七色の活躍を見せる!タンパク質の代表的な機能<感覚><輸送>
タンパク質の機能4:<感覚>味や光など情報をキャッチする
味や光などの刺激を受け取るのもタンパク質の機能の1つ。
ここでは味を感じるタンパク質の機能を見てみましょう。
舌表面にある味を感じるための味細胞の表面にあるのが、味の物質を受け取る「受容体タンパク質」です。
受容体タンパク質は、特定の味の物質を受け取ると、細胞の内部へ情報を電気信号として伝える性質があります。
まるで機械のような機能をタンパク質が果たしているのです。
★特定の味を感知する「受容体タンパク質」
うまみ・苦み・甘みには、専用の受容体タンパク質があり、味のもととなる物質が受容体に届くと、シグナルを出して情報を脳へ伝える。
ちなみに酸味と塩味は、少し異なる仕組みがある。
タンパク質の機能5:<輸送>物質を運搬する運び屋
いくつかの種類がある物質の輸送をになうタンパク質。
代表的なのは、特定の物質と結びつき、血液を通して輸送するものでしょう。
有名なヘモグロビンのほか、トランスフェリン、アルブミンなどがあります。
また、細胞の表面にあり、特定の物質を細胞の内外へ輸送するのもタンパク質です。
もう1つが、エネルギーを運動に変換できるタンパク質です。
例えばキネシンは、細胞内の器官に沿って移動し、細胞内で物質の輸送をしています。
★鉄の運び屋「トランスフェリン」
主に肝臓で合成される血しょう中のタンパク質で、鉄を運ぶ機能を持つ。
鉄は骨髄へ運ばれて、ヘモグロビンの合成などに利用される。
★脂肪やホルモンなどを運搬「アルブミン」
血しょう中に存在し、脂肪酸やホルモン、薬物などと結合し、必要な場所に運搬する。
血管内に水を保持するはたらきも。
体のむくみに関係している。
「新しいタンパク質の教科書 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンやアセチルコリン、ドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニン、アセチルコリン、ドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
https://www.endokoro.com/libra/vitamin01.html
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