生活改善による老化防止②

f:id:endokoro728:20200204211821j:plain

生活改善による老化防止②

 

<日常生活での運動>

 

ガーデニングや家庭菜園も軽い運動としておすすめです。

毎朝早く起き、庭や畑を見て回り、草花や野菜の手入れや水やりをすると、身体を動かすことになるうえ、四季折々のきれいな花で癒されたり新鮮な野菜を食べられたりするので一挙両得です。

 

<長時間同じ姿勢は良くない>

 

全身の細胞に酸素と栄養分を行き渡らせるためには同じ姿勢を長時間続けないことも大事です。

同じ姿勢でいると血液が滞る部分ができてしまうからです。

集中して本を読んでいたりすると1、2時間座ったままになりがちですが、30分に一度は立ち上がって動き回りましょう。

立ち上がると、足先と心臓との高さの差が大きくなるので、足先に行った血液を元に戻すために心臓は強く収縮します。

それによって、足先だけでなく滞っていた他の部分にも血液が流れ、酸素と栄養分が供給されます。

 

<頭を使おう>

 

次に知的活動ですが、パソコンでおこなう脳トレなども脳の老化防止に役に立ちます。

「ニューロレーサー NeuroRacer」というビデオゲームは、曲がりくねった道を運転しながら目の前に示されるシグナルに応答するという二つの仕事を同時におこなわせるもので、このゲームを毎回1時間、週3回、6ヵ月間おこなった60~85歳までの高齢者は記憶が良くなり、注意力を持続する能力も改善したという研究報告があります。

新しいことに挑戦し、それに集中すると脳のネットワークが強化され老化防止に役立つようです。

 

特別なゲームをしなくても、本を読んだり、日記を書いたり、クロスワードパズルを解いたりするだけでも、海馬に刺激を与え、ボケを防ぎます。

加齢とともに、海馬の機能は落ちていくばかりですが、使えば使うほどその落ち方のスピードを遅くすることができるのです。

 

<人付き合いも必要>

 

強いストレスは海馬にとって良くないのですが、緊張感がまったくない日常というのも実は良くありません。

他人との付き合いはストレスになりますが、海馬に適度な刺激を与えてくれます。

 

ボケ防止にはキョウイクとキョウヨウが大事とよく言われます。

キョウイクとは教育ではなく“今日行くところがある”ということ。

キョウヨウも教養ではなく“今日用事がある”ということです。

家から出て買い物をするとか人に会うということが大事なのです。

手持ちの服とのコーディネーションを考えながら買い物をするとか、クラス会や以前の職場のOB会などに出席して昔の話をすると、記憶を呼び起こすために海馬を使います。

これが良いのです。

 

趣味やスポーツを通じて、これまでとは違うグループに属してみるのも新たな刺激になって良いでしょう。

スポーツ関係のグループなら運動もできて一挙両得ですが、あまり運動が得意でないという人はトランプ、囲碁、将棋、麻雀などのグループも良いでしょう。

定年を機に昔やっていた仲間とバンドを再結成する、外国語の勉強を始める、絵画、陶芸の教室に通うというのも良いようです。

知的好奇心を絶やさない生活が大事です。

「老化と脳科学 より」

 

*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

 

人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。

また、ビタミンB12は古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

http://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html

http://www.endokoro.com/

※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!

https://www.facebook.com/endokorob12