脳の病気
エコノミークラス症候群と脳梗塞の危険な関係 じつは、エコノミークラス症候群が脳梗塞の危険因子になることは、あまり知られていません。 足にできた血栓が、心臓の“穴”を通り抜け、脳にまで達して詰まることがあるのです。 ◆ 長い時間、同じ姿勢で座り続け…
脳梗塞の起こりやすい時間帯は? 脳梗塞というと、昼の仕事中突然バタッと倒れるといったイメージを持っている人も多い。 ですが、じつは脳梗塞が多発するのは、夜の睡眠中から午前中にかけての時間帯です。 起きやすい時間は、脳梗塞のタイプによっても多少…
10度以上の急激な温度差は危険 脳梗塞は、室内外の温度差が10度を越えると、急激に増えることがわかっています。 脳梗塞の発作はもともと寒い冬に多く、夏に急増するようになったのはエアコンが普及して室内と室外の気温差が大きくなったことと無関係ではあ…
日々少しずつ進行する隠れ脳梗塞 脳梗塞は、高血圧(血圧が高く、血管が痛む病気)や糖尿病(血液中のブドウ糖がふえて血管が痛む病気)などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり…
脱水による血液濃縮を防ぐ 循環血液量というものも脳に入る血流量を大きく左右しています。 私たちは、体温が38度以上になると酵素活動が活発になるため、不必要なエネルギーの放出や有害物質の生産、老廃物の過剰生産などを招きます。 これにより、さらに病…
若者に急増!首の動脈硬化が引き起こす小脳梗塞 首には脳に血液を送る太い動脈が走っています。 首の前側を通る総頸動脈は、下あごのあたりで外頸動脈(顔に血液を送る動脈)と内頸動脈(脳に血液を送る動脈)とに分かれます。 この部分は動脈の変性や潰瘍が起こ…
運動そのものが認知症や脳梗塞を強力に防ぐ 外見がどんなに若々しく、健康に見える人でも、年齢とともになんらかの体調の変化ははじまっているものです。 皮膚は毎年くりかえされる冬の寒さや暑さで変化しますし、カゼをひくたびに、気管支粘膜は変化してセ…
脳神経のネットワークは高齢からでも発達する 成人の大脳にはおよそ130億個の神経細胞があるとされており、明確な数字はわかっていません。 この神経細胞は生後1年まではさかんに分裂しますが、それ以降は分裂せず、毎日少しずつ死んでいきます。 人体の発生…
手足の動きで脳の状態がわかる 私たちの手は、しなやかに自由に動かすことで外傷から身を守っています。 また、指先や手のひらは、かたいつめや皮膚で保護され、外面的にしっかり保護されるとともに、知覚によっても危険から守られています。 知覚は、人体に…
隠れ脳梗塞小さなサインが明暗を分ける 隠れ脳梗塞が脳梗塞になるしくみは、脳細胞を水田にたとえるとよくわかります。 脳梗塞は、水路(血管)が狭くなったり遮断されたりして、水(血液)が水田(脳細胞)に流れ込んでこなくなった状態です。 ですから、水田は完…
【脳卒中予防】こういうタイプは脳卒中予備軍 脳卒中は、危険因子を少なくすれば予防できる病気です。 すでに脳卒中になった人は、それまで生活を改めない限り、「また、同じ病気になりますよ」という警告を受けていると肝に銘じましょう。 ≪危険因子が多い…
隠れ脳梗塞の進行を食い止めましょう! ◆◆「まだら認知症」のかげに脳梗塞あり!◇◇ 「まだら認知症」という、ちょっと変わった名前の認知症は一般的には、「記憶の低下が目立つのに、理解力や判断力はしっかりしている状態」とされています。 急に記憶の低下…
再発予防には薬も有効 リハビリには家族の理解が大切 脳梗塞の再発予防には、生活習慣の改善による血管ケアが第一です。 しかし、血栓ができない血管状態を作るには、しばらく時間がかかります。 当面、次の発作を防ぐためには、薬を飲むことが必要になりま…
とっさの正しい判断が命を取り留める 隠れ脳梗塞や一時的な症状として現れるわずかな予兆(TIA)が見つかったら、大きな発作が起こる可能性があります。 生活習慣の改善を心がけるとともに、起こるかもしれない発作への準備もしておきましょう。 脳梗塞は何よ…
障害を受けた脳の領域によって、現れる症状が異なる 迅速な処置をするためには、脳梗塞の症状を知っておく必要があれます。 たとえ軽くても、以下のような症状が起きたら、脳梗塞の発作を疑ってください。 症状は障害を受けた脳の領域によって異なります。 …
意外!歯周病は脳梗塞の危険因子 毎日の歯磨きはしっかりと みなさん、歯は健康ですか? 歯周病はありませんか? 脳梗塞予防の本なのに、なんで突然、歯の話を始めたか、驚いた方もいるかもしれません。 しかし、歯周病菌が血管病に関連していることが、次第…
きっちりし過ぎるA型人間は、いつの間にかプレッシャーを抱え込んでいる 何事もきちっとしていて、もちろん時間は厳守。 仕事の段取りにもぬかりがない、信頼できる人。 どこの職場にも、このような頼れる人間がいるものです。 こんな好人物を「A型人間」…
入浴は血管のメンテナンスに有効 お風呂での事故には注意 入浴は血流をよくして細胞中の疲労物質の代謝を促すほか、体を清潔に保ち気分をリラックスさせます。 また、夜間の血圧を低下させる作用があり、脳梗塞など血管疾患の予防に効果があるとされています…
良質な睡眠は、体のダメージを修復してくれる 良質な睡眠が健康の礎となることに異論はないでしょう。 睡眠中に分泌される成長ホルモンは、体内の新陳代謝を促し、体のダメージを回復する働きがあります。 睡眠はただ単に疲れをとるだけではありません。 ま…
脂質を健康的にとるキーワードは、オメガ3系脂肪酸 悪玉コレステロール、中性脂肪とイメージのよくない脂質ですが、これもわたした私たちの生活には欠かせない三大栄養素の1つです。 健康的に脂質をとりたいものです。 そのためには、まず脂質の種類を知る必…
コーヒー、チョコレートは善玉 苦味の利いた大人の味を楽しむ コーヒーはかつて「脳梗塞や心筋梗塞になりやすくなる」と疑われていましたが、濡れ衣であったことが分かりました。 今では、逆に予防効果がある、として善玉グループに格上げになっています。 …
野菜は緑の濃いものを中心に、バランスよく食べる 脳梗塞に限らず、健康を考えれば野菜を多くとるのは当然です。 野菜中心の食事が健康的なのは、すでに結論の出ている話です。 血管の健康を保つためには、その中でもカリウムを豊富に含む野菜をおすすめしま…
魚の刺身を食べて、EPAをたっぷりとろう オメガ3系脂肪酸、特にEPAを多く含む魚としては、カツオ、マグロ、カレイ、タイなど、おなじみの魚が挙げられます。 そのほかにも、エビやイカなどもランクインしていますね。 しかし、EPAチャンピオンといえば、ブリ…
食後血糖値を急上昇させないテクニック 血糖値の上昇を防ぐためには、糖質をコントロールする必要があります。 糖質はおもに炭水化物に含まれています。 炭水化物とは、ご飯、パン、麺類など、一般的に主食に分類されるものです。 その成分は小麦や米ですね…
スパイス、かつお節、レモンあの手この手で少しずつ減塩 スパイス類を上手に使うのも減塩の作戦ポイントです。 たとえば、スパゲティは含有ナトリウムがゼロの優等生食材です。 ゆでるときに塩を加えては並みの食材に成ってしまいます。 オリーブオイルにト…
コレステロール、中性脂肪のバランスが崩れる脂質異常 血液中に存在する脂質には、LDLコレステロール、HDLコレステロール、それに中性脂肪があります。 コレステロールは全部悪玉と勘違いしている人もいますが、実は生命を維持するために欠かせない成分です…
糖尿病はアテローム血栓性梗塞のおもな原因の1つ 糖尿病がいかに血管を傷めつけるかは、その合併症を考えるとよく分かります。 糖尿病の三大合併症は、次の通りです。 糖尿病網膜症 糖尿病腎症 糖尿病神経症 糖尿病網膜症は、目の網膜の毛細血管が切れ始め、…
発見が難しい仮面高血圧知らないうちに血管が老化する 健康診断や通院中の医療機関で定期的に血圧を測っているから、血圧管理は万全!と思いがちです。 しかし、まだ落とし穴があるのです。 仮面高血圧という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 健康診断や…
知らないうちに起こっている脳のラクナ梗塞 3つの脳梗塞の中で最も多いのがラクナ梗塞です。 特に日本人には多く、全体の40%がラクナ梗塞といわれています。 これは日本人が塩分を多く摂取することや、細い血管に動脈硬化を起こしやすい遺伝的な特徴があるか…
心房細動によってできる血栓が原因 心原性脳塞栓症 血管が硬くなると血流が悪くなり、血液を循環させるために心臓にはより強い力が要求されます。 こうして心臓に負担がかかると、心臓が筋トレをした状態になり、心臓肥大を起こします。 心臓肥大とは、血液…