現代人の多くは飽食・大食で、かつ慢性的栄養不足

イメージ 1

現代人の多くは飽食・大食で、かつ慢性的栄養不足

現代人の多くは、飽食・大食の傾向にあります。しかし、同時に慢性的栄養不足でもあります。飽食、大食をしていて、なぜ栄養不足なのかと不思議に思われるでしょうが、1つは偏食のためです。バランスが偏っているので、食べているわりに必要な栄養を摂ることができていないのです。

2つ目の理由は、食材そのものの栄養が不足していることです。化学肥料と農薬の使用により、土壌そのものが痩せてしまっているので、その土壌から穫れる作物にも栄養分が少ないのです。それは、根菜類にとくに顕著です。

つまり、50年前と同じ量の野菜や果物を食べていても、摂取する栄養はかなり減ってしまっています。そこに、偏食、軟食好き、甘党などが重なり、飽食・大食で肥満に陥っているにもかかわらず栄養不足という奇妙な状態になってしまっているわけです。

必要な栄養素を摂取できている患者さんには、薬がよく効きます。それに対して、栄養不足の患者さんは、あまり効果がでません。その理由の1つは、栄養の不足によって脳の神経細胞神経細胞をつなぐ神経伝達物質をつくることができない状態になっているからです。脳の神経細胞から神経細胞への情報伝達は、神経伝達物質によってなされます。栄養不足によって神経伝達物質を十分につくることができないと、神経細胞から神経細胞へ情報が伝わらなくなり、薬の効き目が悪くなるのです。

食事では栄養素を十分摂取できない方は、サプリメントなどを用いて栄養素を補充する必要があります。
                                「病気にならない食事法」より

脳の神経の修復に不可欠なビタミンB12
http://www.endokoro.jp/report_2004_2_1.html