太陽光が脳の時計をアジャストしてくれる

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太陽光が脳の時計をアジャストしてくれる

 

脳の視床下部に備わっている「主時計」は、適応システムを備えていて、あらゆるものによって微調整を日々、繰り返しています。

 

あるものとは何か。

太陽の光です。

 

太陽の昇る時間、沈む時間は、一年を通じて少しずつずれますから、当然、微調整が必要ですし、飛行機で、太陽の昇る時間、沈む時間が違う場所に一気に移動した場合は大幅な調整が必要になります。

 

どう調整するか――。

脳の「主時計」が網膜を介して太陽光の電気信号を受け取り、バイオリズムを調整する指令を体中の細胞の時計に出すのです。

その場所における日の出・日の入りに覚醒、睡眠のリズムを合わせようと働くわけです。

 

このように、人間は「体内時計」を持っているわけですが、昔の人は、その体内時計にそって、自然と昼夜の営みを続けてきました。

 

ところが、現代人は、これを忘れ、「睡眠時間さえ確保すればいつ寝てもいいんだ」と夜ふかしをしたり、昼夜逆転の生活を送ったりしています。

そして、体や心を病んでしまったりしているのです。

 

「太陽の恵み」を受けずに健康的な生活を送ることはできません。

 

いくら科学技術や医療技術が進歩、発展しようが、健康な生活を送りたかったら人は朝、太陽が昇るとともに起き、日中は太陽のもとで活動し、太陽が沈んだら夜は寝なければならないのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

 

寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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人間に備わっている「時計遺伝子」とは?

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人間に備わっている「時計遺伝子」とは?

 

睡眠ホルモンである「メラトニンについてお話ししようと思います。

 

現代人のなかには、「睡眠」について、間違った思い込みをしている人がたくさんいます。

 

どんな思い込みか――。

まずはそのことについて、最新の脳科学の見地からお話ししていきましょう。

 

 

現代は、飛行機で地球の裏側まで半日かからずに移動できる時代になりましたが、「時差」による体調不良を経験したことがある人は多いと思います。

 

たとえば、旅先や出張先で夜、眠れず、逆に、日中は頭がボーッとしてシャキッとしない――といった状態に陥ります。

 

不眠の原因は枕の問題ではありませんし、ベッドの快適さの問題でもありません。

「脳」にあります。

 

地球上のすべての生き物は、睡眠と覚醒を周期的に繰り返すことで、生命の営みを継続してきました。

その周期というのは、地球が24時間で自転していることから出来上がったものです。

 

人間は、昼行性動物として進化してきたので、脳も体も、太陽の出ている昼間に活発に活動し、太陽が沈んでいる夜に睡眠を取ることによって休息してエネルギーを補給する、という生体リズムを備えました。

 

実は、このリズムは、人間の頭のてっぺんから足の先まで、60兆個あるすべての細胞に備わっています。

人間の体のすべての細胞には「時計遺伝子」というものが備わっているのです。

 

 

「時計遺伝子? そんなもの、ほんとうにあるの?」

 

そう驚かれた方もいるかもしれませんが、2017年のノーベル生理学・医学賞は、体内時計を生み出す遺伝子とそのメカニズムを発見した三人の学者に授与されています。

 

60兆個あるすべての細胞に時計遺伝子が備わっている、といいましたが、それらは、バラバラに時間を刻むのではなく「同期」して活動します。

 

その同期をつかさどるのが脳の「視床下部」です。

 

脳の視床下部に「主時計」が備わっているのです。

 

脳の視床下部の視交叉上核にある主時計が、各神経を介して全身の細胞にある時計に「同期してバイオリズムを刻め」と命じています。

 

このバイオリズムは、人の意志で変えたり、コントロールしたりすることはできません。

なぜなら、無意識の自律神経によるものだからです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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ネガティブな感情をため込まない、二つの方法

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ネガティブな感情をため込まない、二つの方法

 

「怒り」のコントロールでは、「不安・怒りの情動回路」が動き出す手前で、すなわち、扁桃体に信号が送られる前に抑えることも重要で、その一つは、「ノルアドレナリン神経」の暴走を事前に食い止めることです。

 

もう一つ、大脳で発生したネガティブな感情を扁桃体の「情動回路」にできるだけ伝えないようにすることです。

 

つまり、ネガティブな感情をため込まないようにすることが「怒り」のコントロールでは重要なポイントです。

 

脳科学的な見地からいうと、そのためには二つの方法があります。

 

1.「言語化」して発散する

 

大脳で発生したネガティブな感情が、扁桃体の情動回路に伝達される前に「言語化」し、大脳内部で処理を終えてしまうのです。

 

ちょっと専門的すぎる言い方かもしれませんが、ようするに、たとえば、何か嫌な気分になったとき、友人や家族に吐き出す、紙に書き出すなどして、不快な感情をため込まないようにする、ということです。

 

ただし、不快な感情を言葉にするときは、見ず知らずの第三者に向けたりしてはいけません。

 

ましてSNSなどで発信してしまうと、とんでもない騒動に発展するリスクもあります。

 

むしろストレスを抱える結果につながる危険性もあるので、身内や、気のおけない親しい友人にとどめておかなければなりません。

 

また、言語化するときは、「怒り」をぶちまけるようにしてはいけません。

理性的な発言をすることが大事です。

 

2.淡々としている

 

大脳で発生したネガティブな感情に対して、できるだけ快・不快の判定を下さないようにすることです。

 

すなわち、快でも不快でもない判定をするよう努めること。

いわばネガティブな感情と闘わない、ネガティブな感情に右往左往しない姿勢と態度を貫くことです。

そんな脳の習慣を身につけるのです。

 

でもこれは、たやすく実現できることではありません。

 

セロトニン神経を活性化させ続ける不断の努力と工夫が求められ、これは一種の「修行」なのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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「セロトニン欠乏脳」を改善する

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セロトニン欠乏脳」を改善する

 

オキシトシンが「グルーミング」によって脳内で分泌されると、「ストレス中枢」の興奮が鎮まるだけではなく、「セロトニン欠乏脳」も改善されます。

 

その理由は、「セロトニン神経」にオキシトシン受容体があるからです。

 

グルーミングによって、オキシトシンの分泌が脳内で増えると、同時に脳内のセロトニン神経も活性化されてセロトニンの分泌も増えるということが明らかになっています、

 

一日の仕事が終わったとき、脳は「セロトニン欠乏脳」なっています。

 

その状態を、グルーミングが改善してくれるということです。

元気を回復させてくれるのです。

 

仕事、育児、介護……で疲労がたまり、「セロトニン欠乏脳」になって、キレそうになったら、誰かと「おしゃべり」をしましょう。

 

脳内秘薬のオキシトシンを分泌させましょう。

 

お金もかからないですし、誰でもすぐに手軽に実行できます。

 

ところで、オキシトシンは、哺乳類だけが持つ脳内物質です。

爬虫類も鳥類も持っていません。

 

地球上で人類をふくめた哺乳類が進化の頂点に立てた一因には、オキシトシンという脳内物質を備えたからだと考えています。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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「おしゃべり」は人間同士のグルーミング

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「おしゃべり」は人間同士のグルーミング

 

直性肌を触れ合わなくても、心地よく誰かと「おしゃべり」をするだけでオキシトシンが分泌される、ということが脳科学で証明されています。

 

だから、「仕事帰りにちょっと一杯」がストレス解消に役立つのです。

「仕事帰りにちょっと一杯」にはグルーミングと同じ効果があります。

 

ワイワイ、ガヤガヤ、おしゃべりすること自体が大切で、おしゃべりの内容は基本的にどうでもよいのです。

 

ただし、難しい哲学談義や込み入った仕事の話はダメ。

 

「心地よさ」が絶対条件です。

気心の知れた同僚と楽しくおしゃべりをすることでオキシトシンが分泌されるのです。

 

 

女性は男性よりストレスに強いと一般に考えられていますが、これは、女性にはおしゃべりが好きな人が多いからだと考えられます。

 

おしゃべりが好きな人は、いつでもどこでも、機会を見つけては誰かと心地よくおしゃべりをする。

それによってオキシトシンが分泌され、「ストレス中枢」の興奮を鎮めているのです。

 

「ちょっと一杯」の場合は、アルコールがストレス中枢の興奮を鎮めているとも考えられます。

 

しかし、女性の場合にはアルコールなしでもOKなわけでも、やはり、人のストレス中枢の興奮を鎮静化する主役は、オキシトシンといえるでしょう。

 

 

ですから、男性も、もっと「おしゃべり」をしましょう。

 

以その効果を活用しましょう。

 

恋人とのおしゃべりでもいいですし、親友とのちょっとした長電話でもいいでしょう。

 

夕食を食べながらの家族団欒にも同じ効果があります。

 

子どもが遊びまわっているのをニコニコしながら見ているのだって十分なグルーミング効果をもたらします。

 

なお、SNSなどでの「おしゃべり」では、残念ながら、オキシトシン分泌には至りません。

 

なぜでしょうか。

 

デジタル化された文字情報は、大脳の「言語中枢」には届きますが、「情動中枢」にまでは届かないからです。

 

つまり「心地よさ」が生まれにくいのです。

デジタル文字は「事務連絡」には最適ですが、「心の交流」には向いていないといえるかもしれません。

むしろ絵文字のほうがよいと考えられます。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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「ペットセラピー」の驚くべき効用

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「ペットセラピー」の驚くべき効用

 

以前、「ペットセラピー」の効果をテーマにしたテレビ番組が企画され、人のオキシトシンコルチゾールの変化を検証する機会を得ました。

オキシトシンコルチゾールも、その体内変動を今では唾液で簡単にチェックできます。

 

番組に協力してくれた男性は、自宅で治療院を経営する方で、仕事が終わるとしばらくペットの犬と戯れる生活をしているとのことでした。

 

そこで、仕事を終えた直後のオキシトシンコルチゾールの数値と、ペットと戯れた(グルーミングをした)直後のそれを測定し、比較してみました。

 

すると、グルーミングをしたあとにコルチゾールが減少し、オキシトシンが増加したことが認められたのです。

 

この実験映像では、この方が夢中で愛犬と戯れ、心から楽しんでいる様子がとても印象的でした。

 

その愛犬とのグルーミング行為が、ストレス解消の脳内秘薬=オキシトシンの分泌をうながし、それがこの男性の「ストレス中枢」の興奮を鎮めたと考えられます。

 

 

少々専門的に解説しましたが、あまり難しく考えなくてもけっこうです。

 

たとえペットを飼っていなくても、たとえば、お子さんのいるサラリーマンなら、帰宅後、子どもと相撲ごっこレスリンごっこするだけでも、グルーミングになります。

一日のストレスが解消されるのを実感するはずです。

子どもをハグするだけでも十分な効果があります。

 

最近、「猫カフェ」ゃ「ふくろうカフェ」が流行っているようですが、それもデジタル時代におけるニーズといえるでしょう。

 

動物と心地よく触れ合うことは、ストレス解消になるのです。

 

脳と体はそのようにできているのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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「オキシトシン」が、脳から「一日の疲れ」を消す

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オキシトシン」が、脳から「一日の疲れ」を消す

 

昭和の時代に日本の経済成長を支えたサラリーマンたちの世代には、「仕事帰りにちょっと一杯」の生活がありました。

 

一日の仕事の疲れを、帰宅途中に同僚とちょっと一杯やってリフレッシュする光景が、当時、ごく普通に見られました。

 

しかし、このスタイルは、今、あまり見られなくなってしまいました。

 

しかし、じつは脳科学的には、この「仕事帰りにちょっと一杯」の生活が、大変すぐれたストレス解消法だったのです。

 

その根拠は、

 

1.「グルーミング効果」により脳内物質の「オキシトシン」の分泌がうながされる

2.その「オキシトシン」が、脳内の「ストレス中枢」を鎮静化する

 

 

ということにあります。

 

また、「セロトニン神経」は、このオキシトシンの分泌によって活性化されることも判明しています。

 

これを大変な大発見だと思っています。

 

グルーミングとオキシトシンについて詳しく説明しましょう。

 

 

「グルーミング」というと、みなさん、サルのノミ取りなどをおもいうかべかもしれません。

 

あれはノミを取る“衛星行動”という側面がありますが、動物行動学では「ストレス解消」の行動とされています。

 

サルは群れで生活しますから、仲間同士のいがみ合いや厳しい上下関係など、日々ストレスにさらされています。

 

そんなサルたちは、一日のうち、かなりの時間をグルーミング(心地よいスキンシップ)に費やしているとされます。

そうすることでストレスを解消しつつ、群れでの生活を楽しんでいるのです。

 

 

脳科学では、「心地よいスキンシップ」であるグルーミングが、脳内のストレス解消の秘策=オキシトシンを分泌させることが多方面から証明されてきています。

 

「ストレス中枢」の興奮がストレスホルモンであるコルチゾールを分泌させます。

 

このストレスホルモンが、グルーミングによって減少するという報告があります。

ペット(犬)を使った研究です。

 

犬を狭いケージに閉じ込めると、拘束ストレスのために犬のコルチゾール(ストレスホルモン)が増加します。

その状況下で、人間が犬をなでるグルーミングをほどこすと、コルチゾールが減少し、同時にオキシトシンが増加するのがわかったのです。

一方、グルーミングをされないと、コルチゾールは上がったままです。

 

 

最近の脳科学研究では、ストレス中枢に隣接してオキシトシンを合成・分泌させる神経細胞が見つかっています。

 

そのオキシトシンが、ストレス中枢に対して直接作用し、コルチゾールの分泌を抑えることが明らかにされています。

 

したがって、前出の犬の拘束実験では、グルーミングによって犬の脳内オキシトシンの合成と分泌が促進されて、それが、隣接するストレス中枢の興奮を直接鎮静化し、その結果、コルチゾールが減少した、と考えられます。

 

また、この実験では、なでられるペットの癒し効果が科学的に証明されたわけですが、じつは、なでる側の人間でもオキシトシンが増えて、ストレスが解消される事実も確認されています。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

ビタミンB12について?

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