2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

外の風に当たるだけで「よーし、やるか」という気になる

外の風に当たるだけで「よーし、やるか」という気になる 光や肉がもたらしてくれる高揚感とはべつに、外に出て町を歩くだけで生まれてくる気分の華やぎというのも忘れてはいけないと思います。 曇り空でも雨の日でも、あるいは夕暮れを過ぎた時間でも、外を…

ノルマなし、逃げ出す自由だけはいつもある

ノルマなし、逃げ出す自由だけはいつもある 何を始めるにしても、高齢になると億劫に感じるのは理由があります。 「だんだん辛くなるかもしれない」とか、「やってもいいけど縛られるのは嫌だな」と考えるからです。 「長続きしなかったらみっともない」とい…

「遊び半分」という生き方

「遊び半分」という生き方 だとすれば、これからはもう、働くことにいままでのような拘束力はありませんね。 地域の活動だってボランティアだって、自分がやりたいと思ったらやればいいし、時間がもったいないと気がついたらやめてもいいのです。 趣味もつき…

最大最強の「かくあるべし」が消えてしまう

最大最強の「かくあるべし」が消えてしまう もちろん、「働くなんてバカバカしい」とか、「これからは好きなことだけしていたい」という人生もありです。 「遊んで暮らす」のが老後の理想だと信じていますから、やりたくない仕事や役割までムリして引き受け…

「閉じこもる人」より「出しゃばる人」がいい

「閉じこもる人」より「出しゃばる人」がいい 老いに対する誤解がないでしょうか。 「あんまり出しゃばらないほうがいい」とか、「周りに迷惑だけはかけたくない」といった考え方です。 「仕事もリタイアしたんだし、これからはおとなしく暮らすしかないな」…

「あと何年残っているか」を計算間違いしていませんか

「あと何年残っているか」を計算間違いしていませんか 平均寿命からいまの自分の年齢を差し引いて、残った数字が余命というのは間違いですね。 落ち着いて考えればすぐわかります。 平均寿命はあくまで、ゼロ歳の赤ちゃんが何年生きるかという平均値を割り出…

刷り込まれてしまった肉への誤解

刷り込まれてしまった肉への誤解 かつての日本が短命国だったことはすでに説明しました。 その理由が、肉類のタンパク質不足だったことにも触れました。 ちなみに1960年以前の日本人は一日当たりわずか3.5グラムの肉しか食べていません。 一週間で24.5グラム…

あっさりした食事は気分まで老け込ませてしまう

あっさりした食事は気分まで老け込ませてしまう あくまでイメージですが、見た目が老け込んでしまう人の食事は「こんな感じかな」と想像することがあります。 朝はご飯にみそ汁、納豆や漬物。 昼は蕎麦かうどん、夏ならソーメン。 夜は野菜の煮物や煮魚、同…

見た目の年齢がどんどん開くのはタンパク質のせい

見た目の年齢がどんどん開くのはタンパク質のせい 高齢者の医療に長く携わってきた中で、気がついたことがあります。 同じ年齢でも、見た目が老け込んでいる人と若々しい人、その違いが60代のころからはっきりとしてきて、年齢を重ねるほどに差がついてくる…

外で食べる、それだけで気分を高めてくれるものがある

外で食べる、それだけで気分を高めてくれるものがある 前半の章で「外に出よう」と書きました。 光を浴びることで、体のリズムも規則正しくなってくるし、セロトニンの分泌が高揚感を生み出すからでした。 「外に出かけて何をするんだ」という不精な人にも、…

食べることは、死ぬまで楽しめる「変化」のひとつ

食べることは、死ぬまで楽しめる「変化」のひとつ 定年を迎えて仕事をリタイアするということは、一日の中に変化がなくなるということです。 毎朝、出勤する必要がなくなります。 いろいろな人と会う機会も減ってきます。 スーツに着替えることもなくなりま…

いくつになっても楽しみのタネは残しておきたい

いくつになっても楽しみのタネは残しておきたい 10代のころはもちろん、20代、30代のころも食べることは毎日の楽しみでした。 独身時代はとくにそうで、会社勤めでも昼は外食、夜も外食がほとんどですから、「さあ、何食べるかな」と考えるときには気分が軽…

肉を遠ざけると老化が早まる

肉を遠ざけると老化が早まる 日本人はさまざまな工夫を凝らして肉を食べ続けてきました。 とくに戦後になって、肉の消費量が増えたことで体の免疫力も増し、それが長寿を支えてきました。 加えて日本人は魚や野菜も古来、食生活にふんだんに取り入れてきまし…

「体にいいし好きだから」が老化を早めることがある

「体にいいし好きだから」が老化を早めることがある 抗加齢医学の国際的な権威、クロード・ショーシャ博士にもう10年以上も指導を受けています。 ショーシャ博士の理論についてはすでにさまざまな本の中で紹介していますが、ここでは誰にとっても身近な問題…

「フレンチ・パラドックス」が教えてくれること

「フレンチ・パラドックス」が教えてくれること 一時期(90年代前半)、フレンチ・パラドックスという言葉が流行ったことがあります。 フランス人は肉やバターの消費量が世界でもトップレベルに多いのに、なぜかアメリカやドイツ、イギリスなどに比べて心筋梗…

肉のタンパク質が免疫機能を高め、脂肪が免疫細胞を作る

肉のタンパク質が免疫機能を高め、脂肪が免疫細胞を作る 昔から「結核になったら卵を食べさせるのがいい」と思われてきました。 栄養をつけるのが何よりの治療だと信じられていたからです。 これはおそらく、日本人の経験則から生まれた知恵だったと思います…

かつての「国民病」は戦後になぜ激減したのか

かつての「国民病」は戦後になぜ激減したのか 日本はいまや世界一の長寿国ですが、もともと日本人が長生きする民族だったわけではありません。 むしろ、かつては世界の中でも短命な民族だったのです。 ちなみに戦前の日本人の平均寿命を想像できますか? お…

焼き鳥は日本が誇る肉食文化です

焼き鳥は日本が誇る肉食文化です 会社勤めの男性が仕事帰りに立ち寄る店といえば、かつては焼き鳥屋が一番人気でした。 いまだって、焼き鳥は居酒屋の定番メニューです。 安くて美味しいし、種類もいろいろ、ビールでも日本酒でもサワー系でもどんなお酒にも…

「まだ枯れるわけにはいかない」という元気が出てくる

「まだ枯れるわけにはいかない」という元気が出てくる 気分の問題でいうなら、肉にはもう一つの不思議な高揚感があります。 たとえば「こんなには食べられない」と思っていても、いざ口にしてみるとだんだん食欲が出てきてペロリと一皿の肉を食べきってしま…

肉へのブレーキをときどき緩めるだけでいい

肉へのブレーキをときどき緩めるだけでいい もともとほとんどの男性は肉が好きです。 若いころでしたら、それこそ毎日のように肉を食べていました。 昼はカツ丼やカツカレー、コンビニ弁当を選ぶならから揚げ定食、夜は焼肉でビール、締めには豚骨ラーメンと…

高齢女性が元気なわけ

高齢女性が元気なわけ 「年甲斐もない」とか、「いい歳をして」といった考え方をするのは、女性よりむしろ男性のほうが多いようです。 「70も過ぎてギラギラしているのはみっともない」といった考え方をします。 女性はどうかといえば、80歳だろうが90歳だろ…

脳は肉を求めています

脳は肉を求めています 「幸せ物質」セロトニンの材料となるのはトリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸の一種です。 「必須」というのは、人間の体では作り出せないので食べ物から補給するしかないという意味で、それくらい大切な成分なのです。 トリプトファ…

丈夫な血管をつくることも大事

丈夫な血管をつくることも大事 中高年になると誰でも気になってくる数値の一つが血圧でする 塩分は控えなければ、料理は薄味にしなければと考えてしまいます。 なぜ血圧が高いとダメなのでしょうか。 血管が破れて脳卒中を引き起こしたり心筋梗塞を起こす危…