★脳梗塞を防ぐ!すぐに始める10の対策★
ある日突然、あなた自身や、あなたの身近な人の身に起こる
かもしれない脳梗塞。
近年、患者数は増え続け、1年間でおよそ35万人も新たに
発症しています。
脳梗塞は、命にかかわることもある危険な病気です。
しかし、防ぎようがないという病気ではありません。
おもな原因は、「ふだんの生活」の中にあります。
それでは、どんな生活がよくないのでしょうか。
脳梗塞を未然に防ぎたい人はもちろん、以前、脳梗塞を起こし、
再発を予防したい人も、今すぐに始めたい「10の対策」を
紹介します。
☆対策 峭盞谿機廖峭盞貪釗廖峭皀灰譽好謄蹇璽襦廚魏?韻垢
これらは脳梗塞を起こす最も大きな要因です。
偏った食生活や運動不足など、共通の原因から起こるため、
重なって発症することが少なくありません。
要因が一つでも脳梗塞を起こす危険があるのですが、
重なるほど危険度は急上昇していきます。
栄養バランスのとれた食事を始め、生活全体を見直し、
早急に改善しておきましょう。
☆対策◆“酲?魏鮠辰垢
特に内臓の周りにつく脂肪(内臓脂肪)は、動脈硬化と深い関連が
あります。
内臓脂肪が過剰にたまると、血圧を上げる物質が分泌されて
高血圧になり、また、インスリンの働きを阻害する物質などが分泌されて、
高血糖を招きます。
また、内臓脂肪が分解され、どっと血液中に流れ込むことで、動脈硬化
を阻止する善玉コレステロールが減少し、中性脂肪が増加します。
この結果、動脈効果が早まる。
腹囲(おへそ周り)が、男性85cm以上、女性90cm以上は、内臓脂肪型肥満
の疑いがあります。
過食を避け、脂っこい料理を控えて、肥満解消に努めましょう。
☆対策 イライラしない
ストレスは脳梗塞の大敵です。
イライラしたり、怒ったりすると、血液中に「カテコラミン」というホルモンが出
てきて、血圧が上がってしまいます。
特に、頑張り屋やせっかち、負けず嫌いな性格の人は、動脈硬化が進みやすく、
脳梗塞の危険性が高いとされています。
ストレスそのものをなくすことは難しいのですが、イライラしそうなときは、気分
転換を図り、上手にストレスを解消することです。
☆対策ぁ/討箏残鏤佶紊貿捷失匹魑こした人がいないかを確認する
脳梗塞自体は遺伝しませんが、脳梗塞の引き金である高血圧や糖尿病などは、
体質的に受け継ぎやすいこと、また、親子や兄弟姉妹などは、食生活をはじめ、
同じような生活習慣を持つ傾向にあるなどが挙げられます。
これは、自分では避けようがないことですが、事実を認識することで、日ごろから
生活を管理すれば、将来、リスクは軽減できるのです。
☆対策ァ,っぱり禁煙する
喫煙する本数が増えるほど、脳梗塞の危険性が高まります。
たばこの煙に含まれる一酸化炭素は、脳に運ばれる酸素の量を減少させます。
また、たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮させて血圧を上げます。
さらに、血液中のコレステロールや赤血球を増加させ、血液を粘っこくして、
動脈硬化を悪化させます。
☆対策Α.咼織潺鵤叩▲リウム、マグネシウムをとる
ビタミン、ミネラルは体の機能を調節する大切な栄養素です。
◆脳梗塞を防ぐビタミン
最近、脳梗塞を起こす物質として「ホモシステイン」が注目されています。
これは、肝臓で作られるアミノ酸の一種です。
葉酸、ビタミンB6、B12などが不足すると、血液中に増え、動脈硬化を
早めます。
☆対策А,酒を飲みすぎない
大量のお酒は、高血圧をはじめとする生活習慣病の誘因となり、脳梗塞の危険性が
高くなります。
適度のアルコールは、血圧を下げたり気分をリラックスさせたりしますので、無理
して禁酒する必要はありませんが、飲みすぎないようにしましょう。
◆適量とは?
・ビール中瓶1本(500ml) ・日本酒1合(180ml) ・ワイン2杯弱(1杯120ml)
・ウイスキーダブル1杯(60ml) ・焼酎(25度)ぐいのみ2杯弱(1杯50ml)
☆対策─.灰奪廝映佞凌紊鮟慣にする
水分が不足すると、血液が濃くなって、血管内を流れにくく、詰まりやすく
なります。
「のどが渇いた」と感じる前に、水分をとりましょう。
朝起きたとき、寝る前、入浴する前後などにコップ1杯の水分をとる習慣をつけて
下さい。
一度に大量にがぶ飲みするのはよくありません。
胃に負担をかけ、胃液を薄めて、消化不良を起こすおそれがあります。
☆対策 早足で今より多く歩く
運動は、血液の循環をよくし、高血圧、高血糖、高コレステロールを改善する
効果があります。
また、内臓脂肪は、運動をすると落としやすいことがわかっています。
体を動かすことで、ストレスの解消にもなります。
よくないのは、激しい運動、相手と勝敗を競うような運動です。
血圧が上がりやすく、かえって脳梗塞を引き起こす恐れがあります。
運動は継続しなければ効果は期待できません。
週一回まとめて1時間行うよりも、週三回に分けて、20分ずつこまめに
行うほうが効果的です。
☆対策 1年に一度は検査を受ける
40歳を過ぎると、動脈硬化が進行し、脳梗塞を起こす可能性は大きくなります。
年に一度は健康診断を受け、自分の状態を把握して、問題があれば、早急に
改善しましょう。
脳梗塞は、午前中に多く発症するといわれます。しかし、午後や夜間、就寝中にも
起きることがあり、油断はできません。安静時、活動時を問わず起こりますが、
心原性脳塞栓症は、主に活動時に発症しやすいようです。
季節では、夏と冬が要注意です。
夏は、汗をかいて脱水症状に陥り、血液が濃くなって血栓ができやすくなるため。
冬は、寒さのために血管が収縮して血圧が高くなるからです。
水分補給を心がけ、室内と室外との寒暖差に注意しましょう。
(NHK生活ほっとモーニング より)
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