脳は使うほど活性化する!
脳の細胞の数は、生まれたときが一番多く、1秒に1個の割合で死滅し、どんどん少なくなっていきます。計算すると、1日に約9万個の脳細胞が死んでいくことになります。
脳の大部分は生まれてから細胞の数が増えることはありませんが、情報の処理を行なったりする海馬というところでは、細胞が作られており、決して枯渇することはありません。
しかも、面白いことに海馬にある細胞は年齢に関係なく、新しい刺激をあたえるごとに細胞数を増加させていくのです。
それでは、脳を活性化させる刺激とはどのようなものでしょうか。
意外と身近なことを行なうことで、脳は活性化されます。
まず、手を使うことです。それは、文字や絵を書くことでもいいし、日曜大工でもいいのです。手には、脳細胞と繋がっている神経細胞が多いため、手を用いることで、脳も刺激をうけるのです。
また、よく噛んで物を食べたり、おしゃべりをしたりと、口の周りの筋肉を使うことも良いようです。
これも手の場合と同じ理由で脳が活性化されます。
さらに、旅行など新たな体験をすることも脳を活性化してくれます。
空想でも、実際に体験することでもいいのですが、これは脳にとって非常に良い刺激となります。
音楽を聴くことも、脳の活性化に大いに関わっています。
脳は死ぬまで休まずに働く「働き者」です。片方ずつうまく使っていくことも必要なのではないでしょうか。
仕事を頑張りすぎたときなどに、気分転換に音楽を聴くことは、いままで左脳を酷使したので、今度は右脳を活用して左脳を休ませる効果があります。
また、疲れたときなどに、利き手ではないほうの手を使って簡単な図形を書いてみたりすることもお勧めです。
潜在的な能力を引き出すことができれば、脳梗塞などで苦しんでいる人々の生活が改善するのではないでしょうか。
脳の活性化をするためには、「音読」や「簡単な計算」をするとよいといわれています。最近では、「ぼけ」の防止のためにこのようなことを行なう人が増えてきています。
「音読」や「簡単な計算」を行なうことにより、前頭葉を中心に脳全体の血流量が増加することが知られています。
「あなたの心筋梗塞・脳梗塞の危険度と予防策 より」
脳梗塞の予防・対策に・・・http://www.endokoro.jp/