平均体温の低下を招く原因

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平均体温の低下を招く原因

◆ 冬に、夏の野菜やくだものなど(体を冷やす役割を持つ)をたくさん食べること。
旬の食物はおいしいだけでなく、体の機能を整えます。
気温が低く体も冷えやすい冬は根菜類などを摂ることで体を温めて、夏は体の熱をとる役割を持つ夏の野菜を摂りましょう。

◆ 過剰な食事量。喫煙。
食物は小さく分解された後に血液を通って送られますが、大量になると流れが悪くなります。喫煙は血管を収縮させて血流を悪くします。
血液は全身をよどみなく流れることで体を温める役割を果たしています。

◆ 朝食を抜くこと。
食事をエネルギーに変換するときに発生する熱が生み出されなくなると、睡眠中に下がった体温を上げにくくなるため、体に負担をかけます。
朝、食欲がないのは、生活習慣などで体内機能が乱れていることも原因のひとつです。前日に食べたものの消化吸収がまだ終わっていない場合もあります。
起きて、しばらくしてものどの渇きが続きませんか。まだ食物を摂る必要がないと脳が判断して、唾液が出てこないのです。前の日に消化しにくい高カロリーのものをたくさん食べたか、あるいは腸の働きが鈍っています。「朝飯前」というには、「朝ご飯を食べる前でもできる簡単なこと」という意味です。家事や仕事や授業を受けることは朝飯前にできるほど簡単ではないはずですよ。

◆ 冷たい飲み物などの摂り過ぎや、冷暖房などのかけ過ぎ。
冬に暖房のかけ過ぎで、のどを乾燥させて冷たいものを摂るのは本末転倒です。

◆ シャワーだけの入浴。汗をかかない生活。
冷房だけで汗をかかない生活は、本来持っている体温調節機能を鈍らせてしまいます。
シャワーでは、体の表面が温まるだけなので、女性は特に、湯船に浸かって温めましょう。体の芯まで温まるには10分以上浸かることが必要だそうです。お湯に浸かるのを負担に感じる人は、胸の下あたりまで浸かる半身浴ががよいようです。ただし、風邪をひかないように、乾いたタオルで肩を覆っておくとよいかもしれません。
時々、行く温泉もいいですが、毎日の入浴は大切です。
注意することは、入浴する前にコップ一杯の水を飲んで、血液から水分が失われないようにすることです。入浴の際の温度差や水分不足が、血液の循環を悪くして事故にいたることは案外多いのです。
入浴後にも水分の補給を忘れずに。もちろん、冷やし過ぎないものを。水分(汗)とともにナトリウム(ミネラル)なども排出してしまいますので、ミネラルをバランスよく含んだ水が最適です。
入浴は発汗を促すことで体内調節機能を整えて、毛穴や汗腺の周りを清潔に保ちます。男性の中には頭を洗うのを嫌がる人がいますが、きちんと洗いましょう。頭皮のマッサージになり、毛穴に溜まった老廃物などを取り除いて、栄養が髪の毛に行きわたりやすくなります。
頭皮の温度が低いと、酵素の働きが鈍くなって、血流を低下させるのをご存知ですか。血液によって必要な栄養が運ばれなければ、結果的に、髪の毛を薄くするのを手助けしているようなものです。

◆ 栄養不足や運動不足などによる筋肉量の減少。
筋肉量が減ると、体内でエネルギーを生み出しにくくなるため、体内温度や体内機能を低下させて、太りやすい体質をつくります。

◆ ストレス・加齢・睡眠不足による自律神経機能やホルモン分泌の低下。
◆ 大量の飲酒や薬の常用で肝臓機能(解毒)などに負担をかけること。
ストレスや、夜更かしなど生活習慣で睡眠の質が悪くなっている人が増えています。
体や脳の活動が抑えられる睡眠時は、血管やリンパ管の中の老廃物や有害物質をきれいにする時間です。眠っていても「解毒工場」の肝臓や、「老廃物処理場」の腎臓は動いています。老化抑制や体内機能の維持に影響を与える、細胞の再生や修復作業も行われています。
睡眠は「美肌」だけでなく、体温調整など体の調整機能を整える、とても大切な時間なのです。
「青春は食文化」より



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