心の健康を保つためのチェックポイント

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【心の健康を保つためのチェックポイント】

★ ストレスは健康の大敵 ★
心の健康維持にとって最も問題になるのはストレスの存在である。
ストレスには寒さ、暑さ、騒音、疲労などの身体的ストレスと、緊張、怒り、不安などの精神的ストレスがある。

ストレスがない生活というのはあり得ないし、また、適度なストレスは意欲的な生活を送る上で必要なものだ。
しかし、「ストレス社会」といわれる現代においては、職場、家庭、学校、地域などあらゆる場所に多くの精神的ストレスが存在している。
過度のストレスはさまざまな病気の原因となるため、上手にストレスを軽減することが、健康を維持する上での重要な課題となってくるのだ。

ストレスが誘因となる病気には、高血圧症、神経性胃炎、十二指腸潰瘍、自律神経失調症、過敏性大腸炎、虚血性心臓病、心臓神経症うつ病などがある。
人間の体は、外部からストレスを受けると自律神経(交感神経・副交感神経)の働きにより、その刺激から体を守ろうとする。
しかしストレスが大きいと自律神経のバランスが崩れ、疲労感、無気力感、不眠、イライラなどの症状が出る。
さらに、こうした状態が長く続くことにより、さまざまな病気が引き起こされるのだ。

ストレスを軽減するには、自分のストレス状況を認識することが大切だ。
自分は何に対して、どの程度ストレスを感じるのか、普段、そのストレスにどう反応しているのかといったことを把握する。
このように自分を客観視するだけでも、ストレスに対する心構えができ、前向きに対処していくことが可能になる。

生活のリズムの乱れもストレスにつながるので、睡眠や食事時間などにも気を配り、規則正しい生活を心がけたい。

★ ストレス時に欠乏する栄養素 ★
ストレスにさらされると、副腎皮質ホルモンが分泌され、タンパク質などの分解が促進される。また、代謝を促す甲状腺刺激ホルモンも多く分泌されるようになるため、エネルギーの代謝が盛んになる。
その結果、ビタミンB1、B2など代謝に必要な多くの栄養素が消費されてしまう。
したがってストレスが多い生活をしている人は、マルチビタミンを摂取するなどして、栄養素の不足を補う必要がある。

特にビタミンB1は神経細胞の伝達にもかかわっているので、神経を使う仕事で疲労がたまっているような人は不足に注意したい。
ビタミンB1が欠乏すると、体の傷みや微熱、肩こり、イライラなどの症状が出る場合もある。

また、ストレス時には多量のホルモンが分泌されることから、ホルモンの合成にかかせないビタミンCも多量に消費されてしまう。
マルチビタミンと合わせ、状況に応じてビタミンCも十分摂取すべきだ。
マグネシウムも、エネルギーの代謝、ホルモンの分泌などに関係しているので不足に注意したい。

★ 身体症状だけの「うつ」に注意 ★
うつ病はストレスが原因となって発症すると考えられているが、特に人生の転機に起こりやすい特徴がある。
例えば昇進など、傍目には良い状態と考えられるような転機であっても、頑張らなければという重圧が引き金となり、うつが起こったりする。
このほか、結婚、出産、更年期、手術後など、環境や身体に大きな変化が生じた場合に、うつ病を発症しやすい。

うつ病の症状は、憂うつ感、おっくう感、興味・喜びの喪失、不安感などの精神症状と、疲労感、不眠、頭痛、肩こり、食欲減退、体重低下、月経不順といった身体症状がある。
中には、気分の落込みなどの精神状態がなく、身体症状だけが前面に出てくることもある。

疲労、肩こり、頭痛などの症状で内科を受診しても異常が見つからない場合には、うつの可能性もあるので、精神科や心療内科で検診を受けるなど、早めに対処することが必要だ。
(サプリメント健康バイブルより)

うつ症状から抜け出し不眠や頭痛も解消
http://www.endokoro.com/libra/v_article014.html