#生活習慣病

<第2章>まずは1週間で脂肪肝を治す

<第2章>まずは1週間で脂肪肝を治す 《糖質を約15%減らせば改善する》 脂肪肝を治すとなると「病院に通って治療するのかな」「なんだか大変そう」と身構えてしまう人がいるかもしれません。 しかし、軽めの脂肪肝なら1週間ほど食事制限をするだけでかなり改…

<第2章>痩せている人もお酒を飲まない人も脂肪肝になる 

<第2章>痩せている人もお酒を飲まない人も脂肪肝になる 《異所性脂肪、糖質過多にも要注意》 「脂肪肝」と聞くと、「太っている人がなる病気」「お酒を飲む人がなる病気」というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。 しかし、痩せていても脂…

<第2章>放っておくと恐い内臓脂肪の脅威

<第2章>放っておくと恐い内臓脂肪の脅威 脂肪肝を治さなきゃ痩せられない!? 《肝臓に脂肪がたまる「脂肪肝」に注意》 糖質のとり過ぎや運動不足の生活を続けていると、内臓や筋肉などにつく脂肪「異所性脂肪」がたまるようになります。 とりわけ肝臓にたま…

<第1章>肥満はたんぱく質不足が原因?

<第1章>肥満はたんぱく質不足が原因? 《アルブミン値で健康状態を見定める》 筋肉はエネルギーを多く消費する器官です。 呼吸をする、心臓を動かすなど、生命の維持に必要となるエネルギー量(基礎代謝)のうち、筋肉が3~4割を消費するとされています。 筋…

<第1章>内臓脂肪がたまるまでのプロセス 

<第1章>内臓脂肪がたまるまでのプロセス 《皮下→内臓→異所性の順に蓄積する》 食事をとると、エネルギー源となる中性脂肪がつくられ体の各器官に運ばれます。 ただ、糖質・脂質のとり過ぎや運動不足などによって、中性脂肪がエネルギーとして消費しきれない…

<第1章>内臓脂肪増加の犯人は糖質だった!

<第1章>内臓脂肪増加の犯人は糖質だった! 《脂質より糖質のほうが体脂肪になりやすい》 「体脂肪がたまる食事」と聞くと、「脂質」をイメージする人は多いのではないでしょうか。 もちろん脂質のとり過ぎは体に脂肪がたまる原因になるのですが、それよりも…

<第1章>内臓脂肪を減らすのに運動はいらない

<第1章>内臓脂肪を減らすのに運動はいらない ぼっこりお腹の正体って何? 《内臓周辺の脂肪が生活習慣病の原因に》 ぽっこり突き出したお腹や年々増えていくウエストサイズ……お腹まわりの脂肪に悩まされている人は少なくないでしょう。 ぽっこりお腹の原因…

定年=第二の人生のスタート

定年=第二の人生のスタート 現代人は「定年=人生の終わり」という意識を持ってしまいがちです。 これは、今すぐ改めなければなりません。 定年後も、まだまだ脳が成長する人生が用意されており、定年は間違いなく、第二の人生のスタートだからです。 「人…

これであなたの明日も安心

これであなたの明日も安心 「背中をなでる」の正体は、イヌ、ネコ、猿など動物が行なっている「グルーミング(毛繕い)行動」の仲間です。 脳が高度に発達した人類でも、直接的な接触のスキンシップがあります。 母親が赤ちゃんを抱っこする、恋人同士が手をつ…

「誰にでも愛される人」になれば認知症は遠ざかる

「誰にでも愛される人」になれば認知症は遠ざかる 「ボケるとは怒ることなり」といわれますが、認知症には怒りん坊症状が多発します。 「最近、人が変わったように、すぐ怒り出す」の一言で、認知症の診断も可能になるくらいです。 また、怒りん坊は高血圧や…

誰でもできる小さな親孝行は効果絶大

誰でもできる小さな親孝行は効果絶大 具体的予防法の仕上げは親孝行です。 老いた親の脳は衰えています。 衰えた脳を奮い立たせるものこそ、親孝行です。 「親孝行と言われても、方法が分からない」。 そうでしょう。 小学校でも中学校でも、高等学校、大学…

身体活動が活発な人は認知症になりにくい

身体活動が活発な人は認知症になりにくい 認知症予防や名前忘れ予防には、多くの興味深い報告があります。 福岡県久山町で高行なわれた7年間の健康調査では、身体活動の活発な人は認知症に比較的なりにくいと認められました。 さらに米国の研究では、「雑誌…

水分の補給が動脈硬化対策の一番手

水分の補給が動脈硬化対策の一番手 高血圧には、動脈硬化が付きもののように現れます。 高血圧退治には動脈硬化対策も重要です。 動脈硬化対策の一番手は、水分の補給です。 ドロドロした血液も水で溶かせば、サラサラに変わりやすくなる。 血管の中を流れる…

「冬暖かく、夏涼しく」が健康の極意

「冬暖かく、夏涼しく」が健康の極意 朝の洗顔も要注意です。 寝ぼけた脳を目覚めさせる妙薬は、朝の洗顔でしょう。 冷たい水で顔を洗うと、パッチリ目が覚めて、脳も活動を開始します。 しかし、反面的に考えると、冷水での洗顔は交感神経を大きく刺激しま…

超ゆっくりの深呼吸で血圧は降下する

超ゆっくりの深呼吸で血圧は降下する 高血圧は血管の抵抗でも発生する。 ということは、固く細くなった血管をすんなりと押し広げられれば、高血圧は起こらない。 でも、その作業は難しい。 難しいと諦めず、自律神経に眼をつけます。 自律神経は、交感神経と…

予防食としては一にも二にもエネルギー取り入れ

予防食としては一にも二にもエネルギー取り入れ 食べたいものを、たくさん食べること 食事予防法のプラスアルファは二つです。 第一は偏食。 第二は会話です。 主食を減らし副食を増やす食事に付いては、前にお話しました。 でも肝心ことが抜けていました。 …

仕上げは笑顔、面白くなくても笑顔

仕上げは笑顔、面白くなくても笑顔 そして仕上げは笑顔です。 何事によらず、笑顔を絶やさないことです。 好ましい刺激は脳神経細胞の数を増やします。 また副交感神経も優位になって、高血圧にも糖尿病にもよい結果が生まれます。 運動は辛い、面白くない。…

足の親指を意識して歩く

足の親指を意識して歩く 本来は、「足の親指に力を入れて歩く」です。 「足の親指に力を入れて歩く」とは、親指で蹴り出すわけですから、歩幅も広がり、歩行速度が早くなる。 それだけ運動効果も上がります。 しかし、一歩一歩足の親指に力を入れて歩くので…

歩行速度を無理のない程度に速める

歩行速度を無理のない程度に速める 多くの認知症予防の本には、必ずと言ってよいほど、運動の必要性が書かれています。 ところが世の中は広い。 運動嫌いな人はかなりいます。 運動嫌いな人は必要だと分かっていても、取り組もうとはしません。 嫌いな人に、…

「気を付け」の姿勢でしっかり立てば緊張が脳を覚醒させる

「気を付け」の姿勢でしっかり立てば緊張が脳を覚醒させる 論より証拠、試しに、胸を張り背筋を伸ばして、しっかり立ってみてください。 「気を付け」の姿勢をするのです。 すると、体中の筋肉がほどよく緊張しているのが分かります。 同時に、気分も緊張と…

精神面改善に役立つものは、やる気満々に見える姿勢

精神面改善に役立つものは、やる気満々に見える姿勢 記憶の芋づるをたぐるのは、たしかに面倒です。 でも、これなしには、思い出しは成功しないし、記憶も戻りません。 物忘れ改善の早道は、意欲の回復です。 だが、これが一番難しい。 でも、名前忘れ防止に…

運動も面白くなければ効果はない

運動も面白くなければ効果はない 運動は賢脳作りになくてはならないものです。 でも、いやいや運動では効果が上がりません。 ある実験をお目にかけましょう。 実験ラットで、脳神経細胞増加の状態を調べたものです。 実験ラットは水を嫌います。 わかりやす…

脳神経回復には「面白い」「まあ面白い」が決め手

脳神経回復には「面白い」「まあ面白い」が決め手 4、50歳を超えると、記憶力も低下気味になり、焦りが増える。 そして怒りっぽくもなる。 焦るから。家電器具の取扱説明書などの、細かい文章を読むのが、面倒くさくなる、億劫になる。 得意だった英語も遠ざ…

軽度認知障害の46%は正常に復帰できる

軽度認知障害の46%は正常に復帰できる 面倒退治の第一歩こそ、名前忘れを防ぐ訓練を重ねること 記憶力低下のすべてを、脳神経細胞の衰えに押しつけるのは、無理があります。 記憶の海馬があまり衰えていなくても、「芋づるをたぐる」ことが面倒になれば、思…

「顔は覚えているが名前が出てこない」ときが厳重注意期

「顔は覚えているが名前が出てこない」ときが厳重注意期 次に、軽度認知症の正体に迫りましょう。 軽度認知症は認知症の前駆症状です。 そして、こんな形で現れます。 最も多く現れるのが、人の名前や品物の名前の忘却。 つまり、あれこれ症候群の増加です。…

軽度認知症の時点が回復の絶好のタイミング

軽度認知症の時点が回復の絶好のタイミング 認知症は治るだろうか。 残念ながら、多くの答えはノーでしょう。 だが、難治・不治の認知症も、ある「絶好のタイミング」によっては、答えがイエスに変わることもあります。 認知症が治るとは、いかにもショッキ…

親の認知症の遺伝を心配する前に、15分の散歩の習性を

親の認知症の遺伝を心配する前に、15分の散歩の習性を さらに研究チーム(米ハーバード大学とオランダのエラスムス医学センターの合同チーム)は、興味ある発表もしています。 対象者の脳を精査したのです。 「遺伝の要因は不明だが、脳灌流(のうかんりゅう)の…

親が80歳未満で認知症になった場合、子どものリスクは1.6倍に

親が80歳未満で認知症になった場合、子どものリスクは1.6倍に 認知症と遺伝について、こんな報告があります。 米ハーバード大学とオランダのエラスムス医学センターの合同チームからの報告です。 「親が認知症になると、子が認知症になるリスクは、1.6倍も高…

コグニサイズの真価を発揮する健康歩行+おしゃべり

コグニサイズの真価を発揮する健康歩行+おしゃべり コグニサイズが効果を生むか否かは、実行と継続にかかっています。 そして実行と継続におしゃべりが加われば最高。 楽しいおしゃべりほど、脳を活性化するものはありません。 政治評論から物価の話、嫁の…

コグニサイズは脳の萎縮を抑制する治療体操

コグニサイズは脳の萎縮を抑制する治療体操 コグニサイズも聞きなれない言葉ですね。 内容は、体を動かすと同時に、脳の活動を活発化させ、認知症の発症遅延、症状改善を目的として、国立長寿医療研究センターが開発した、一種の治療体操です。 その効果はか…