「旬」の果物は栄養たっぷり
「旬」の果物は栄養たっぷり
ビタミンがしっかり摂れ、抗酸化作用があり、身体のpH値も正常にしてくれる果物は、若々しさを保つために欠かせません。
近年果物の摂取量が減ってきているそうで、1日に1回も食べない日が増えているという統計が出ているそうです。
ファイトケミカル、食物繊維、ビタミン、ミネラルも多いので、1日に1個は食べたいものです。
栽培技術が発達して、1年中出回っている果物も増えましたが、栄養を考えるなら、旬のものを選ぶのが◎。
果物の栄養価は、季節によって変動することが分かっていて、気候に適応しながら成熟した旬の果物は、ほかの季節に収穫されたものに比べて栄養価がもっとも高いのです。
旬とそれ以外の時期の栄養価の差は、じつに2倍ともいわれています。
旬のものは味も優れ、価格も安く、一石二鳥!
上手に取り入れましょう。
旬の果物なら、1日の摂取目安は片手に1杯程度。
りんごは1/2~1個、みかんなら1~2個が適量です。
果糖が含まれているからと敬遠される傾向があるようですが、ジュースで摂る果糖とは量が違うので、心配はいりません。
抗酸化作用があるので、ぜひ食べていただきたいです。
果物には、血糖を上げにくい果糖だけでなく、血糖を上げる糖分も入っているので、急激な血糖値の変化を防ぐためにも、食後に食べるのがおすすめです。
果物を食べるもうひとつのメリットは、「酵素」をしっかり摂れること。
酵素はタンパク質の一種で、消化や吸収、新陳代謝、運動など、生きていくために身体が行うすべての機能をサポートする役割を果たしています。
私たちの身体にも酵素を作り出す機能が備わっていますが、1日に作り出せる量が決まっているので、それだけではどうしても不足しがちです。
食べ物からも酵素を取り入れることで、不足分が補われ、身体の機能をより活性化できると考えられています。
酵素は、果物だけでなく、野菜や発酵食品、肉や魚にも含まれています。
しかし、酵素は熱に弱く、40度以上で失われてしまいます。
さらに、すりつぶしたり、細かく切っても効果が弱まってしまいます。
調理された料理では、酵素を摂るのは非常に難しいのです。
生でそのまま食べられる果物は、酵素を摂れる貴重な食材。
1日1回は食べるようにしてみてください。
「栄養で人生は変わる より」
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血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。
たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。
LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。
でも、LDLには2種類あることをごぞんじですか?
それは、酸化したLDLと酸化していないLDLです。
LDLの中でも血管に悪さをしていたのは、実は酸化LDLだったのです。
ということは、血管を酸化から守るシステムがしっかりできていれば、酸化LDLは血管に付着しづらくなる。
それが血管老化を防ぎ、血管強化につながるということです。
この、血管の酸化を抑えてくれるのが、実はビタミンなのです。
ビタミンの中でも特に大事なビタミンが、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEの抗酸化力は、非常に強力です。
心筋梗塞を起こした患者さんのグループが正常のグループよりも血中のビタミンC、ビタミンEの濃度が低かったとする報告もあります。
この2つのビタミンに、ビタミンAを加えた3つのビタミンは、いずれも抗酸化力が強く、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。
そしてもうひとつ忘れてはいけない大事なビタミンがあります。
それはビタミンBです。
ビタミンBにはいくつかの種類があり、ビタミンBグループとして存在しています。
ビタミンBの抗酸化力は強くありませんが、細胞のエネルギー産生やエネルギー代謝を効率よくするためにはなくてはならないビタミンです。
体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンBは8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?
http://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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