血流がよくなれば、「痛み」や「冷え」も消える?

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血流がよくなれば、「痛み」や「冷え」も消える?

 

血管内皮細胞の機能の低下が進行し、血管内にプラークができると、血管の内部が狭くなり、血流が悪くなって「痛み」や「冷え」などの症状がでることがあります。

 

特に心筋梗塞の場合、次のような強烈な症状がでます。

 

 

・胸痛、胸部圧迫感(胸の上に象が乗っている感じ)、胸が絞めつけられる感じ(最も多い)

・冷や汗

・肩の痛み

・顎や首の痛み

・背中の痛み

・吐き気や嘔吐

 

 

これらの症状がでたら、すぐに処置が必要になります。

しかし、高齢の方や糖尿病の場合は症状がでないこともあります。

 

つまり、命に関わる状況になるまで気づかないということです。

そのため、寝たきりや介護が必要な状況につながる可能性も高まります。

 

足にも似たような症状がでることがあります。

足の血管が狭くなるとよく起こるのが、「閉塞性動脈硬化症」という病気です。

 

 

これらすべての病気の原因は、「動脈硬化です。

そのため、心臓や脳、足の血管の病気はしばしば同時に起こります。

 

もし、足の血管に異常があれば、心臓や脳の血管なども狭くなっていないか調べてもらいましょう。

 

下腿の血圧が低い場合は、閉塞性動脈硬化症が強く疑われます。

また、膝下には主な動脈が3本あります。

下腿の血圧があまり低下していなくても、膝下の動脈が詰まったり、狭くなったりしていることがあります。

 

典型的には、ある程度歩くとふくらはぎが痛くなって歩けなくなり、しばらく休むと回復してまた歩けるようになる、「間欠性跛行」という症状がでます。

 

心臓は安静にしているときでも、1分間に約5リットルもの血液を送り出していて、運動しているときは最大で1分間に約25リットルにもなります。

 

筋肉(骨格筋)では、安静にしているときは、心臓から送り出された血液の約20%が流れ、運動しているときは約80%以上へ増加します。

血管が狭くても、普段は血流がなんとか賄われていますが、運動しているときには各組織に血液が足りなくなります。

 

すると、疲労物質などが残って、筋肉に炎症を起こしたり、緊張状態にしたりすることで、いたみがでるようです。

主にふくらはぎに症状が出ます。

 

その他には、下肢の冷感やこむら返り、脱毛などの症状が出ます。

 

進行すると、「重症下肢虚血」といって、足の指がチアノーゼ(血液中の酸素が少なくなって青紫色に変色すること)になったり、壊疽(組織が腐ること)したりしてしまいます。

 

最悪の場合、足を切断しなければいけなくなることもあるのです。

 

カテーテル治療医は、心臓の血管の治療が専門ですが、下肢の血管も治療しています。

重症になる前に治療することで切断を回避できることもあるのです。

 

血液検査の数値がよくない方は、これらの症状を感じたら、「ただの足の痛み」と放っておかずに、一度専門医に相談することをおすすめします。

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

アルツハイマー認知症の方々の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。

 

ビタミンB12について?

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「寝たきり」にならないためには?

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「寝たきり」にならないためには?

 

人生100年時代といわれる今、「健康な100歳」でいるためには、「寝たきり」状態を避けることが一番重要です。

 

内閣府高齢社会白書(平成30年)によると、65歳以上で、介護が必要になった主な原因は、「認知症」が18.7%と最も多く、次いで、「脳血管疾患(脳卒中)」が15.1%、「高齢による衰弱」が13.8%、「骨折・転倒」が12.5%となっています。

 

性別にみると、男性は「脳血管疾患(脳卒中)」が23.0%、女性は「認知症」が20.5%と特に多いようです。

 

 

実は、これらすべてに「血流」が関わっています。

 

1位の「認知症」は、「アルツハイマー認知症」「脳血管性認知症」「その他の認知症」の大きく3つに分けることができます。

 

アルツハイマー認知症と脳血管性認知症では血管内皮細胞の機能の低下が認められています。

特に、脳血管性認知症は、脳の血管の血流に問題が生じることで起こるのです。

 

認知機能の指標として行われる、簡単な検査「MMSE(ミニメンタルステート検査)」の点数は、アルツハイマー認知症の場合を含めても、血管内皮細胞の機能と相互に関係しています。

 

血管内皮細胞の機能が低いほどMMSEの点数が低く、逆もまた然りです。

 

つまり、血管内皮細胞の機能の改善によって、認知症を予防したり進行を遅らせたりする可能性があるということです。

 

最近の知見では、血管年齢を上げる糖尿病や高血圧などの生活習慣病と、認知症が深く関わっていることもわかっています。

 

 

2位の「脳卒中」は大きく脳梗塞脳出血に分かれます。

どちらも動脈硬化が原因です。

脳卒中の一番の危険因子は、高血圧ですが、他にも次のようなものがあります。

 

 

・糖尿病

脂質異常症

・心房細動(不整脈の一種。心臓の一部に血栓がつきやすくなり、脳梗塞の原因となる)

・過度な飲酒

・喫煙

 

 

脳梗塞を発症した人は、特に、血管内皮細胞の機能が低下しています

 

隠れ脳梗塞といわれる「大脳白質病変」は、脳の毛細血管などの血流が低下することによって起こるとされています。

また、症状が重いほど、血管内皮細胞の機能が低下しているようです。

 

毛細血管は、ほとんどが血管内皮細胞でできているため、より血流に影響が出やすいのでしょう。

 

 

3位の「骨折」については、閉経後の女性に多い、「骨粗しょう症」が、血管内皮細胞の機能の低下と相互に関連している可能性があります。

 

動物実験のレベルですが、骨への血流が骨の形成とミネラル化に関わっていることがわかっています。

血流が悪ければ、骨の形成にも影響すると思われます

 

 

私たちが生きるために必要な栄養や酸素などは、全身に張りめぐらされた血管を流れる血液によって、体中の細胞に届けられています。

そのため、体の一部で血流が滞っているということは、全身の血流が低下しているというサインなのです。

 

血流のケアは全身、そして、みなさんの「未来」につながっています。

 

寝たきりを防ぎ、「健康に毎日を過ごせる」未来のために、血流をよくする習慣を心がける必要があるのです。

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

アルツハイマー認知症の方々の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。

 

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今からでも遅くない! 若いうちから「血流貯金」をしよう

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今からでも遅くない! 若いうちから「血流貯金」をしよう

 

血流力を高める7つの習慣を紹介しましたが、「そんなにあってもできない!」と思う方もいるでしょう。

その場合でも、「せめてこれだけは」というものがあります。

 

それは「運動をして、活動的になること」です。

 

運動によって、血圧、糖尿病、コレステロール、内臓脂肪、これらのすべてを解決できるのです

 

年齢を重ねるごとに、私たちの筋肉は徐々に衰えていきます。

20歳から80歳までに、全身の筋肉は平均で約15%減少します。

特に、下肢の筋力は約30%落ちます。

 

高齢の方の歩き方をみると、歩幅が小さく、地面の上を滑るようにしていると思います。

これは、下肢筋肉の低下によっておこるのです。

 

「歩行ができるかどうか」は、老後の生活の質を大きく左右します。

健康な高齢の方でも、ちょっとした病気化やケガをきっかけにして、歩くことが少なくなり、認知症や寝たきりにつながることがあるのです。

 

下肢筋力は「血流力」の維持にも、非常に重要な役割を果たしています。

心臓から下肢まで届いた血液は、静脈によって心臓に戻されます。

しかし、静脈には、動脈ほどのパワーはありません。

 

重力に逆らって血液を心臓に戻すためには、下肢の筋肉のポンプ作用によって、血液を押し上げる力が必要不可欠です。

足が「第二の心臓」といわれているのは、このためです。

 

複数の国際研究から「歩く速度が速いほど長生きできる」ということも、証明されています。

2011年に発表された研究結果では、歩行スピードが毎秒0.1メートル上がるごとに、平均寿命が伸びるようです。

 

2017年に発表されたイギリスの研究では、歩行が遅い人は、心筋梗塞脳卒中などの心血管疾患(心臓や血管の病気)による死亡が、1.7倍以上という結果が出ています。

 

つまり、下肢筋力を保つことが血流力の維持につながり、健康寿命を伸ばすことになるのです

 

 

下肢の筋力を保つためには、運動の他に、食事でタンパク質をとることも大切です

 

アメリカ人男性と女性(平均年齢約60歳)を対象にして、タンパク質の摂取、下肢除脂肪量(下肢の筋肉量を反映したもの)、下肢筋力について調べた研究があります。

 

結果は、動物性と植物性に関係なく、タンパク質を多くとっているグループでは、下肢除脂肪量が多く、植物性タンパク質を多くとっているグループでは、下肢筋力が強かったのです。

 

タンパク質の摂取量が多いと、高齢になっても下肢の筋肉量と下肢筋力が保たれる可能性があります。

 

また、摂取量が多いグループでは、1日の平均摂取量は100グラムでした。

この量をとるのはなかなか大変です。

 

しかし、この研究に参加したアメリカ人の平均身長は男性175センチ、女性161センチなので、あまり日本人と変わりません。

そのため、日本人でも90グラム以上はとった方がよさそうです。

 

ただ、習慣というものは、一度にたくさん始めても続かずに、挫折してしまいます。

今から少しずつ歩いたり、食事にタンパク質を取り入れたりすることを心がけましょう。

 

アメリカの心臓協会は、7つの簡単な生活習慣を提唱しています。

・体によい食事

・運動をして活動的になる

・体重を減らす

・適正血圧に保つ

コレステロールをコントロールする

・血糖値を減らす

・禁煙する

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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ハーバード大学が20年にもわたって行なった調査によると、激しい怒りの後には、急性心筋梗塞狭心症などの心臓発作を起こすリスクが4.7倍まで急上昇するそうです。

ただ、血管に悪いとわかっても、怒りや嫉妬といった感情は自然に湧き上がってくるもの。

完全になくすということはできません。

避けることはできないのなら、湧き起こってきた怒りを以下に鎮めるか、ストレスが持続しないように、いかに発散するかが大事です。

 

カーッと頭に血が上ったとき、簡単にできるリラックス法が、息を吐くということ。

ふーっと腹式呼吸で息を吐くと、副交感神経の働きを強めてくれます。

オフィスでも、どこでもすぐにできるのでおすすめです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

 

ビタミンB12について?

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いつまでも20代のような「血流力」を保つためには?

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いつまでも20代のような「血流力」を保つためには?

 

最近、「人生100年時代」という話をよく聞きますが、個人的には全くそう思いません。

 

1日の外来で、90代の患者さんは何人か診察しますが、100歳以上はほとんどいません。

今のところは、未来に実現するかもしれない夢物語といったところでしょう。

 

仮に実現したとしても、その中に「100歳まで健康でいられる人」はどれくらいいるのでしょうか。

ただ長く生きればよいというものではないと思います。

 

 

カナダ、アメリカ、イギリスの医学の発展に多大な貢献をしたウイリアム・オスラー博士は「人は血管とともに老いる」という言葉を残しました。

 

年齢を重ねると、私たちの「血管」には、どのような変化が起きるのでしょうか。

血管年齢に差がつき始めるのは、大体70~80代だと感じます。

ただ、この年代の患者さんは、本当に個人差があります。

そのため、カテーテル手術ができるかどうかは、本人の認知機能や歩行距離など身体活動の度合い、血管の状態、その他に病気があるかなどから、総合的に判断します。

 

一般的に、加齢とともに血管は硬くなり、血圧は上昇していきます

血管の硬さの指標や検査の結果も、年齢とともに右肩上がりに上昇します。

 

そう言われると、「やはり、血管の老化を止めることはできないのだろうか」と感じる方もいるかもしれません。

 

ですが、実は70代で、20代と同様の血流力、血圧、血管のしなやかさを保っている人もいるのです。

 

2017年に発表された論文によると、ある集団の生活習慣や病気などの要因を調べて、一定期間観察したところ、50歳以上の男女のうち、17.7%の人は血圧が正常で、血管の硬さも20代と変わりがありませんでした。

 

ただし、50代で20代と同じレベルの人は30.3%でしたが、60代では7.4%に減少し、70代以上ではわずかに1%でした。

 

70代以上で、20代のような血管を維持するのは、非常に難しいのです。

 

では、どうすればいいのでしょうか?

アメリカの心臓協会は、7つの簡単な生活習慣を提唱しています。

 

 

・体によい食事

・運動をして活動的になる

・体重を減らす

・適正血圧に保つ

コレステロールをコントロールする

・血糖値を減らす

・禁煙する

 

 

「そんなことはわかっているよ」という声が聞こえてきそうです。

 

ですが、例えば「体によい食事」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?

「糖質を全くとらない」「お酒を飲まない」「お肉は食べない」……。

 

このように、テレビや雑誌で見た食事術を、自己流に実践していませんか?

 

血管年齢を左右する、「体重」「血圧」「コレステロール」「血糖値」は、正しい食事術で決まります

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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血流の良し悪しは、「血液」と「血管」どちらが決める?

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血流の良し悪しは、「血液」と「血管」どちらが決める?

 

血流力が低下すると、心臓の血管が詰まる「心筋梗塞」や、心臓の血管が狭くなる「狭心症」だけでなく、次のようなさまざまな病気や症状を引き起こします。

 

 

脳卒中(脳の血管が切れて出血する「脳出血」、血栓によって脳の血管が詰まる「脳梗塞)

・閉塞性動脈硬化(足の血流が悪くなり、歩くときに足のしびれや痛み、冷えるなどを感じる病気。進行すると、歩くとき以外でも症状が出ることがある)

・重症下肢虚血(血管の内側が狭くなって、下肢の筋肉に血液が十分に行き渡らなくなる病気。進行すると、組織が死んでしまうこともある)

骨粗しょう症(骨の量が減り、骨折しやすくなる病気)

認知症(認識・記憶・判断などの力が低下して、日常生活に影響が出る状態)

 

 

血管の病気は発症すると、完全に回復して元の生活が送れるようになるまで時間がかかったり、何らかの後遺症が残ったりして、寝たきりや介護が必要になってしまう場合が多いのです。

また、認知症や骨折なども、寝たきりの大きな原因になります。

 

人生の最期まで健康的な生活を送るためには、今すぐに「血流力」を上げて、これらの病気を防ぐ必要があります

最近は働き盛りの若い人で、心筋梗塞などの血管の病気になる方が増えています。

他人事と思わず、早めに対策していくことが大切です。

 

では、血流力を上げるためにはどうしたらよいのでしょうか。

 

まず、血流力を左右する要素は大きく「血管」と「血液」に分かれます。

 

近年、「血管」における血流力の決め手の1つとして注目されているのが、「血管内皮細胞」です。

 

血管内皮細胞は、血管の一番内側にあり、さまざまな化学物質を分泌して、血管を縮めたり、広げたりする働きをしています。

体の中で最大の内分泌器官といわれていて、その重量は肝臓に匹敵するほどです。

 

この細胞が正常に働いていれば、血管は柔らかくイキイキとした状態を保つことができます。

 

しかし、「高血糖」「高血圧」「高脂質」「メタボリックシンドローム」「糖尿病」「脂質異常症」などの「生活習慣病」によって働きが低下すると、血管の病気を引き起こす「動脈硬化」につながっていきます。

 

まず、血管を広げたり縮めたりする力が弱くなり、血管の壁が硬くなります。

その後、血管壁内にプラークができて、動脈硬化へと進行していきます。

 

プラークが何らかの原因で傷つき、血液に触れると、本来止血のための血栓や剝がれたプラークが血管をふさいてしまい、血液が流れなくなります。

それが、心臓で起こると心筋梗塞、脳で起こると脳梗塞となるのです。

 

また、血管内皮細胞の働きが低下すると、「血小板」が活発になります。

 

血小板は、血液に含まれる細胞です。

血管内が傷ついたときに、集まって傷口をふさいで止血します。

 

活発になった血小板は、固まりやすくなります。

すると、血液がスムーズに流れにくくなるのです。

いわゆる「血液ドロドロ」というのは、このように血小板が固まりやすい状態を指しています。

 

 

つまり、血流の良し悪しは、主に血管の状態で決まります。

血管内皮細胞が適切に機能し、血管が広がったり縮んだりして、血液を運べる「やわらかい」状態に保たれていることが一番大切なのです。

 

次に、血液の状態も大事な要素です。

血小板が活発になりすぎず、固まりにくい「サラサラ」の状態の方が、血液は血管の中を滞りなく流れていくことができるからです。

 

 

血流力を高めるには、第1に血管、第2に血液の状態を改善する必要があります。

そのための秘訣が、血管内皮細胞を良好に保つことなのです。

「『血流』をよくする 最高の習慣 より」

 

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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細切れの運動でも効果は上がる

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細切れの運動でも効果は上がる

 

週に一度、2時間運動するより

10分×2回を毎日続けよう

 

メタボリック症候群の予防&解消におすすめなのが、ジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動

これまで、有酸素運動は20分以上続けないと脂肪燃焼効果がないといわれていましたが、10分程度でも体脂肪を減らせることがわかってきました。

むしろ、週に1度2時間の運動をするより、10分間の細切れ運動を1日2回、毎日やったほうが健康にいいのです。

 

空いた時間にちょこちょこできるという点では、やはりウォーキングが一番。

心臓や膝に負担がかからないので、まったく運動習慣がなかった中高年でも安心です。

超忙しいビジネスパーソンだって、会社の行き帰りや、取引先との打ち合わせなどで外に出るときに、10分間、ウォーキングのつもりで歩くぐらいのことはできるでしょう。

 

ポイントは、胸を張って背すじを伸ばし、腕を前後に大きく振りながら、ふだんより少し早めの速度&広めの歩幅で全身を使って歩くこと。

体脂肪が減って高血圧や糖尿病のリスクが軽減されるだけでなく、心肺機能が高まって持久力もアップします。

 

 

血中脂肪→内臓脂肪→皮下脂肪の順で減っていく

 

瞬発的に強い力を必要とする筋トレなどの無酸素運動は、エネルギー源としておもに糖質を使います。

有酸素運動も、始めてしばらくは糖質を多く使うのですが、約20分で脂質が主原料に切り替わり、時間とともに体脂肪が盛んに燃焼されるようになります。

そのため、「有酸素運動は20分以上続けなければダメ」という説が生まれたのでしょう。

でも、その後の研究で、たとえ10分でも1日数回ウォーキングなどを行えば、それを足した時間、連続で運動したのとほぼ同じ効果があることが確認されました。

 

体にたまった脂肪のうち、運動によって最初に減るのは、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールで、次が内臓脂肪。

皮下脂肪は、内臓脂肪が少なくなってから減り始めます。

なかなかおなかがへこまないと、やる気もなえるでしょうが、健康に悪いのは皮下脂肪ではなく血中脂肪や内臓脂肪。

運動の成果は、見えないところで表れているのです。

「15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」

 

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html

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スポーツの前後に抗酸化物質を補給

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スポーツの前後に抗酸化物質を補給

 

スポーツのあとは

ビタミン&ファイトケミカルの補給を忘れずに

 

たとえ激しい運動でなくても、体を動かせば、静かに座っているとき以上のフリーラジカル活性酸素が体内で発生しています。

だから、運動する前後に、体を酸化から守ってくれる抗酸化物質をとる習慣をつけましょう。

 

抗酸化物質の代表選手は、植物が自身を守るためにつくりだしたファイトケミカル

ニンジンに豊富に含まれているβカロテン、ホウレンソウのルテイン、トマトのリコピン、ブルーベリーのアントシアニン、みかんのβクリプトキサンチン、リンゴのプロシアニジンなど、さまざまな種類があります。

 

スポーツで渇いた喉は、ぜひ野菜と果物のミックスジュースで潤してください。

食物繊維や、やはり抗酸化力の高いビタミンもたっぶりとることができます。

 

<体内と体外の抗酸化物質が協力して、敵を無害化する>

 

人間の体内には5000種類以上の酵素があり、それぞれが別の仕事をしていると考えられています。

 

そのうち、フリーラジカル活性酸素の除去にかかわっているのが、「スーパーオキシドディスムターゼ」「グルタチオンベルオキシターゼ」「カタラーゼ」などの抗酸化物質。

この3つが協力し合って、老化と病気の元凶となる悪者たちを退治してくれるのです。

さらに、食事で摂取したビタミンやミネラルなどが、体内の酵素がきちんと働くようサポートしています。

 

抗酸化酵素の主成分は、タンパク質のほか、亜鉛、銅、鉄、マンガン、セレニウムという5種類のミネラル。

不足すると十分な量の酵素をつくれなくなるので、栄養が偏らないよう注意しましょう。

「15歳若返る錆びないカラダのつくりかた より」

 

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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?

それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。

LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。

ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。

それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。

 

この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。

ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。

心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。

この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。

そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。

 

それはビタミンBです。

ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。

ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。

体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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