<第1章>自律神経の乱れによる不調の種類

<第1章>自律神経の乱れによる不調の種類

 

《重大な病気へと発展するおそれも》

 

アクセルである交感神経とブレーキである副交感神経、両者がしっかりと機能していることが「自律神経の整った状態」です。

一方で、それぞれが正しく機能していないと、「自律神経の乱れた状態」なになります。

 

自律神経の乱れは、体や心に様々な辛い症状を引き起こしますが、その主な要因となるのが血流の悪化です。

交換神経が過剰に高まると血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。

さらに副交感神経の働きが低下していると血流が改善されず、脳や内臓にまでダメージが及びます。

 

身体的な不調では、だるさや疲れやすさをはじめ、血の循環が悪くなることによる頭痛や肩こり、内臓機能の低下による便秘や下痢、肌荒れなどが挙げられます

免疫力が低下し、風邪や感染症にもかかりやすくなります。

長期的には血管の収縮が続くことによる高血圧、血液がドロドロになり血管内皮が傷つくことによる動脈硬化、さらにはそこから血栓が生じて脳梗塞心筋梗塞など、命にかかわる重大な病気につながるおそれもあります

 

精神的な不調ではイライラしやすくなったり、やる気が低下したり、不眠や過眠といった睡眠の異常が現れることもあります。

 

これらは「この程度の症状」と軽く見てはいけません。

自律神経の乱れが、やがては恐ろしい病気へと発展してしまうかもしれないのです。

 

 

自律神経の乱れは精神的・肉体的ダメージ大

 

自律神経と副交感神経は、どちらも過剰に優位になりすぎると精神的にも肉体的にも不調が生じてきます。

特に現代人に多い交感神経の過剰優位は、免疫力と体力両方の低下につながり、様々な病を引き起こす要因となります。

 

◆自律神経が乱れると……

 

・血管が収縮して血流が滞り血液がドロドロに

 

・脳や内臓がダメージを受ける

 

◆精神的な不調

 

・不安

・やる気が出ない

・不眠

・イライラする

・集中力低下

・情緒不安

 

◆身体的な不調

 

・頭痛

・動悸

・息切れ

・めまい

・肩こり

・便秘

・疲れやすい

・冷え

・倦怠感

・息苦しさ

・手足のしびれ

「自律神経の話 より」

 

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ハーバード大学が20年にもわたって行なった調査によると、激しい怒りの後には、急性心筋梗塞狭心症などの心臓発作を起こすリスクが4.7倍まで急上昇するそうです。

ただ、血管に悪いとわかっても、怒りや嫉妬といった感情は自然に湧き上がってくるもの。

完全になくすということはできません。

避けることはできないのなら、湧き起こってきた怒りを以下に鎮めるか、ストレスが持続しないように、いかに発散するかが大事です。

 

カーッと頭に血が上ったとき、簡単にできるリラックス法が、息を吐くということ。

ふーっと腹式呼吸で息を吐くと、副交感神経の働きを強めてくれます。

オフィスでも、どこでもすぐにできるのでおすすめです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

 

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<第1章>交感神経と副交感神経の役割とは?

<第1章>交感神経と副交感神経の役割とは?

 

《体を操縦するアクセルとブレーキ》

 

自律神経は「交感神経」と「副交感神経」とに分けられます。

私たちの体を車に例えた場合、アクセルの役割をするのが交感神経、ブレーキの役割をするのが副交感神経です。

交換神経が優位になると血管が収縮し、心拍数と血圧が上昇

心身ともの興奮状態となり、まさにアクセルを踏み込んで前進しようという状態になります

一方で、副交感神経が優位になると血管がゆるみ、心拍数や血圧が低下します

興奮にブレーキがかかり、リラックスした状態になるのです

このように体にとって正反対の役割を持つ2つの神経が交互に働くことによって、動くべきときには動き、休むべくときには休むという、生き物本来のメリハリある活動になっているのです。

 

通常、人間は日中に交感神経が優位になり、夜は副交感神経が優位になります。

ところが、不規則な生活習慣、仕事や人間関係のストレスなど様々な原因により、現代人の自律神経のバランスは乱れがち。

交換神経ばかりが優位になると、全身の血流が悪くなり、いつまでも心身の興奮状態が続くことになります。

逆に副交感神経の優位な状態が続くと、意欲が上がらず、無気力感や疲労感を招きやすくなります。

アクセルとブレーキのどちらか一方が優位になるのではなく、両者のバランスが適切に保たれることで初めて、人間という車は快調に走ることができるというわけです。

 

 

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがある

 

◆自律神経

 

体をアクティブに「交感神経」

・活動時

・ストレスを受けたとき

 

体をリラックスさせる「副交感神経」

・休憩時

・睡眠時

 

1日を通して、必ずどちらかが優位になっています。

 

 

交換神経と副交感神経は、どちらも高いレベルを維持できると最強

 

ストレスを感じると交換神経は過剰に優位になり、副交感神経は働きが悪くなって、様々な病気を引き起こします。

逆に、副交感神経が優位になりすぎると、免疫力が高まる半面、アレルギーが発症しやすくなるなど問題が起こります。

大切なのはトータルでのパワーバランスです。

 

◆副交感神経を高めるには

 

・音楽を聴いたり映画を観る

 (感動もの、泣けるものが◎)

・笑顔

 (意識的に口角を上げるだけでもよい)

・深呼吸をする

・お風呂に浸かる

・食事で腸を整える

 

◆交感神経を高めるには

 

・人との会話

・朝日を浴びながらウォーキング

・運動

「自律神経の話 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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<第1章>ココロの不調は体の不調

<第1章>ココロの不調は体の不調

 

《自律神経を介してつながる心と体》

 

私たちの健康は、体を構成する約37兆個もの細胞の一つ一つがしっかりと機能することで守られています。

この細胞のエネルギーとなるのは十分な栄養と酸素

これらが足りないと細胞がきちんと機能せず、やがて全身のあらゆる機関に不具合が生じてしまいます

とりわけ重要なのが脳。

栄養や酸素の不足により脳細胞の働きが衰えると記憶力や判断力が低下するだけでなく、内臓や各器官の働きも鈍くなります。

胃や腸の機能が衰えれば消化や栄養の吸収が悪くなり、下痢や便秘などの不調の原因に。

さらに肌や髪、爪などの細胞の再生が滞ることで、美容面にも悪影響が及びます。

こうした不調に見舞われないようにするには食事や呼吸によってとり入れた栄養と酸素を、一つ一つの細胞へしっかり届けることが重要。

その役割を担っているのが血液です。

血液の流れを司っているのが自律神経。

自律神経を整えることで血液の流れがよくなり、全身の細胞の機能が活性化されるのです。

 

そして自律神経には心の状態が大いに関係しています。

怒りや不安によって心が乱れると、自律神経のバランスも崩れて血流が悪くなります

すると体にも様々な不調が現れてきます。

つまり心と体は自律神経を介してつながっているということ。

心の状態がよければ自律神経のバランスも整い、体の調子も安定するのです

 

 

自律神経は脳と各臓器をつなぐライフライン

 

自律神経は、脳と各臓器をつなぐという重要な役割を持っており、生命維持に重要なもの。

ライフラインといっても過言ではありません。

 

臓器とは…消化器や胃などの内臓を含めた体全体の器官の総称

 

 

自律神経が整っていれば心身とも健康になれる

 

自律神経は、体中をめぐる血流をコントロールしています。

自律神経が整っているということは、血流がよく「健康である」という証でもあります。

 

絶好調

 

◆脳

脳は活性化し、脳がさえている。

 

◆腸

腸の働きがよくなり肌や髪の毛はツヤツヤに。

また、便秘知らずに。

 

◆肝臓

肝臓の働きがよく、疲れにくくなる。

 

逆に血流が悪いと各臓器に不調が生じます。

血流のよし悪しは体の好調か不調かを左右するほど大きく大切なものなのです。

「自律神経の話 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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<第1章>そもそも自律神経ってどんなもの?

<第1章>そもそも自律神経ってどんなもの?

 

《血液の流れや内臓の動きを司る》

 

「自律神経」の役割について解説するまえに、まずは「神経」とは何かについて確認をしておきましょう。

神経は脳と体の各器官が互いに情報を伝え合う“道”のようなもの。

体の内側、外側からの各器官へと送られ、様々な動きや反応を引き起こします。

私たちが痛みを感じるのも、埃っぽい場所でくしゃみが出るのも、情報が神経という道を通って伝わり合っている証拠なのです。

 

情報を伝える神経は大きく2つに分けられます。

脳から脊髄へとつながる「中枢神経」と、そこから全身の隅々へと伸びる「末梢神経」です。さらに末梢神経は「体性神経」と「自律神経」とに分けられます。

性神経には感覚を伝える「知覚神経」と、手足などの筋肉を動かす「運動神経」があります。

一方の自律神経は、内臓の働きや血液の流れなど、生命を維持するための機能を司っています。

 

自律神経は自分の意思でコントロールすることができません

心臓を動かして血液を全身へと送る、呼吸をする、食べ物を消化し栄養素を吸収する、暑いときに汗を出し、寒いときに体を震えさせて体温調節をする――これらはすべて自律神経の働きによって制御されているものです。

起きているときも、眠っているときも、私たちの意思に関係なく、体の機能を維持するために自律神経は24時間休みなく働き続けているのです

 

 

自律神経の位置づけ

 

◆中枢神経(脳とそれにつながって腰まで伸びる神経の束である脊髄の総称)

 

◆末梢神経(中枢神経から全身に網目のように張り巡らされている神経)

 

  自律神経(意思でコントロール不可能)

  ・交感神経

  ・副交感神経

 

  体性神(意思でコントロール可能)

  ・運動神経

   (手足の筋肉を動かす指令を脳から届ける)

  ・知覚神経

   (痛い、熱いなどの感覚を脳に伝える)

 

 

自律神経は自分の意思でコントロールできない

 

24時間フル稼働

寝ているときでも絶えず働き続ける

 

自律神経は自分の意思でコントロールしなくても24時間365日稼働しているため、睡眠中にも呼吸を続けられたり、体温を約36度に保ち続けられたりするのです。

「自律神経の話 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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<第1章>病院に行っても解決しない謎の不調の正体

<第1章>病院に行っても解決しない謎の不調の正体

 

《原因は自律神経の乱れにあり》

 

「なんとなく気分が沈む」「何をするにも億劫に感じる」「ついイライラして怒りっぽくなる」……。

忙しい日々に追われていると、そんな心の不調を感じる場面が数多くあります。

他にも、めまいや頭痛、動悸、肩こり、腰痛、冷えやむくみ、不眠といった不快な身体症状に悩まされている人も少なくないでしょう。

病院で詳しく検査をしても特に原因が見つからない場合、これらの症状は「疲れ」として一括りにされてしまいがちです。

 

しかし、疲れにも対処の必要な疲れと、そうでない疲れがあります。

趣味のスポーツで思いきり体を動かした後に感じる心地よい疲労感は、体にとってプラスになる疲れといえます。

一方で、仕事や人間関係で強いストレスを受けると、たとえ肉体を酷使していなくても体がずっしりと重くなるような酷い疲れを感じることがあります

問題となるのはこうした不快な症状を伴う疲れです

 

不快な症状を感じるとき、私たちの体ではどのような変化が起こっているのでしょうか。

そのカギを握るのが「自律神経」です。

怒りや緊張といった強いストレスに直面すると自律神経が乱れ、そのシグナルは冒頭にあげたような不快な症状となって私たちの体に伝わります。

「ストレスの多い毎日で体調が優れない」「年齢とともに体力や気力の衰えを感じる」……それらは自律神経の乱れにより引き起こされているのかもしれません。

 

 

強いストレスが自律神経を乱して不調の元凶に

 

心の不調

体の不調

 

病気ではないですよ

じゃあいったい何なんだろう??

 

病院へ行っても特に病気ではないと診断されるような場合は、自律神経の乱れによる不調であることが多い

  ↓

生活習慣や食習慣などを改善していかないと将来、重大な病気の原因になりうる可能性が

 

 

ストレスや生活習慣で自律神経が乱れていく

 

パワハラ

・激務

・夜ふかし

「自律神経の話 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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<第5章>ストレスは内臓脂肪のもと 

<第5章>ストレスは内臓脂肪のもと 

 

《食欲を抑えるホルモンが減少する》

 

人はストレスを受けるとそれに対抗するため、腎臓のそばにある副腎という臓器から「コルチゾール」というホルモンを分泌します。

これは通称「ストレスホルモン」と呼ばれており、ストレスが強いほど分泌量が増えます。

 

コルチゾールの分泌量が増えると、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌量が低下します。

食欲を抑えきれずに食べる量が増え、血糖値が上昇して脂肪がたまりやすくなります。

 

また、ストレスを受けた人体はそれに対抗するために「アドレナリン」や「グルカゴン」といったホルモンを分泌し、血糖値を上昇させます。

その結果、とりわけお腹のまわりに脂肪がたまりやすくなります。

ストレスがたまり過ぎると内臓脂肪が増えやすくなるだけでなく、神経症を引き起こすリスクも増加します。

ストレスを完全になくすのは不可能なので、うまくコントロールして軽減するのが大切。

体を動かす、趣味に没頭する、好きな音楽を聴いてリラックスする、など自分に合った対処法を見つけてください。

 

ちなみにストレスに負けないためにはアドレナリンの分泌が不可欠ですが、その合成にはビタミンCが欠かせません。

キャベツやブロッコリー、トマトなどビタミンCが豊富で、かつ糖質量が少ない食材をこまめに食べるようにしましょう。

 

 

ストレスが太る原因に

 

ストレスがたまると、精神的な病気になってしまうばかりでなく、太りやすい体質にもなってしまいます。

健康のためにはもちろん、痩せるためにもストレスコントロールが重要です。

 

コルチゾール

 

ストレスがかかると、それに対抗するために副腎から分泌されるホルモンで、ストレスホルモンとも呼ばれます。

ストレスが強いほど多く分泌されます。

 

  ↓ 増加すると

 

・食べる量が多くなる

食欲を抑えてくれる働きのあるホルモン、レプチンの分泌量が減り、食欲を抑制できず、食べる量が多くなってしまいます。

 

・脂肪を蓄えやすくなる

血糖値が上昇してしまい、脂肪を蓄えやすくなります。

特にお腹まわりに脂肪がつきやすくなってしまいます。

 

 

◆心のサイン

 

・不安や緊張感が高まる

・ちょっとしたことで驚く

・気分が落ち込む

・やる気がなくなる

・人づきあいを避けるようになる

 

◆体のサイン

 

・肩こり、腰痛、頭痛などが出る

・寝つきが悪くなる

・食欲がなくなる、過食になる

・下痢や便秘をしやすくなる

・めまいや耳鳴りがする

「内臓脂肪の話 より」

 

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心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。

コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。

役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収されます。

これが、正常なストレス反応の流れです。

 

ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまいます。

こうなると、状況が一変します。

コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのです。

まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのです。

 

副腎が疲れている人に圧倒的な足りない栄養素は、ビタミンB群になります。

ビタミンB群は、抗ストレスホルモンを合成するときに必要な栄養素です。

そのため、ストレスが多く抗ストレスホルモンを大量に必要とする人などは、体内のビタミンB群が不足しがちになります。

その結果、抗ストレスホルモンが十分につくれなくなり、副腎がますます疲れてしまうのです。

 

また、ビタミンB群は、体を動かすエネルギーをつくりだすためにも必要な栄養素。

私たちの体を構成している細胞には、ミトコンドリアというエネルギー生成工場があり、摂取した食べ物を燃焼させて、「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー物質をつくっています。

このATPをつくり出す過程で必要なのがビタミンB群です。

ビタミンB群が不足すると、ミトコンドリアATPが十分につくれなくなる。

ATPが足りなくなると、体がだるくて疲れが取れなくなったり、頭の回転が悪くなってきたりします。

 

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<第5章>運動はスクワットだけやればいい! 

<第5章>運動はスクワットだけやればいい! 

 

《朝晩5回、計2セットで効果を実感》

 

内臓脂肪を減らすためには、糖質や脂肪を消費する筋肉を増やすことも大切です。

筋肉が多いほど基礎代謝量が増えるので、痩せやすい体になるのです。

 

とりわけ有益なのは、太ももやお尻といった大きな筋肉がある部位を鍛えること。

大きな筋肉が鍛えられればエネルギーの消費量が増え、より多くのブドウ糖をとり込めるようになります。

 

おすすめしているのは、大腿四頭筋ハムストリングス、大殿筋といった大きな筋肉が鍛えられる「スロースクワット」です。

 

やり方は簡単で、まず背筋を伸ばして直立した状態で腕を胸の前で交差させます。

もしくは両手を前に伸ばしてもOK。

自分が動きやすい方を選びましょう。

それから5秒かけて息を吐きながら、お尻を少しだけうしろに突き出すようにしつつ膝を曲げていきます。

膝がつま先より前に出ないように気をつけながら太ももが床と平行になるまで曲げたら、また5秒くらいかけて息を吸いつつゆっくりと立ち上がります。

以上を5回で1セットです。

立ち上がったときに膝が伸び切らない状態のまま、再び曲げる動作に入ってください。

 

この動作を朝晩5回ずつ、計2セット行いましょう。

正しいフォームで筋肉に負荷がかかる場所を意識しながら行えば、すぐに効果を実感できるはずです。

 

 

スクワットで鍛えるべき筋肉

 

体の中でも下半身には大きな筋肉が集まってします。

そのため下半身をしっかり鍛えられるスクワットは効率よく筋肉を増やす運動なのです。

特別な道具は必要ないため、いつでもどこでも行うことができます。

 

◆大殿筋

 

単一筋では最大の、お尻を形成する筋肉。

立ったり座ったりするときに使われ、脂肪がたまりやすい筋肉のひとつです。

 

大腿四頭筋

 

太ももを構成する4つの筋肉(外側広筋、大腿直筋、中間広筋、内側広筋)の総称です。

体の中で最大の体積を持っています。

 

ハムストリングス

 

太ももの内側にあり、半膜様筋、半腱様筋、大腿二頭筋の総称です。

膝を曲げたり、脚を後ろにふったりする動きに関わります。

 

◆ふくらはぎ

 

腓腹筋(ひふくきん)、ヒラメ筋などから成り、走ったり跳んだりするときに使う筋肉。

特にヒラメ筋には脂肪がたまりやすいです。

 

「内臓脂肪の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロールが血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

 

ビタミンB12について?

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