光も肉も、素直な欲求のまま眠っています
リズムさえ失わなければ、光を浴びることや外に出ることは自然な動きです。
「そうしなくちゃ」と思わなくても、原始のころから人間の体に組み込まれたリズムなのですから、ごく自然な欲求として町を歩いたり、朝日を浴びて大きく背伸びをしたくなります。
当然、食欲も出てきます。
しかも人間が本来、求めてきた食べ物に対する欲望が生まれてきます。
「肉が食べたいな」、これも素直な気持ちです。
そして一口、頬張るだけで嬉しくなります。
元気も出てくるし、「さあ、やるぞ」という意欲も強まってきます。
単純といえば単純ですが、こころと体のつながりというのはもともと単純なものだと思っています。
そういういちばん原始的な暮らし方は、定年を迎える年齢になっても変える必要はないし、むしろ老いを遠ざけるためにも大切な習慣になってきます。
もうすぐ定年を迎える年齢だとしたら、その日が来てもいままでのリズムは守り続けてください。
あるいはもう定年を迎えているとしても、気分の落ち込みを感じるようでしたら朝のリズムだけは現役時代と同じに戻してください。
たぶん、目覚めは早くなっているはずですから、「よっし」と起き上がるだけでいいのです。
描いていたはずのさまざまな夢や計画の実現は、すべてそこから始まります。
残された人生も、どんどん中身の濃いものになっていくはずです。
まだ元気なのですから、自分の体の奥で目覚めてくる素直な欲求に従ってみる。
ほんとうは、いちばん求めているものが何なのか問いかけてみる。
きっと、「気持ちのいい毎日」というシンプルな答えが出てくると思います。
それを実現するのが、<光と肉>なのです。
「脳のため光を浴びよう肉を食べよう より」
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
脳を酷使するときにも、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンやセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?
http://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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