こわいのは偏食だけじゃない!運動不足が、脳を破壊する

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こわいのは偏食だけじゃない!運動不足が、脳を破壊する

 

人はなぜ、サルから人へと進化できたと思いますか?

その大きな要因のひとつが、食べ物の変化だといわれています。

動物には、特定のものだけを食べる性質がありますが、木の上での生活から陸上生活へと切り替えたサルの一部に、木の実以外にもさまざまなものを食べはじめる集団が現れ、彼らが猿人類へと進化したそうです。

彼らは、肉、魚、葉っぱ、果物など、動物性も植物性も関係なく、いろんな種類を食べました。

その結果、数多くの栄養を身体に取り込むことになり、脳が大きく発達していったといわれています。

 

しかし、色々な栄養をたくさん摂ってきたことだけが、進化した理由ではありません。

動物性の脂肪には、ホルモンのひとつであるドーパミンを分泌する働きがあります。

ドーパミンは、適度な量なら脳を活性化させるのに役立ちますが、過剰に分泌されると、逆に脳の機能を破壊してしまいます。

適度な量に抑えるには、摂取した動物性の脂肪を運動によって消費する必要があります。

 

先祖の猿人類たちは、狩で野山を駆けまわることで動物生の脂肪を消費し、ドーパミンの分泌量を適度に抑えることで脳を活性化させ、さらなる進化を遂げてきました。

つまり、人間の進化は、いろいろな種類の食べ物を食べるだけでなく、たくさんの運動によってもたらされてきたものなのです。

機械化が進み、歩くことがすっかり減ってしまった現代の私たちは、慢性的な運動不足に陥っており、食べた量に対して消費する量が圧倒的に少なくなっています。

運動不足によって消費が減り、細胞が生まれ変わらず、身体のなかで、栄養が余っているような状態です。

消費されずに余った栄養は、身体にさまざまな害をもたらし、病気を引き起こします。

 

現代病の代表である糖尿病は、本来なら消費されるはずの糖質が、摂りすぎや運動不足によって消費しきれずに余ってしまうようになったことが原因だといわれています。

アルツハイマーも、第三の糖尿病といわれ、余ってしまった糖質が、脳に悪影響を及ぼした結果、引き起こされていると考えられています。

糖質は、一番はじめに消費にまわる栄養素で、本来は身体のなかにあまり残りません。

運動不足やビタミンB群の不足によって糖質が余るようになってきてしまい、細胞の生まれ変わりに影響が出て、生活習慣病や癌などの病気を引き起こしていると考えています。

 

 健康でより良い人生を送るには、偏食をなくしてまんべんなく栄養を摂り、運動できちんと消費して、新しい細胞への生まれ変わりをスムーズにしてあげることが必要不可欠です。

 私たちの身体は常につくり変えられています。

食事と運動は、いつでもセットで考えるのがいいですね。

「栄養で人生は変わる より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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