いくつになっても楽しみのタネは残しておきたい
10代のころはもちろん、20代、30代のころも食べることは毎日の楽しみでした。
独身時代はとくにそうで、会社勤めでも昼は外食、夜も外食がほとんどですから、「さあ、何食べるかな」と考えるときには気分が軽くなっています。
いいことがあれば「さあ、昼めしだ」と勢いづきますし、嫌なことがあっても「さあ、美味しいもの食べて元気だそう」と自分を励まします。
その日の仕事が終わって会社を出るときにはもう、「今日はどこで食べるかな」と考えています。
「あの店もしばらく行ってないな」とか、「先だっての店は美味しかったな」と思い出します。
どこで何を食べるかというのは、若いころには一日の大問題だったのですね。
いまはどうでしょう。
あらためて考えてみれば、ずいぶん淡白になったと思いませんか?
「さあ、何食べようか」というわくわく感が生まれることはめったになくなってきたとは思いませんか?
じつは若いころでも、昼ご飯・晩ご飯の問題に悩まない人がいます。
というか、ほとんど関心を持たない人がいます。
「いつもの定食屋」とか「社員食堂の日替わりランチ」と決めている人です。
そういう人はそういう人でいいのかなという気もしますが、たとえそういう人でも「たまには」という気分になるときがあったと思います。
食べることで、毎日の中に変化を求めていたのはほとんどの人に当てはまるはずです。
日々の生活の中に何かしらの楽しみを持つというのは、こころの健康にはとても大切なことです。
ありふれたこと、平凡なことの中に楽しみがあれば、嫌なことがあったときでも落ち込んでいるときでも、引きずらないで立ち直ることができます。
気分の切り替えが簡単にできるからです。
まして食べることは、体の健康にも直接、関わってきます。
リンゴを食べたいな、レモンを齧りたいなと思うときは、しばらく果物を食べていないときですから、たぶん体が求めているのでしょう。
「食べたいな」と思うときには体の奥から求めているものがあるということなのです。
「脳のため光を浴びよう肉を食べよう より」
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。
B1だけではありません。
B2、ナイアシンなどのほとんどのビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
したがっていっしょにとるのが効果的です。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
ビタミンB12について?
http://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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