都道府県寿命ランキングから見えてくるもの

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都道府県寿命ランキングから見えてくるもの

 

日本人の平均寿命、健康寿命に地域差はあるのでしょうか。

2017年末に厚生労働省が発表した統計によれば、男性の平均寿命がもっとも長いのは滋賀県で、続いて長野県、京都府奈良県でした。

女性は長野、岡山、島根、滋賀の順でした。

全体として見ると中部から西にある府県が上位に来ているものの、6、7位くらいまではほとんど差がない団子レースです。

 

これらの府県はさぞ健康寿命も長野だろうと思いきや、意外なことがわかります。

平均寿命と健康寿命の順位は必ずしも一致しないのです。

たとえば長野は平均寿命が男性2位、女性1位ときわめて優秀ですが、健康寿命になると男性がまさかの20位、女性は27位です。

このあと述べるように、脳梗塞による死亡率は東北各県が上位を占めるなか、長野も9位に入っています。

 

この逆もあります。

健康寿命が男女とも3位以内に入っているのが愛知と山梨です。

ところが平均寿命に目を向けると、愛知は男性が8位なのはよいとしても女性は32位、山梨は男性が20位で女性が18位です。

男女合わせると、両県とも全国のまんなかあたりに落ち着きます。

 

結局のところ、日本は全体として平均寿命も健康寿命も長いので、全国平均より上位の都道府県については、細かく順位をつけて比較しても、あまり意味がないのかもしれません。

「「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣 より」

 

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人の体の老化は20代ごろから始まります。

老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。

30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。

健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。

動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。

脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。一般的に、脳梗塞の初期には、大きさ数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現し、段階をへるごとにこの梗塞が脳のあちこちに見られます。このような症状のないごく小さな梗塞が隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)です。

「隠れ脳梗塞(無症候性脳梗塞)は、早い人だと30代からあらわれ、40代を過ぎると急に増加するといわれています。

脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。

 

血管は「酸化」していくことで傷ついていきます。

たとえば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が動脈硬化の原因になるということを聞いたことがあるかもしれません。

LDLコレステロール(以下LDL)が血管にへばりついて、プラークと呼ばれるこぶを血管の壁に形成していくのです。

 

ビタミンB群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。

B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。

ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。

なかでも注目が、ビタミンB12です。

古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。

ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。

新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。

その結果若さにもつながると考えられます。

 

ビタミンB12について?

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