寒さは高血圧の大敵

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寒さは高血圧の大敵。防寒対策は万全に

【寒いと血圧は上がる】
血圧は、個人差もあり、いろいろな条件に影響されますが、季節によっても変動します。一般に春から夏にかけては低めに落ち着き、秋から冬にかけて高くなります。これは血圧が正常の人でも同じですが、高血圧の人は、この変動の幅が大きいのです。

血圧を上げる原因のひとつに、皮膚への刺激があります。皮膚が刺激を受けると、交感神経が興奮して血圧が上がるのです。

この刺激は、疼痛でも熱湯でも寒冷でも同じですが、冷たさの刺激はとくに影響が大きく、手を氷水につけただけでも、血圧は急上昇します。冬は、からだ全体が寒冷刺激にさらされますから、血圧が上がりやすい環境といえるのです。

また、寒さで末梢欠陥が収縮するため、血管抵抗が大きくなることでも血圧が上がります。血液も固まりやすくなるため、脳卒中心筋梗塞の発作が多くなるのです。ふだんから血圧が高めの人は、少しの寒冷刺激でも血圧が急上昇します。

暖房がきいた室内と外気の差が大きく、急激な寒さにさらされやすい冬は、万全な寒さ対策を工夫して、危険を遠ざけるようにしましょう。

【血圧を上げないための冬の寒さから身を守るポイント】
☆ 部屋全体を暖める
床はジュータンを敷き、カーテンをしっかりして熱を出さないようにする。
☆ 就寝前に寝室と布団を暖めておく
寒い部屋に入ると血圧が上がってしまうので、寝る30分前には暖めるようにする。
☆ 寝るときは、靴下をはく
からだが冷えてしまうと血圧が上がるため、靴下をはいて。
洗顔はお湯で
水を使うと血圧が上がるので、とくに朝の洗顔はお湯で。
☆ 外出するときは、あたたかな格好で
ちょっとした外出でもマフラー、手袋、帽子をかぶり、あたたかい格好で。
「血圧を下げる生活読本 より」


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