日々の生活の中で血圧を下げる<出勤には余裕をもつよう心がける>

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★ 起きてから家を出るまで最低1時間はとる

朝、起きてから出勤までは、誰でもあわただしいものですが、この時間に余裕をもたせることが、
血圧を上げないためには大切です。

布団を出てから、洗面、着替え、食事、排泄という最低限の行動にも、1時間はかけてほしいものです。
これに、新聞を読む時間、体操やジョギングなど、軽くからだを動かす時間がプラスできれば理想的です。

実際に必要な時間を計算してみましょう。
まず、目が覚めてから食事までは、胃が食べ物を受け入れられる状態を待つために、20分は必要です。
朝食に20分、トイレに10分かけると、これで50分になります。

また、食べ物の消化のためには、すぐに激しく動かないほうがよいので、新聞を読んだりする時間を20分くらいとりましょう。

ギリギリまで寝ていると、急に起き上がるだけでも血圧が上がります。
続いて胃が目覚めないうちに食事をすることになり、急いで食べるので消化が悪く、
食べ残して栄養のバランスが悪くなります。
トイレの時間がとれずに便秘になったり、その結果いきむことでまた血圧が上がる、というふうに、
急いで過ごす朝はたいへん危険なのです。

★ 余裕をもって行動する

家を出てからの行動も、あまり急ぐのはよくありません。
バス停や駅まで走っていき、電車に乗り遅れそうになって、駅の階段を全力疾走するようでは、
血圧は上がったままになってしまいます。

また、遅刻するかもしれない、バスや電車が遅れているなど、心配したり、イライラすることも、血圧を上昇させます。

しかし、この極端なストレスのもとになっているのは、5分とか10分の時間差です。
このストレスは、10分か20分の早起きをして、通勤時間に余裕をもって家を出れば、解消することができるはずです。
睡眠時間を確保したければ、早めに就寝するのもよいでしょう。

★ できればマイカー通勤をやめる

車の運転は、前方に注意しながらハンドルを握るという緊張だけでも血圧が上がります。
まして、通勤にマイカーを使うのは、気がせいたり、道路の渋滞などでさらにストレスがかかる場面が多く、危険です。

運転中は、まず脈拍数が多くなります。
都会の道路で運転したときの脈拍数は、停車中よりも20%も増えてしまうのです。

血圧は、ふつうに運転しているだけでも、上がった状態が続いています。
そこに、たとえば前方に子供が飛び出してきたり、横を走っているオートバイと接触しそうになったり、
周囲の車の急ブレーキなどがおきたら、瞬間的に急上昇することはまちがいありません。
会社についたときにはすっかり疲れていて、仕事に支障が出ることもあるでしょう。

毎日のことなので慣れているとはいっても、マイカー通勤している人は、そうでない人よりも、
ふだんの血圧が高めという傾向もあります。
とくに高血圧と診断されている人は、できれば車での通勤は避けたいものです。

どうしてもマイカー通勤しなければならない場合は、時間に余裕をもって出かけたり、
道路情報をこまめにチェックして渋滞の多い道を避けるなど、無用のストレスを受けずにすむように工夫しましょう。

★ 通勤時にしてはいけないこと

  ・ 飛び起きてそのままうちを出る
  ・ 朝食を食べない
  ・ 駅の階段をかけのぼる
  ・ 時間におわれている

                           (血圧を下げる生活読本より)


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