2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

江戸庶民の生活が「セロトニン的な幸せ」

江戸庶民の生活が「セロトニン的な幸せ」 「セロトニン的な幸せ」は、「ドーパミン的幸せ」のような何かを手に入れたときの満足ではありません。 モノやおカネを手に入れることが目標ではなく、ターゲットは人です。 「誰かのために」で、その誰かが喜んでく…

「ドーパミン的な幸せ」とは欲望充足型の幸せ

「ドーパミン的な幸せ」とは欲望充足型の幸せ ストレスには「ノルアドレナリン・ストレス」と「ドーパミン・ストレス」がありますが、幸せについても同様に二つあるのではないかと考えるようになりました。 それは、「ドーパミン的な幸せ」と「セロトニン的…

年をとっても目標を持つ

年をとっても目標を持つ 老後をいかに豊に生活するかと考えるときに、経済的な安定はたしかに大切ですが、おカネが第一ではありません。 そして、これまでのように頑張る必要はないのですが、適度なストレスはかけなくてはいけません。 そのストレスとしては…

ストレスを自分でコントロールできる贅沢

ストレスを自分でコントロールできる贅沢 うちに閉じこもらずに、積極的に外に出て、それまでのような仕事を通じた人間関係ではなく、もう一回新しい人間関係をつくることにチャレンジすべきなのです。 自治会など地域活動を通じてもいいし、趣味を通じてで…

外に出て刺激を受けることが大切

外に出て刺激を受けることが大切 たとえば、定年で会社、仕事から離れて自由になると、それがかえってストレスになってしまう人のほうが多いのではないでしょうか。 退職金にも年金にも恵まれていて経済的には安心で、「さて定年後は好きなことをしよう」と…

ストレスフリーの生活が幸せか?

ストレスフリーの生活が幸せか? 隠居のイメージというと、たとえば鎌倉時代の鴨長明や吉田兼好のように、社会生活、俗世間から一歩身を引いた生き方を思い浮かべるかもしれませんね。 俗世間のわずらわしいことから離れて、傍観者になれば、ストレスフリー…

介護する側は、相手の自尊心を尊重することを忘れるな

介護する側は、相手の自尊心を尊重することを忘れるな ものを覚えられない、すべて忘れてしまうからといって、人間としての尊厳が失われてしまっているかといえば、そうではないのです。 たとえば、下の世話をされれば、恥ずかしいという気持ちが強いのです…

認知症で記憶は失われても感情はきちんとある

認知症で記憶は失われても感情はきちんとある 日本人の認知症の半分はアルツハイマー病、ついで多いのが血管性です。 アルツハイマー病の症状は、「記憶障害」を主として、「見当識障害」(時間、場所など自分が置かれている状況などを正しく認識できない状態…

うつの原因は自分ではわからない

うつの原因は自分ではわからない たとえば、ストレスからうつ病になって、ある日突然会社に行けなくなったとします。 たいていの人は、自分ではなぜそうなってしまったのかがわかりません。 なぜ、朝起きられなくなってしまったのか、意欲が出ないのか、会社…

なぜITがストレスに弱くなる脳をつくってしまうのか

なぜITがストレスに弱くなる脳をつくってしまうのか ストレスというと、普通は職場の人間関係のストレスをすぐに思い浮かべるかもしれません。 しかし、人間関係は、悪い影響ばかりではありません。 人との関係は、どのような相手であれば多少はストレスに…

ストレスを受けたとき何が順番に起こるのか

ストレスを受けたとき何が順番に起こるのか 人間がストレスを受けたときには、順番があります。 まず、最初は戦ってそのストレスを排除しようとします。 ストレスを排除できたときは、ストレス状況はそこで終わります。 一時的に怒りを爆発させたとしても、…

脳がつくる「メンタル・ストレス」

脳がつくる「メンタル・ストレス」 いまのような競争社会では、どうしてもうつ病になる人が多くなります。 あるいはキレてしまう人も多いのです。 現代人のストレスの多くは「メンタル・ストレス(心のストレス)」で、IT化が進んだために起ってきた「脳のス…

いま抱えている悲しみ、悩みは必ず終わりが来る

いま抱えている悲しみ、悩みは必ず終わりが来る 悲観的になるのは、いま抱えている悲しみ、苦しみ、悩みが永遠に続くかのように思い込んでしまうからです。 たとえば、多少苦しいことでも、それに締め切りがあれば耐えることができるものです。 1週間で終わ…

悩みがあったら、くよくよしていないで、とにかく外に出て行動する

悩みがあったら、くよくよしていないで、とにかく外に出て行動する 同じようにストレスを受けても、ストレスを受け流すことができる人と、ストレスをためたり、持続しやすい人がいます。 それは脳の機能が違うというよりも、性格の違いが大きいのでしょう。 …

私たちには「切替脳」が備わっている

私たちには「切替脳」が備わっている ストレスとの関係でセロトニンの大切な役割は、気持ちを切り替える作用があることです。 「切替脳」と読んでいますが、私たちの脳には、「反応抑制」といって衝動性をコントロールする部分があるのです。 両側のこめかみ…

セロトニン神経の働きって何だ?

セロトニン神経の働きって何だ? セロトニン神経が弱ってセロトニンが十分に脳内に分泌されていないと、ドーパミンやノルアドレナリンの暴走を止めることができないのです。 ここでセロトニンについて、簡単に説明しておきましょう。 セロトニン神経は脳の縫…

三つの脳内物質のバランスがとれて心の安定が保たれる

三つの脳内物質のバランスがとれて心の安定が保たれる ドーパミン、ノルアドレナリンセロトニンの三つの脳内物質を「心の三原色」と表現しています。 その三原色がうまくバランスがとれた状態が人間の心の状態として一番望ましいのではないか、とお話しして…

ドーパミンとノルアドレナリンをコントロールするセロトニン

ドーパミンとノルアドレナリンをコントロールするセロトニン 適度なストレスで、ノルアドレナリン神経がある程度働いている状態であれば、いい刺激になり、注意力や集中力があります。 しかし、ノルアドレナリン神経がうまく機能せずに暴走すると、パニック…

セロトニンはノルアドレナリンの暴走をコントロールする

セロトニンはノルアドレナリンの暴走をコントロールする 外からの「ノルアドレナリン・ストレス」でも、それほど強いものでなく一時的なものであれば、緊張してしゃきっとするといったよい効果をもたらします。 また、一時的なもので、戦って乗り越えること…

「ドーパミン・ストレス」は、うまくいっていればストレスとは感じない

「ドーパミン・ストレス」は、うまくいっていればストレスとは感じない 普通私たちがストレスと考えているのは、外部からの刺激としての「ノルアドレナリン・ストレス」です。 もう一つ、自分の内部から出る「ドーパミン(渇望)・ストレス」があるわけです。 …

外部からの不快なストレスも適度であれば必要な刺激になる

外部からの不快なストレスも適度であれば必要な刺激になる 外からでも内からでもストレスがあれば、私たちの脳は反応します。 そして、どちらからのストレスであっても、つまり、「ドーパミン・ストレス」だけでなく、「ノルアドレナリン・ストレス」も、人…

「ノルアドレナリン・ストレス」と「ドーパミン・ストレス」

「ノルアドレナリン・ストレス」と「ドーパミン・ストレス」 ストレスというと、すべて悪いと思われています。 ですから、私たちは、どうしてもストレスをなくそうという発想をしがちです。 しかし、ちょっと考えていただけばおわかりいただけると思いますが…