2013-01-01から1年間の記事一覧

「A欠乏脳」-「アセチルコリン」を活性化するには活動的な生活を!

「A欠乏脳」-「アセチルコリン」を活性化するには活動的な生活を! 「A(アセチルコリン)欠乏脳」に必要な生活習慣の基本は「アクティブ・ライフ」つまり「活動的な生活」を送ること。 積極的に人とかかわる趣味や運動に取り組み、「認知予備力」を強くす…

ステップ2 あなたの脳に不足しているのは「A(アセチルコリン)」ですか?「S(セロトニン)」ですか?

ステップ2 あなたの脳に不足しているのは「A(アセチルコリン)」ですか?「S(セロトニン)」ですか? 以下の①~⑱の設問に対して、答えが「A」の場合は0点、「S」の場合は2点、いずれにも当てはまらない場合は1点で計算してください。 ① A□ 徐々に体調が悪…

ステップ1 あなたの「脳内エネルギー物質」は足りていますか?

ステップ1 あなたの「脳内エネルギー物質」は足りていますか? (1) 次の症状に当てはまる項目を1点で計算してください。 □ 今までに比べて作業や仕事の能率が悪くなった □ 人や物の名前が出てこない □ 2階に上ったが、何をしようとしていたのかわからなくな…

心配な「もの忘れ」と心配ない「もの忘れ」

心配な「もの忘れ」と心配ない「もの忘れ」 脳内エネルギー不足から最近の記憶が脳に刻まれない 「もの忘れ外来」をやっていて、いちばん多い「もの忘れ」の訴えが「俳優さんの名前が出てこない」「今、何か言おうとしたが忘れてしまった」です。 こうした「…

「蛇」も「悪人」もいないのに不安を感じる

「蛇」も「悪人」もいないのに不安を感じる 「不安」も脳が指令する防御反応 一度も蛇を見たことのない猿の赤ちゃんでも、蛇を見せると「不安」を感じ、怯えて逃げ出すといいます。 生まれたばかりの猿の赤ちゃんは、「蛇は噛みついてくる生き物だ」「蛇には…

「ターミネーター」になれない私たちはなぜ疲れるのか?

「ターミネーター」になれない私たちはなぜ疲れるのか? 「疲れ」は脳が発する危険信号 みなさん、「ターミネーター」(ロボット)のような、疲れ知らずの肉体を持ちたいと思いませんか? もし私たちが“疲れ知らず”になったら大変! あっという間に故障してし…

逆境の時代に自分を強くするもの

逆境の時代に自分を強くするもの 現代は、多くの人にとって非常に生きづらい時代だと思います。 先行きが不透明な中で、日々の難しい問題に対処していかなければいけない。 特に、これからの社会で活躍しようとしている若い世代の人たちにとっては、理不尽と…

脳をバランスよく鍛えるための「守りと攻め」

脳をバランスよく鍛えるための「守りと攻め」 「変わらない部分と小さく変えていく部分の両方を持っていることが大切」 ということを、「守りと攻め」という言葉で説明しています。 サッカーでも何でもそうですが、守りが崩れているチームは思い切って攻める…

脳には「状況依存性」という性質がある

脳には「状況依存性」という性質がある 普段の生活に「変わらない部分」と「小さく変えていく部分」の両方を バランスよく持っている人は、大きな変化にも対応しやすい。 変わらない部分というのは、基本的な生活習慣のことだと考えて下さい。 極端なことを…

前向きに逞しく生きていくための基礎力

前向きに逞しく生きていくための基礎力 変化への対応力は、言い方を変えれば、「時代がどう変わっても、前向きに逞しく生きていける力」です。 「自分で自分を変える力」と言ってもいいかも知れません。 そこには次のような要素が含まれていると考えています…

与えられているものを認識し直す

与えられているものを認識し直す ネガティブ思考とは少し違うと思いますが、悲しみや辛い気持ちを引きずってしまうときの対処法についても簡単に書いておきましょう。 感情は、脳の中の情報に付随して発生している、と考えて下さい。 その情報を整理すれば、…

「着実に処理できていることがある」という充足感

「着実に処理できていることがある」という充足感 上手くいかないことや解決できないことばかり続き、思い悩んでしまったり、投げやりな気持ちになったりする日があるのですが、そういうときは、少し時間をかければ確実に終わる事務的な作業を一つでも片付け…

「無為な生活」は脳をネガティブ思考に向かわせる

「無為な生活」は脳をネガティブ思考に向かわせる ネガティブ思考に陥らないためには、「自分が確実にできること」をしている時間を持つことが大切です。 しかし、確実にできることなら何でもいいというわけではありません。 「自分にとって少しでも価値があ…

悩んでいる子どもや部下を救う方法

悩んでいる子どもや部下を救う方法 たとえば、勉強ができなくて悩んでる子どもを救う良い方法は、難しい課題にも取り組ませる一方で、「その子にとって簡単な問題」を解く時間も与えてあげることだと思います。 それが「ちゃんとできた」ということを評価し…

「できないこと」ばかりに目を向けてしまうとき

「できないこと」ばかりに目を向けてしまうとき ネガテイブ思考に陥りやすい人に、覚えておいていただきたい言葉があります。 もう一つは、ミスター・ジャイアンツ、長嶋茂雄さんの言葉です。 長嶋さんが現役の監督をされていた頃、スランプから抜け出せなく…

根本的な原因は「基本的なこと」にある

根本的な原因は「基本的なこと」にある ネガテイブ思考に陥りやすい人に、覚えておいていただきたい言葉があります。 一つは、中日ドラゴンズの落合博満前監督の言葉です。 精神的なスランプからは、なかなか抜け出すことができない。根本的な原因は、食事や…

脳が一度に注意して処理できる情報は少ない

脳が一度に注意して処理できる情報は少ない よくある失敗の原因になりやすい脳の性質としては、まず、「脳が一度に注意して処理できる情報は少ない」ということが挙げられます。 たとえば、忘れ物をするときのことを思い出してみて下さい。 大事な物をカバン…

失敗には「脳の使い方の問題」が表れる

失敗には「脳の使い方の問題」が表れる 「失敗する自分」を分析するときには、「5W1H」を念頭に置くことが有効だと思います。 慣れないうちは、分析が容易な失敗から始めるといいかも知れません。 たとえば、「よく傘を置き忘れる」ということなら、 What よ…

「観察する自分」をつくり出す

「観察する自分」をつくり出す ここで申し上げたいのは、次のようなことです。 同じ失敗を繰り返すのは、 「失敗する自分」を分析したことがないからである場合が多い。 「またやってしまった」と後悔するようなことを度々するのは、失敗をする時点で、その…

「物の整理」が思考をスッキリさせる理由

「物の整理」が思考をスッキリさせる理由 思考が混乱している人によく、「まずは机の上にある物やカバンの中身を整理することから始めましょう」と申しあげています。 実際にお願いしたいのは、「脳の中の情報を整理しましょう。特に、仕事の優先順位をはっ…

時間を無駄遣いさせる「二大悪」

時間を無駄遣いさせる「二大悪」 人間の集中力は、もともと長く続くものではありません。 鍛えられている人でも、本当に集中して仕事や勉強に取り組める時間は、1回につき2~3時間が限定だと思います。 その時間帯も、つくろうとしなければつくれない。 その…

自分の人生は「今生きているこの一回だけ」

自分の人生は「今生きているこの一回だけ」 より普遍的な「時間を上手く使う方法」について解説しましょう。 時間は、自分では使ったつもりがなくても確実に減っていくお金のようなものです。 そしてそれは、すべての人に平等に与えられています。 特に若い…

時間の経過を忘れやすいシチュエーション

時間の経過を忘れやすいシチュエーション パソコンをしている時に時間を使いすぎてしまう人は多いと思いますが、これには脳の性質から説明できる理由があります。 パソコンの画面のような小さな平面に集中しているときには、周囲の情報に注意する力が「お休…

脳を上手く使うために重要な「過程性」

脳を上手く使うために重要な「過程性」 過程性は脳を上手く使うためにとても重要な概念で、単純化して言えば、「現在の状況に至るまでの過程を知らなければ、正常な思考力は働かない」ということです。 次のような場面を創造してみて下さい。 遠くから車が近…

「歳を取ると創造力が低下する」とは限らない

「歳を取ると創造力が低下する」とは限らない 良いアイデアを出し続けるために重要な資質は、一つのことを粘り強く考え続ける持続力だといえるかも知れません。 そして、それを支えるのは体力です。 よく「歳を取ると創造力が低下する」と言われますが、そう…

コミュニケーションにおいて大切なこと

コミュニケーションにおいて大切なこと コミュニケーションには、当然、右脳も左脳も関係しています。 そのどちらかに問題があるために、コミュニケーションが上手くできない、という場合があるかも知れません。 また、思い出せない言葉が増えているために、…

相手の話題に合わせてしゃべろうとすることが大切

相手の話題に合わせてしゃべろうとすることが大切 「思い出せない言葉が増えている」ときの対策としては、次のようなことが有効です。 ●言葉のキャッチボールを大切にする。 ●相手が提供している話題に合わせてしゃべろうとする。 「言葉のキャッチボール」…

言いやすい言葉を「つい言ってしまう」

言いやすい言葉を「つい言ってしまう」 一般的だと思いますが、しゃべってはいるものの、自分が言いたい言葉、言いやすい言葉ばかり使っている。 その結果、普段あまり使わないような言葉が思い出しにくくなっているというパターンです。 これは一言でいえば…

人は案外しゃべっていない

人は案外しゃべっていない 普段しゃべる機会が少ないというのは、特殊なケースのように思われるかも知れませんが、そうとも限りません。 以前、認知症状と発語量の関係を調べるため、発語カウンターという計測器を使って、人が1日にどのくらいしゃべっている…

思い出せない言葉が増えている

思い出せない言葉が増えている ◆記憶力の問題ではない可能性 言いたいことは自分で分かっているのに、その言葉が出てこない。 その人の顔や仕事ぶりはよく知っているのに、名前が思い出せない。 それで、つい「あれ」「あの人」などと言ってしまう……という状…