「閉じこもる人」より「出しゃばる人」がいい

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「閉じこもる人」より「出しゃばる人」がいい

 

老いに対する誤解がないでしょうか。

 

「あんまり出しゃばらないほうがいい」とか、「周りに迷惑だけはかけたくない」といった考え方です。

 

「仕事もリタイアしたんだし、これからはおとなしく暮らすしかないな」

 

この感覚も何となく理解はできます。

 

現役を退いた人間が出しゃばっても迷惑だろうとか、年相応の分別を身につけないといけないといった考え方です。

 

その結果、「やってみたい」と思ったことでも自分にブレーキをかけてしまいます。

たとえば地域の活動とかボランティアとか、「わたしだってまだまだできることはあるぞ」「人の役に立つことなら探せばあるはずだ」と思い立っても、自分で打ち消してしまいます。

「余計なことはしなくていいか」とブレーキをかけるのです。

 

そういう感覚がどこから来るのかというと、ただ「歳だから」ではないような気がします。

世の中全体の仕組みとか、人生の流れの中で、自分はもう端っこにしかいない人間なんだという諦めがあるような気がします。

 

もちろんそうでない高齢者はいくらでもいます。

 

現役時代のエネルギーが少しも衰えず、頼りない20代、30代を引っ張って地域の活動を率いたり、「こういう仕事なら任せておけ」と自分からボランティアに飛び込む人が男性でも女性でも大勢います。

 

そしてそういう人だちでしたら、外にも出るし若い人と食事をしたり乾杯したり、バーベキューだって焼き肉だってしているはずです。

高揚感を失わない生活を続けているのです。

 

閉じこもりがちの高齢者はどうでしょうか。

 

若い人だちとはつき合おうとしませんね。

 

「邪魔になる」とか「出しゃばりたくない」とどうしても考えてしまいます。

 

そういう感覚に、じつは大きな誤解が潜んでいるということにも気がついてください。

「脳のため光を浴びよう肉を食べよう より」

 

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記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。

その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。

 

脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。

 

アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。

同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。

通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。

 

レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。

とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。

血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。

これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。

そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。

 

また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。

ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸

東京武蔵野病院 副院長 田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。

認知症の方に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。

高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

 

ビタミンB12について?

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