「ストレスフリーな脳」をつくる3本柱

「ストレスフリーな脳」をつくる3本柱

 

そもそもストレスのない世の中というのはありません。

まったくストレスがない世界があったとしたら、私たちは努力をしなくなることでしょう。

お客様や上司のプレッシャーがあるから仕事に励むのであり、締め切りというストレスがあるからこそ期間内に間に合わせようと仕事をするのです。

 

もし、ストレスがなければ、いつまで経ってものんびりして、努力をしないことでしょう。

適度なストレスがあるからこそ、私たちは向上心を持つのです。

 

重要なのは、ストレスが許容範囲を超えそうなときに、それにつぶされてうつ状態になってしまうのか、それを受け流して飄々と生きていられるかということにあります。

 

どんな人でも、ストレスを受ければストレス反応が出て、コルチゾールが分泌されることに変わりはありません。

ストレスに勝てる人間はいないのです。

あのお釈迦様でさえも、さまざまな苦行をした末に、どんなことをしてもストレス(苦)に打ち勝つことはできないと悟りました。

 

ですから、私たちに残されているのは、ストレスに勝つのは不可能だという前提のもと、いかにストレス中枢を鎮めて、ストレスを受け流せるかを考えることです。

 

はたして、そんな方法はあるのでしょうか。

 

結論からいえば、あります。

 

そこで重要になるのが、すでに紹介したセロトニンのほか、オキシトシンメラトニンという体内物質です。

この3本柱が、私たちがストレスを受け流すために重要な役割を担っています。

 

 

幸福感をもたらす「セロトニン」と「オキシトシン

 

オキシトシンというホルモンの存在自体は、昔から知られていました。

それは母親が持つ、出産や育児に欠かせない「愛情ホルモン」という位置づけでした。

 

ところが、2000年ごろになって、そのオキシトシンの新しい働きが発見されました。

それは、ストレス中枢の興奮を鎮める機能です。

ストレス中枢の興奮が鎮まれば、外部からストレスが与えられても、セロトニン神経がそう簡単に弱ることはありません。

ストレスを受け流して、気分よく幸せに生活していくことができるのです。

 

しかも、子どもを産んだお母さんだけでなく、老若男女、どんな人でもオキシトシンを分泌できることがわかりました。

そのキーワードは「心地よい触れ合い」。

心を許した人との優しい接触やリラックスできるおしゃべりなどが、オキシトシンの分泌を促すのです。

 

セロトニンオキシトシンの2つをセットにして、「ハッピーホルモン」と呼んでいます。

厳密にいうと、ホルモンというのは血液を通じて全身の器官に働きかけるものなので、脳内で働くセロトニンはホルモンの範疇には含まれません。

それでも、セロトニンの働きにはホルモンに近いものがあるため、一般の人にイメージしやすいように、こう呼ぶことにしています。

 

ハッピーホルモンをしっかり分泌することは、ストレスの多い世の中を生きるために不可欠の条件といってよいでしょう。

脳科学者が教える「ストレスフリー」な脳の習慣 より」

 

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心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。

コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。

役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収されます。

これが、正常なストレス反応の流れです。

 

ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまいます。

こうなると、状況が一変します。

コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのです。

まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのです。

 

副腎が疲れている人に圧倒的な足りない栄養素は、ビタミンB群になります。

ビタミンB群は、抗ストレスホルモンを合成するときに必要な栄養素です。

そのため、ストレスが多く抗ストレスホルモンを大量に必要とする人などは、体内のビタミンB群が不足しがちになります。

その結果、抗ストレスホルモンが十分につくれなくなり、副腎がますます疲れてしまうのです。

 

また、ビタミンB群は、体を動かすエネルギーをつくりだすためにも必要な栄養素。

私たちの体を構成している細胞には、ミトコンドリアというエネルギー生成工場があり、摂取した食べ物を燃焼させて、「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー物質をつくっています。

このATPをつくり出す過程で必要なのがビタミンB群です。

ビタミンB群が不足すると、ミトコンドリアATPが十分につくれなくなる。

ATPが足りなくなると、体がだるくて疲れが取れなくなったり、頭の回転が悪くなってきたりします。

 

ビタミンB12について?

https://www.endokoro.com/

 

セロトニン不足の生活ではストレスに弱くなる

セロトニン不足の生活ではストレスに弱くなる

 

家にひきこもっていても、何とか生活を維持できているのは、デジタル技術のおかげです。

家にいながらにして、仕事、買い物、情報収集、友人とのやりとり、そして遊びに至るまで、手元にあるパソコンやスマホでできるようになりました。

それで、すべてができるのですから、すばらしい発明であることは間違いありません。

 

しかし、その便利さが諸刃の剣となり、セロトニン神経を弱らせる原因となっています。

そして、セロトニンがきちんと出ない生活を続けていることが、イライラを引きずったり、睡眠の質を低下させたりといった状況を生み出す理由にもなっています。

 

かといって、デジタル機器なしでは仕事も生活もできないことは明らかです。

重要なことは、パソコンやスマホとのつきあい方を学ぶことです。

 

これが、現代人にとってストレスフリーに生きるための急務といってよいでしょう。

 

私たちは、朝起きてから夜ベッドに入るまで……、いやベッドに入ってからもスマホをいじる生活にどっぷりとつかってしまいました。

これは、大昔から生きてきた人間の営みからすると、とんでもないことなのです。

 

昔の人間は、太陽が出ると外に出て体を動かし、狩りをしたり畑を耕したりしていました。

汗水たらして、体を動かして、太陽も浴びるというのは、セロトニン神経が自然に活性化される暮らしです。

そういう生活の中で、人間は1万年以上も生きてきたのです。

そんな暮らしが、つい20年ほど前まで続いていました。

 

ところが今は、机の前に座りっぱなしで何でもできるようになりました。

太陽の光を浴びず、体もほとんど動かさない。

それでも仕事がきちんと成り立ち、お金が入るという便利な社会ができ上がりました。

 

コロナ以前は外出や通勤が気分転換や運動になる面もありましたが、コロナ禍ではそれもできなくなってしまいました。

それでは、セロトニン神経を活性化するいとまがありません。

ストレスはただたまる一方になってしまったのです。

 

ストレスが加われば、コルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが副腎皮質から分泌されることはよく知られています。

同時に、セロトニン神経が抑制されてしまうこともわかっています。

つまり、ストレスが加わることでセロトニン神経が弱り、結果としてストレスに押しつぶされやすくなってしまうわけです。

脳科学者が教える「ストレスフリー」な脳の習慣 より」

 

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心の病との関連で関心を集めているストレスホルモンが「コルチゾール」です。

コルチゾールは、副腎から分泌されると、血液にのって体内を循環しながら、エネルギー源の補充などの重要な役割を果たします。

役割を終えると脳にたどり着いて、脳に吸収されます。

これが、正常なストレス反応の流れです。

 

ところが、主に「我慢するストレス」状態が長い期間にわたって続き、ストレスが積み重なっていくと、コルチゾールがとめどなく分泌され続けるようになってしまいます。

こうなると、状況が一変します。

コルチゾールが脳にあふれて、その一部をむしばんでいくのです。

まさに、ストレス反応が暴走して、ありふれたストレスが「キラーストレス」と化してしまうのです。

 

副腎が疲れている人に圧倒的な足りない栄養素は、ビタミンB群になります。

ビタミンB群は、抗ストレスホルモンを合成するときに必要な栄養素です。

そのため、ストレスが多く抗ストレスホルモンを大量に必要とする人などは、体内のビタミンB群が不足しがちになります。

その結果、抗ストレスホルモンが十分につくれなくなり、副腎がますます疲れてしまうのです。

 

また、ビタミンB群は、体を動かすエネルギーをつくりだすためにも必要な栄養素。

私たちの体を構成している細胞には、ミトコンドリアというエネルギー生成工場があり、摂取した食べ物を燃焼させて、「ATP(アデノシン三リン酸)」というエネルギー物質をつくっています。

このATPをつくり出す過程で必要なのがビタミンB群です。

ビタミンB群が不足すると、ミトコンドリアATPが十分につくれなくなる。

ATPが足りなくなると、体がだるくて疲れが取れなくなったり、頭の回転が悪くなってきたりします。

 

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強制的な「ひきこもり」生活が脳に与えるダメージ

強制的な「ひきこもり」生活が脳に与えるダメージ

 

実は、ひきこもり生活による運動不足、太陽光を浴びない生活、他人との会話のない暮らしというのは、セロトニンという神経伝達物質(脳内物質)を減らしてしまう要素になるのです。

 

セロトニンは脳内にあるセロトニン神経から分泌され、私たちの精神状態を健やかに保つという大事な役割を果たしています。

セロトニンが脳内にたっぷり存在していれば、私たちはちょっとやそっとのストレスにも動じることがありません。

イヤなことがあってもすぐに気分転換できたり、失敗してもくじけずにチャレンジを繰り返せる、いわば「ストレスフリー」で過ごせるのは、セロトニンのおかげといってもいいでしょう。

 

セロトニン神経は、太陽の光を浴び、適度な運動をして、周囲の人と楽しく触れ合うことで活性化されていきます。

しかし、「新しい生活様式」が求められ、ひきこもり生活が続いて、孤独な状態で家の中にじっとしていると、セロトニン神経はしだいに弱っていき、セロトニンの分泌量が減ってしまいます。

 

新型コロナの自粛生活によって、コロナうつ、コロナストレスというメンタルヘルスの問題が浮き彫りになったのは、セロトニンの働きからすると当然といってもいいでしょう。

 

セロトニンがさらに欠乏していけば、朝の目覚めが悪くなり、イヤなことがあっても気分転換しにくくなります。

テレビやネットで流される暗いニュースを見聞きしては、ネガティブな気分になって落ち込むばかり。

そうなると、外に出て元気に動き回ろうとも、友人と会って話そうとも思えず、さらに悪循環に陥ってしまいます。

 

やがては、ささいなことでキレやすくもなるでしょうし、自律神経失調症にもなってしまいます。

最終的には、本当のうつ病になる恐れもあるのです。

 

これまでもセロトニン神経の研究者として、パソコンやスマートフォン中心のデジタル生活がメンタルヘルスに悪影響を及ぼすということを主張してきました。

それでもまだ、コロナ以前では、会社への通勤や買い物がそこそこ運動になりますし、会社の同僚や近所の人とのおしゃべりが、なんとかセロトニン神経の活性化に役立っていました。

 

しかし、新型コロナによって、そうした生活習慣も制限されてしまったのです。

これまで意識していなかったようなちょっとした生活習慣が、実はメンタルヘルスにとって重大な問題を引き起こすと、多くの人々は新たに認識したのではないでしょうか。

 

私たちは、ウイルスに感染しないために家にひきこもりましたが、それが長期間続くと、元気だった人が病んでしまうという状況を目の当たりにしました。

 

逆にいえば、「新しい生活様式」のもとでも、セロトニン神経をうまく活性化させる工夫ができれば、私たちは「ストレスフリーな脳」を手に入れることができ、不安に振り回されることがなくなるのです。

脳科学者が教える「ストレスフリー」な脳の習慣 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

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「ストレスフリー」な脳の習慣

「ストレスフリー」な脳の習慣

 

「どうも、気分が重くてすっきりしない」

「なんとなく憂うつで、疲れがとれない」

 

そうした症状の原因は、毎日のストレスにあるかもしれません。

仕事や人間関係の煩わしさ、子育てや介護の悩みなど、私たちのまわりはストレスの原因で満ちあふれています。

 

ストレスのない世界に逃避できれば、どれほど幸せかと思っている人もいるかもしれませんが、それには社会との関係を絶ち、山奥で自給自足の生活をするしかありません。

それができる人はほとんどいないでしょう。

 

むしろ、技術の進歩によって仕事や生活のサイクルが桁違いに早くなり、気が休まる暇もないのが実情です。

 

社会生活を営んでいる限り、ストレスをゼロにすることは不可能です。

重要なことは、ストレスを避けるのではなく、ストレスとどうつきあうかにあるのです。

 

そもそも、私たちは現代のデジタル生活から逃れることはできません。

起きているときも寝ているときも、世界中どこに行ってもデジタル情報が追ってきます。

スマートフォンやパソコンから離れられなくなり、目を疲れさせ、神経をすりへらしているのが現代という社会です。

 

そうした状況に追い打ちをかけたのがコロナ禍です。

感染への恐れに加え、私たちは生活様式の変化を余儀なくされ、新たなストレスが生まれています。

 

では、どうすればよいのでしょうか。

それは、「生きていくうえでストレスがかかるのは当然」という前提のもと、ストレスを上手に受け流す工夫をすることです。

 

必要なのは、私たちの体に備わっている「ストレスを消す機能」を活性化することです。

特別な薬も高価な器具も必要ありません。

ぜひとも参考にして、変化の時代を強く楽しく生き抜くための「ストレスフリーな脳」を手に入れてください。

 

 

ストレスに弱い人が増えている2つの理由

 

2019年末、中国・武漢市に端を発したといわれる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の爆発的流行は、またたく間に世界各国に広がり、世界的大流行(パンデミック)を引き起こしました。

この新型コロナの蔓延は私たちの生活を根底から変えてしまいました。

 

2020年に政府から出された緊急事態宣言は、海外のような厳しいロックダウンの措置こそありませんでしたが、不急不要の外出や都道府県境を越える移動の自粛を求められて、商店や飲食店は休業または営業時間短縮を余儀なくされました。

 

手洗いやマスクの着用が呼びかけられ、企業においても、可能な限りネットを利用して自宅で仕事をする、いわゆるリモートワークをおこなうところが増えていきました。

 

こうした措置は時間の経過とともに緩和されたものの、新型コロナの流行が収まったわけではなく、まだまだもとの生活様式に戻るまでには時間がかかることでしょう。

 

そんな状況のもと問題になっているのが、私たちのメンタルヘルスです。

これまで心身ともに健康だった人が、うつうつとして沈み込んだり、怒りっぽくなったり、家庭内暴力を起こしたりという話をよく耳にするようになりました。

つまり新型コロナの蔓延によってストレスを受け、「コロナうつ」「コロナストレス」と呼ばれる症状に悩まされている人が増えているのです。

 

その原因は、大きく分けて2つあると考えられます。

 

1つは、新型コロナそのものに対する不安です。

誰もがかかる可能性がある病気ですし、重症化すると苦しいだけでなく命にかかわる恐れもあります。

特効薬もまだないことから、不安を抱くのは無理もないかもしれません。

さらに間接的な影響として、コロナ禍による収入減や失業といった経済的な不安も見逃せません。

 

もう1つは、自粛生活における生活習慣の変化があります。

ウイルスを避けようと自宅にひきこもった結果、運動や日に当たる時間が減ったり、他人と会話する機会が減ったりすることで、メンタルに不調が出てきたという人がかなり多いように見受けられるのです。

脳科学者が教える「ストレスフリー」な脳の習慣 より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

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就寝前に日記を書く

 

就寝前に日記を書く

 

日記は決して、長々と書く必要はありません。

私が日記につけていることは、たった3つです。

 

1.その日一番失敗したこと

2.その日一番感動したこと

3.明日の目標

 

この書き方は、同僚の医師から勧められた方法です。

最初に失敗したことを書くのは、自分のしたことの中で、一番冷静に振り返らなければいけないことだからです。

そして、自分の失敗を反省したら、明日からまたがんばる気持ちを持つために、感動したことを書きます。

 

日本人は、失敗や反省だけをつづる人が多いのですが、それだけだと、どうしても暗い気持ちを引きずりやすくなります。

モチベーションを維持するためには、絶対に感動したことも書くべきです

 

3つ目に明日の目標を書くのは、実は私なりにアレンジした方法です。

目標を立てると、やるべきことが明確になるので不安が減ります。

不安とは、何が起きるかわからないから生じるものであり、自分のとるべき行動が明らかになってさえいれば、不安は断ち切ることができます。

人生は、不安や悩みの連続と言っても過言ではありません。

しかし、この3つを就寝前に記すだけで、自律神経のバランスはとても安定します。

 

このように、習慣を積み重ねることが、今日も、明日も明後日も、人生を変える「言い方」をする基盤となるのです。

 

 

当然ながら、人の命には限りがあります。

しかし、医療の進歩とともに、そのことを忘れている方も少なくないと感じます。

病院に来れば病気は治る。

そう思っているのです。

しかし、人はいつか必ず終わりを迎えます。

 

最もお伝えしたいのは、そんな人生の貴重な時間を、「言い方」で台無しにするのはもったいないということです。

たとえ、平均寿命より命の灯が早く消えるとしても、勝負は、その瞬間まで元気に明るく生きられるかどうかです。

そしてそれを根幹から支えているのは「言い方」なのです。

 

「言い方」は、人間関係はもとより、自分や他人の健康、パフォーマンスなど、人生を形作る最大のツールです。

しかし、それほど重要なものであるにもかかわらず、これまで「言い方」に対する意識と理解が浅すぎたと反省せざるをえません。

「言い方」は、小手先の技術でどうこうできる代物ではなく、もっと本質を捉え、真剣に向き合わなくては決してコントロールできないものなのです。

残念ながら、このことに気づいている人は、まだまだ少ないと言えるでしょう。

しかし、気がついた人は、「言い方」を味方につけ、空気を変え、人生を変えるスタートラインに立ちました。

 

これから先、豊かな人生を歩み、最後に「いい人生だった」と思えるかどうかは、あなたの「言い方」にかかっています。

ここでお伝えした内容が、少しでも人生に幸せをもたらすことを、切に願っています。

「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

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1か所だけ片づける

1か所だけ片づける

 

1日の仕事を終えたら、一刻も早く会社を出たいかも知りませんが、帰る前にぜひ実践していただきたいことがあります。

それは、「1か所だけ片づける」ということです。

 

仕事を終えた時、私たちの交感神経は高まっています。

本来であれば、夕方から夜にかけて、副交感神経が優位に切り替わっていくのですが、男性は30歳、女性は40歳を境に副交感神経の働きがガクンと落ちてしまいます。

そのため、放っておくと交感神経が優位のまま夜を迎えてしまい、翌朝になっても疲れが取れず、疲労が蓄積していくという悪循環に陥ってしまいます。

 

そこで役に立つのが、仕事を終えて退社する前に、1か所だけ片づけるということです。

実は、片づけという行為には、副交感神経を高め、気持ちを落ち着かせる作用があるのです。

 

片づける際は、引き出しの一番上やデスクの上の書類など、「1か所」だけというのがポイントです。

この時、せっかくだから全部きれいにしようと思って、あちこち手を出すと、その瞬間、交感神経が高まり自律神経が乱れてしまいます。

自律神経を整えるためには、毎日少しだけ片づけることが有効です。

 

そして、もうひとつおすすめしたいのが、明日の予定を確認しておくことです。

 

朝、仕事を始める前に1日の予定やタスクを書き出す人も多いと思いますが、朝は、脳が冴えていて生産性が高いゴールデンタイムです。

その貴重な時間を、予定の確認に使うのは非常にもったいないことです。

 

手帳に書きこむ項目には、番号をふるのがポイントです。

これは、外国のカルテの書き方にならった方法なのですが、外国のカルテは、「セブンライン」といって、患者さんについて重要なことを必ず7個書きこみ、そこに番号をふっていきます。

番号は、重要度が高い順にふる必要はありません。

ただ、番号をふるだけでいいのです。

そうすることによって、ただ7項目羅列するよりも、内容が頭の中で整理され、頭にストンと入ってきます。

イギリスに留学していた時にこの方法を学びましたが、効果は素晴らしいものだと実感しています。

 

きちんと時間管理をすることは、自律神経を整えるうえでも重要です。

予定が狂い、あせったり動揺したりすると、その瞬間、自律神経は大きく乱れてしまうからです。

 

書き出す項目は、7個でなくても構いません。

翌日の案件やタスクに番号をふるだけでOKです。

こうするだけで、時間の無駄遣いが減り、仕事もはかどり、心に余裕が生まれるので自律神経も安定するという、好循環が手に入ります。

「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

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あいさつは、ゆっくり元気に

あいさつは、ゆっくり元気に

 

あいさつはコミュニケーションの基本ですが、自律神経を整えるうえでも重要な要素です。

たとえば、「おはよう、ございます……」と、「ボソボソ小声で言った場合、気道が狭まっているので血流が低下し、自律神経のバランスが崩れます。

それによって、さらに正しい言い方ができなくなるという、負のスパイラルに陥ります。

 

正しい言い方は、「おはようございます!」と、一語一語をしっかりの発音し、ゆっくり、尻上がりを意識したイントネーションで言ことです。

 

ゆっくりした言い方をすることで、呼吸が安定しますし、末尾のトーンを上げることで、ハツラツとした印象を与えることができます。

すると、自分はもちろん、周りの人間の自律神経も整えることができるのです。

 

悩みごとや辛いことがあると、あいさつする気が起きないこともあるかもしれません。

しかし、あいさつもせずに暗くなっているより、無理にでもあいさつをしたほうが、長い目で見ると確実に得です。

気分が乗る、乗らないではなく、いっそのこと義務として考えて実行してしまいましょう。

 

 

こまめに水を飲む

 

緊張した時に水を飲むというのは、みなさんも理屈なく、実践されていることだと思います。

これは、医学的にも非常に有効な行為です。

水を飲むと胃腸の神経がいい意味で刺激され、自律神経のバランスが整うからです。

 

体に水が不足して、いいことは何ひとつありません。

人間の体の60%は水でできており、そのうち75%が細胞の中に、残りの25%は血液やリンパ液に入っています。

1日2リットルの水分が汗や尿として排出されるので、こまめに補給しないと血液がドロドロになり、自律神経が乱れてしまいます。

ですから、仕事中もこまめに水を飲むことが大事。

ペットボトルをデスクに常備して、1日1~2リットルの水をこまめに飲むようにしましょう。

 

 

ため息をつく

 

悩みごとやトラブルを抱えていると、つい「はぁ……」とため息がもれてしまいます。

どうぞ存分に、ため息をついてください。

 

「ため息をつくと幸せが逃げる」といわれていますが、医学的観点からみると、まったく逆です。

息は吐く時間が長ければ長いほど、より効果的に副交感神経の働きを高めることができるので、ため息は体にとって望ましいものです。

深呼吸をして心が落ち着くのと同じメカニズムです。

 

それではなぜ、「ため息をつくと幸せが逃げる」といわれているのでしょうか?

人間は思い詰めると呼吸が止まりがちになり、息苦しくなります。

すると体は酸素を欲して、深く呼吸をしようとします。

それが、ため息の正体です。

思い詰めて呼吸が浅くなった時にため息が出るため、「ため息=幸せが逃げる」と同一視されるようになりましたが、ため息は不幸だから出るのであって、ため息をついたら不幸になるわけではないのです。

ため息は、人間の本能的なリカバリーショットなのです。

「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。

気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。

とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。

しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。

しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

ビタミンB12について?

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