★“もの忘れ”しない脳をつくる!★

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★“もの忘れ”しない脳をつくる!★

「最近、物忘れがひどくなってきたわ・・・」そんなふうに感じることはありませんか?
記憶力の低下に代表される脳機能の低下は、食生活や運動といった生活習慣と深くかかわることが最近の研究で明らかになりつつあります。
脳によい栄養成分を摂取したり、脳の働きをサポートする朝ごはんをしっかり食べたり、脳のトレーニングを楽しんだりすることで、“もの忘れ”しない脳をつくりましょう。

【脳の老化を防ぐ3つの生活習慣】
☆ここまでわかった!脳の老化を防ぐ方法
認知症のおよそ半分を占めるアルツハイマー病が今、どんどん増える傾向にあります。
日本では患者数が100万~200万人と推定されていますが、今のところアルツハイマー病の進行を止める方法は見つかっていません。
一方、アルツハイマー病のメカニズムについてはかなりわかってきました。
加齢とともにアミロイドβたんぱく質という物質が脳内にたまり、これが脳の神経細胞を攻撃して死滅させ、記憶力の低下や認知機能の低下といった脳の機能低下を引き起こすものと考えられています。
亡くなられた患者さんの脳を、アミロイドβたんぱく質を検出する試薬で調べると、脳内に蓄積したアミロイドβたんぱく質はしみのように見えることから「老人斑」とも呼ばれています。
アルツハイマーにならないためには、この老人斑がたまらないようにすればいいわけです。

☆脳の老化を予防する方法 命事〕
<カロリー、脂肪は控えめ>
食事には量と質がありますが、まずカロリーを制限することが認知症予防に効果的であることがわかりました。

これはマウスの実験で明らかになったもので、カロリーを40%カットすると、老人斑の発生が約3分の1におさえられることがわかりました。
また高脂肪食を与えたマウスでは、老人斑が2倍に増加するという結果も出ています。

脳によい具体的な食べ物・栄養成分としては、青魚に含まれる不飽和脂肪酸DHA(ドコサヘキサエン酸)、お茶などに含まれるカテキン、うこんに含まれるクルクミンといった成分に老人斑の形成を少なくする効果が認められました。
そのほかにも野菜・くだもののジュース、穀物や豆、魚、野菜、くだもの、オリーブ油などを中心とした地中海食にアルツハイマー病の発症リスクを低減させるという報告があります。

☆脳の老化を予防する方法◆民親亜
<運動で老人斑が半分に>
マウスを使った実験では、運動しないマウスに比べて運動するマウスは老人斑の形成が約半分におさえられました。
運動するだけでも老人斑の形成にはたいへん大きな差が出ます。

☆脳の老化を予防する方法〔生活環境〕
<遊びや刺激で記憶力向上>
広いケージに遊び道具や隠れ場所などを加え、豊かな環境でマウスを集団飼育すると、記憶力が20%向上するという結果が出ました。
遊ぶことができたり、ほかのマウスと接する機会が多いような環境は、脳の老化を防ぐ効果があることを示しています。

<「ちょっと」の生活改善でイキイキ脳をつくる!>
このように食事、運動、豊かな環境-つまり生活習慣で認知症が予防できることを示すデータが次々と出てきています。
アルツハイマー病はいったん発症すると、進行を遅らせることはできても止めることはできません。
認知症を防ぐには、若いときからの生活習慣がとてもたいせつになります。

高カロリー・高脂肪・運動不足が好ましくないという点では、認知症生活習慣病と変わりありません。
現在の誤った生活習慣が将来の病気を作るのだとしたら、予防には病気をつくる生活習慣を改めるのがいちばんです。
ちょっと食事の量を減らし、魚や野菜中心の健康的な食事にする、ちょっと運動をする、ちょっと外に出て刺激を受ける。
まずできることから始めて、健康な脳をつくることにとり組んでみませんか。
                                   (栄養と料理より)


ビタミンB12で脳の機能低下防止と対策!
http://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html