですが、一人カラオケでもかまわないと思います。

「「脳が老化」する前に知っておきたいこと より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

アルツハイマー認知症の方々の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。

 

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うつ病の3大予防法 3.外出して光に当たる

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うつ病の3大予防法 3.外出して光に当たる

 

太陽の光を浴びることは、健康の基本です。

 

冬季うつ病という季節性のうつ病がありますが、秋から冬にかけて日照時間が短くなることが、その発症の原因の一つと考えられています。

 

また、欧米で冬季うつ病が多い理由の一つに、一般に住居の室内があまり明るくないことがあるのではないかとも考えています。

 

日本では南向きの部屋に太陽光がさんさんと入ることが好まれるのですが、欧米では、南向きで日の光が入る部屋は敬遠される傾向があるからです。

 

光があまり差し込まないところに長時間いると、セロトニンの分泌が不十分になるので、状況によっては気分が次第に落ち込んでしまうものです。

 

冬季うつ病は、光療法で強い光を浴びることで治療する方法があります。

睡眠障害の場合にも、光療法は有効な場合があります。

 

光を浴びるためにもっとも簡単なにできることが昼間、外出することです。

太陽が出ている時間に外出すればよいのです。

 

外出は適度な運動にもなり、気分転換にもなります。

太陽光に当たることは、睡眠とかかわりがあるホルモン・メラトニンの分泌にも影響があるので、睡眠の質の向上にも寄与すると考えられています。

 

また、日光を浴びることで、体の中でビタミンDがつくられ、骨粗鬆症の予防などさまざまな効果があります。

 

まずは数分、数十分でもいいので、外出することをお勧めします。

 

もし外出できないときでも、カーテンを開けて外光を室内に採り入れるだけでもかなり違います。

朝、目が覚めたら、カーテンを開けて、お日様の光を部屋に入れ、多少まぶしくても光をたっぷり浴びる。

これがもっとも自然な治療法で、「心と体の健康」にいちばんいいと信じています。

「「脳が老化」する前に知っておきたいこと より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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うつ病の3大予防法 2.食事のバランスを考える

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うつ病の3大予防法 2.食事のバランスを考える

 

そもそも、なぜ人はうつ病になるのかという研究では、今のところ脳内のセロトニンという神経伝達物質が年齢とともに、または環境、状況によって不足するから起こるのだろう、という説が有力です。

 

つまり、「不足している物質をたっぷり与えれば、うつ病になりにくい」可能性が高いのです。

 

セロトニンは、トリプトファンという物質からつくられます。

 

トリプトファンアミノ酸の一種で、人に必要とされる「必須アミノ酸9種類のうちの一つです。

 

このトリプトファンが含まれた食品をたっぷりバランスよく摂っていれば、セロトニンは不足せず、うつ病にもなりにくいと考えられます。

 

トリプトファンは、肉類をはじめとして、納豆などの大豆製品、チーズなどの乳製品、牛乳などにたくさん含まれています。

 

肉を毎食食べるというわけにはいかないかもしれませんが、大豆製品は比較的安価で身近です。

大豆製品には、納豆以外にも、豆腐、みそ、きな粉、煮豆、油揚げ、おからなどいろいろあるので、好みのものがあるのではないでしょうか。

 

トリプトファンは、セロトニンのほかに脳内で分泌され、睡眠に関係しているホルモン・メラトニンの原料でもあります。

トリプトファンをたくさん摂ることは、良質な睡眠にもつながります。

 

健康診断などで「コレステロール値が高いですね」といわれると、ついついコレステロールのもとになる肉食を控える人が多いのですが、コレステロールセロトニンの働きに欠かせません。

 

多少コレステロール値が高くても、日本人の場合はかえって死亡率が低く、むしろコレステロール値が低い人のほうがうつ病になりやすい、という研究データもあるのです。

 

とくに高齢者にとって、コレステロールが十分でないことは、体の健康全体のことを考えるとリスクになると思います。

 

もちろん、魚にもトリプトファンは含まれているので、肉とともに魚もバランスよく摂るといいでしょう。

 

加えてトリプトファンは、炭水化物と一緒に摂ると吸収率がアップするといわれます。

つまり、肉・魚・大豆製品などのたんぱく質とともに、ご飯やイモ類などの炭水化物もしっかり摂るといいのです。

 

さらにトリプトファンからセロトニンメラトニンを生成して脳神経を正常に働かせたりするためにはビタミン類やミネラル類が必要です。

結局のところ、肉も含めたバランスが取れた食事がうつ病予防にも、またトータルの老化予防にもいちばんいい、という結論になるようです。

「「脳が老化」する前に知っておきたいこと より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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うつ病の3大予防法 1.考え方のパターンを変える(思考を変える)

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うつ病の3大予防法 1.考え方のパターンを変える(思考を変える)

 

うつ病は、さまざまな治療法があります。

 

とはいっても、ならないに越したことはありません。

うつ病になってしまうと、抑うつ気分になって、貴重な人生の一時期を無駄にしかねません。

 

うつ病は突然、発症することが多いですし、本人が気づく前に深刻な状態になっていることもありますから、予防が大切です。

 

うつ病を予防する方法には、3つの方法をお勧めしています。

これらは認知療法薬物療法、光療法などのうつ病の治療法から応用した、シンプルな方法です。

 

1.考え方のパターンを変える(思考を変える)

2.食事のバランスを考える(食生活を変える)

3.外出して光に当たる(太陽光を浴びる)

 

1.考え方のパターンを変える

 

だれにでも、思考のパターンというものがあります。

 

要するに、うつ病の人が陥りがちな、「悪循環を生む考え方のパターン」です。

 

よくあるのが「成功か失敗か」の「2項対立」でのものの考え方だと、「失敗したら、すべてが終わり」という結論にたどり着きやすいものです。

 

ここで、「失敗したら、またチャレンジすればいい」と考える思考パターンができれば、何ごとも楽になります」

 

また、「失敗してもいい」という考え方だと、「何でもやってみよう」という姿勢になります。

そこから積極性が生まれます。

「ダメでもともと、やってみなければ何事もわからない」と気楽になり、しかも積極的になれば、うつ病にはなりにくいでしょう。

 

とはいっても、「思考のパターンを変える」ということは、高校生や大学生ならいざ知らず、50~70代のおとなが、おいそれとできるものではありません。

 

でも、だからこそ、「思考パターンを変える」。

そんなチャレンジを楽しんでみてほしいと思います。

「「脳が老化」する前に知っておきたいこと より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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