ご飯を中心にして、肥満、脂質代謝異常症、脳梗塞を防ぐ

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ご飯を中心にして、肥満、脂質代謝異常症、脳梗塞を防ぐ

どのような食事が咀嚼に適しているかというと、浮かび上がってくるのは和食、とくにご飯です。ご飯の利点は、九州大学の名誉教授である西日本総合研究所・藤島正敏所長による、福岡県久山町の地域住民調査で裏付けられています。

藤島所長らが久山町の住民を調査したところ、ご飯の消費が減少するにともなって、肥満や脂質代謝異常症が急増していることがかりました。それと同時に脳梗塞も増えていて、その脳梗塞の種類が、「従来の日本人型(小血管病)から欧米型(大血管病)へと変わりつつある」(「最新医療情報」共同通信社)と、藤島所長は述べておられます。

ご飯の減少が意味するのは、欧米食の増加です。食の欧米化が、肥満や資質代謝異常症、脳梗塞を増やし、さらにその脳梗塞の種類を欧米型に変えているのです。このことは、パンがご飯より軟らかく、あまり噛まなくて済むということにあります。あまり噛まなくてもよい食事をすると、どうしても早食いになってしまいます。早食いは肥満を招き、活性酸素の生産を促して、体細胞、血液細胞を酸化させ、脂質代謝異常症、脳梗塞へとつながっていきます。

ご飯はある程度は噛まないと喉を通らないうえ、噛めば噛むほど米の旨味、甘味を味わうことができます。食材のバランス面からご飯を勧めましたが、咀嚼の面からみても、ご飯を食べるべきだと、私は思います。
                                 「病気にならない食事法」より

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