【メタボリックドミノって?】

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【メタボリックドミノって?】

★ おなかぽっこりは危険信号 メタボリックドミノを止める! ★

生活習慣の乱れから始まって肥満、メタボリックシンドロームになり、やがて病態が進展していく全体像をドミノ倒しになぞらえてとらえたもの。
それが「メタボリックドミノ」です。

メタボリックシンドロームでは、高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病が一人の体に重なって起こります。
いったい、どうして病気が重なるのか。
そして、それらの病気はどのような順序で起こり、どのような経過をたどるのか・・・・・。
そんなメタボリックシンドロームの全体像を、危険因子のつながりと時間の流れに沿ってとらえようというのがメタボリックドミノの概念です。

食べすぎや運動不足など生活習慣が乱れると、まずおなかがぽっこり出る肥満が起こります。
これがドミノ倒しの始まりです。
肥満になるとさまざまなホルモンの分泌や働きが狂ってきますが、中でも、血液中の糖を細胞が利用できるようにとり込む“インスリン”というホルモンの働きが悪くなり(インスリン抵抗性)、その結果、食後高血糖や高血圧、高脂血症などの、いわゆるメタボリックシンドロームの病態がほぼ同時に起こります。

また、この段階が進むと、脂肪肝や非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)などの病気も生じます。
すると、糖や脂肪をエネルギーにかえる働きを担う肝臓が障害を受けるために、メタボリックシンドロームはさらに進行し、動脈硬化が少しずつ進んでいきます。
ドミノでいえば、駒がどんどん倒れ、虚血性心疾患や脳血管障害などの発症につながっていくことになります。

一方、食後高血糖が長期間続くことで、インスリン分泌不全が生じ、糖尿病につながります。
このとき、ドミノ倒しは中盤過ぎまで進んでいます。
そして、糖尿病が10年以上続くと、最小血管症が起こり、糖尿病の3大合併症として恐れられている腎症、網膜症、神経症の駒が倒れます。

やがてドミノの駒が最終列まで総倒れになった状態が、心不全脳卒中、下肢の切断、透析、失明などです。
ここまで来ると、もはや後戻りはできません。

メタボリックドミノを止めるには、駒があまり倒れていない早い段階から対処を始めることです。
早ければ早いほど、容易に止めることが可能です。
そして、ドミノを止めるために最も重要なのは、メタボリックシンドロームの病態の最初の駒であり、ドミノ全体の基盤にもなっている肥満を解消すること、これに尽きます。

生活習慣病の乱れからドミノの駒の揺らぎが始まり、駒はしだいに倒れ、食後高血糖、高血圧、高脂血症がほぼ同時に起こります。
これがメタボリックシンドロームの状態です。
(栄養と料理より)


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