みそ汁は飲んでもいい?

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みそ汁は飲んでもいい?

減塩したいとき、控えたい食べものとして連想されるものに、みそ汁があります。たしかにみそには塩分が含まれていますが、みそ汁を飲んだら必ず血圧が上がるというわけではありません。逆に、最近では、みそには血圧を下げる作用があることがわかってきました。

みそは大豆製品ですから、降圧作用のあるカリウムマグネシウムを多く含んでいます。また、具としてよく使われる海藻や野菜、きのこ類、いも類にも、塩分を排泄するはたらきのあるカリウムが多く含まれています。汁に有効成分が流れ出していることもあります。ですから、汁ごと飲みたいものです。具だくさんにして、減塩みそを使えばさらに効果的です。

高血圧の治療では、食生活の改善がたいへん重要です。食習慣の問題点として、日本人はまず塩分のとりすぎがあげられます。また、高血圧があるときは、栄養が過剰だと心筋梗塞、不足すれば脳卒中のリスクが高まるので、ひとりひとりの状態に合わせた工夫が必要です。

血圧が高くても、「食べてはいけないもの」はありません。しかし、「これさえ食べていれば大丈夫」とか「どんなに食べても大丈夫」というものもありません。

減塩とエネルギー量に気をつけながら、いろいろな食材をバランスよく食べることも心がけて、まんべんなく栄養素をとることがもっとも重要です。ルールを守ったうえで、食事を楽しむようにしましょう。

【こんな食べ方はしないように気をつける】
☆ しょうゆやソースをかける
 調味料は控えて、食材の本来の味を楽しみましょう。
☆ おなかいっぱい食べる
 かたよった食事や好物ばかりでおなかをいっぱいにしたのでは、栄養素をまんべんなくとることは
 できません。バランスよく、いろいろなものを食べることが肝心です。
☆ ドカ食い、ため食いをする
 朝食ぬきや、夕食にドカ食いをするのは肥満につながり、血圧を上げてしまいます。
 また、動物性脂肪を一度にたくさんとると、血液が固まりやすくなるので、動脈硬化が進んでいる
 ケースでは、心筋梗塞や脳血栓がおこりやすくなります。
☆ 1日2食以上外食だ
 外食は、塩分とエネルギーのとりすぎ、野菜不足で食事がアンバランスになることが目にみえて
 います。外食は多くても1日1食にとどめましょう。
☆ しょっぱいものをうすめて食べる
 みそ汁やめん類のつゆが塩辛いとき、お湯を足してうすめても、全部飲んでしまえば塩分の摂取量
 は結局同じです。
「血圧を下げる生活読本 より」


脳梗塞の予防・対策に・・・
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