味噌汁を飲んでいる人ほど元気になる

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味噌汁を飲んでいる人ほど元気になる

 

昔ながらの朝食には、味噌汁がつきものです。

「おふくろの味の象徴」ともいわれる味噌汁が、庶民の食卓に登場したのは室町時代といわれています。

江戸時代にはお武家さまから一般庶民まで、誰もが食事のときに味噌汁を飲むようになりました。

 

もともと味噌は保存食としての役割があったため、つまんで食すのが一般的だったのですが、味噌汁の普及により「調味料」として定着しました。

 

現在でも、日本の食卓には欠かせない味噌汁ですが、最近では食卓の洋食化が進んだせいか、朝のトーストとコーヒーにはじまり、昼も夜も洋食や中華で済ませてしまって、丸一日味噌汁を飲まなかった、などという人も多いかと思います。

 

それでも、海外旅行に出かけたりすると無性に味噌汁が飲みたくなるのは、やはり味噌汁が日本人にとってソウルフードだからでしょう。

 

本来、日本の食卓に欠かせない味噌汁ですが、じつはこの味噌汁を飲んでいる人ほど身体は健康になることがわかってきました

 

味噌汁だけではありません。

 

昔ながらの日本の朝ごはんは、とても健康にいいものだということが最近になって見直されています。

それは、日本の食卓には味噌汁をはじめ、ぬか漬け、浅漬け、納豆など、多くの発酵食品が登場するからです。

 

このような発酵食品は日本食に限られたものではなく、キムチやヨーグルト、チーズやピクルスなど世界中の国々で見られ、いずれも健康食として大切に受け継がれてきました。

 

発酵食品は主に微生物などの力を借りて、食材を発酵させて作ります。

今でこそ発酵が微生物の力だと解明されていますが、微生物の存在すら知られていなかった昔から世界中で発酵食品が作られていたのですから、先人の知恵というものには本当に感服させられます。

 

じつは、この発酵食品を作るのに欠かせない「微生物」こそ、私たちの健康を促進してくれる“正体”なのです

 

こうした微生物は過熱により死んでしまったり、口に入ってから胃で消化されて死んでしまったりする場合が非常に多いのですが、なかには納豆菌のように熱や胃酸にも強く、生きたまま腸まで届くものもあります。

 

味噌汁を調理する際に、味噌を入れてからは沸騰させない、あるいは一度沸騰させてから火を止め、少し温度が下がった段階で味噌を溶き入れるといった調理法が伝わっているのも、単に味噌の香りや風味を飛ばさないということだけではなく、できるだけこれらの微生物を殺さないようにするという狙いがあるのかもしれません。

 

さらに、たとえ熱や胃酸で死んでしまったとしても、身体にいい影響を与えてくれるというのが、この微生物のすごいところといえます。

もちろん生きたまま腸まで届いてくれればより効果的なのですが、死んでもなお、私たちの身体を健康にしてくれるのです。

 

この微生物に秘められた力には本当に驚かされます。

 

だからといって、味噌汁を飲めば飲むほどいいかというと、そうではないので気をつけてほしいと思います

塩分の摂りすぎは生活習慣病を招きます。

1日10グラムの塩分がいいとされていますが、普通の味噌汁であればおよそ2グラムの塩分が含まれています。

 

ですから、味噌汁はなるべく減塩味噌で作り、1日1杯だけにしましょう

 

とはいえ、味噌汁には豆腐やワカメ、野菜など、身体にいい具材を一緒に摂れるという大きな利点があることに変わりはありません。

微生物の恩恵を受けるためにも、野菜や豆腐を継続して摂取するためにも、味噌汁は毎日飲んだほうがいいのです。

「免疫力をあなどるな! より」

 

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アメリカの月刊誌『リーダーズダイジェスト』は、“赤いビタミン(ビタミンB12)が悪性貧血の患者を救う特効薬だ”と報じてセンセーショナルな話題を提供しました。

以来、“ビタミンB12”は、世界的に研究者の注目を集め、それに関連した研究にはいくつものノーベル賞が与えられてきました。

そして今では、ビタミンB12は、悪性貧血のみならず神経や免疫系にも効果があることが明らかになり、高齢者のうつや認知症の予防等に利用されています。

近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。

長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。

ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。

 

食べ物に含まれるビタミンB12は、そのままの形では吸収されません。

胃から分泌された内因子と結合する必要があるのです。

このために胃を切除した人では、ビタミンB12が欠乏して貧血をおこすことがあります。

現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。

これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。

また、主に動物性食品にしか含まれない(植物性でも例外的に、納豆やみそなど発酵食品、のりなどの海藻に含まれます)というビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。

胃の病気、ストレスなどでも不足します。

血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。

とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。

 

ビタミンB12について?

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