2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

寝だめを大いに活用しよう

寝だめを大いに活用しよう NHK放送文化研究所が5年ごとに行っている「国民生活時間調査」によると、日本人の平均睡眠時間は現在、次ぎのとおりだそうです。 ・平日7時間15分 ・土曜7時間42分 ・日曜8時間3分 土日に比べて平日は睡眠時間が短くなっていること…

どんなに忙しくても睡眠にはこだわろう

どんなに忙しくても睡眠にはこだわろう 私たちが感じている疲れの正体はじつは脳の疲れで、全身に指令を与えている脳が疲れるとさまざまな病気につながるというものでした。 睡眠は、その大事な脳の疲労を掃除してくれます。 ホテルのベッドがいつもピシッと…

寝ないと太る?

寝ないと太る? 睡眠不足が続くと、太ると思いますか? 痩せると思いますか? 夜中に余計なものを食べない限り、睡眠が短いほうが活動時間は長くなってやせ痩せそうな気がしますよね。 ところが、実態は逆です。 睡眠不足は肥満の原因になります。 コロンビ…

眠りが足りないとボケやすい

眠りが足りないとボケやすい 「寝る子は育つ」。 昔からよく言われる言葉です。 昔からある格言というのは、本当に的を射ているもので、寝ている間には確かに成長ホルモンがたくさん分泌されます。 だから、子供は成長のためにたくさん寝なければいけません…

愚痴を聞いてくれる友だちを3人持つ

愚痴を聞いてくれる友だちを3人持つ 本来は、うつ病などの病気につながる前に気づくためにストレスチェックを行うのですが、外に出せないからこそ、うつ病になってしまうのです。 「私、この間ほんま大変だったのよー もうすごいストレスやわ」 こんな風にワ…

細かいことにはこだわらない

細かいことにはこだわらない 日本人は、精緻な作業が得意で、正確さを重んじ、細やかな心配りを美徳とする民族です。 ファストフード店に入っても、店員さんはていねいに接客をしてくれますし、電車も新幹線も時間ぴったりに到着します。 コンビニも、隙間な…

嫌なことは「断る勇気」で

嫌なことは「断る勇気」で ストレスから自分自身、自分の脳を解放する方法を考えましょう。 アドラーの教えを対話形式で紹介した岸見一郎氏の『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)がミリオンセラーになりました。 アドラー流に言うなら、ストレスからの解放には…

白髪やシミが増えたら、ストレスのサイン

白髪やシミが増えたら、ストレスのサイン 自分がどのくらいストレスをためこんでいるかはわかりにくいもの。 だからこそ、病気になるまで自分を追い込んでしまうことがあるのでしょう。 2016年から国から各企業に、「ストレスチェック」が義務づけられました…

おおもとは脳が疲労していることだった?

おおもとは脳が疲労していることだった? 病気のベースにはストレスがありますが、九州大学名誉教授の藤野武彦先生はストレス過多による「脳疲労」がさまざまな病気を起こしていると考え、脳疲労という概念を提唱しています。 藤野先生は、「ストレス過多(情…

ストレスが万病のもと

ストレスが万病のもと 7つの習慣のひとつめは「嫌なことはしない」です。 嫌なことと言えば、嫌な医者にかからないというのもそのひとつでしょう。 「生理的に合わない」「ちゃんと話を聞いてくれない」「なんだか信頼できない」と思ったら、我慢せずにチェ…

平均気圧が低いほど長寿

平均気圧が低いほど長寿 天気痛の人に関していえば、高地への移住はプラスに働くかもしれません。 高地は低地よりも気圧が低いのですが、気圧は低いから悪いというわけではなく、安定していればいいわけです。 そして、気圧が低いということは、空気中に含ま…

体内時計と生活時間のズレに対処する

体内時計と生活時間のズレに対処する 私たちの身体には、新しい環境に合わせて生理機能を調節し直す能力があります。 たとえば、低地住民が一時的に高地に移動すると、血中のヘモグロビンが増加します。 これを利用したのが、マラソン選手が行う「高地トレー…

暑い地域、高地に住む人たちの遺伝的形質

暑い地域、高地に住む人たちの遺伝的形質 生物は、自分が生存する環境に適応することで、生命を維持しています。 人も例外ではなく、たとえば非常に寒い地域に住む人たちは、身体が丸くて大きく、皮下脂肪がたくさんあります。 皮下脂肪がたくさんあって身体…

5.更年期障害-脳卒中から歯周病まで、多種多様な「気象病」がある

5.更年期障害-脳卒中から歯周病まで、多種多様な「気象病」がある 更年期障害は女性ホルモンの急激な減少によって起こる、自律神経の失調状態です。 女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)は、脳の視床下部から「性腺刺激ホルモン放出ホルモン」が分…

3.脳卒中、心臓病-脳卒中から歯周病まで、多種多様な「気象病」がある

3.脳卒中、心臓病-脳卒中から歯周病まで、多種多様な「気象病」がある 脳卒中とは、脳の血管が詰まって起こる脳梗塞や、脳の血管が切れて起こる脳出血など、突然発症する脳血管の病気をさします。 心臓病にはさまざまなものがありますが、気象の影響を受け…

2.歯周病-脳卒中から歯周病まで、多種多様な「気象病」がある

2.歯周病-脳卒中から歯周病まで、多種多様な「気象病」がある 歯周病は、最近注目されている病気の一つです。 歯周病が悪化すると、これまでは歯が抜けることが問題だとされていましたが、それだけでなく、歯周病とさまざまな病気の間に相関性のあることが…

脳卒中から歯周病まで、多種多様な「気象病」がある―1.虫垂炎

脳卒中から歯周病まで、多種多様な「気象病」がある―1.虫垂炎 まずは意外な病気から。 虫垂炎(盲腸)は、晴天の日の方が重症化するとされています。 これは、「天気のいい日は、重症型の虫垂炎患者が出て緊急手術が必要になり、ゴルフにいけなくなることが多…

当たり前のことが自律神経を整えてくれる

当たり前のことが自律神経を整えてくれる 天気痛の根本治療には、自律神経の働きを整えることが重要で、それには生活習慣が大きく関わっています。 そこで、自律神経の働きを整えるためにぜひ続けてほしい、主な生活習慣を記しておきましょう。 まず、朝食を…

生活習慣の改善は、病気治療の王道

生活習慣の改善は、病気治療の王道 『神田川』というフォークソングをご存知でしょうか? 1973年に発売された曲ですから、若い人はご存じないかもしれませんが、50代以上の人には懐かしい曲だと思います。 あの曲では、女性が彼氏といっしょに銭湯に行き、先…

慢性痛がストレスで増強するのはなぜ?

慢性痛がストレスで増強するのはなぜ? 天気の変化によって自律神経のストレス反応が起こり、交感神経が興奮することはわかりました。 交感神経と痛みが関連していることもわかりました。 では、交感神経が興奮すると、なぜ痛みが増強するのでしょうか? 実…

「ストレス」と「ストレス反応」

「ストレス」と「ストレス反応」 自律神経をスイッチするのが「ストレス」です。 体温の例でいえば、暑さや寒さがストレスとなって、自律神経の回路を切り替えるのです。 ストレスには、気圧、気温、湿度などの「生物的(環境)ストレス」、酸素や薬物などの「…

気圧の変化が交感神経を興奮させる

気圧の変化が交感神経を興奮させる 気圧や気温の低下という気象要素の変化によって、たしかに痛みが増強します。 けれども問題は、そのメカニズムです。 いったいなぜ、天気の変化によって痛みが増強するのでしょうか? 痛みの増強には「自律神経」のストレ…

痛みがわかれば、天気痛は怖くない

痛みがわかれば、天気痛は怖くない 慢性痛のある人は、「突然襲われる強い痛み、すなわち急性化を未然に防ぐこと」「痛みに対する認知を戻すこと」そして、「痛みの元になっている病気を治すこと」という、3段構えの治療が必要です。 天気痛がある人は、急性…

脳が痛みを減らすこともあれば、痛みを増やすこともある

脳が痛みを減らすこともあれば、痛みを増やすこともある たとえば指を切ったとき、痛みを感じるのは指だと思いますか、脳だと思いますか? 答えは、脳です。 「切った」という信号が指から神経を伝わって脳に至り、脳が痛みを感じるのです。 でも、痛いのは…

慢性痛は「脳」を変えてしまう

慢性痛は「脳」を変えてしまう 痛みに対する認知が変わることが、慢性痛に大きく関わっています。 慢性痛は、繰り返し繰り返し急性化(発作)が起こります。 そのため、痛みの経験が記憶の奥に層をなして積み重なっていきます。 と同時に、「痛みによって今ま…

痛みは取った方がいいのか、取らない方がいいのか

痛みは取った方がいいのか、取らない方がいいのか 痛みは取った方がいいと思いますか、それとも取らない方がいいと思いますか? 「痛いのはイヤだから、取った方がいい」と思う一方で、「痛みだけを取ると、本当は治っていないのに動かすことができてしまう…