2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

集中を促す音、妨げる音

集中を促す音、妨げる音 まだ慣れていない人にとって、運動だけに集中するというのは、やさしいように見えてかなり難度の高いワザです。 そこで、誰でも簡単に集中できる方法を1つお教えしましょう。 それは、ノリのいい音楽を聴きながらリズム運動をするこ…

「考え事」はセロトニン・トレーニングの大敵

「考え事」はセロトニン・トレーニングの大敵 リズム運動をするときは、運動していることに意識を「集中」させることが大切です。 テレビを観ながら運動したり、人とおしゃべりしながら運動したのでは、セロトニン神経を鍛える効果は弱まってしまいます。 単…

ポイントは「時間」と「集中」

ポイントは「時間」と「集中」 ところで、セロトニン神経というのは、ずいぶんひねくれた性格を持っています。 というのも、これまで説明した1~3の方法を間違いなく実践すれば、確かにセロトニンの分泌は増えていきます。 ところが、ちょっとやり方を誤ると…

セロトニンとオキシトシンはつながっていた!

セロトニンとオキシトシンはつながっていた! セロトニン神経を活性化する3番目の要因は、人と人とのスキンシップです。 なぜ、スキンシップをすることで心の復元力が高まり、「ストレスフリーな脳」に変わるのか、不思議に思われるかもしれません。 実は、…

「意識的な呼吸」がセロトニン神経を鍛える

「意識的な呼吸」がセロトニン神経を鍛える 呼吸――実は、これも大切なリズム運動の1つです。 「呼吸なんて、いつもやっているじゃないか」と思われるかもしれませんが、いつもの呼吸とはちょっと違うのです。 呼吸には、生きていくために不可欠な無意識の呼…

リズム運動

リズム運動 セロトニン神経を鍛える2番目の要因は、体を動かすことです。 体を動かすといっても、サッカーやテニスのような激しいスポーツをする必要はありません。 ポイントは、一定のリズムで筋肉の緊張と弛緩を繰り返す運動です。 その条件に合っていれば…

朝、太陽の光を浴びることのメリット

朝、太陽の光を浴びることのメリット 太陽の光を浴びるのは、朝がベストです。 理由は2つあります。 1つは、日中に比べて朝は太陽の照度が強くないということ。 20分くらい歩いてもあまり疲労感がたまりません。 とくに夏場は昼間に外を歩くとすぐに疲れて…

セロトニンを鍛える3箇条

セロトニンを鍛える3箇条 セロトニンを増やすには、どうしたらよいのでしょうか。 それには、脳内にあるセロトニン神経を鍛えて、充分にセロトニンが分泌されるようにするのが第一です。 ここでは、その具体的な方法を解説しましょう。 セロトニン神経を鍛え…

セロトニンを減らす2つの原因

セロトニンを減らす2つの原因 セロトニンがそれほど大切な物質なら、たっぷりつくって脳内にためておけばいいのではないかと思うかもしれません。 しかし、残念ながらそうはいかないのです。 脳内のセロトニンの量は、日々減っていくという性質を持っている…

体を動かすのではなく、活動レベルを変える働き

体を動かすのではなく、活動レベルを変える働き セロトニン神経が「ストレスフリーな脳」をつくる理由を、脳科学的に説明していきましょう。あるのは、 セロトニン神経には、ことばを話したり、ものを見たり、体を動かしたりといった、直接肉体を動かす機能…

脳の情報伝達のしくみ

脳の情報伝達のしくみ セロトニン神経があるのは、脳幹のほぼ中央に位置する縫線核という部分です。 いわば、脳のへその部分にセロトニン神経があるわけです。 その位置からしても、セロトニン神経の重要性が想像できるでしょう。 セロトニン神経は、脳全体…

イライラが止まらないのは性格のせいではなかった!

イライラが止まらないのは性格のせいではなかった! たとえば、通勤時間の駅のホームを歩いていると、見知らぬ人の肩がぶつかってきたのに、相手は何もいわずにそのまま去って行ってしまった。 そんなときの自分自身の反応が、ときによって変わることはあり…

打たれ強い自分に変わる「ハッピーホルモン」

打たれ強い自分に変わる「ハッピーホルモン」 「ストレスフリーな脳」は、誰でも手に入れることができます。 「つらいことがあると、すぐにへこんでしまう性格だから無理」「生まれつき気が弱いから」という人もいるかもしれませんが、そんなことはありませ…

ダルマの片目は、社会を見通す「心の目」

ダルマの片目は、社会を見通す「心の目」 大願成就を祈るダルマには、最初に目を書き入れます。 「ストレスフリー」とは、ストレスのなかで手も使わず足も使わず、倒れても確実に起き上がってくるようなありようだと述べました。 そのときに大切なのは、ダル…

「ストレスフリー」を体現しているダルマの姿

「ストレスフリー」を体現しているダルマの姿 「心の復元力」ということばを聞いたとき、連想するのはダルマの置物です。 手足がなく、転んでもすぐ起き上がる、あのダルマの姿とありようこそが、イメージする「心の復元力」、そして「ストレスフリーな脳」…

なぜ、打たれ弱い人が増えたのか?

なぜ、打たれ弱い人が増えたのか? ストレスに強く打たれ強い人は、心の復元力が強い人です。 だから、仕事や人間関係でトラブルに見舞われても、「今はうまくいかないが、そのうちなんとかなるだろう」「確かに失敗はしてしまったが、これをいい糧としよう…

質のよい睡眠をもたらす「メラトニン」の効用

質のよい睡眠をもたらす「メラトニン」の効用 ストレスに負けない心身をつくるために、もう1つ大切なホルモンがメラトニンです。 メラトニンが睡眠にかかわる物質だということは、耳にしたことがあるかもしれません。 そして、ストレス解消と睡眠には深い関…

「ストレスフリーな脳」をつくる3本柱

「ストレスフリーな脳」をつくる3本柱 そもそもストレスのない世の中というのはありません。 まったくストレスがない世界があったとしたら、私たちは努力をしなくなることでしょう。 お客様や上司のプレッシャーがあるから仕事に励むのであり、締め切りとい…

セロトニン不足の生活ではストレスに弱くなる

セロトニン不足の生活ではストレスに弱くなる 家にひきこもっていても、何とか生活を維持できているのは、デジタル技術のおかげです。 家にいながらにして、仕事、買い物、情報収集、友人とのやりとり、そして遊びに至るまで、手元にあるパソコンやスマホで…

強制的な「ひきこもり」生活が脳に与えるダメージ

強制的な「ひきこもり」生活が脳に与えるダメージ 実は、ひきこもり生活による運動不足、太陽光を浴びない生活、他人との会話のない暮らしというのは、セロトニンという神経伝達物質(脳内物質)を減らしてしまう要素になるのです。 セロトニンは脳内にあるセ…

「ストレスフリー」な脳の習慣

「ストレスフリー」な脳の習慣 「どうも、気分が重くてすっきりしない」 「なんとなく憂うつで、疲れがとれない」 そうした症状の原因は、毎日のストレスにあるかもしれません。 仕事や人間関係の煩わしさ、子育てや介護の悩みなど、私たちのまわりはストレ…

就寝前に日記を書く

就寝前に日記を書く 日記は決して、長々と書く必要はありません。 私が日記につけていることは、たった3つです。 1.その日一番失敗したこと 2.その日一番感動したこと 3.明日の目標 この書き方は、同僚の医師から勧められた方法です。 最初に失敗したことを…

1か所だけ片づける

1か所だけ片づける 1日の仕事を終えたら、一刻も早く会社を出たいかも知りませんが、帰る前にぜひ実践していただきたいことがあります。 それは、「1か所だけ片づける」ということです。 仕事を終えた時、私たちの交感神経は高まっています。 本来であれば、…

あいさつは、ゆっくり元気に

あいさつは、ゆっくり元気に あいさつはコミュニケーションの基本ですが、自律神経を整えるうえでも重要な要素です。 たとえば、「おはよう、ございます……」と、「ボソボソ小声で言った場合、気道が狭まっているので血流が低下し、自律神経のバランスが崩れ…