眠りにつきやすくするためには

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眠りにつきやすくするためには

 

眠りにつきやすくするためにはリラックスすることです。

「羊が1匹、羊が2匹」と言うのは、sheepスリープに似ていることからきているので、日本人には効きません。

深く呼吸し、お腹に手を当ててそれを数えるというのが良いでしょう。

単調な作業を続けていると眠くなるものです。

いろいろ考えだすと眠れなくなります。

考えるのではなく、シーツの肌触りや布団の重さ、部屋の匂いや窓の外の物音などを“感じ取ること”に神経を使うようにしましょう。

力を入れて伸びをしてから力を抜くといった寝たままでできる軽い運動をするのも良いでしょう。

 

波の音やせせらぎの音がなぜ眠りを誘うのかを調べた研究がありました。

音には危険を連想させるものとそうでないものとがあります。

高音で急激に音量が変化する音、例えばパトカーのサイレンや叫び声などは危険を連想させ、身構える音です。

それとは反対の、音量変化が穏やかな低い音が繰り返し聞こえる場合、私たちの脳は安心するのです。

波の音は、低温で音量の変化も少ないところが良いのだそうです。

 

カフェイン分解能力

 

カフェイン分解能力は遺伝的に決まっていて、個人差があります。

カフェインは主に肝臓で分解されるのですが、その分解を触媒する酵素シトクロムP450CytochromeP450の遺伝子には塩基配列がわずかに異なる2種類のものがあり、どちらの遺伝子を持つかによって遺伝子の読み取り、すなわち酵素の生産量が大きく変わります。

そのため、カフェイン分解能力に個人差が出るのです。

寝る前にコーヒーを飲んでも平気という人は大量に作られる方の酵素遺伝子を持っている人なのでしょう。

 

 カフェインは血管を収縮させるため、コーヒーをよく飲む人は軽い心筋梗塞を起こしやすいのですが、そうなるのは酵素の生産量が少ない方の遺伝子を持った人(カフェインをすぐに分解できない人)に多いそうです。

「老化と脳科学 より」

 

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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因のほとんどが脳梗塞です。

ですから、脳梗塞の前兆である隠れ脳梗塞を早期発見することで多くの認知症を防ぐことができるのです。

老人の認知症の3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。

この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸(DNA)合成が順調に行われる必要があるのです。

ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)と核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若返りにもつながることにもなります。

高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。

 

ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。

十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。

また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。

同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。

ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に大切な栄養素です。

 

ビタミンB12は、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。

さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

 

ビタミンB12について?

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