食べることは、死ぬまで楽しめる「変化」のひとつ

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食べることは、死ぬまで楽しめる「変化」のひとつ

 

定年を迎えて仕事をリタイアするということは、一日の中に変化がなくなるということです。

 

毎朝、出勤する必要がなくなります。

いろいろな人と会う機会も減ってきます。

スーツに着替えることもなくなります。

これといって約束や計画もありません。

とにかくいままでは、嫌でも避けられない変化が一日の中にあったのに、そのほとんどが消えてしまいます。

 

でも、食べる楽しみは残っています。

これだけはどんな人でもいくつになっても変わらず残っているはずです。

 

その食べることに関心が薄れてしまうとどうなるでしょうか。

 

「あるものでいい」「いつもと同じでいい」「出されたものを食べるだけでいい」……そんな気持ちになってしまうと、食べることはもはや楽しみではなくなります。

実際、日に三度の食事が億劫になったり、「たいしてお腹も空いていないからおやつぐらいでいい」と考える高齢者もいます。

 

そうなってしまうと、これといって変化もなければ楽しみもない一日になってしまいます。

考えたり予定を立てたり、それを実行するために動いたり準備したりすることもなくなるのですから、毎日がただ何となく終わってしまうことになります。

 

脳の老化を考えると、そういう生活が逆効果になることぐらい想像できると思います。

いくら認知症が脳の老化に伴う避けられない自然現象だとしても、自分からわざわざ早める必要はありません。

 

でももっと怖いのは、それ以前の段階で落ち込みが慢性化してしまうと、うつ状態になってくるということです。

認知症は80代後半になればおよそ半数の人に現れてきますが、うつはもっと早い時期、60代から70代にかけた世代がいちばん注意しなければいけないこころの病なのです。

 

食べることに関心が薄れるというのは、自分からうつ状態を呼び込むようなものだと思っています。

いちばん身近でいちばん大切な変化に楽しみを感じられなくなってしまえば、日常生活に何の張り合いもなくなってしまうからです。

「脳のため光を浴びよう肉を食べよう より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

 

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。

一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。

このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

 

ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。

ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。

また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。

その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

アルツハイマー認知症の方々の脳脊髄中にはビタミンB12が少ないことが確認されています。

 

ビタミンB12について?

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