血圧を下げるには食生活の改善から<お酒はどのくらい飲んでもよい?>

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★血圧が高いとお酒はダメ?

アルコールと高血圧は、直接的には結びつかないのですが、無関係ともいえません。
飲酒の量や頻度、飲み方によって、血圧に与える影響は、良くも悪くもなるのです。

かつて、高血圧が多い地域の調査で、お酒をたくさん飲むことが原因としてとりあげ
られたこともありますが、日本人の高血圧は、食塩の多い食事や肥満、運動不足との
関係が大きいことがわかっています。
ですから、アルコールの影響はあくまで間接的なものと考えるのがふつうです。

★一般的には、飲むと血圧は下がる

アルコールを摂取したとき、飲酒中やその直後は、血圧は下がります。
しかし、お酒を毎日飲む生活を続けていると、血圧は徐々に上がっていきます。
つまり、一時的には血圧を下げ、慢性的には血圧を上げるという、たいへん複雑な
作用をもっているのがアルコールなのです。

お酒を飲んで一時的に血圧が下がるのは、リラックスして心身のストレスが解消されることと、
適量のアルコールが血管を拡張させるためです。
しかし、慢性的にお酒を飲みつづけていると、交感神経の緊張後身や、レニン活性や
血管細胞内カルシウム増加で、血圧は上がってしまいます。

高血圧は心筋梗塞脳卒中のリスクを高くしますが、お酒を飲む人のほうが心筋梗塞
おこしにくいという調査もたくさんあります。
また、お酒を飲む人のほど善玉コレステロールが多いこともわかっています。

★塩分の強いつまみや食べずに飲むのを避ける

お酒は、上手に飲めば血圧を下げたり、ストレス解消などのメリットがあるものです。
ただしアルコールとして、男性では20~30ml、女性では10~20ml以下とすることが勧められています。

注意したいのは、つまみに塩分の強い物を食べたり、何も食べずに飲むことです。
塩分の多いつまみは高血圧に厳禁ですし、食べずに飲むと、心臓に負担をかけたり、血管の老化を早めます。

また、冬の夜のはしご酒は、血管の急激な拡張と、寒気によっての収縮を繰り返すことになるので、
血圧を急上昇させるので注意が必要です。

★血圧を上げるも下げるも飲み方しだい

 <血圧を下げる>

  ・ 適量のアルコールで楽しく過ごせば、ストレスの解消にもなり、血圧も下がります。

  ・ 家で飲めば、くつろいだ気分になれ、気持ちがよくなったときに横になることでも血圧を下げる
効果が期待できます。

 <血圧を上げる>

  ・ 楽しい会話が激論になってしまうと、血圧は上がります。はしゃぎすぎにも気をつけましょう。

  ・ 飲みすぎは夜更かし、睡眠不足にもつながり、不摂生から体調をくずす原因になります。

                             (血圧を下げる生活読本より)


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