リコピンの抗酸化パワーは超強力

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リコピンの抗酸化パワーは超強力

 

ケチャップ大さじ4杯強のリコピン量は

生トマトの2個分

 

テレビや雑誌などでもよく取り上げられているリコピンは、カロテノイド群のファイトケミカル

トマトやスイカ、柿、ピンクグレープフルーツなどに含まれている赤い色素成分です。

 

その抗酸化力は、ファイトケミカルの中でも超強力。

特に、紫外線によって発生し、皮膚の老化を進める「一重項酸素」という活性酸素を消去するパワーが強いといわれています。

さらに、肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防や腎臓保護作用、がんの発生を抑える効果も期待できるのです。

 

リコピンは熱に強く、油に溶けやすい性質を持っているので、トマトは生で食べるより油を使って調理したほうが効率よく摂取できます。

オリーブオイルで炒めた野菜をトマト煮にした南フランスの定番料理、ラタトゥイユは、まさにドンピシャ。

また、リコピンの吸収率は、乳脂肪によっても高まるので、チーズやヨーグルトと一緒に食べるのもおすすめです。

 

<白米よりチキンライスのほうが血糖値は上がらない>

 

白米ご飯(132g・220kcal)、完熟トマトと野菜のチキンライス(172g・267kcal)、完熟トマトのペンネ ボロネーゼ(ミートソースのパスタ 220g・320kcal)のうち、食後に血糖値が一番上がるのは何だと思いますか。

カゴメ昭和女子大学が行った実験によれば、なんと白米。

あとの二つは、白米のほぼ2分の1でした。

炭水化物の量は同じでも、トマトやオリーブオイルのおかげで血糖値の上昇が抑えられたのです。

 

トマトジュースやケチャップに使われる加工用トマトは、真っ赤に熟してから収穫するので、リコピン含有量が生食用の約3倍!

ケチャップなら大さじ4杯強、ジュースなら1缶弱(160g)でLサイズの生食用トマト2個分のリコピン(15mg)をとることができます。

「15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」

 

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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有酸素運動はボケ防止になる

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有酸素運動はボケ防止になる

 

ウォーキングで脳が活性化。

記憶力もアップする

 

認知症は、ケガや脳腫瘍によるものを除くと、大きく二つに分けることができます。

脳梗塞脳出血で脳の神経組織が壊れたために起こる「脳血管性認知症」と、何らかの原因で神経細胞が激減し、脳が萎縮していく「変性性認知症」です。

後者の代表がアルツハイマー認知症で、原因はまだ解明されていません。

 

動脈硬化になると、脳出血脳梗塞のリスクが高まるのはご存知ですね。

じつは、アルツハイマー動脈硬化によって進行が早まるといわれています。

つまり、メタボリック症候群にならないように運動し、生活習慣病を防げば、認知症全般のリスクが下がるわけです。

 

さらに近年、運動そのものに脳を活性化する作用があることがわかってきました。

認知症を発症するときは、その前触れとして、記憶力の低下など軽い認知障害が現れるのですが、体を動かすことでそれが改善するのです。

健康な人の記憶力も、運動すると高まることが確認されています。

 

特に脳を元気にしてくれるのが、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動

ボケ防止のため、さっそくスタートしてみませんか。

 

<ウォーキングで注意力や記憶力がアップ。やる気も増進!>

 

イリノイ大学の研究者が、平均年齢65歳の人たちに、40分のウォーキングを週3回、6ヶ月続けてもらい脳の変化を調べる実験を行っています。

その結果、注意力テストの成績が、ウォーキングを始める前より11%アップ。

また、MRIで脳の画像を撮って比較したところ、記憶にかかわる前頭葉内側部の体積が増加していました。

また、日本で同様の実験を1年間続けたところ、記憶力テストの成績が上がり、記憶をつかさどる海馬が2%増えたという報告もあります。

 

筋トレやストレッチなどの無酸素運動でも脳の活動は高まりますが、有酸素運動ほどではありません。

その理由の一つは、有酸素運動のほうが脳に大量の酸素が送り込まれるから。

二つ目は、有酸素運動の場合、大腿筋などの大きな筋肉を長時間動かすことによって、脳の「運動野」という部分が、より広範囲に刺激されるためです。

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動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

 

近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。

虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。

そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。

このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

 

ビタミンB1やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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タマネギのケルセチンで血液サラサラ

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タマネギのケルセチンで血液サラサラ

 

ヒトは血管から老いていく。

タマネギで血液&血管の若さをキープ

 

血管の老化は20歳ぐらいから始まります。

血管が厚く硬くなり、内壁にコレステロールなどがたまって血液の流れが悪くなる動脈硬化も、血管の老化現象。

肥満や高血圧、脂質異常症などがあれば、実年齢以上に動脈硬化が進み、脳卒中心筋梗塞のリスクが高まります。

脳や内蔵、皮膚の老化もスピードアップする……。

人は、血管から老いていくのです。

 

そこで注目したいのが、ケルセチン。

タマネギに豊富に含まれているポリフェノールで、黄色~褐色の色素成分です。

ケルセチンは、血流をスムーズにしたり、血管壁にコレステロールが付着するのを防いだりすることが、動物実験の結果、わかってきました。

 

タマネギを切ると涙が出ますね。

あの独特の刺激や辛味のもととなっている成分は、イソアリインといって、イオウ化合物群に属するファイトケミカル

やはり、血液をサラサラにし、固まりにくくする効果があるといわれています。

 

イギリスには、「1日1個のタマネギは医者を遠ざける」ということわざまであります。

タマネギを積極的に食卓に取り入れましょう。

 

<太りすぎだけでなく、隠れ肥満にもご用心>

 

あなたのBMIは、いくつですか。

肥満度を表すBMI(ボディマス指数)は、自分の体重(kg)を身長(m)で2回割って出します。

体重60kgで身長160cmの人なら、60÷1.6÷1.6≒23.4です。

日本肥満学会の基準では、

・18.5未満=低体重

・18.5以上、25未満=適正体重

・25以上=肥満

 

同学会が約15万人を対象に行った調査によれば、最も生活習慣病になりにくいのはBMI22でした。

それに比べ、BMI25では高血圧や抗中性脂肪血症のリスクが2倍、BMI27では糖尿病のリスクが2倍という結果が出ています。

 

ただし、BMIだけでは、内臓に脂肪がついている「隠れ肥満」はわかりません。

BMIは問題なくても、体脂肪率が男性で25%以上、女性で30%以上の人は、生活習慣病になりやすいので注意が必要です。

体脂肪率を測れる体重計でチェックする習慣をつけてください。

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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ビタミンは体のエンジンオイル

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ビタミンは体のエンジンオイル

 

病気と老化から体を防御する

抗酸化システムにビタミン類は必須!

 

私たちの体内では日々、フリーラジカル活性酸素が発生し、細胞を攻撃しています。

その攻撃がもたらす酸化反応によって老化が早まったり、病気が引き起こされたりするわけですが、それを食い止めるシステムもまた、人間の体には備わっています。

 

そんな「抗酸化システム」に欠かせないのが、ビタミンです。

ビタミンEは、ビタミン類の中で最もパワフルな抗酸化物質。

脂溶性なので、糖質の多い細胞壁から内部に溶け込んで、フリーラジカルを消し去ってくれます。

一方、水溶性のビタミンCは、細胞の外側や血液などの液体の部分で抗酸化力を発揮。

敵と闘って酸化したビタミンEを再生する働きもあります。

 

またビタミンB群は、あらゆる生命活動にかかわっている「体内酵素」を助ける「補酵素」の材料になります。

補酵素がなければ、スムーズに働けない酵素も多いのです。

 

ビタミンは、車でいえばエンジンオイル。

ガソリンと違って、ガス欠、即、動かないというわけではありませんが、不足すると疲れが取れにくく、ストレスに弱くなります。

それが続けば、深刻な欠乏症になることも。

 

<ビタミンや補酵素が体内酵素の減少を抑える>

 

私たちの体は必要に応じて、タンパク質を主成分に体内酵素をつくりだしています。

酵素がなければ、人は生きていけません。

食べ物の消化・吸収。

細胞の形成・修復、呼吸、運動、思考、会話、排泄、フリーラジカル活性酸素の無毒化、がん細胞やウイルスを攻撃し体を守ること……ありとあらゆる生命活動が、酵素を触媒にして行われているのです。

 

そんな体内酵素の働きをサポートしているのが、ビタミンB群などの補酵素

コエンザイムQ10」や「αリポ酸」も補酵素です。

どちらも生物の体内に存在する成分で、それ自体が強力な抗酸化物質。

コエンザイムQ10は心不全の治療に、αリボ酸は肝臓病や極度の疲労の治療に使われていた医薬品でしたが、今ではサプリメントとしても販売されています。

 

食品添加物や動物性タンパク質の多い食事、食べすぎ、過度のストレス、肉体的疲労、タバコなどは、体内酵素を大量に消費してしまいます。

体内酵素そのものを外から補給することは不可能ですが、補酵素やビタミンなどの抗酸化物質をとれば、酵素の不足を補うことができます。

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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ルテインで紫外線&老化から目を守る

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ルテインで紫外線&老化から目を守る

 

40歳を過ぎると体内のルテインが減少。

しっかり補給して

 

ルテインとゼアキサンチンも、ぜひ覚えておきたいカロテノイド群のファイトケミカル

トウモロコシや卵黄を色づけている黄色い色素成分で、野菜の緑色の下にも隠れています。

 

この二つも、アスタキサンチン同様、目の網膜にあるバリアを通過できる数少ない抗酸化物質。

体内に入ると、その多くが網膜や水晶体に蓄積され、紫外線から目を守ったり、活性酸素を消去して老化を抑えたりすることがわかっています。

 

高齢者に多い白内障は、水晶体の老化によるもの。また、失明の恐れもある加齢黄斑変性症は、網膜の中心にある黄斑が老化するために起こります。

ルテインやゼアキサンチンをとることは、白内障はもちろん、怖い黄斑変性症の予防にもつながるわけです。

 

じつは、人間の体には生まれつきルテインが備わっていて、その一部を必要に応じてゼアキサンチンに転換しています。

ただ、ルテインのストックは40歳ぐらいから不足しはじめ、どんどん量が減っていきます。

加齢性の目の病気を予防したいなら食事などで補ってあげなければなりません。

 

ルテインとゼアキサンチンの含有量が最も多いのは、青汁で有名なケール。

身近な野菜なら、やはりホウレンソウでしょう。

パセリやセロリ、サニーレタス、ブロッコリーもおすすめです。

 

 

抗酸化力が高いその他のカロテノイド

 

一般的な食事からとれるカロテノイド群のファイトケミカルは、50~60種類といわれています。

次の四つも、覚えておくと役に立つ代表選手です。

 

プサンチン…赤ピーマンや唐辛子の赤い色素成分で、抗酸化力はリコピンと同程度。動物実験で、皮膚がんを抑制する作用が確認されています。

 

αカロテン…ニンジン、ゴーヤ、黄ピーマンなどに豊富な黄~オレンジ色の色素成分。βカロテンより抗酸化力が強いといわれ、カリフォルニア大学の追跡調査では、αカロテンの血中濃度が高い人は低い人に比べ、がんや心臓病の死亡リスクが39%低くなりました。

 

βクリプトキサンチン…柑橘類などに含まれているオレンジ色の色素成分で、特に日本の温州ミカンに豊富。メタボ予備軍の男女を対象にした研究でコレステロールや腹囲、体重の減少が報告されています。骨粗鬆症予防効果も。

 

フコキサンチン…コンブやワカメなど海藻類に豊富な茶色~オリーブ色の色素成分。脂肪燃焼を促す作用や美肌効果が動物実験で確認されています。

レモンなどビタミンCの多いもの、梅干しなどクエン酸を含むものと一緒にとれば、吸収率がアップします。

「15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」

 

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

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亜鉛が足りないと生命力がダウンする

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亜鉛が足りないと生命力がダウンする

 

かつては高齢者に多かった味覚障害が、若者の間でも増えています。

市販のお総菜が薄味に思えてマヨネーズやソースをかけずにいられない。

リンゴと梨の味の違いがわからない。

最近、何を食べてもおいしくない……。

あなたもそんな一人なら、亜鉛が足りないのかもしれません。

 

亜鉛は、正常な細胞分裂を促したり、体を構成するタンパク質の合成やホルモンの分泌にかかわったりと、生命活動に欠かせない働きをしています。

そのため、不足すると新陳代謝が悪くなります。

なかでも舌の表面にある味を感じる細胞(味蕾)は、新陳代謝のサイクルが短いので、味覚障害という形で、いち早くトラブルが現れるのです。

 

ほかにも、肌荒れ、抜け毛、免疫力や記憶力の低下、イライラしてキレやすくなるなど、さまざまな問題が出てきます。

 

カルシウム同様、亜鉛も日本人が不足しがちなミネラル。

インスタント食品やスナック菓子をよく食べる人、お酒好きの人、激しい運動をする人は、特に注意が必要です。

 

 

ビタミンCと一緒にとると亜鉛の吸収力がアップ!

 

なぜ亜鉛が不足しがちなのかというと、もともと体に吸収されにくいうえ、加工食品に含まれる食品添加物などによって、さらに吸収率が下がってしまうから。

 

また亜鉛は、フリーラジカル活性酸素と闘う抗酸化酵素やアルコール分解酵素をつくる材料にもなります。

そのため、ストレスが増えたり、お酒を飲みすぎたりすると、体内で亜鉛が大量に消費され、亜鉛不足に拍車がかかります。

激しい運動や労働も同様。

1リットルの汗には、1mg以上の亜鉛が含まれているのです。

 

亜鉛の推奨量は成人男性で1日11mg、女性で8mgですが、これは最低ラインと考えて多めにとるようにしましょう。

 

亜鉛が豊富な食べものといえば、なんといっても牡蠣。

100g中に13~40mg含まれています。

豚レバー、牛もも肉、ウナギ、ナッツ類、大豆製品もおすすめ。

レモンなどビタミンCの多いもの、梅干しなどクエン酸を含むものと一緒にとれば、吸収率がアップします。

「15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」

 

※「うなぎと梅干は食べ合わせが悪い」と言われてきましたが?

 

【医学的には】

梅干は胃酸を濃くして、うなぎの油分の消化を助けるので好ましい。

食べ合わせの言い伝えには、根拠なし。

 

うなぎと梅干を一緒に食べたからといって、 体調に悪影響を及ぼすといった、明らかな医学的根拠はありません。

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

また、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。

 

ビタミンB12について?

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健康の基本は、いろんなものをちょっとずつ

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健康の基本は、いろんなものをちょっとずつ

 

主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを

食品の産地も「いろいろ」が安心

 

吐き気と不整脈を訴える患者さんの血液検査をしたら、血中のカリウム濃度が異常に高かったことがありました。

話を聞くと、テレビで「朝バナナダイエット」というのを見て以来、朝はバナナだけを食べていたとか。

その人は腎臓が悪かったため、余分なカリウムを排出できなかったのです。

納豆の食べすぎでも高カリウム血症になりかねない。

 

どんなに体にいいものでも、毎日同じものを大量に食べるのはよくありません。

過剰摂取しても問題ない食材でも、そればかり食べていればほかのものが食べられなくなり、栄養が偏ってしまいます。

できるだけ多くの食材をちょっとずつ食べるよう心がけてください。

 

食品の産地やメーカーも、バラエティに富んでいたほうがいい。

同じ場所でとれた魚ばかり食べていて、その海が工場排水で汚染されていたら、重金属中毒になる危険もあるのです。

農薬をはじめとする化学物質や毒物などのリスクを下げるためにも、日本全国、世界各国、いろいろな産地の食材を選びましょう。

 

 

栄誉バランスを考えるなら白米より雑穀ブレンド

 

いろいろなものをちょっとずつ食べるのが面倒だという人は、ご飯を白米オンリーではなく、雑穀ブレンドに替えてみましょう。

 

ヒエ、アワ、キビといった雑穀は、食物繊維が豊富。

カルシウム、鉄、亜鉛カリウムなどのミネラル分やビタミンB群も多く含まれています。

 

黒米や赤米、緑米、野生種の形質を残す古代米もおすすめです。

古代米は白米より、やはり食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富。

そのうえ、黒米の色素であるアントシアニンや、赤米の色素のカテコールタンニン、緑米の色素のクロロフィルは、抗酸化物質として知られています。

老化を抑制し、がんや生活習慣病を防ぐ作用が期待できるのです。

 

健康ブームの中、雑穀や古代米に麦、玄米、豆類などもブレンドした商品がスーパーやインターネットで手軽に買えるようになりました。

栄養バランスを整えるため、上手に活用してください。

「15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」

 

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イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与えるという変わった法案が議会に提出されました。

肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。

つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。

なぜ、このような法が提案されるに至ったのでしょうか。

 

イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。

このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、時には、危篤状態に陥る事態などが発生。

幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などがビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。

 

確かにお肉を食べなければ、ベジタリアンですが、ただそれだけでは、健康的なベジタリアンとは呼べません。

お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。

それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。

 

また、ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。

動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。

これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、腸で吸収されます。

そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、欠乏症状が現われやすくなります。

ビタミンB12は細胞の生成にとって重要な、核酸たんぱく質の合成に関わっているため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わりその結果若さにもつながることにもなります。

 

ビタミンB12について?

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