2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

体を動かす

体を動かす ◆「ちょこまか運動」のすすめ AGE体にため込まないようにするにはどうしたらいいでしょうか。 食事のほかにもできることはあります。 体を動かすことでエネルギーを消費しましょう。 結果、食後の血糖スパイクと肥満を予防してAGE抑えるこ…

◆その他の栄養素――ポリフェノールをとる

◆その他の栄養素――ポリフェノールをとる 海藻、ネバネバ系、野菜は多くとるようにし、飲み物は水かお茶かコーヒーにして、添加果糖が入っているジュース、甘味飲料などは避けてください。 日本人の場合、1日に口にするポリフェノールのかなりの部分をコーヒ…

◆栄養素は量より質を重視する

◆栄養素は量より質を重視する いまの時代、「早い」「おいしい」「便利」は食の基本。 いくらAGEがたまると健康を害する恐れがあるからといって、なかなかスローフードには戻せません。 近年はそうした限界性も意識してか、「万民に向く食事はない」との…

◆ベストな脂質のとり方

◆ベストな脂質のとり方 【摂取比率】 糖質とタンパク質の残りが脂質となりますから、脂質の摂取比率は25~35%くらいとなります。 日本人の伝統食から考えると少し多めですが、飽和脂肪酸の摂取比率を7%未満とし、その分、魚油やオリーブ油などからとるように…

◆ベストなタンパク質のとり方

◆ベストなタンパク質のとり方 【摂取比率】 「セルメタポリズム」という医学雑誌に掲載された論文では、50~65歳までの人の場合、タンパク質の摂取比率が高まると(総摂取カロリーの20%以上)、がんを含めた死亡のリスクが上昇することが報告されています。 そ…

◆ベストな糖質のとり方

◆ベストな糖質のとり方 【摂取比率】 1万5000人以上を25年にわたって調査したアメリカの研究によると、糖質の摂取割合と死亡率の間にはU字型の相関があり、全摂取カロリーの50~55%を糖質からとっているグループの死亡率が最低となることが示されています。…

「三大栄養素の摂取比率と質」でAGE抑える

「三大栄養素の摂取比率と質」でAGE抑える ◆糖質・タンパク質・脂質の理想的なとり方 何を、どう食べるかを考えるときに、どうしても気になるのがタンパク質、糖質、脂質の三大栄養素のとり方です。 特に、その比率と質でしょう。 三大栄養素は、性質や役…

◆揚げるより焼く、焼くよりゆでる

◆揚げるより焼く、焼くよりゆでる 一般的に、肉製品や脂肪に富む食材を高温で揚げたり焼いたりした際に、AGEが多く生成されることが知られています。 一方、水分を多く使って長い時間をかけ、ゆっくりと蒸したり、ゆでたりする調理法はAGE生成させにく…

◆調理には水を使う

◆調理には水を使う 和食の主な調理法は「煮る」「蒸す」「ゆでる」です。 いずれも水を使って調理するのが大きな特徴です。 油ではなく、「水で調理する」ことが、AGE対策にはとても大切です。 その理由は三つ挙げられます。 一つ目は、水の沸点は基本的…

「調理方法」でAGEを抑える

「調理方法」でAGEを抑える ◆「スローフード」がAGEためないコツ スローフードは、ファストフードの心身や食文化への悪影響を懸念して提唱された社会運動であり、伝統的な食文化と食材を守ろうとするものです。 スローフードでは、「食材をゆっくり育…

海藻、まいたけ、ネバネバ食品

海藻、まいたけ、ネバネバ食品 ヒジキやワカメなどの海藻類、きのこ類、オクラ、納豆、モロヘイヤなど、俗にネバネバ食品とも呼ばれる食品にも食物繊維が多いことから、AGE対策には有効といえるでしょう。 実際に、まいたけにはαグルカン、βグルカンやキ…

野菜――ブロッコリースーパースプラウトが最適

野菜――ブロッコリースーパースプラウトが最適 野菜に豊富に含まれる食物繊維は、腸管でブドウ糖やコレステロールの吸収を穏やかにし、食後血糖値の上昇を抑えてくれます。 また、食物繊維を多くとることで、糖尿病の発症や心臓病死のリスクが抑えられること…

「効果的な食材」でAGEを抑える

「効果的な食材」でAGEを抑える ◆「ホールフード(丸ごと食べる)」を心掛ける ある食材の効果は、決して一つの成分だけで語ることはできません。 例えば、レモンの作用がすべてビタミンCで語られるわけでもないし、トマトの効果が全てリコピンで説明でき…

◆健康寿命を延ばすには、カロリー制限よりAGE制限が重要か?

◆健康寿命を延ばすには、カロリー制限よりAGE制限が重要か? ダイエットを考えるとき、真っ先に頭に浮かぶのがカロリー制限でしょう。 昔から健康には腹八分目という“節食”が大切とされてきました。 そして、この場合、節食とは一般的にカロリーを減らす…

◆朝しっかり食べる。夜8時以降は食べない

◆朝しっかり食べる。夜8時以降は食べない 人間には、もともと朝型と夜型があり、それはいくつかの遺伝子のオン・オフの組み合わせによって決められているようです。 夜勤などを伴うシフトワークが、日本に限らず世界共通の社会問題となり、健康上の脅威にな…

◆早食い、大食いをしない

◆早食い、大食いをしない 大食いは、カロリーとAGEの摂取過多を生み、肥満を招くことからよくないことは明らかです。 また、早食いもよくありません。 早食いをすると、糖が腸から急速に吸収されるため、血糖値が急上昇します。 これは食後の血糖スパイク…

AGEは食事の工夫で減らせる

AGEは食事の工夫で減らせる ◆おいしいものにはAGEがいっぱい!? AGEは調理や加工された食品に多く含まれます。 肉や魚の焦げ目、ホットケーキやお好み焼きのきつね色……。 これらはどれも「メイラード反応」といって、食品中の糖とタンパク質に熱が加…

◆AGEの蓄積を減らせば、老化を防げる!

◆AGEの蓄積を減らせば、老化を防げる! AGEの蓄積が、老化・寿命の決定因子になることを示唆する別のエビデンスもあります。 それは「高血糖は記憶される」ことを証明した大規模臨床研究の結果です。 この研究では、糖尿病患者をAとBの2グループに無…

AGEは臓器にたまり、機能障害を引き起こす

AGEは臓器にたまり、機能障害を引き起こす ◆しわやシミ、動脈硬化に白内障……AGEの恐るべき影響 私たちの体の約60%は水分ですが、次に多い成分は体の屋台骨をつくっているタンパク質です。 つまり、AGEは体内のあらゆる細胞、臓器で例外なくつくられ…

「糖化」によってつくられるAGEとは

「糖化」によってつくられるAGEとは ◆体外から取り込むAGE・体内でつくられるAGE AGEは具体的に私たち人間の老化や寿命にどのように関わっているのでしょうか。 まずは、AGEの要点を紹介しておきましょう。 AGEは、タンパク質+糖+加熱と…

百寿者(100歳以上の高齢者)の長寿の秘訣

百寿者(100歳以上の高齢者)の長寿の秘訣 ◆健やかに老いるには「糖化」予防が鍵になる 百寿者(センテナリアン)には、二つの共通する特徴があります。 一つは「糖尿病が少ない」こと、もうひとつは「慢性炎症が軽度」だということです。 この二つの特徴は、い…

体に影響を及ぼすのは「酸化」と「糖化」の二大因子

体に影響を及ぼすのは「酸化」と「糖化」の二大因子 老化に影響を与えるのは何なのでしょうか。 老化とは、端的にいえば、タンパク質の劣化です。 例えば、ハダカデバネズミは、がんや動脈硬化になりにくく、とても長寿な動物です。 なぜでしょうか。 この動…

◆なぜ年をとると病気が増えるのか

◆なぜ年をとると病気が増えるのか どうして年をとると病気にかかりやすくなるのでしょうか。 それには、「生き物は、自分の遺伝子を後世に残すことを最優先する」という事象が絡んできます。 実際、私たちの体には、子孫を残すまでは確実に生き延びられるよ…

たった一つの臓器の機能不全が寿命を決める

たった一つの臓器の機能不全が寿命を決める ◆「全身」のメンテナンスが大切 少し古いエピソードですが、アメリカのある有名な自動車メーカーの社長が工場視察をした時のことです。 案内役の工場長は製品の質を自信満々に語りました。 「社長、このバンパーは…