#メンタルヘルス

どこにいても「体内時計」はリセットされている

どこにいても「体内時計」はリセットされている 「体内時計」の周期はぴったり24時間ではなく、わずかに長いので、地球の明暗周期24時間との間に微妙なズレがあります。 そのわずかなズレが何日も経過すると、やがて、海外旅行の場合と同じように、時差ボケ…

どこにいても「体内時計」はリセットされている

どこにいても「体内時計」はリセットされている 「体内時計」の周期はぴったり24時間ではなく、わずかに長いので、地球の明暗周期24時間との間に微妙なズレがあります。 そのわずかなズレが何日も経過すると、やがて、海外旅行の場合と同じように、時差ボケ…

紫外線がビタミンDを作る

紫外線がビタミンDを作る 紫外線は有害なだけではなく、生命活動に有益な働きもしています。 ビタミンDの生合成に紫外線が不可欠なのです。 すなわち、紫外線のうち、日焼けにも関連するUV-Bが皮膚に当たると、皮膚でビタミンDがコレステロールから生…

メラトニンの抗酸化作用が肌の老化を防ぐ

メラトニンの抗酸化作用が肌の老化を防ぐ メラトニンの抗酸化作用が、色白の肌にも重要な役割を果たすことを解説しましょう。 そもそも、日焼けはどうして起こるのか。 実は太陽光に含まれる紫外線は、皮膚に対して悪玉物質の活性酸素を発生させ、皮膚の損傷…

メラトニンの合成を積極的に増やすには

メラトニンの合成を積極的に増やすには 昼夜逆転生活のツケ メラトニンの合成・分泌は夜中の12時を過ぎると減少に転じるので、それまでに就寝するのが理想です。 それ以降になると、睡眠導入が次第に難しくなります。 その結果、朝の覚醒が悪く、昼夜逆転生…

自前の睡眠薬メラトニン

自前の睡眠薬メラトニン 黄昏時にストレス解消と絆の心地よさを味わったあとには、自然な睡眠が訪れるように、私たちの身体もうまくできています。 夜の睡眠を演出するメラトニンという睡眠ホルモンの出番です。 メラトニンの合成は、太陽の光によって完全に…

絆を育む心を担っている脳内物質オキシトシン

絆を育む心を担っている脳内物質オキシトシン 昼から夜に移るときに、黄昏という特別の時間があります。 人間はこの黄昏時にオキシトシンという「絆の心地よさ」を演出する脳内物質を分泌させます。 オキシトシンは、地球上の生き物では、ほ乳類だけが合成・分…

IT企業の人々がセロトニン活性の達人を目指し始めた?

IT企業の人々がセロトニン活性の達人を目指し始めた? 座禅は直感脳を拓く 座禅を行っているときに、直感に関係する脳領域(ここでは直感脳と呼ぶ)の血流が特別に増えることを、脳科学研究で見いだしています。 そもそも、直感脳はどこにあるのか。 その部…

現代のIT社会が脳内セロトニン分泌を減らす「背景」

現代のIT社会が脳内セロトニン分泌を減らす「背景」 脳内セロトニンを増やすためには、呼吸リズム運動・歩行リズム運動・咀嚼リズム運動を「集中」して一定時間(5~30分)「しっかり」継続しなければなりません。 呼吸・歩行・咀嚼は生命活動の基本中の基本…

歩行リズム運動で脳内セロトニンを増やすコツ

歩行リズム運動で脳内セロトニンを増やすコツ 地球上の生き物は植物と動物に大別されるが、動物は生きるために動く点で植物と異なります。 すなわち、歩行リズム運動を行うこと。 人は通勤や買い物など、あるゴールに向かって歩く行動をします。 ところが、…

脳内セロトニン分泌を促すリズム運動とは

脳内セロトニン分泌を促すリズム運動とは 一般に、人間が命の営みを全うできなくなる状況では、歩けなくなり、食べられなくなり、呼吸ができなくなる。 この生命活動に直結した「リズム運動」(歩行・咀嚼・呼吸のリズム運動)が脳内セロトニン分泌を促すとい…

セロトニン神経は5つの脳機能に影響を与える

セロトニン神経は5つの脳機能に影響を与える セロトニン欠乏症になると、どのような症状が表れるかを説明しよう。 それは脳内セロトニンの分泌がどのような脳機能に影響を与えるか、ということと表裏一体である。 1.大脳皮質にセロトニンを分泌させて、最適…

太陽光でセロトニン神経は活性化される

太陽光でセロトニン神経は活性化される 脳幹の正中部に縫線核という場所があり、そこにセロトニン神経はまとまって存在する。 そのセロトニン神経は、太陽光の影響を受ける構造になっている。 すなわち、目の網膜に入った太陽光の刺激が、神経の電気信号とな…

セロトニン欠乏脳がうつ病を発症させる

セロトニン欠乏脳がうつ病を発症させる うつ病や強迫性障害の治療には、脳内のセロトニン濃度を高く維持する薬が使われていることをお知らせしておきましょう。 精神科や心療内科では、うつ病や強迫性障害と診断されると、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(…

太陽の恵を忘れた現代人

太陽の恵を忘れた現代人 うつ病や強迫性障害・パニック障害などで引きこもったり、休職を余儀なくされたり、あるいは、薬を長期間使ってもよくならない、薬が合わない、薬を心情的に使いたくない人々の相談には、生活習慣を改善する方法を具体的に提案するだ…

頭も呼吸している!

頭も呼吸している! 人の身体は水分(体液)が60%を占め、身体内を流れています。 その体液には、血液やリンパ液があることは知られていることですが、「CSF(脳脊髄液)」もまた体液です。 一般の人には耳慣れないCSF(脳脊髄液)は、私たちの体質や体調に深く関…

ストレスの本来の意味を理解しよう

ストレスの本来の意味を理解しよう ストレスという言葉は、もともと物理の用語に由来しています。 例えば、鉄に圧力を加え続けるとやがて金属疲労を起こして壊れますが、加えられた圧力や刺激をストレッサーと言い、ストレッサーによって物資が変化し劣化す…

マインドフルネスを行うと脳の中で何が起こるのか

マインドフルネスを行うと脳の中で何が起こるのか マインドフルネスをめぐる脳科学は、近年きわめて活発な研究領域となっています。 瞑想という脳内現象の正体はどういうものなのか。 なぜストレス対策に効果があるのか。 そのような疑問を明らかにするため…

「マインドフル」なライフスタイルを

「マインドフル」なライフスタイルを マインドフルネスに興味を持ち、まずは挑戦してみようかなとお思いの方にも、いや、毎日時間を取るのはちょっと……とお思いの方にもぜひお勧めしたいことがあります。 生活の中に「マインドフル」な時間を、少しずつ作っ…

実践マインドフルネス

実践マインドフルネス マインドフルネスを実践してみましょう。 以下は、早稲田大学人間科学学術院熊野氏の特別監修を受けた、初心者のためのマインドフルネスの実践方法です。 最初は、10~15分を目安にして始めてみましょう。 (一) 背筋を伸ばして、両肩を…

「マインドフル」とは

「マインドフル」とは 最近、あちこちで「マインドフルネス」という言葉を見聞きする方も多いでしょう。 大きな書店に行けば関連書籍を集めたコーナーがあり、雑誌などでも特集記事がよく組まれています。 アメリカ心理学会の「五つのストレス対策」の中でも…

コーピングと「認知行動療法」

コーピングと「認知行動療法」 自分のストレスを観察し、それに見合った対策を行うというコーピング。 一見安易な方法に見えるかもしれないが、実は、そのバックグラウンドにはしっかりとした理論と実践の積み重ねがあります。 それは、うつ病の再発予防やパ…

ストレスに立ち向かう最前線のコーピング

ストレスに立ち向かう最前線のコーピング 厳しい訓練を乗り越えた宇宙飛行士たちは、想定外の危険な状況にも冷静に対応することができます。 ある意味で、世界で最もストレスに強い人たちの集団です。 そんな宇宙飛行士であっても、知らず知らずの内にストレ…

心や体を守るために実践したい食生活八か条

心や体を守るために実践したい食生活八か条 魚以外にも、ストレス対処の効果が期待できる食べ物や飲み物が、次々と明らかになっています。 葉酸とビタミンB12です。 葉酸は枝豆やほうれん草、レバーに多く含まれ、ビタミンB12は肉や魚に多く含まれています…

心や体を守るために魚を食べよう

心や体を守るために魚を食べよう 運動同様に食生活の改善が大事なことくらいは誰にでも想像がつくことと思います。 しかし、最新研究はもう少し具体的に、どのような理由から、食事の内容がストレスから心や体を守る効果につながるかということを教えてくれ…

ストレス対策最先端のアメリカに注目

ストレス対策最先端のアメリカに注目 ストレスを感じたとき、「いま扁桃体が、副腎が、自律神経が……」などと思い浮かべながら、心や体に及ぼす影響を具体的にイメージすることが重要です。 ところで、日常において、なんらかのストレス対策をしているでしょ…

ストレスに弱い現代人の脳

ストレスに弱い現代人の脳 ストレスがさまざまな病を引き起こしたり、悪化させてしまう危険がありますが、こんな疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。 「ストレスなんて、今に始まったことではない。昔からストレスを原因とする病気はたくさんあったの…

若い女性はストレスに弱い!?

若い女性はストレスに弱い!? 研究を行ったのはヴィオラ・バッカリノ教授。 イタリア出身の女性研究者です。 彼女がこの研究を始めたのは、心臓病の診断や治療を受けている女性が男性より少ないため、女性の心臓の研究があまりなされていないからでした。 リ…

絶え間なく続くストレス反応

絶え間なく続くストレス反応 かつて、感染症が死の病として恐れられていた時代がありました。 原因となるのは、細菌やウイルスです。 例えば、結核菌は、各種の抗生物質が開発されていくにつれ、リスクはかつてに比べると大きく減少しました。 その変わりと…

ストレスを悪化させる「マインド・ワンダリング」

ストレスを悪化させる「マインド・ワンダリング」 慢性的にストレス反応が起きているこうした状況を、さらに悪化させる仕組みがあることが、最近の研究から分かってきました。 その原因となるのが、私たち人類に備わっている「記憶力」や「想像力」だという…