第2章 あらゆる料理がおいしくなる魔法の『精進だし』の作り方

第2章 あらゆる料理がおいしくなる魔法の『精進だし』の作り方

 

▼高血圧対策の味方「自家製だし」

 

非常に多くの食品に含まれている「隠れ塩分」ですが、市販されている「だし」も例外ではありません。

これらは鰹や昆布など素材のエキスや風味だけを抽出したものと思いがちですが、実際は小さじ1杯あたり1グラム前後の塩分が含まれています。

コンソメや中華スープの素も同様。

本格的に減塩を目指すなら「だし」は自家製の「精進だし」をおすすめします

 

「精進だし」とは、植物系の素材だけで作った天然だしのこと。

醤油や塩を加えずに素材の持つ風味だけを抽出するので、塩分やカリウムを気にせず、慢性腎臓病の方も安心して使うことができます。

ここで紹介しているレシピは干し椎茸、昆布、煎り大豆、かんぴょうと4種類の材料を使用しており、奥深い味わいが特長。

薄めの味付けにしてもまったく気にならないほど香味が豊かなので、煮物や汁物など基本のだしとして常備しておくと便利です。

昆布を加えず、そのぶん大豆とかんぴょうを増量すれば、さらに減塩することもできます

 

 

このように香味を増すことでの薄味をフォローする食べ方は、主菜や副菜にも応用が可能です。

たとえば大葉やねぎといった香味野菜をトッピングして後づけの醤油やソースを半分にしたり、レモン汁や唐辛子で薄味の物足りなさを補ったりするのもおすすめの食べ方です。

 

 

▼「精進だし」を作ってみよう

 

調味料をいっさい使わない自家製の精進だしは高血圧対策の強い味方。

風味がよいので薄味でもまったく気にならず、カリウムも控えめなので慢性腎臓病で食事制限のある方でも安心して食事を楽しむことができる。

 

●材料(一例)

大豆(乾燥)……30g

干し椎茸……1個

昆布(干し)……10×5cm

かんぴょう(干し)…15cm

水……2リットル

 

●作り方

1.フライパンに大豆を入れて火にかけ、軽く色がつくまで乾煎りする。

2.すべての材料を鍋に入れ、一晩置く。

3.鍋を強火にかけ、沸騰したら火を弱めて、アクをとりながら5分煮る。

4.冷めたら濾し器で出汁がらを取って完成。

 

 

▼香味野菜や香辛料でひと工夫

 

使い慣れた調味料に代えて、ショウガや大葉などの香味野菜、コショウや唐辛子、カレー粉といった香辛料を加えて風味をアレンジすることで薄味の物足りなさを補うことができる。

いろいろな組み合わせを試してみよう。

・コショウ

・レモン

・ネギ

・大葉

・唐辛子

「腎臓の話 より」

 

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イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与えるという変わった法案が議会に提出されました。

肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。

つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。

 

イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。

このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、時には、危篤状態に陥る事態などが発生。

幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などがビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。

お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。

それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。

 

ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。

動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。

これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、腸で吸収されます。

そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、欠乏症状が現われやすくなります。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

同時に、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/

 

第2章 食物繊維が肥満と腎機能の悩みを一気に解決する

第2章 食物繊維が肥満と腎機能の悩みを一気に解決する

 

▼食物繊維で腎臓の負担を軽減

 

厚生労働省が策定した「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、食物繊維の摂取目標量は成人男性で1日21グラム以上、成人女性では18グラム以上とされています。

この数字だけを見ると目標量の確保は簡単そうに思えますが、たとえばこれをレタスに換算すると毎食2玉以上、1日合計2キロ(6~7玉)は食べなければならない計算になります。

食事の付け合わせに小鉢のサラダを食べるくらいではまったく話になりませんね。

 

食物繊維をたっぷり摂ることで肥満を防ぎ、腎臓の負担を減らすことができますが、ただ漫然と野菜を食べているだけでは十分な量を確保することはできません。

普段よく食べる野菜のほかにも海藻やきのこ、豆類、果物など食物繊維を豊富に含む食材はたくさんあります。

比較的手に入りやすく身近な食材で、かつ食物繊維の豊富なものをまとめてありますので、メニューを考える際の参考にしてみてください。

なお、これらの食材のうち、海藻やきのこ類は低カロリーでヘルシー

乾燥きくらげやケール、緑茶などに多く含まれる水溶性食物繊維にはコレステロールの吸収を抑える働きがあります

揚げ物や肉料理を食べるときにはこうした食材をプラスすることで、腎臓にやさしい食事を心がけましょう。

 

 

▼食物繊維が豊富な食品ランキング

 

  • 食物繊維・水溶性食物繊維を多く含むおもな食品(単位:g)

※数値は食品の可食部100gあたりの含有量

 

しろきくらげ(乾):食物繊維68.7:水溶性食物繊維19.3:不溶性食物繊維49.4

乾しいたけ:食物繊維46.7:水溶性食物繊維2.7:不溶性食物繊維48

せん茶:食物繊維46.5:水溶性食物繊維3:不溶性食物繊維43.5

とうがらし():食物繊維46.4:水溶性食物繊維5.4:不溶性食物繊維41

紅茶:食物繊維38.1:水溶性食物繊維4.4:不溶性食物繊維33.7

カレー粉:食物繊維36.9:水溶性食物繊維6.5:不溶性食物繊維30.7

かんぴょう():食物繊維30.1:水溶性食物繊維6.8:不溶性食物繊維23.3

青汁・ケール:食物繊維28:水溶性食物繊維12.8:不溶性食物繊維15.2

ピュアココア:食物繊維23.9:水溶性食物繊維5.6:不溶性食物繊維18.3

切干だいこん():食物繊維21.3:水溶性食物繊維5.2:不溶性食物繊維16.1

いんげんまめ():食物繊維19.6:水溶性食物繊維3.3:不溶性食物繊維16.2

ブルーベリー():食物繊維17.6:水溶性食物繊維3:不溶性食物繊維14.7

えんばく オートミール:食物繊維9.4:水溶性食物繊維3.2:不溶性食物繊維6.2

おおむぎ 押麦():食物繊維7.9:水溶性食物繊維4.3:不溶性食物繊維3.6

えだまめ(冷凍):食物繊維7.3:水溶性食物繊維1.4:不溶性食物繊維5.9

プルーン():食物繊維7.1:水溶性食物繊維3.4:不溶性食物繊維3.8

バナナ():食物繊維7:水溶性食物繊維2:不溶性食物繊維5

糸引き納豆:食物繊維6.7:水溶性食物繊維2.3:不溶性食物繊維4.4

豆みそ:食物繊維6.5:水溶性食物繊維2.2:不溶性食物繊維4.3

ドライマンゴー:食物繊維6.4:水溶性食物繊維2.8:不溶性食物繊維3.6

そらまめ おたふく豆:食物繊維5.9:水溶性食物繊維1.4:不溶性食物繊維4.5

モロヘイヤ 茎葉(生):食物繊維5.9:水溶性食物繊維1.3:不溶性食物繊維4.6

ごぼう 根(生):食物繊維5.7:水溶性食物繊維2.3:不溶性食物繊維3.4

ライ麦パン:食物繊維5.6:水溶性食物繊維2:不溶性食物繊維3.6

アボカド(生):食物繊維5.6:水溶性食物繊維1.7:不溶性食物繊維3.9

ミルクココア:食物繊維5.5:水溶性食物繊維1.3:不溶性食物繊維4.2

だいこん 根 皮なし(生)おろし:食物繊維5.1:水溶性食物繊維1.4:不溶性食物繊維3.7

オクラ 果実(生):食物繊維5:水溶性食物繊維1.4:不溶性食物繊維3.6

文部科学省日本食品標準成分表2020年版(八訂)より

「腎臓の話 より」

 

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イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与えるという変わった法案が議会に提出されました。

肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。

つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。

 

イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。

このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、時には、危篤状態に陥る事態などが発生。

幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などがビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。

お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。

それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。

 

ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。

動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。

これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、腸で吸収されます。

そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、欠乏症状が現われやすくなります。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

同時に、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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第2章 1日350グラムの野菜が腎臓に効く!

第2章 1日350グラムの野菜が腎臓に効く!

 

▼目標は生野菜を両手いっぱい

 

健康を維持するうえで欠かすことのできない食べ物が野菜類です

各種ビタミンやミネラルを豊富に含んでいる一方で、肉類のような脂質はほとんどなし、余分な塩分を体外に排出するカリウムや、脂質の吸収を抑えて血糖値の上昇をゆるやかにしてくれる食物繊維も摂ることができる、まさにスーパーフードなのです。

また、ブロッコリーやトマト、玉ねぎなどは抗酸化成分を多く含み、動脈硬化を防いで腎臓の血管を守る働きも確認されています。

 

このように健康にとってはいいことばかりでもはや食べない理由がみつからない野菜ですが、令和元年の「国民健康・栄養調査結果」では、なんと国民のすべての世代で1日に必要とされる摂取量350グラムを満たしていないことがわかりました

生野菜にすると大人の両手たっぷりひと山分にもなるそうなので、1日では食べきれないのも納得ですね。

 

野菜をじょうずにたくさん食べる方法としては、加熱してボリュームを減らしたり、刻んで汁物の具にするのがおすすめです

煮物や和え物、漬物などの副菜にして毎食少しずつ食べるのもいいでしょう。

そのままサラダで食べてもおいしいですが、ドレッシングやマヨネーズは塩分や糖分、脂質が多く含まれています。

かけ過ぎ、つけ過ぎには注意が必要です。

 

 

▼日本人は全世代で野菜が不足気味

 

  • 野菜摂取量の平均値(※カッコ内は緑黄色野菜の摂取量)

 

男性

20~29歳 233g(62.1g)

30~39歳 258.9g(71.6g)

40~49歳 253g(69.2g)

50~59歳 278.2g(75.8g)

60~69歳 304.3g(88.5g)

70歳以上 322.9g(98.1g)

 

女性

20~29歳 212.1g(58.8g)

30~39歳 223.2g(74.4g)

40~49歳 241.2g(70.4g)

50~59歳 260.7g(79.9g)

60~69歳 309.8g(100.8g)

70歳以上 300.2g(99.5g)

 

厚生労働省/令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要「野菜摂取量の状況」より

 

 

▼野菜をたくさん食べるには

 

加熱して“かさ”を減らす

葉物系の野菜は加熱することでボリュームが減って食べやすくなる。

 

スープの具や主菜の添え物に

汁物の具やメインのおかずの添え物、煮物や漬物にしてもいい。

「腎臓の話 より」

 

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イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与えるという変わった法案が議会に提出されました。

肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。

つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。

 

イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。

このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、時には、危篤状態に陥る事態などが発生。

幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などがビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。

お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。

それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。

 

ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。

動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。

これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、腸で吸収されます。

そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、欠乏症状が現われやすくなります。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

同時に、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

ビタミンB12について?

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第2章 部位と調理法をひと工夫すればお肉も普通に食べてOK

第2章 部位と調理法をひと工夫すればお肉も普通に食べてOK

 

▼お肉はどう食べるかが大事!

 

世代を問わず肉料理が大好きな日本人。

鶏の唐揚げやハンバーグ、豚の生姜焼きなどは誰に聞いても好きなおかずの上位にランクインするほどの鉄板メニューです。

栄養面でも三大栄養素のひとつ、たんぱく質を摂るうえで欠かすことのできない肉類ですが、食べる部位や食べ方を注意しないとコレステロール過多の状態となり、健康を害してしまうことも。

蓄積したコレステロールが体中の血管を傷め、腎機能の低下を招くこともあるのです

 

注目すべきは「脂質」。

たとえば同じ豚肉でもバラ肉とロース肉では脂質量が2倍近く違います。

鶏ササミに至っては鶏もも肉のわずか18分の1。

健康を損なうことなく、お肉を食べ続けられると考えれば、この差は決して無視できないでしょう。

 

お肉は食べ方を工夫することも大切。

事前に脂身や皮の部分をカットすれば、調理中に出る余分な脂を減らすことができます。

また、茹でる、蒸す、網焼きなどの調理法なら、調理中に肉に含まれる脂を落とすことも可能です。

揚げ物をするなら少量の油で揚げ焼きに、炒め物も油の量を減らすことを心がけましょう。

 

 

▼肉の部位で脂質量はこんなに違う

 

  • 肉の種類と部位による可食部100gあたりの脂質量の違い

 

牛肉

バラ/脂身つき(生):脂質50g:エネルギー472kcalたんぱく質11g

もも/脂身つき(生):脂質18.7g:エネルギー235kcalたんぱく質19.2g

ヒレ 赤身(生):脂質15g:エネルギー207kcalたんぱく質19.1g

 

豚肉

バラ/脂身つき(生):脂質40.1g:エネルギー398kcalたんぱく質13.4g

ロース/脂身つき(生):脂質22.6g:エネルギー275kcalたんぱく質18.3g

ヒレ 赤身(生):脂質1.7g:エネルギー105kcalたんぱく質22.7g

 

鶏肉

もも/皮つき(生):脂質14.2g:エネルギー190kcalたんぱく質16.6g

むね/皮つき(生):脂質5.9g:エネルギー133kcalたんぱく質21.3g

ささみ(生):脂質0.8g:エネルギー98kcalたんぱく質23.9g

 

 

▼脂質を抑えておいしく食べるには

 

脂質の少ない種類、部位をチョイス

そもそも脂身の少ない肉であれば、脂質の摂り過ぎをそれほど気にする必要もない。

上記を参考に脂質の少ない種類や部位を選んで食べるようにしよう。

 

余分な脂身は調理前にカット

ステーキやとんかつなど、ガッツリ肉料理を楽しみたいときは、調理前に余分な脂身を取り除いてしまうといい。

 

「揚げる・炒める」より「蒸す・茹でる」

揚げ物、炒め物は調理時に油を使うのでNG。

脂質を減らしたいなら「茹で・蒸し料理」がいい。

焼きながら油を落とす「網焼き」もおすすめ。

「腎臓の話 より」

 

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イタリアで、子供に完全菜食を強いる親に対し、禁固刑の罰則を与えるという変わった法案が議会に提出されました。

肉や魚を食べない人を菜食主義者の「ベジタリアン」と呼ぶのに対し、肉や魚だけでなく、卵、バター、はちみつなど、動物搾取による製品も食さない人を完全菜食主義者の「ビーガン」と呼んでいます。

つまり、イタリアでは、子供に肉、魚、卵などを与えないビーガンの親は、法律で罰せられるべきという議論が持ち上がっているのです。

 

イタリアでは、ビーガンが人間にとって、著しく健康に良いという考えが普及した結果、動物性の食物をすべて取り除いた食事を子供たちに強要する傾向が見られるのです。

このブームが影響し、ここ最近では、乳幼児や2歳の子供たちが栄養失調で病院に運ばれ、時には、危篤状態に陥る事態などが発生。

幼少時に必要なプロテイン、ビタミンD、B12、カルシウム、オメガ3、鉄分などがビーガンには足りないという問題が危惧されているのです。

お肉には、私達の体が必要とする必須アミノ酸がバランスよく豊富に含まれています。

それに匹敵するほど効率よく必須アミノ酸を私達の体に提供できる野菜はありませんから、お肉を食べずに体を健康的に保つには、それなりの方法を知らなくてはなりません。

 

ビタミンB12を含む穀類、イモ類、野菜、果物、種実はありませんから、ビタミンB12の欠乏症に陥るベジタリアン/ビーガンが多いのが現状です。

動物性食品以外では、発酵食品、海苔に含まれているのみです。

これだけは必ずしっかり毎日の食事に加えるようにしましょう。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

ビタミンB12は、胃の粘膜から分泌される内因子という糖タンパクと結合し、腸で吸収されます。

そのため胃の病気や高齢で吸収が悪くなっている人などの場合は吸収されにくくなるので、欠乏症状が現われやすくなります。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

同時に、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

 

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第2章 三大栄養素のバランスをチェック

第2章 三大栄養素のバランスをチェック

 

三大栄養素がエネルギーを作る

 

人間の体を動かすエネルギーは、三大栄養素とも呼ばれる「糖質」「脂質」「たんぱく質」の3つの栄養成分で成り立っています

 

「糖質」は私たちの主食であるお米やパンのほか、イモ類、果物にも多く含まれ、食物繊維と合わせることで「炭水化物」とも呼ばれます。

「脂質」は肉類や植物油、バターなどに多く、摂り過ぎると蓄積して体脂肪に。

たんぱく質」は肉や魚、大豆製品に多く含まれ、筋肉や皮膚を作る材料にもなる成分です。

どれも普段の食卓によく上がるものばかりなので、普通に食事をしていればエネルギー不足に陥ることはなさそうですが、偏食や過食によりバランスを崩してしまう人も多いようです。

厚生労働省が推奨する三大栄養素の摂取目標量は、1日の摂取エネルギーのうち、糖質(炭水化物)50~65%、脂質20~30%(飽和脂肪酸は7%以下)、たんぱく質13~20%(50~64歳の目標量は14~20%、65歳以上は15~20%)

献立を考える際の目安として覚えておくといいいでしょう。

 

また、食生活の乱れや過食などにより体型が気になる方は、「BMI早見表」で体格指数をチェックしてみましょう。

理想はBMI22前後、25以上は肥満です。

肥満の方はバランスのよい食事とそれを消費するための適度な運動で、腎臓の負担を減らす必要があります。

 

 

▼カラダを作る三大栄養素

 

たんぱく質

肉や魚、卵、大豆製品など

 

糖質

米やパン、イモ類、フルーツなど

 

脂質

バターや植物油、肉類、菓子など

「腎臓の話 より」

 

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物忘れとは、脳は、体の機能全般をコントロールしている司令塔ですが、加齢とともにその働きは衰え物忘れの症状が出てきます。

脳血管の動脈硬化を放っておくと、血液循環が悪くなって脳細胞の動きが低下し、記憶力や思考力などが鈍り物忘れがはじまります。

40歳を越えた頃から「ど忘れや物忘れが激しくなった」「人の名前がなかなか思い出せなくなった」などと物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれです。

脳の神経細胞は約140億個といわれ、25歳を過ぎると1日に10~20万個ずつ死滅していきます。

死滅した神経細胞は再生されず物忘れもひどくなります。

しかし、死滅した神経細胞は元に戻らなくとも、神経の通り、すなわちネットワークをよくすれば、低下した機能を補い、さらには高めることができ物忘れも改善されます。

 

物忘れに関する神経伝達物質の中で記憶と学習にかかわっているのはアセチルコリンで、このアセチルコリンはコリンと酵素を原料にしてつくられています。

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が「卵黄」です。

なお、レシチンアセチルコリンに合成するには、ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。

 

ビタミンB12について?

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第2章 腎機能を高める最強の食事法 腎臓にとってよい食べ方、悪い食べ方

第2章 腎機能を高める最強の食事法

腎臓にとってよい食べ方、悪い食べ方

 

▼食べ方の問題点を確認してみよう

 

多くの生物と同様、私たち人間もつねに何かを食べなければ生きていくことはできません。

しかし近年、この「食べる」という行為自体に腎臓を傷める可能性があるということに注目が集まっています

 

実際に何かを食べているときは、食べ物の見た目や香り、味わいなどに意識が向いているため、「食べている状況」や「何をどう食べているか」をあまり考えていない人が多いというのが現実です。

たとえば、ペットボトル飲料。

その飲み物に糖分や添加物は入っているでしょうか?

今週だけでスナック菓子やスイーツを何回食べましたか?

こうした問いに即答できる人は少ないと思います。

こうした何気なく続けてしまっている日々の食習慣が腎臓に負担をかけ、慢性腎腎臓病を招くきっかけになっている可能性があるのです。

 

下記は、腎臓にとってはよくない食べ方の一例です。

塩分や糖分、脂質、アルコールなどの摂り過ぎがよくないことは言うまでもありませんが、朝食を抜いたり、外食が続いたりするのも腎臓にとっては負担大

半分以上当てはまるという人は、すでに自分が腎臓病予備軍であることを意識して、より深刻な事態を迎える前に、ひとつでも多く項目を減らせるよう、食習慣を見直すことから始めましょう。

 

 

▼腎臓によくない食べ方していませんか?

 

・朝食は食べないことが多い

・野菜料理やサラダはあまり食べない

・料理の味つけは薄めより濃いほうが好き

・人と食事をしていると、だいたい先に食べ終わってしまう

・砂糖やクリームを入れたコーヒーや紅茶、またはジュース類をよく飲む

・おかずには揚げ物や炒め物を食べることが多い

・朝食、昼食は軽めにして、夕食をしっかり食べる

・ソーセージやハムなどの加工品をよく食べている

・お腹が空くと我慢できずに間食してしまう

・きのこや海藻類、大豆食品はあまり食べることがない

・スナック菓子やスイーツ、アイスクリームなどをほぼ毎日食べている

・ほぼ毎日飲酒している

・食事は家より外で食べることが多い

・食後に「ちょっと食べすぎたな」と感じることが多い

・遅い時間の夕食や追加で夜食を食べることがよくある

「腎臓の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/

 

第1章 慢性腎臓病にならない最強予防法

第1章 慢性腎臓病にならない最強予防法

 

▼メタボを避けるのがいちばん重要

 

慢性腎臓病は現在では不治の病ではないものの、一度悪くなった腎臓はもとに戻らない以上、かからないに越したことはありません。

 

そもそもなぜ慢性腎臓病になってしまうのか

いちばん多い原因はメタボ(メタボリック症候群)です

高血糖で糖尿病になれば糖尿病性腎症になりやすくなりますし、高血圧は腎硬化症を招きます。

脂質異常症動脈硬化を起こして腎機能脳低下につながります。

また、プリン体をたくさん摂るなどして高尿酸血症になれば、通風を引き起こします。

メタボは慢性腎臓病の温床ともいえる危険な状態なのです。

 

つまり、メタボを避けることが慢性腎臓病を予防するためのいちばんのポイントといえます。

メタボは心筋梗塞脳卒中のリスクを大幅に高めますし、慢性腎臓病の予防のためだけでなく、普段から気をつけておきたいものです。

メタボにならないようにするには、さんざん耳にしていることと思いますが、食生活に気をつけ、適度な運動をすることです。

 

ただ、慢性腎臓病はメタボ以外でも多発嚢胞腎やアルポート症候群などなど遺伝的な病気で起きることがありますし、原因不明の急性腎障害から罹患することもあります

そのため、定期的に健康診断を受け、尿検査や血液検査で腎臓の異常をいち早く発見することも大事です。

 

 

▼慢性腎臓病の最大の原因はメタボ

 

慢性腎臓美容を予防するにはメタボに気をつけること

 

高血糖値は糖尿病性腎症に、高血圧は腎硬化症につながり、脂質異常症動脈硬化を招いて腎障害を引き起こす。

また、肥満の人に多い高尿酸血症痛風腎を発症させやすい。

メタボは慢性腎臓病の最大の原因なので、まずメタボを避けるのがいちばんの予防といえる。

 

 

乱れた食生活に注意

メタボの最大の原因は食べ過ぎや飲み過ぎによる肥満。

カロリーや糖質の摂り過ぎに注意して食生活を送りたい。

 

適度な運動をする

適度な運動は肥満を解消してメタボの予防になる。

それだけでなく、体を動かすことで新陳代謝の活性化にもつながる。

 

検査で早期発見

メタボ以外でも慢性腎臓病になることはある。

 

毎年健康診断を受け、尿検査や血液検査で異常を早期発見するのも大事。

「腎臓の話 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

 

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/