「前頭前野」を活性化させる四つのルート

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前頭前野」を活性化させる四つのルート

 

さて、これまでの内容を総括しましょう。

 

「脳の疲れ」を解消する、あるいは「疲れない脳をつくる」。

そのための最終目標は、「前頭前野」を活性化させることといえるでしょう。

 

そして、そこに到達するには、さまざまなルートがあります。

 

 

第一ルートは、目の網膜から太陽光を入力し、セロトニン神経を活性化させ、前頭葉に働きかける、という経路です。

 

地球上の生命はすべて、太陽の恵みで生かされています。

部屋にこもって生活し続ける、あるいは、朝いつまでも床に入っている、最悪、昼夜逆転の生活をすることは、太陽の恵みを受けない生活です。

その悪しき生活習慣では、心身を元気にさせることはできないのです。

 

第二ルートは、歩行・呼吸・咀嚼のリズム運動によってセロトニン神経を活性化させ、前頭前野の血流を増やす、という経路です。

 

早朝、昼休み、仕事のあとに、集中してリズム運動を5~30分行なえば、セロトニン神経が活性化されて、頭も心も体もすっきりとし、意欲や集中力が高まり、ネガティブな気分が解消されます。

日常的にさまざまなリズム運動を意識して行なうと、毎日を快適に暮らせます。

 

第三ルートは、グルーミング行動によってオキシトシンの分泌をうながし、ストレス中枢を抑制しつつ、セロトニン神経を活性化させ、前頭前野に働きかける、という経路です。

 

おすすめの時間帯は、黄昏時から就寝までの間です。

仕事帰りに同僚と一杯やる。

ペットと戯れる。

食事を楽しむ。

家族との団欒を楽しむ。

読書を楽しむ。

お風呂を楽しむ。

 

また、マッサージなどで身体をケアする。

一日を振り返って明日の準備をととのえる……といったグルーミング行動が、一日の仕事が終わったときの「セロトニン欠乏脳」を改善してくれます。

元気を回復させてくれるのです。

 

最後のルートは、泣ける映像やストーリーなどを介して「直観・共感の脳」を活性化させ、前頭前野に働きかける、という経路です。

 

人は泣いたあと、脳全体がリセットされて、心にも体にも安らぎがおとずれるのです。

 

このように種々のルートを介して前頭前野に働きかけると、人は次のような体験をします。

 

・すっきりとした爽快な気分を味わう。

・過度な緊張や不安などが消える。

・怒りや敵意などが消える。

・集中力、意欲が湧いてくる。

・顔つきや姿勢がハツラツとする。

 

 

つまり、元気になれるのです。

脳の状態がよくなるのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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泣いたあとにおとずれる心と体の安らぎ

 

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泣いたあとにおとずれる心と体の安らぎ

 

人は誕生した瞬間に自ら泣き、周りの人を泣かせて生命を終えます。

 

生存中には、悲しい出来事や苦しい状況が頂点に達するときに泣き、夢や目標が成就して歓喜の頂点に達したときに泣きます。

 

すなわち、人は生命活動の「クライマックス」で泣くのです。

そういう意味で、泣くのは、「生命活動の命の叫び」ともいえます。

 

人間は赤ん坊のときや幼い頃はよく泣きますが、成長するにつれて、泣く機会は少なくなっていきます。

 

大人になって、社会生活を営むようになると、泣くのは弱さをさらけ出すことであり、人前で泣かないことが美徳とされます。

特に男は、泣かないことが一人前と評価されたりします。

 

それでも、人生においては泣くのを抑えられないときがあります。

 

たとえば、「別れ」です。

 

卒業や転居時における友人との別れ、肉親や近しい人、あるいはペットとの死別。

男女間では離婚。

結婚も親と子の「別れ」といえます。

 

もちろん「別れ」だけではありません。

人は、夢や目標が成就したときにも泣きます。

あるいはすばらしい風景やすぐれた芸術に触れて感動の涙を流すときもあります。

 

しかし、これらの場面は、一生のうちに何度も何度もあるわけではありません。

泣く機会は、極めて限られています。

 

そこで、泣ける場面を、映像やストーリーで再現し、疑似体験によって泣き、心をすっきりさせよう、というのが「涙活」です。

「直観・共鳴の脳(前頭前野)」を活性化させて、泣くのです。

 

考えてみると、「泣く」というのはすごいことです。

目から涙があふれ、顔がぐしゃぐしゃになり、声がしゃくり上がり、体全体がふるえ……この状態は抑えようとしても、抑えられません。

無意識の情動行動です。

 

しかし、泣いた結果として、脳全体がリセットされて、心も体も安らぎに導かれます。

 

このような不可思議な人間の行動が「泣く」ということです。

これは人間だけが持つ行動です。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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「笑う」より「泣く」ほうが、もっとすっきりする

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「笑う」より「泣く」ほうが、もっとすっきりする

 

数年前から、「涙活研究家」の寺井広樹氏とともに、

 

「涙活」

 

というイベントをはじめました。

大人が一堂に介し、泣ける映像を見たり、泣ける話を聞いたりして涙を流し、ストレスを解消する活動です。

 

この「涙活」を推奨するにあたり、脳科学的なバックグラウンドやエビデンスを提供するのが役目です。

 

この「涙活」イベントは、「セロトニン道場」などで定期的に開催されるようになっており、マスコミからも注目を集め、海外メディアのBBCからも取材を受けました。

また、オックスフォード大学・人類学の博士課程に学ぶCさんが「人が何かに感動、共鳴して泣くと、その人の脳と体にどんな癒しの効果が発現するか」を研究しに一年間、セロトニン道場に留学してきました。

 

一般に、笑うのは「陽気」、泣くのは「陰気」と類型化されてきましたが、この見方は必ずしも正しくありません。

 

たしかに、泣く「原因」には、悲しい出来事など陰気な側面がありますが、泣くと「結果」として、すっきりと心が晴れるのです。

 

ですから、笑うのも泣くのも、ストレス解消につながるという点では、同じなのです。

むしろ私の印象では、笑うよりも泣くほうがスッキリ感が強く、長続きすると感じます。

 

「涙活」が、このストレス社会に負けないための有効な活動として定着すれば、世のなかがもっと元気になると思います。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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「泣く」とストレスが解消されるワケ

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「泣く」とストレスが解消されるワケ

 

さらに、研究では、人が泣くと、自律神経への影響面で、通常はあり得ない変化が出現しました。

 

一般に、自律神経のうち「交感神経」は、覚醒時に活発となり、血圧や代謝を上げて、体を動く状態にします。

 

一方、「副交感神経」は、休息時に活発となり、血圧や代謝を下げて、体を休める状態にします。

 

通常、映像を見ているときは覚醒状態ですから、自律神経は交感神経が優位に働いています。

 

ところが、途中で泣きはじめると、自律神経は副交感神経優位に切り替わってしまうのです。

 

心拍数の減少も見られ、人によっては消化機能も高まります。

つまりお腹が空くのです。

眠くなる人もいます。

これらは、まさに副交感神経が活性化されている証です。

 

つまり、覚醒状態であっても、人は泣くと、癒しの心と体に切り替わってしまうのです。

 

その引き金となる働きをするのが、「直観・共感の脳」なのです。

 

人が泣くときのコルチゾール(ストレスホルモン)を測定してみると、コルチゾールが抑制されていることが確認されます。

すなわち、ストレスが解消されているのです。

泣くとストレスが解消されるように人間の脳はできているのです。

 

※心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。

 

コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。

役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収されます。

これが、正常なストレス反応の流れです。

 

ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまいます。

こうなると、状況が一変します。

コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのです。

まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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副腎が疲れている人に圧倒的な足りない栄養素は、ビタミンB群になります。

 

ビタミンB群は、抗ストレスホルモンを合成するときに必要な栄養素です。

そのため、ストレスが多く抗ストレスホルモンを大量に必要とする人などは、体内のビタミンB群が不足しがちになります。

その結果、抗ストレスホルモンが十分につくれなくなり、副腎がますます疲れてしまうのです。

 

また、ビタミンB群は、体を動かすエネルギーをつくりだすためにも必要な栄養素。

私たちの体を構成している細胞には、ミトコンドリアというエネルギー生成工場があり、摂取した食べ物を燃焼させて、「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー物質をつくっています。

このATPをつくり出す過程で必要なのがビタミンB群です。

 

ビタミンB群が不足すると、ミトコンドリアATPが十分につくれなくなる。

ATPが足りなくなると、体がだるくて疲れが取れなくなったり、頭の回転が悪くなってきたりします。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ほとんどのビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。

したがっていっしょにとるのが効果的です。

 

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「泣く」となぜいいか?

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「泣く」となぜいいか?

 

前頭前野」の血流がどのような状況で増加するか、いろいろな状況で調べてみました。

 

すると、「人が泣き出す数秒前に前頭前野の血流が激しく増加する」という、予想もしなかった現象に遭遇しました。

 

この偶然の発見を検証するために、泣ける映像を多くの被験者に見てもらい、確認したところ、人は間違いなく、泣き出す数秒前に前頭前野の血流が激しく増加することが明らかになりました。

 

 

前頭前野には「人間性」に関わるいろいろな機能が明らかになっていますが、泣く直前の、血流が急に増加する部位は、特に真ん中(前頭前野先端部)で、インドの女性や仏像で小さな印が置かれている部位になります。

 

ヨガでは「チャクラ」と呼ばれ、「第三の目」とも称されます。

最近の脳科学研究では、ここは「直観」や「共鳴」に関係する働きをする部位として注目されています。

 

そこでここでは、ここを「直観・共感の脳」と呼ぶことにします。

 

 

「直観・共感の脳」は、言葉を使わないで対人コミュニケーションをする機能、すなわちノンバーバル・コミュニケーシンを担います。

 

人は通常、「言葉」を使って交流をしますが、「あの人は言葉ではあんなことをいっても、本心は違う」と、言葉の裏を直感的に読み解くことができます。

 

また、「空気を読む」という表現がありますが、それらがなぜ可能かというと、相手の表情やしぐさなど、ちょっとした無意識的反応を読み解く力が人間にはあり、そのときに働くのが「直観・共感の脳」で、まさに「第三の目」なのです。

 

このような働きを持つ「直観・共感の脳」が、人が泣き出す数秒前に激しく活動するのです。

 

登場人物の表情やしぐさを観て、感動したり、共感したりして心が激しく揺り動かされると、「直観・共感の脳」が、脳幹の「上唾液核」にある涙腺を支配する副交感神経に指示し、大量の涙をつくらせます。

 

人は泣くとき、涙を流すだけではなく、泣き顔にもなります。

つまり表情をつかさどる顔面神経にも信号が送られるのです。

 

また、人は泣くとき、泣き声も出します。

つまり発声をコントロールする神経にも信号が送られるのです。

さらに、人は泣くとき、肩をふるわせます。つまり全身の筋肉へも信号が送られるのです。

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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「人間らしく生きる」ための脳

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「人間らしく生きる」ための脳

 

セロトニン神経」を活性化させる――。

 

そのためにはまず、太陽の光を浴びること、そして、歩行・咀嚼・呼吸の「リズム運動」をととのえることが有効であり、それによって心と体が元気になる、ということを、これまでお話してきました。

 

脳の研究で、これら各種のリズム運動にともなって前頭前野の血流も増加することがわかりました。

セロトニン神経は、前頭前野と密な神経回路を持っているのです。

 

つまり、

 

リズム運動の実践

セロトニン神経の活性化

前頭前野の血流増加

意欲や集中力のスムーズな発現

 

というつながりが人間の脳にはあるということです。

 

そして要となるのがセロトニン神経の活性化です。

 

人間として前向きに、いきいきと生きていくためには、セロトニン神経を活性化させる生活――太陽の光を浴び、体を動かすことが不可欠なのです。

 

逆にいうと、引きこもったり、体を動かさなかったりの生活を続けていると、セロトニン神経が活性化されず、前頭前野の血流が低下し、その結果として疲労感や意欲・集中力の低下を招き、うつ傾向になってしまうのです。

 

前頭前野=「人間性」の脳

 

前頭前野の働き>

・考える

・感情をコントロールする

・状況に合わせて判断する

・記憶する

・応用する

・集中する

・やる気を出す

 

前頭前野の血流を増やす要はセロトニン神経の活性化

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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「慢性疲労」は「前頭前野」に問題があった

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「慢性疲労」は「前頭前野」に問題があった

 

人間性の脳」である前頭前野を活性化させる方法を取り上げます。

 

人間は動物と違って、言葉を操り、論理的に思考する大脳を備えています。

 

大脳の前半部は、「前頭葉」とよばれ、言葉中枢や、体の動作をつかさどる運動中枢があります。

前頭葉のいちばん先端部が前頭前野です。

 

前頭前野が事故で破壊され、人格が変わってしまった有名な症例報告が知られています。

 

アメリカの鉄道作業員であったフィネアス・ゲージ氏が爆破作業中に事故に遭い、鉄の棒が前頭部を貫通してしまった例です。

幸い一命はとりとめて、退院することもできました。

 

彼は言葉を話すこともでき、歩行や運動機能も正常、記憶にも問題がありませんでした。

 

一見、なんの問題もないように見えましたが、再会した同僚から「昔の彼ではない」といわれるほど、「人格」が変わってしまったのです。

 

また、何かの作業に集中することができなくなり、意欲もなくなり、やたら怒りっぽくキレやすい人格に変わってしまったのです。

 

 

何かの作業に集中できない。

意欲がない。

怒りっぽくキレやすい――。

 

この状態は、まさに「慢性疲労」に陥っている状態に近いといえます。

つまり、慢性疲労に陥っている人は、人間性の脳である前頭前野に問題があるのです。

 

ゲージ氏の場合、前頭前野が事故によって損傷してしまい回復は不可能ですが、そうでない場合は、回復できます。

 

どう回復すればいいのか。

 

その基本こそが、繰り返し説明してきた、セロトニン神経」の活性化なのです

「医者が教える疲れない人の脳 より」

 

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最近、電車の中でキレる人を見かけます。

少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。

でも、最近は違ってきています。

しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。

受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。

この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。

これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。

 

セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。

これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。

平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。

セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。

そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。

 

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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