2014-01-01から1年間の記事一覧

脳梗塞の発作が起きやすい状況を回避する

脳梗塞の発作が起きやすい状況を回避する 脳梗塞は生活習慣だけでなく、環境面でも危険な要素がたくさんあります。 代表的なものは温度差。暖かい場所から寒い場所へ移動すると血管は収縮し、血圧が急上昇します。 また、入浴時に寒い脱衣室から熱いお湯のな…

40代以降に増えてくるラクナー梗塞は脳の働きを悪くする

40代以降に増えてくるラクナー梗塞は脳の働きを悪くする MRIで中高年の人の脳の画像を撮ると、健康な人でも、ところどころに小さな斑点が見られることがよくあります。 その多くは、脳細胞の一部が死んだ脳浮腫ですが、直径8ミリくらいの大きさになったもの…

納豆は、日曜日の夕食に食べるのが脳血栓を防ぐ

納豆は、日曜日の夕食に食べるのが脳血栓を防ぐ 独特の粘りとにおいを持つ納豆は、人によって好き嫌いの分かれる食べ物ですが、健康効果の点から見たら、まさに王様ともいうべき食品なのです。 納豆にはさまざまな栄養成分が含まれていますが、とりわけ注目…

ドーパミンは前頭葉のすべてと海馬の働きを高める

ドーパミンは前頭葉のすべてと海馬の働きを高める ドーパミンという言葉を聞いたことがあると思います。 これは脳内で作られる神経伝達物質の1つで脳内麻薬とも呼ばれていますが、このドーパミンがたくさん分泌されると、前頭葉や海馬の働きがよくなることが…

脳の老化は個人差が大きく“年相応”はない

脳の老化は個人差が大きく“年相応”はない 20代くらいの若いときにくらべて、年をとると私たちの脳はどのくらい萎縮するのでしょうか? 実は、これこそ驚くほど個人差が大きいのです。 80歳くらいのおおぜいの人の脳の画像をみくらべるとよくわかりますが、萎…

多発脳梗塞性認知症を防ぐためには

多発脳梗塞性認知症を防ぐためには 認知症を防ぐためには、規則正しい生活を送り、適度の運動・食事をとることですが、これが簡単なようで最も難しいことです。 ● 認知症を予防するには 多発脳梗塞性認知症を防ぐためには、脳梗塞の原因となる高血圧、不整脈…

エコノミークラス症候群と脳梗塞の危険な関係

エコノミークラス症候群と脳梗塞の危険な関係 じつは、エコノミークラス症候群が脳梗塞の危険因子になることは、あまり知られていません。 足にできた血栓が、心臓の“穴”を通り抜け、脳にまで達して詰まることがあるのです。 ◆ 長い時間、同じ姿勢で座り続け…

脳梗塞の起こりやすい時間帯は?

脳梗塞の起こりやすい時間帯は? 脳梗塞というと、昼の仕事中突然バタッと倒れるといったイメージを持っている人も多い。 ですが、じつは脳梗塞が多発するのは、夜の睡眠中から午前中にかけての時間帯です。 起きやすい時間は、脳梗塞のタイプによっても多少…

10度以上の急激な温度差は危険

10度以上の急激な温度差は危険 脳梗塞は、室内外の温度差が10度を越えると、急激に増えることがわかっています。 脳梗塞の発作はもともと寒い冬に多く、夏に急増するようになったのはエアコンが普及して室内と室外の気温差が大きくなったことと無関係ではあ…

日々少しずつ進行する隠れ脳梗塞

日々少しずつ進行する隠れ脳梗塞 脳梗塞は、高血圧(血圧が高く、血管が痛む病気)や糖尿病(血液中のブドウ糖がふえて血管が痛む病気)などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり…

脱水による血液濃縮を防ぐ

脱水による血液濃縮を防ぐ 循環血液量というものも脳に入る血流量を大きく左右しています。 私たちは、体温が38度以上になると酵素活動が活発になるため、不必要なエネルギーの放出や有害物質の生産、老廃物の過剰生産などを招きます。 これにより、さらに病…

若者に急増!首の動脈硬化が引き起こす小脳梗塞

若者に急増!首の動脈硬化が引き起こす小脳梗塞 首には脳に血液を送る太い動脈が走っています。 首の前側を通る総頸動脈は、下あごのあたりで外頸動脈(顔に血液を送る動脈)と内頸動脈(脳に血液を送る動脈)とに分かれます。 この部分は動脈の変性や潰瘍が起こ…

運動そのものが認知症や脳梗塞を強力に防ぐ

運動そのものが認知症や脳梗塞を強力に防ぐ 外見がどんなに若々しく、健康に見える人でも、年齢とともになんらかの体調の変化ははじまっているものです。 皮膚は毎年くりかえされる冬の寒さや暑さで変化しますし、カゼをひくたびに、気管支粘膜は変化してセ…

脳神経のネットワークは高齢からでも発達する

脳神経のネットワークは高齢からでも発達する 成人の大脳にはおよそ130億個の神経細胞があるとされており、明確な数字はわかっていません。 この神経細胞は生後1年まではさかんに分裂しますが、それ以降は分裂せず、毎日少しずつ死んでいきます。 人体の発生…

手足の動きで脳の状態がわかる

手足の動きで脳の状態がわかる 私たちの手は、しなやかに自由に動かすことで外傷から身を守っています。 また、指先や手のひらは、かたいつめや皮膚で保護され、外面的にしっかり保護されるとともに、知覚によっても危険から守られています。 知覚は、人体に…

隠れ脳梗塞小さなサインが明暗を分ける

隠れ脳梗塞小さなサインが明暗を分ける 隠れ脳梗塞が脳梗塞になるしくみは、脳細胞を水田にたとえるとよくわかります。 脳梗塞は、水路(血管)が狭くなったり遮断されたりして、水(血液)が水田(脳細胞)に流れ込んでこなくなった状態です。 ですから、水田は完…

【脳卒中予防】こういうタイプは脳卒中予備軍

【脳卒中予防】こういうタイプは脳卒中予備軍 脳卒中は、危険因子を少なくすれば予防できる病気です。 すでに脳卒中になった人は、それまで生活を改めない限り、「また、同じ病気になりますよ」という警告を受けていると肝に銘じましょう。 ≪危険因子が多い…

誤嚥性肺炎対策に「口」ストレッチする

誤嚥性肺炎対策に「口」ストレッチする 誤って飲み込むのは食べ物ばかりではありません。 自分の唾液を誤嚥してしまうことがあるのです。 唾液は口の中の唾液腺から分泌されます。 口の中には、口腔内常在菌という菌が300~400種類も生息しています。 口腔内…

隠れ脳梗塞の進行を食い止めましょう!

隠れ脳梗塞の進行を食い止めましょう! ◆◆「まだら認知症」のかげに脳梗塞あり!◇◇ 「まだら認知症」という、ちょっと変わった名前の認知症は一般的には、「記憶の低下が目立つのに、理解力や判断力はしっかりしている状態」とされています。 急に記憶の低下…

口が麻痺したら歯があってもものを噛めない

口が麻痺したら歯があってもものを噛めない 口や咽が麻痺した方の場合は、どうなるでしょうか。 前歯で噛み切らなくてもいいように、小さく切った食べ物を口に入れて差し上げるとしても、舌が動かなければ、その小さく切った食べ物を、奥歯の噛み合わせの面…

ものを食べるのは複雑な動き

ものを食べるのは複雑な動き 脳卒中の後遺症などにより口や咽が麻痺すると、どうなるのでしょうか? その前に、ものを食べるとき、私たちの口や咽がどのような動きをしているのかを、確認しておきましょう。 健常者がほとんど無意識に行っている、ものを食べ…

「口」ストレッチで唾液豊かな口に

「口」ストレッチで唾液豊かな口に 問題は、いかにして口の中を潤すか、です。 一説では「ドライマウスの患者数は800万人」ともいわれていますが、これはドライアイの患者数から推測した数です。 つまり口の乾きはまだ疾患として扱われていないため、正式な…

ドライマウス急増中

ドライマウス急増中 重要な仕事をしている唾液の分泌の少ない人が急増しているそうで、「ドライマウス」という言葉を聞く機会が増えてきました。 ドライマウスは、さまざまな原因によって唾液が出にくくなり、慢性的に口の中が乾いた状態になること。 専門的…

働き者の唾液

働き者の唾液 唾液の役割りについて学びましょう。 唾液には、次のような機能があります。 1. 円滑作用 口に入った食べ物を湿らせ、飲み込みやすくします。 また、口の中を適度に湿らせ、発音や会話をしやすくします。 2. 溶解作用 食物中の味物質を溶かし、…

再発予防には薬も有効 リハビリには家族の理解が大切

再発予防には薬も有効 リハビリには家族の理解が大切 脳梗塞の再発予防には、生活習慣の改善による血管ケアが第一です。 しかし、血栓ができない血管状態を作るには、しばらく時間がかかります。 当面、次の発作を防ぐためには、薬を飲むことが必要になりま…

とっさの正しい判断が命を取り留める

とっさの正しい判断が命を取り留める 隠れ脳梗塞や一時的な症状として現れるわずかな予兆(TIA)が見つかったら、大きな発作が起こる可能性があります。 生活習慣の改善を心がけるとともに、起こるかもしれない発作への準備もしておきましょう。 脳梗塞は何よ…

障害を受けた脳の領域によって、現れる症状が異なる

障害を受けた脳の領域によって、現れる症状が異なる 迅速な処置をするためには、脳梗塞の症状を知っておく必要があれます。 たとえ軽くても、以下のような症状が起きたら、脳梗塞の発作を疑ってください。 症状は障害を受けた脳の領域によって異なります。 …

意外!歯周病は脳梗塞の危険因子 毎日の歯磨きはしっかりと

意外!歯周病は脳梗塞の危険因子 毎日の歯磨きはしっかりと みなさん、歯は健康ですか? 歯周病はありませんか? 脳梗塞予防の本なのに、なんで突然、歯の話を始めたか、驚いた方もいるかもしれません。 しかし、歯周病菌が血管病に関連していることが、次第…

きっちりし過ぎるA型人間は、いつの間にかプレッシャーを抱え込んでいる

きっちりし過ぎるA型人間は、いつの間にかプレッシャーを抱え込んでいる 何事もきちっとしていて、もちろん時間は厳守。 仕事の段取りにもぬかりがない、信頼できる人。 どこの職場にも、このような頼れる人間がいるものです。 こんな好人物を「A型人間」…

入浴は血管のメンテナンスに有効 お風呂での事故には注意

入浴は血管のメンテナンスに有効 お風呂での事故には注意 入浴は血流をよくして細胞中の疲労物質の代謝を促すほか、体を清潔に保ち気分をリラックスさせます。 また、夜間の血圧を低下させる作用があり、脳梗塞など血管疾患の予防に効果があるとされています…