2011-01-01から1年間の記事一覧

食物繊維の特徴とはたらき

食物繊維の特徴とはたらき 食物繊維はからだの構成成分やエネルギー源にならないため、以前は栄養にならない不要なものとされていました。 現在では「人の消化酵素で消化されない食事中の難消化成分の総体」と定義され、栄養素の吸収をゆるやかにしたり有害…

内分泌・代謝の病気③(肥満、やせ)にはこんな栄養成分が必要

内分泌・代謝の病気③(肥満、やせ)にはこんな栄養成分が必要 ≪肥満≫ 肥満とは、からだに過剰な脂肪が蓄積している状態をいいます。 肥満のほとんどが、過食と運動不足が原因で、単純性肥満と呼ばれます。 現在の体重を、標準体重=(身長cm÷100)×(身長cm÷100)×2…

内分泌・代謝の病気②(高脂血症、甲状腺機能障害)にはこんな栄養成分が必要

内分泌・代謝の病気②(高脂血症、甲状腺機能障害)にはこんな栄養成分が必要 ≪高脂血症≫ 血液中には、コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4つの脂質があります。 これらのうちひとつだけでも血液中に異常に多く存在する状態を、高脂血症といいま…

内分泌・代謝の病気①(糖尿病、痛風)にはこんな栄養成分が必要

内分泌・代謝の病気①(糖尿病、痛風)にはこんな栄養成分が必要 ≪糖尿病≫ 太っていて、やたらとのどが渇き、トイレが近く、空腹感があってなんとなく疲れやすいという症状があれば、まず糖尿病が考えられます。 糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンという…

消化器の病気⑥(胆石症、胆嚢炎・胆管炎)にはこんな栄養成分が必要

消化器の病気⑥(胆石症、胆嚢炎・胆管炎)にはこんな栄養成分が必要 ≪胆石症≫ 肝臓でつくられた胆汁は胆嚢で一時貯えられて、消化時に十二指腸潰瘍に送られます。 この胆汁から通る道筋を胆道系といいますが、この胆道系のどこかに結石ができる病気が胆石症で…

消化器の病気⑤(急性膵炎、慢性膵炎)にはこんな栄養成分が必要

消化器の病気⑤(急性膵炎、慢性膵炎)にはこんな栄養成分が必要 ≪急性膵炎≫ 膵臓から分泌される膵液には、でんぷん、脂肪、タンパク質を、それぞれ分解・消化する消化酵素が含まれています。 普通これらの酵素は腸に送り出されて活動を開始するのですが、何ら…

消化器の病気④(慢性肝炎、肝硬変)にはこんな栄養成分が必要

消化器の病気④(慢性肝炎、肝硬変)にはこんな栄養成分が必要 ≪慢性肝炎≫ B型、あるいはC型の急性肝炎が、発症後6か月以上たっても治らずに、炎症が続いている場合を慢性肝炎といいます。 近年、自覚症状も障害もないまま、急性肝炎を経ずに慢性肝炎を発症し…

消化器の病気③(脂肪肝、アルコール性肝障害、急性肝炎)にはこんな栄養成分が必要

消化器の病気③(脂肪肝、アルコール性肝障害、急性肝炎)にはこんな栄養成分が必要 ≪脂肪肝≫ 飲酒、肥満、糖尿病などが原因で肝臓に脂肪が過剰に蓄積した状態をいいます。 自覚症状がない場合もありますが、右上腹部に重圧感があり、押すと痛みを感じることも…

消化器の病気②(潰瘍性大腸炎、大腸ポリープ、クローン病)にはこんな栄養成分が必要

消化器の病気②(潰瘍性大腸炎、大腸ポリープ、クローン病)にはこんな栄養成分が必要 ≪潰瘍性大腸炎≫ 大腸の粘膜にただれや潰瘍ができる病気です。 原因ははっきりしていませんが、精神的ストレスや細菌感染、アレルギー反応、自己免疫現象などの要因が関連し…

消化器の病気①(胃炎、胃・十二指腸潰瘍、大腸炎)にはこんな栄養成分が必要

消化器の病気①(胃炎、胃・十二指腸潰瘍、大腸炎)にはこんな栄養成分が必要 ≪胃炎≫ 急性胃炎、慢性胃炎に分けられますが、どちらの場合も吐きけ、嘔吐、痛みなどが激しいときは絶食し、症状の回復に伴って、流動食からはじめ、徐々に普通食へと移行させます。…

循環器の病気②にはこんな栄養成分が必要

循環器の病気②にはこんな栄養成分が必要 ≪高血圧≫ 血液は心臓から送り出されて血管(動脈)を通り、末梢細胞に運ばれます。 このとき動脈の壁にかかる圧力が、必要以上に強い場合を高血圧といい、最大血圧が130mmHg以上、最小血圧が85mmHg以上(どちらかでも)と…

循環器の病気①にはこんな栄養成分が必要

循環器の病気①にはこんな栄養成分が必要 ≪虚血性心疾患≫ 心臓の筋肉(心筋)に酸素と栄養を補給している血管(冠状動脈)に動脈硬化がおこり、心筋が酸素不足になって発作がおきる病気です。 虚血性心疾患には、狭心症と心筋梗塞があります。 狭心症は、冠状動脈…

呼吸器の病気にはこんな栄養成分が必要

呼吸器の病気にはこんな栄養成分が必要 ≪かぜ≫ かぜはウイルスの感染によって上気道におこる急性の炎症です。 ウイルスの種類は200種類に及ぶといわれますが、そのなかでいちばん激しい症状をあらわすのがインフルエンザです。 症状は、鼻や咽頭の乾いた感じ…

脳の血管障害にはこんな栄養成分が必要

脳の血管障害にはこんな栄養成分が必要 ≪脳卒中(脳血管障害)≫ 動脈硬化などの血管障害が脳でおこり、血液の流れが悪くなることによって、意識障害やまひなどを発症することがある病気です。 脳動脈が破れて出血する脳出血と、脳動脈が詰まって血液の流れが妨…

<DHA・EPA情報>DHA・EPAはがんに効く

<DHA・EPA情報>DHA・EPAはがんに効く ≪DHA・EPAはがんに効く≫ 「魚を食べる頻度が低いほど、がんなどの病気で死亡する率が高い」という、故平山雄氏(元国立がんセンター研究所疫学部長)による調査結果があります。 このことに注目した矢澤…

&lt;α-リノレン酸情報&gt;「リノール酸とりすぎ症候群」を解消する

<α-リノレン酸情報>「リノール酸とりすぎ症候群」を解消する ≪加熱料理を避けるのが、α-リノレン酸の有効な使い方≫ α-リノレン酸を含む油は、非常に酸化しやすいので注意が必要です。 揚げ物や炒め物のように加熱する料理では使わずに、サラダやマリネに利用…

&lt;鉄情報&gt;お茶のタンニンや食物繊維は鉄の敵!?

<鉄情報>お茶のタンニンや食物繊維は鉄の敵!? ≪ビタミンCが鉄の吸収率をアップする≫ 鉄の吸収率は、平均してたったの8%です。 欠乏している人ほど吸収率が高まるとはいえ、貧血の予防のために、少しでも多くとる工夫をしたいものです。 まず、鉄の供給源と…

&lt;カルシウム情報&gt;カルシウムの吸収をよくするもの、悪くするもの

<カルシウム情報>カルシウムの吸収をよくするもの、悪くするもの ≪カルシウムの吸収をよくするもの、悪くするもの≫ カルシウムは食品によって吸収率が違います。 牛乳や乳製品が約50%、小魚が約30%、青菜が約18%です。 牛乳の吸収率が高いのは、牛乳に含まれ…

&lt;ビタミンE情報&gt;大気汚染物質から肺を守るビタミンE

<ビタミンE情報>大気汚染物質から肺を守るビタミンE ≪大気汚染物質から肺を守るビタミンE≫ 都市圏など空気の悪いところに住んでいると、眼がチカチカしたり、呼吸器官に障害が出ます。 光化学スモッグをはじめ、大気汚染物質は強い酸化力をもったものがほ…

&lt;ビタミンD情報&gt;ビタミンDをたっぷりとれば骨粗鬆症に有効

<ビタミンD情報>ビタミンDをたっぷりとれば骨粗鬆症に有効 ≪スモッグはビタミンDの大敵≫ 肌を老化させたり、皮膚がんの原因になったり、なにかと嫌われ者の紫外線ですが、ビタミンDのことを考えて見直したいものです。 ビタミンDには植物に含まれるD2と…

お酒の好きな人はB6で肝臓病を予防しよう

お酒の好きな人はB6で肝臓病を予防しよう <ビタミンB6情報> ≪生理前の不快症状やつわりに効く女性のビタミン≫ 生理前の憂うつ、イライラ、肩こり、腰痛など、月経前緊張症はつらいものです。 これは、ホルモンのアンバランスが原因のひとつになっています。 …

瞑想で脳が拡大する!?

瞑想で脳が拡大する!? 筋肉をより大きく、骨をよりじょうぶにするには、腕立て伏せ、腹筋運動、ジムに通うなど、さまざまな手段があります。 では、脳をより大きくするにはどうすればいいでしょう。 答えは、ズバリ、瞑想です。 このことを高分解能MRIを使…

瞑想は集中力を高める

瞑想は集中力を高める スポーツ、演奏会、試験、発表会、企画のプレゼンテーションなどで好成績をあげるのに欠かすことができないのが、高度な集中力です。 高度な集中力は仕事の種類にかかわらず、成功のカギです。 この高度な集中力が瞑想によって得られる…

瞑想で痛みを軽減する

瞑想で痛みを軽減する 瞑想で心、体、感情のバランスをとり、リラックスすると、痛みが軽減することを多くの研究者が報告しています。 ですから、瞑想で痛みが軽減されることは証明されています。 では、どんなしくみで痛みが軽減されるのでしょう。 この問…

「心の筋トレ」瞑想

「心の筋トレ」瞑想 一見、同じように努力しているように見えても、脳を変えられるケースと変えられないケースがあります。 脳を変えられるかどうか、そのポイントは、ある事柄に関心を向けつづけること、すなわち、心がある一点に集中させることです。 です…

認知療法に瞑想を追加で効果倍増

認知療法に瞑想を追加で効果倍増 ケンブリッジ大学のジョン・テイズデールは、患者がうつをたんなる脳の現象ととらえることを学べば、再発のリスクは下がるのではないかと閃きました。 ポイントは、みずからの思考は脳のつくりだす錯覚であって本当のことで…

認知療法で脳が変わる

認知療法で脳が変わる 体を動かさなくても、想像するだけで脳が変わることがわかりました。 それなら、考え方を変えても脳は変わるのではないでしょうか。 考え方を変える認知療法によって脳が変わり、心の病が改善することが判明しています。 認知療法は、…

メントレ(心的訓練、イメージ、視覚化)は幅広く応用できる

メントレ(心的訓練、イメージ、視覚化)は幅広く応用できる 視覚化を活用すれば、スポーツや芸術などの技術を迅速に、より効率的に習得できるはずです。 たとえば、ゴルフ、サッカー、野球、水泳のターンにおける特定の技術を視覚化すれば、実際に身体を動か…

寒くなると気分も落ちこむ! 「季節性うつ」にご用心

寒くなると気分も落ちこむ! 「季節性うつ」にご用心 木枯らしと孤独が骨身に染みる…秋が深まるとなんとなく悲しい気持ちになるといわれているけれど、はたして秋の物悲しさには医学的な根拠はあるのだろうか?真相を確かめるべく、精神科医のゆうきゆう先生…

心は脳を変えるのだろうか?

心は脳を変えるのだろうか? 脳卒中によって脳にダメージを受けた多くの患者は、失った機能の多くをリハビリによって取りもどし、社会での役割をはたし、日常生活も立派に営んでいます。 リハビリによって脳が変わり、失われた機能を取りもどしたのです。 こ…