ほかのうつ病とは違う、老人性うつ病の特徴

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ほかのうつ病とは違う、老人性うつ病の特徴

 

高齢で発症するうつ病は、精神的なストレスというより、内因性精神病として起こることが多いようです。

やはり、年とともに神経伝達物質がある一定レベルより少なくなるためで、そうすると本人の自覚や原因なしに発症することがあるのです。

 

ある時期から「記憶力が悪くなった、これまではよく買い物をしたり、外出もしていたのにしなくなった、化粧もしなくなった、着替えさえしなくなった」というと、家族はまず認知症を疑います。

 

ところが、これが高齢者のうつ病の症状だったということがよくあります。

高齢だと「もの忘れ」は当然増えます。

すると、認知症と思われがちですが、うつ病によることが往々にしてあるわけです。

 

うつ病で記憶力が落ちる場合、新しくいわれたことなどを覚えていないので、これも認知症と非常に似ています。

 

統計上は、70代半ばまでは認知症よりうつ病のほうが多いのです。

だれかにいわれたことを覚えていない、という症状をよく聞きますが、それは、その年代であれば認知症であるより、うつ病によって注意力・集中力が落ちていることが多いというわけです。

 

いわば、何かほかのことに気を取られているかのように「気もそぞろ」という状態で、ボケたように見えるのです。

 

高齢者のうつ病は一般的なうつ病とは違います。

それでも、うつ病になると「ものぐさ」になるという症状はよく出ますから、着替えをしない、外出をしない、風呂にも入らなくなるといった、はっきりとした変化が出るのです。

 

それと、「ある日、ある時間、突然、認知症になる」ということはありません。

アルツハイマー認知症の場合もレビー小体型認知症の場合も、ある日突然、ということはないのです。

 

逆にいうと、急に起こった場合は、うつ病のことが多く、「うつ病ならよくなる可能性がある」ということを意味します。

 

自分も家族も、いつかは老いてボケたり、認知症になったり、人によっては、うつ病になったりします。

予防と対策を今のうちから考えたほうがいいのです。

 

認知症になることを心配する人が多いのですが、50代で認知症になる確率は、1万人に8人で0.08%、60代でも2%弱でしかありません。

一方、うつ病は高齢者の5%と推定されています。

 

60代までは、認知症になっている確率より、うつ病になっている確率のほうがはるかに高いのです。

このことを知っていて「予防と対策」を考えると、そうでないのとでは、いざというときの対処、対応がまったく違ってきます。

「「脳が老化」する前に知っておきたいこと より」

 

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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。

そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。

自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。

 

私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。

この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。

セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。

 

脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。

イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。

そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。

また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。

 

からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。

ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。

いわば元気の素です。

ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。

また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として注目されているホモシステインが増えるといわれています。

 

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