脳ストレス

カロリー制限よりおかずを多く

カロリー制限よりおかずを多く 「ご飯の量を減らしてくださいね」と伝えると、「カロリーは減らさなくていいですか?」と聞かれることも。 たしかに、これまでは糖尿病などの生活習慣病の治療ではカロリー制限が主流でした。 でも、「ご飯は少なく、おかずは…

炭水化物抜き、糖質制限、ロカボ……何が正解?

炭水化物抜き、糖質制限、ロカボ……何が正解? 炭水化物抜きダイエット、糖質制限、低糖質、ローカーボ、ロカボ……。 最近ではこうした言葉をよく耳にします。 どれも似ていますが、少しずつニュアンスが違っていて、私が勧める「おかずを多く、ご飯は少なく」…

ブドウ糖依存はがん、認知症をつくる?

ブドウ糖依存はがん、認知症をつくる? ご飯やパン、甘いものは、分解されてブドウ糖として体内に吸収されます。 ブドウ糖は脳に対して依存症をつくりやすいことが知られています。 「ブドウ糖依存症」と勝手に呼んでいますが、食べることで脳内に快感がもた…

寝だめを大いに活用しよう

寝だめを大いに活用しよう NHK放送文化研究所が5年ごとに行っている「国民生活時間調査」によると、日本人の平均睡眠時間は現在、次ぎのとおりだそうです。 ・平日7時間15分 ・土曜7時間42分 ・日曜8時間3分 土日に比べて平日は睡眠時間が短くなっていること…

どんなに忙しくても睡眠にはこだわろう

どんなに忙しくても睡眠にはこだわろう 私たちが感じている疲れの正体はじつは脳の疲れで、全身に指令を与えている脳が疲れるとさまざまな病気につながるというものでした。 睡眠は、その大事な脳の疲労を掃除してくれます。 ホテルのベッドがいつもピシッと…

寝ないと太る?

寝ないと太る? 睡眠不足が続くと、太ると思いますか? 痩せると思いますか? 夜中に余計なものを食べない限り、睡眠が短いほうが活動時間は長くなってやせ痩せそうな気がしますよね。 ところが、実態は逆です。 睡眠不足は肥満の原因になります。 コロンビ…

眠りが足りないとボケやすい

眠りが足りないとボケやすい 「寝る子は育つ」。 昔からよく言われる言葉です。 昔からある格言というのは、本当に的を射ているもので、寝ている間には確かに成長ホルモンがたくさん分泌されます。 だから、子供は成長のためにたくさん寝なければいけません…

愚痴を聞いてくれる友だちを3人持つ

愚痴を聞いてくれる友だちを3人持つ 本来は、うつ病などの病気につながる前に気づくためにストレスチェックを行うのですが、外に出せないからこそ、うつ病になってしまうのです。 「私、この間ほんま大変だったのよー もうすごいストレスやわ」 こんな風にワ…

細かいことにはこだわらない

細かいことにはこだわらない 日本人は、精緻な作業が得意で、正確さを重んじ、細やかな心配りを美徳とする民族です。 ファストフード店に入っても、店員さんはていねいに接客をしてくれますし、電車も新幹線も時間ぴったりに到着します。 コンビニも、隙間な…

嫌なことは「断る勇気」で

嫌なことは「断る勇気」で ストレスから自分自身、自分の脳を解放する方法を考えましょう。 アドラーの教えを対話形式で紹介した岸見一郎氏の『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)がミリオンセラーになりました。 アドラー流に言うなら、ストレスからの解放には…

白髪やシミが増えたら、ストレスのサイン

白髪やシミが増えたら、ストレスのサイン 自分がどのくらいストレスをためこんでいるかはわかりにくいもの。 だからこそ、病気になるまで自分を追い込んでしまうことがあるのでしょう。 2016年から国から各企業に、「ストレスチェック」が義務づけられました…

おおもとは脳が疲労していることだった?

おおもとは脳が疲労していることだった? 病気のベースにはストレスがありますが、九州大学名誉教授の藤野武彦先生はストレス過多による「脳疲労」がさまざまな病気を起こしていると考え、脳疲労という概念を提唱しています。 藤野先生は、「ストレス過多(情…

ストレスが万病のもと

ストレスが万病のもと 7つの習慣のひとつめは「嫌なことはしない」です。 嫌なことと言えば、嫌な医者にかからないというのもそのひとつでしょう。 「生理的に合わない」「ちゃんと話を聞いてくれない」「なんだか信頼できない」と思ったら、我慢せずにチェ…

「不眠症」はセロトニンで解消できる!

「不眠症」はセロトニンで解消できる! 私たちの脳は自前の「睡眠薬」を持っていて、夜になるとちゃんとその睡眠薬を出すことで健やかな眠りについています。 その睡眠薬というのが、脳の中の松果体という部分から分泌される「メラトニン」というホルモンで…

本当に「規則正しい生活」とは?

本当に「規則正しい生活」とは? 「規則正しい生活」といったとき、多くの人は生活のリズムを、時計に合わせようとしていますが、実は、時間そのものに意味はありません。 しかし、私たちは、規則正しい生活が、心身によいことを知っています。 うつ病の治療…

セロトニン神経を活性化させるものとは

セロトニン神経を活性化させるものとは セロトニン神経を活性化させるための具体的な方法をご紹介していきましょう。 セロトニン神経を活性化させるものは、主に二つあります。 一つは「太陽の光」、もう一つは「リズム運動」です。 まずは、「太陽の光」の…

脳を動かす「クールな覚醒」

脳を動かす「クールな覚醒」 私たちの身体は、身体の内外で感じたことをすべて情報として一度脳に集めます。 脳はその情報を判断し、それに対しどういう行動をとるのか、身体の各部署に情報を伝達しています。 こうした「情報の通り道」になっているのが、神…

「三つのストレス」は前頭前野とつながっていた!

「三つのストレス」は前頭前野とつながっていた! 私たち人間は、大きく分けて三つのストレスを感じています。 一つは身体的ストレス。 もう一つは、快が得られなくなることによって生じるストレス。 そして三つ目が、他人から正当に評価されないことによっ…

「共感脳」・・・脳の指揮者「セロトニン神経」

「共感脳」・・・脳の指揮者「セロトニン神経」 学習脳がドーパミン神経によって活性化し、仕事脳がノルアドレナリン神経の働きによって活性化するように、共感脳もセロトニン神経によって活性化します。 セロトニンは、ノルアドレナリンと同じように、脳に…

「仕事脳」・・・危機管理センター「ノルアドレナリン神経」

「仕事脳」・・・危機管理センター「ノルアドレナリン神経」 仕事脳の主な機能は「ワーキングメモリー」と呼ばれるものです。 これは、「一瞬にしていろいろな情報を分析し、経験と照らし合わせることによって、最善の行動を選択する」という機能です。 たと…

「学習脳」・・・快感を操る「ドーパミン神経」

「学習脳」・・・快感を操る「ドーパミン神経」 学習脳というのは、文字通り学習するときに働く脳なのですが、学習とは脳にとって何なのかというと、実は「報酬を前提にして、いろいろな努力をする」ということです。 この報酬を前提に学ぶというのは、実は…

人間らしさは「三つの脳」で構成されている!

人間らしさは「三つの脳」で構成されている! 人間に「人間らしさ」をもたらしている前頭前野、その中でも真ん中に位置する共感脳が、私たちの「心」の中でも共感やがまん、理性といった「社会性」に関する働きをしている場所だということがわかりました。 (…

「がまんできる子供」と「がまんできない大人」の違い

「がまんできる子供」と「がまんできない大人」の違い 子供は大人ほどがまん強くありません。 すぐに泣いたり怒ったり、感情がそのまま行動や言動に出てしまいます。 なぜ、子供は感情をコントロールすることが下手なのでしょう。 子供が自分の感情をなかな…

「ゲーム脳」はなぜ悪者になったのか

「ゲーム脳」はなぜ悪者になったのか 脳の活動具合を調べる一つの方法として「血流」の量を見る、という方法を耳にしたことはないでしょうか。 血がたくさん流れているということは、それだけ多くの酸素が使われ、代謝が行われているということを示します。 …

「心の場所」は、脳の中に“二か所”ある

「心の場所」は、脳の中に“二か所”ある 脳の研究が進んだことによって、今では「心の場所」は脳のなかにあることがわかっています。 これまでは、英語で心を意味する「heart」という語が同時に心臓を意味するように、「心」は心臓の位置にあると考えられてい…

「脳の発達」がストレスの始まりだった

「脳の発達」がストレスの始まりだった 涙には三つの種類があり、その中には人間にしか流すことのできない「涙」があるのです。 そして、それこそが、脳の中のストレスを一気に洗い流してくれる秘密兵器だったのです。 その、人間にしか流せない涙とは、「情…

キレる人は、なぜ朝よりも夜の方が多いのか

最近、電車の中でキレる人を見かけます。 少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。 でも、最近は違ってきています。 しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったと…