<第2章>自律神経を整える生活習慣

<第2章>自律神経を整える生活習慣

 

「病気」のネット検索が新たな「病気」をつくる

 

《「病気」をつくる「サイバー心気症」とは》

 

誰しも一度は体の不調の症状をネット検索したことがあると思います。

最初は、軽い気持ちで検索したのに、思いもよらない重病の可能性があるという記事を読んでしまい不安になったことはありませんか?

 

例えば、腰に不安感を覚えて「腰 違和感」などと検索してみたときに「がん」などの症状と一致していたら……。

あらぬ心配が一気に沸き上がり、頭の中が病気のことでいっぱいになってしまうでしょう。

こういったインターネットやテレビなどに氾濫する様々な情報にまどわされて心を病んでしまうことは「サイバ―心気症」と呼ばれています

ひどい場合は自分が病気だと思い込み、体に痛みとして症状が出てくることまであります。

 

病院へ来院する患者さんのうち、実際に病名がつくような方は1割ほどで、残りの9割の患者さんは特に疾患のないような体調不良の場合がほとんど

病気の検索をして心を病んでしまうくらいなら、すぐに病院へ向かうほうが賢明です。

本当の病気なら早期に治療を開始できるし、そうでない場合は、心の安堵を得ることができます。

 

病院へかかる目安としては、体の不調が2週間続くような場合。

短期間の不調なら質のよい睡眠をとり、正しい入浴やストレッチなど自律神経を整える方法で改善することがほとんどです。

 

 

体の不調はネット検索してはいけない

 

インターネットの情報の中には知らなくてもよかった病気の名前も出てきてしまいがち

 ↓

一度、自分が病気かもしれないと疑いを持つとどんどん不安が募り、検索も加速

 

 

体の不調は2週間をめどに判断を

 

病院へ

 ↓

病気ではなかったら… →安堵

 

病気だったとしても… →早めに見つかってよかった! 

「自律神経の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!

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<第1章>あなたはどのタイプ?自律神経4タイプ

<第1章>あなたはどのタイプ?自律神経4タイプ

 

《「1:1」のバランスが理想的》

 

交感神経と副交感神経のバランスは人それぞれ。

必ずしもどちらか一方が優位になるわけではなく、両方の働きが高い人もいれば、逆に両方が低い人もいます。

 

1.交感神経と副交感神経ともに高い

 

交感神経の働きにより高い集中力や適度な緊張感を持ちながら、副交感神経の働きによる落ち着きやリラックス感も保っている状態。

まさに心身ともに絶好調といえる状態です。

 

2.交感神経が高く、副交感神経が低い

 

ストレスを抱えている人に多いタイプ。

交感神経が緊張や興奮を呼び起こし、副交感神経によるブレーキも利かないため焦りやイライラを感じやすくなります。

血流が悪くなることで、健康状態にも悪影響が生じます。

 

3.交感神経が低く、副交感神経が高い

 

アクセルが踏み込めずやる気や集中力が発揮できません。

ブレーキの利きも強すぎるので、眠気やだるさ、抑うつ状態に陥りがちです。

 

4.交感神経と副交感神経ともに低い

 

自律神経の有効な働きが失われている状態で、活動自体が困難になります。

 

交感神経と副交感神経は1のようにどちらも高く「1:1」のバランスで働くのが理想的

2や3のように「1:1.5」以上の差が生じると、心身に不調が現れやすくなります。

 

 

自律神経のタイプは4つに分けられる

 

1.交感神経と副交感神経どちらも高い

心身ともにベストな状態

 

2.交感神経が高く、副交感神経が極端に低い

せかせかしていて焦った状態

 

3.交感神経が低く、副交感神経が極端に高い

体がだるく、常に眠い状態

 

4.交感神経と副交感神経どちらも低い

常に疲れていてぐったりした状態

 

 

交感神経、副交感神経どちらも極端に低いと病気の発症リスクあり

 

2の交感神経が高く副交感神経が極端に低いタイプは、ストレスが多い現代人にもっとも多いタイプ。

いつもイライラしているので、血流が悪くなり免疫力が低下しているため、感染症や様々な病気へのリスクが高まります。

 

3の交感神経が低く副交感神経が極端に高いタイプは、高すぎる副交感神経のため、アレルギー発症率が高い上、うつになるリスクも抱えています。

 

4の交感神経と副交感神経どちらも低いタイプはやる気や覇気がなく、いつもぐったりとした状態です。

「自律神経の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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<第1章>自律神経を整える最強の方法

<第1章>自律神経を整える最強の方法

 

《自律神経に働きかける3つの基本》

 

「自律神経は自分でコントロールできないもの」と解説をしました。

しかし、直接的なコントロールが無理でも、自律神経のバランスが整うよう働きかけることは可能です

 

そこで、まず見直したいのが生活習慣。

生活リズムを規則正しくすることにより、自律神経の働きも整ってきます。

睡眠不足や夜更かしは交感神経を高める原因になるので禁物。

また食生活の乱れにも注意が必要です。

食事の時間が不規則だったり、栄養バランスに偏りがあったりすると、自律神経のバランスも崩れやすくなります。

 

運動も効果的です。

緊張や怒りで交感神経が高まっているときは、ストレッチなどの軽い運動をするだけでも血流がよくなり、肩こりなどの不調が改善されます。

逆にやる気が出ないときは、背筋を伸ばし、手を大きく振って早足で歩くと交感神経が適度に高まり気持ちも前向きになれます。

 

さらにメンタルケアも重要。

過度なストレスがよくないのはもちろんですが、まったくストレスがない状態も自律神経を乱す原因になります。

適度なストレスとうまく付き合い、プラスに利用することで自律神経の安定を図りましょう。

 

生活習慣、適度な運動、メンタルケア

いずれも私たちが健康を守るうえで欠かすことのできない基本です

これらを見直すことが、自律神経のバランスを整えることへとつながっていくのです

 

 

自律神経を整えるのに効果的な3つのアプローチ

 

心臓を止めたり、動かしたり、はたまた血流をアップさせた……と自律神経の仕事は自分の意思でコントロールするのは不可能ですが、バランスが乱れないように間接的に予防することは可能です。

 

効果的な方法は3つ。

正しい生活習慣と適度な運動とメンタルケアです。

 

1.正しい生活習慣

 

規則正しい生活やバランスのとれた食生活を心掛けていれば、自律神経は整ってきます。

 

まずは、早起きして朝食を食べることから始めましょう。

夜更かし、過度の飲酒、喫煙はNGです。

 

2.適度な運動

 

ウォーキングやストレッチなど、深呼吸をしながらでもできるような軽い運動が効果的。

 

ランニングなどの激しい運動は逆に交感神経を高めすぎてしまう可能性かあるので要注意です。

 

3.メンタルケア

 

強いストレスは交感神経を急激に高めてしまい、全体のバランスも乱してしまいます。

 

しかし、ストレスのない生活は残念ながら難しいので、上手に付き合う方法をマスターしましょう。

「自律神経の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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<第1章>年齢より老けて見えるのには理由があった

<第1章>年齢より老けて見えるのには理由があった

 

《自律神経が整うと若返る!?

 

昔と比べて疲れやすかったり、同じような生活をしていても肌荒れが気になったり、今まで気にならなかった些細なことにイライラしてしまったりという状態を「年のせい」と思う方もいるでしょう。

しかし、その一方で同じ年齢を重ねていても見た目も若々しく、健康でアクティブに過ごせている人が多いのも事実。

 

その違いの理由には自律神経が大きく関わっています。

自律神経が整うと胃腸の調子がよくなり、栄養素を十分に吸収できるため、血液の質が上がり肌や髪にツヤが出ます。

吸収されなかった栄養素が脂肪として蓄積することもありません。

つまり、自律神経のバランスがいい人は、見た目も、体の中身も実年齢よりも若々しくいられるのです

 

データでは男性は30代以降、女性は40代以降に自律神経のトータルパワーが10年で15%ずつ下がっていきます。

若いうちは多少無理をして自律神経が乱れても、副交感神経がリカバリーして正常な状態に戻してくれていましたが、加齢によって副交感神経が低下するため、簡単にリカバリーできなくなるのです。

そのため、年齢を重ねていくなかで、乱れがちな自律神経を整える努力が必要なのです。

具体的には、下がってしまった副交感神経の働きを高めることが大切。

免疫力低下に伴う病気の発症を食い止めるだけでなく、老化も遅らせることができます。

 

 

自律神経のバランスがいいと実年齢よりも若く見える

 

自律神経が整っていると、質の良い血液が体の隅々まで行き届くので健康状態が良好で見た目にも若々しく、内面もハツラツとします。

 

最近太った…なんだか体調がすぐれないという方は、自律神経をしっかりと整えてみて。

中年以降も若々しく元気に過ごしましょう。

 

 

自律神経が整うと若返る理由

 

 

交換神経が働いた状態 ←収縮← 副交感神経が働いた状態

交換神経が働いた状態 →拡張→ 副交感神経が働いた状態

 

交換神経と副交感神経とが、交互に働くことによって血流がスムーズになる

  ↓

スムーズな血流

・体中に栄養素が届く

・老廃物を排出しやすくなる

 

血管は交感神経が強く働いているときに収縮し、副交感神経が強く働いているときに拡張します。

どちらもバランスよく働くことで収縮と拡張を繰り返し、体中の隅々まで血液が行き渡り脳をはじめ体中に栄養素がしっかり届くため、肉体的にも精神的にも若々しくいられます。

「自律神経の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

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<第1章>自律神経が乱れ始める年齢がある

<第1章>自律神経が乱れ始める年齢がある

 

《男性30代、女性40代から機能が低下》

 

自律神経の乱れを引き起こすのは、ストレスや不規則な生活習慣ばかりではありません。

加齢も自律神経の働きに大きく影響すると考えられています

10~20代の若い頃は副交感神経の働きが高いため、多少の無理や夜更かしをしても、ひと晩休めば疲れをリセットすることができます。

ところが我々のデータでは男性は30代、女性では40代くらいになる頃から急激に副交感神経の働きが衰え始め、交感神経優位の状態に偏りがちになっていきます。

交換神経が優位になると血流が悪くなり、全身の機能が低下してしまうことはすでに説明のとおり。

男性では大体30代半ば頃から神経や筋肉に十分な栄養が供給されにくくなり、体力や筋肉の衰えが目立ち始めます

事実、男性トップアスリートの引退も、この年代の前後に集中。

副交感神経の衰えが身体機能に影響を及ぼしていることは明らかです。

女性では40代以降、心身に様々な不調を感じやすくなります

のぼせやめまい、動悸やイライラといった更年期特有の症状は、この時期にホルモンバランスが大きく変化することにより起こると考えられています。

 

集中力や判断力が衰えたり、休んでも疲れがとれなかったりといった加齢による不調には、自律神経が大きく関わっています。

年齢を重ねれば自律神経の乱れは必ず起こるものと考えて、早めに対策をとっておくことが必要です。

 

 

男性は30代、女性は40代で自律神経機能が低下し始める

 

◆男性は30代以降

◆女性は40代以降

 

交換神経は年齢を重ねても、さほど低下はしませんが、副交感神経は急激に低下する年齢が男女それぞれにあるという事がわかっています。

それが男性なら30代、女性なら40代ころから。

もちろん人によって個人差はありますが、この頃の年代から血流が悪くなり、筋肉や脳の働きが鈍くなります。

また、疲れやすさも顕著になってきます。

 

 

若い頃は副交感神経が強く働いている

 

◆男性30代、女性40代以降

 

副交感神経が急に衰えてしまい、若い頃と同じように夜更かししてしまうと次の日に疲れがまったく抜けていないまま過ごすことになってしまいます。

 

◆10~20代

 

若い頃の驚くべき回復力は、副交感神経が強く働いてくれていたおかげ。

自律神経が多少乱れてしまっても、すぐに副交感神経がリカバリーしてくれます。

「自律神経の話 より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

また、脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。

B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。

糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。

また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。

神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。

 

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<第1章>「自律神経の乱れ」と「うつ」の大きな違い

<第1章>「自律神経の乱れ」と「うつ」の大きな違い

 

《自律神経の乱れは体の不調》

 

めまいや倦怠感、肩こり、腰痛、頭痛、動悸などで受診すると「自律神経失調症」という診断名がつけられることがあります

これは正式な病名ではなく、自律神経の乱れが原因と考えられる上記の「症状」を指し、これらの症状はあるが、とくに身体に異常が見られない場合に用いられます。

 

この自律神経の乱れは女性の場合、とくに出産後のホルモンバランスの乱れによって起こることが多いです。

状況や家庭の事情によって受診するのはなかなか難しいかもしれませんが、産後体に違和感を感じたときは我慢せず専門医に相談できると身体的にも精神的にも楽になるでしょう。

 

自律神経失調症かそうでないかは自律神経外来で測定すればすぐに判断できます。

特に異常がないことがわかると不思議と安心して不調が治ってしまう患者さんも沢山います。

一方、うつ病は、脳内の神経伝達物質の分泌異常によって症状が現れる心の「病気」で、精神エネルギーが著しく低下している状態です

ストレスや過労などによる自律神経の乱れから発症することが多いのですが、他にも様々な要因があり、一概には言えません。

 

うつ病は珍しい病気ではありません。

気分が沈んだままで、体が思うように動かない、生きていることが苦しいと感じるような場合は、迷わずメンタルクリニックでの治療をおすすめします。

 

 

自律神経の乱れは体の不調、うつ病は心の病気

 

◆自律神経の乱れ

 

体も心も病気ではない

 

身体の主な症状

 

・めまい

・倦怠感

・眠れない

・腰痛

・動悸

・冷え

・頭痛

 

うつ病

 

心の病気

 

身体の主な症状

 

・何に対しても興味がわかない

・不安感や絶望感が強い

・自分を責める

・自殺願望がある

・さらに、上記の自律神経が乱れたときの症状も出やすい

 

 

女性は産後のストレスやホルモンの乱れで自律神経が乱れやすい

 

産後は生活環境がガラッと変わったり、育児による過労や寝不足により大きなストレスを感じることと、出産による女性ホルモンバランスの乱れによって自律神経が乱れやすくなります。

 

こんな悩みも発端に

 

・おっぱいがでない

・義母に気を使う

・夫が育児の大変さをわかってくれない

  ↓

一人で悩まずに身近な人に相談しよう

「自律神経の話 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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<第1章>謎の腰痛は心配事がなくなれば治る可能性も

<第1章>謎の腰痛は心配事がなくなれば治る可能性も

 

《血流悪化が痛みを引き起こす》

 

多くの人が一度は経験したことがある腰痛。

特に重いものを持ったわけでもなく、腰に負担がかかることをしていないのに腰痛を患った経験はありませんか?

例えば、病院へ行っても原因がわからない慢性的な腰痛。

これは自律神経が影響しているかもしれません。

 

イライラしたり、緊張やストレスが続いたりすると、交感神経が優位に働き血管が収縮して血流が悪くなります

通常は、夕方から夜にかけてはリラックスして副交感神経が優位になりますが、緊張状態が続いて交感神経が高まったままだと血管は収縮したまま

長時間血流が滞ってしまい、痛みへとつながるのです

腰痛だけではなく、人によっては頭痛や肩こり、全身のだるさなど、様々な不快な症状を引き起こします。

 

もし、原因不明の痛みに見舞われたら、心にストレスや心配事を抱えていないか考えてみましょう

思い当たった場合は、まずは体を休めてリラックスすること

寝る前に軽くストレッチをしたり、ゆっくり時間をかけて入浴したりといったことや、不規則な生活をやめてしっかり睡眠をとることも重要。

一時的な自律神経の乱れなら、このような対処法で改善できるはずです。

自律神経が整えば、血流もよくなって脳の働きも向上します。

物事を冷静に判断し、自然とストレスや心配事を前向きに転換できるようになるのです。

 

 

謎の痛みはストレスによる血流悪化が原因かも

 

イライラやストレス、緊張

  ↓

交換神経が高ぶり血管が収縮したままに

  ↓

長時間血流が滞ったことによる痛みが発生する

 

 

原因不明の痛みがあるときは……

 

腰痛や頭痛、肩こりなどの痛みが発生したら

  ↓

ストレスや心配事がなかったか一度思い返してみると◎

  ↓

ストレスや心配事が原因になっていた痛みならリラックスすることで快方に向かいます

「自律神経の話 より」

 

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ハーバード大学が20年にもわたって行なった調査によると、激しい怒りの後には、急性心筋梗塞狭心症などの心臓発作を起こすリスクが4.7倍まで急上昇するそうです。

ただ、血管に悪いとわかっても、怒りや嫉妬といった感情は自然に湧き上がってくるもの。

完全になくすということはできません。

避けることはできないのなら、湧き起こってきた怒りを以下に鎮めるか、ストレスが持続しないように、いかに発散するかが大事です。

 

カーッと頭に血が上ったとき、簡単にできるリラックス法が、息を吐くということ。

ふーっと腹式呼吸で息を吐くと、副交感神経の働きを強めてくれます。

オフィスでも、どこでもすぐにできるのでおすすめです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

ビタミンB群は、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。

 

ビタミンB12について?

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