★食べてメキメキパワーアップ!免疫力を高める食事法★

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★食べてメキメキパワーアップ!免疫力を高める食事法★

ストレスにさらされている現代人は、交感神経が優位の状態が続きやすくそのために免疫力が低下する傾向にあります。
健康を保つためには、常日頃から免疫力を高める暮らしを心がけることが大切です。
なかでも食事は、免疫力アップの重要なカギ。

◆免疫力を高める食事法
 <「丸ごと食品」を食べる>

  発芽する力がある生きた米である玄米、頭から尻尾まで丸ごと食べられる小魚など、ひとつの生命を
  そのまま食べることができるのが「丸ごと食品」。
  丸ごと食品をとることは、栄養バランスをととのえるのにもっとも効率のよい方法といえるでしょう。

  ※ 玄米・麦・雑穀、小魚、小えび、豆類、ごま

◆免疫力を高める食事法
 <発酵食品を食べる>

  微生物というごく小さい生命体ですが、それを丸ごと口にできるのが発酵食品。
  この発酵物作用でできた食品からは、食材が本来もっている栄養成分に、微生物という「丸ごと
  食品」が加わりさらにその微生物が産生する酵素の効果を得ることができます。
  発酵には、栄養価のアップだけでなく、元気になるためのさまざまな効果が期待できます。

  ※ 漬け物、ヨーグルト、味噌、納豆

◆免疫力を高める食事法
 <食物繊維をたっぷりとる>

  食物繊維は栄養素ではありませんが、腸管を刺激して、そのはたらきを活発にします。
  腸が動くということは、副交感神経が優位になっているということ。
  リンパ球も増加します。
  さらに食物繊維は腸内の有害物質などをからめとって排出する役目をしてくれます。
  きのこや野菜、海藻は食物繊維だけでなく、ミネラルやビタミンなどが豊富で、
  さらに免疫力を活性化する秘密兵器を含んでいわれています。
  ただし、いくら体にいいといってもとりすぎは禁物です。
  食物繊維はとりすぎると消化管が疲労してはたらきが鈍くなり、かえって便秘になることも。

  ※ きのこ(しいたけ、ぶなしめじ、エリンギ、えのきたけ、なめこ、マッシュルームなど)
    野菜(モロヘイヤ、オクラ、ごぼう芽キャベツブロッコリー、かぼちゃ、人参など)
    海藻(わかめ、めかぶ、のり、とろろ昆布、もずくなど)

◆免疫力を高める食事法
 <「いやいや食品」をとる>

  体には、不快なものを排出しようとするシステムがそなわっています。
  これを「排泄反射」といい、つかさどっているのは副交感神経。
  すっぱい、苦い、辛い食品などを食べると、体は排泄しようと「いやいや反応」を起こすために
  副交感神経が優位の状態になります。
  すっぱい、苦い、辛いといった味は、人にとって有害な物質にある味で、こういった味のものが
  体に入ってくると、防御反応として胃腸のはたらきを活発にして、排泄しようとします。
  これが「排泄反射」であり、副交感神経が優位の状態で起こります。
  交感神経の緊張が解消し、免疫力もアップします。また、副交感神経が優位になると血管が拡張して
  血流もよくなります。
  いやいや食品のとりすぎは胃腸などに負担をかけてしまいます。
  適度に少量を利用するのがポイントです。

  ※ すっぱいもの(酢、梅干し、レモン・ゆず、古漬けなど)、
    苦いもの(苦うり、ピーマン、しそ、うこんなど)、
    辛いもの(ねぎ、しょうが、わさび、貝割れ大根からし、こしょう、山椒、唐辛子など)

◆免疫力を高める食事法
 <体温を上げる食事をとる>

  東洋医学でも「冷えは万病のもと」と考えられています。
  元気な体を維持するには、やはり体を温めることが大切なのです。
  体が冷えているということは、血液の循環が悪くなり、免疫力も低下し、病気になりやすくなるのです。
  体を温め、免疫力を高めるには、体を温める食物をとります。
  魚は刺身で食べると体を冷やしますが、薬味といっしょに食べたり、加熱調理をしたりすることで
  冷やす性質を弱めることができます。
  食材選びと調理の工夫で体を冷えから守りましょう。

  ※ 唐辛子、こしょう、シナモン、もち米、羊肉、牛肉、えび、たちうお、にら、にんにく、ねぎ、
    しょうが、みょうが、梅、桃、さくらんぼ、くるみ、黒砂糖、酢など

◆免疫力を高める食事法
 <適量の水分をとる>

  泌尿器を刺激し、消化を促す水分は副交感神経のはたらきを活性化します。
  水分がたりないと、血液濃度が上がってネバネバドロドロの血に。
  血液循環が悪くなって体が冷え、末梢神経まで血液が行き届かないため、体内の酸素や栄養分が
  すみずみまで、行き渡らなくなってしまいます。
  ただし、水分のとりすぎは胃酸を薄めて消化不良を起こしてしまうこともあるのでほどほどに。

  ※ 毎食時の汁もののほかに、1日1.2リットルの水分補給を心がけましょう。

◆免疫力を高める食事法
 <年齢に応じて食を選ぶ>

  たとえば、玄米は理想的な栄養バランス食品で、免疫力アップの優等生ですが、子どもや若者、
  スポーツ選手など活動量の多い人が咀嚼にも消化にも時間がかかる玄米でパワーを得ようとするのは
  適切とはいえません。
  すぐにエネルギーになる白米のほうが容易にパワーを得ることができます。
  さらに、若いときは少々の無理もやる気も必要ですし、それによって達成感が得られるもの。
  白米や肉類の食事は交感神経を活性化するため、やる気をだすにはもってこいの食材です。
  仕事内容や1日の活動量は、年齢や個人によって異なります。
  自分の現在の状態に適した食事を選ぶようにしましょう。

◆免疫力を高める食事法
 <神経質にならず、楽しく食べる>

  食事は健康の源、バランスのとれた食事が免疫力の高い体をつくります。
  とはいえ「1日30品をとらねば」「玄米でなければ」と決め込んで、必要以上に食事に神経質になる
  のも考えものです。
  食事にこだわりすぎるのはストレスのもと。
  楽しい食事はリラックス効果が高く、おいしく感じ、食もすすみ、ストレスを解消します。
  リラックスした体は、食材のパワーを効果的に取り込むことができます。
  神経質になりすぎず、楽しく食べる。
  免疫力アップのもうひとつのポイントです。

                               (「安保 徹の食べる免疫力」より)



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