ノルマなし、逃げ出す自由だけはいつもある
何を始めるにしても、高齢になると億劫に感じるのは理由があります。
「だんだん辛くなるかもしれない」とか、「やってもいいけど縛られるのは嫌だな」と考えるからです。
「長続きしなかったらみっともない」という懸念もあります。
でもすべて、いままでの仕事観から生まれてくる不安です。
「やるからには中途半端なことはできない」
「わたしの経験がきっと活かされるはずだ」
こういう考え方も同じです。
すべて、長い会社勤めや組織での生き残りの中で身についた仕事観です。
でも、それをそのまま70歳過ぎてからの人生に当てはめてしまうと、ものすごく苦しくなってしまいます。
どんな世界でもいざ飛び込んでみると「勝手が違う」「通用しない」「体がついていけない」といったことがいくらでも起こり得るからです。
最初から「遊び半分」という気持ちになってしまえば、気分的にも楽です。
「勝手が違う」とか「通用しない」と思ったら、「ちょっとコツを教えてください」と頼めばいいのです。
「体がついていけない」と思ったらのんびりマイペースに持ち込んでしまえばいいのです。
疲れたら休む、楽なことだけ引き受ける、それでも誰からも文句は言われないはずです。
「やっぱり向いてないかな」と思うときもあるでしょう。
これも同じで、「やーめた」と逃げ出していいですね。
会社勤めじゃないのですから。
万事がこんな調子でいいと考えてください。
団塊世代なら、植木等さんの「無責任」シリーズを覚えていると思います。
「こつこつやる奴はごくろうさん」という痛快なセリフがありました。
高齢になったらもう、胸を張って無責任のまま生きていいと思います。
もう数十年も、ひたすら責任だけを果たし続けてきたのですから。
「脳のため光を浴びよう肉を食べよう より」
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最近、電車の中でキレる人を見かけます。
少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。
でも、最近は違ってきています。
しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。
受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。
この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。
これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。
セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。
これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。
平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。
セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。
そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
ビタミンB12について?
http://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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